甲斐犬ジロー通信
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2004年12月27日(月) スマトラ沖大地震

     年の瀬になって止めを刺すような惨状を眼にしました。

     時間を追うごとに死傷者が1000人単位で増え続けて

          津波の恐ろしさに言葉を失います。

         今年は地球全体に異変が多い年でした

       地球温暖化はもうブレーキが効かない状況とか

   どんなに努力しても手遅れ 地球破滅の道を突き進んでいる

  と言う科学者も現れるくらい深刻でお先真っ暗な気持ちになります。

       先進国では少子化現象が問題視されています

         日本でも少子化は国力が弱体するので

      産んでもらわないと困ると言ってますけれど・・・・。

         安心して子供を育てられない世の中になって

          地球規模で将来の見通しがきかないのに

      無責任に子供を産みましょうなんてとても言えないのに

       考えれば考えるほど躊躇してしまうと思います

         何処にいても死と背中合わせだってこと

       天国に近い素晴らしい島々にいても起きるんだよと

            訴えているようにも感じます。

               脳天気なジロ母も 

               今年の自然災害には

         人間を取り囲む自然が牙を剥いているようで

                恐怖を感じます。

              どうなるの?地球は。。。。

    被災にあった国の人々に心から手をあわせお祈りいたします。





2004年12月26日(日) 今年も来なかった元飼い主さんへ



       ジローの元飼い主さんは昨年ジローに逢いたいと

               連絡を一度くれました。

    お正月に来てくれるかしらと待っていたけれど来ませんでした。

           今年になって電話はありませんでした。

               どうしているのかな?

              ジローのこと心配だろうな〜

               ジローは元気です。

       外で日向ぼっこしているときは活き活きしています。

   とっても良い子にして私達を困らせることもほとんどありません。

         元飼い主さんが過保護にしていなかったお陰で

           我儘も贅沢も言わず

            しっかり番犬仕事をこなしています。

              元飼い主さんが心配していた

           ジローの事故も身内に留まっていますので

           弁護士さんをお願いするような心配もありません。

           今の生活に慣れてお漏らしも克服しましたし

             車に乗っても粗相はしませんよ。

         遠慮なくジローに逢いに来てやってください。

      今のジローでしたらお会いしても大丈夫だと信じています。


2004年12月25日(土) 嬉しいことふたつ



         昨日がクリスマスイヴで今日はクリスマス。

              特別なこともせず

         只、この一年の出来事を思い出しています。

              ジローに関して言えば

        ヘルニアにはじまり関節炎と病院通いの一年でした。

          原因不明のまま手術をすることになり 

          不安と隣り合わせして獣医さんに委ねました。

        後遺症が残るかもしれないことは覚悟していましたが

              なんとクリスマスに近づくと

              朝の散歩時に引きずるような後遺症が

                全く見られなくなりました。

                ほぼ全快したのでしょう。

          恐るべしジローの回復能力に驚かされています。

                   もうひとつは

          ご近所の腫瘍持ちのワンちゃんを飼い主さんに

                  説得する人が現れて

                 切除手術を受けたこと。

           逢う度に辛くて見ることが出来ませんでしたが

             術後、軽快に歩いている姿を見て

            今年の二代大喜びニュースに入りました。



2004年12月24日(金) クリスマス イヴ


               (彼女作 クリスマス)

             クリスマスイヴです。

        とにかく静かな夜を過したいと思っていました。

       しかし、ジロ家はそう簡単には神様が許してはくれません

               ちょっとしたことが有り

               帰宅したのが9時少し前

         それから人間とジローと猫達のご飯作りをして

       ジローのご飯は一番後回しですっかり遅くなりました

           それでも鳴かないで待っていましたので

            今日はクリスマスのスペシャルハグハグを

                  してやりましたら

        赤ちゃんのようになってしまったジロリンでした。

          どんな風にだって?  それはひ・み・つ




2004年12月23日(木) シャンプーしました

      ジローにも綺麗な身なりでクリスマスとお正月を
     迎えさせてやりたいと初めて美容室にお願いしました。

   いつもの動物病院に併設したトリマーさんにお願いしましたが
      なにせ、始めてのことなので抱っこさせるだろうか・・・
       体を触らせるだろうか・・・などと心配で心配で。
       病院へ着いてトリマーさんに引き渡しましたら
          ジローは階段を上がるのを嫌がって
         ジロ母の顔を見て帰るポーズをしました。

        「私が抱っこして連れて上がりましょうか?」と
           つい口をついて出てしまいまして

     「お母さんが居ない方がいいですから、お帰りください」と
              追い返されました。

       追い討ちをかけるようにジロ父も「大丈夫〜?」

           終わったら連絡を下さるとのことで
           ハラハラドキドキしながら待ちました。

    思ったより早く電話が鳴ったので”エッ”と思いました〜

        「ジローちゃん、全然問題ない子ですよ〜」の

        声にホット一安心、即お迎えに向かいました。

             ピッカピッカに光ったジローは
             綺麗なトリマーさんに抱っこされて
              すまし顔で戻ってきました。

              「ジローちゃん可愛いのね〜」

           トリマーさんからリボンを着けていただき
                 どうですか?この顔


                 ヘヘヘヘェ〜〜

              お姉さんが着けてくれたんだ

          あっし、なんかデレェ〜ってしちまって

   ストロング細木さんに知れたらドカンと叱られてしまうかもね。
          ジローを信じてやれなくてゴメンね。


2004年12月22日(水) 諦めない人

   以前、日記で近くに住む犬飼さんのことを書いたことがあります。
       その人は2匹の親子ワンを飼っていましたが
    母犬は昨年老衰で死に現在は14歳の息子ワン1匹です。

      犬は好きではないので番犬のために飼っているだけ。
       触ったこともなければシャンプーもしません。
       家の前を通る人にいきなり噛みつくだけでなく
    飼い主にも噛みつくワンなので飼い主さんも手を出しません。

  病気をしても「家は自然に任せる方針だからいかないわよ〜」と
   豪語しているので、ジロ母もこの人にはなにを言っても通用しないし
      聞く耳を持たない人なのであたらず触らずでいました。

         ところが、朝ジローと公園で散歩をしていたら 
                向こうの方から
           大声だして私の方に向かってきました。

      「手術したのよ〜!」と飼い犬を連れて来て見せました。
  赤子の頭ほどの腫瘍をチンチンの横にぶら下げて歩いていたワンコの
       お腹には包帯が巻かれていて術後間もないようでしたが
            以前より軽快に歩いていました。

人の話を聞かないこの強固な人に何が起きたのかとそのことが驚きでした。

  公園の前に一人住まいをしているおばあさんがいらっしゃるのですが
   このおばあさん「ストロング細木数子」とジロ母呼んでいます。
         公園で遊ぶワンコの飼い主さんに
            ”ずばり言うわよ”張りに意見を仰いまして
        ジローのことも飼い主がビクビクしているから
  いつまで経っても友達ができないんだと苦言を呈してくださいます。

       まぁね。。。口うるさいばあさんでもあるので
  捕まらないようにそそくさと公園を後にする飼い主さんが結構います。
    そのおばあさんから、手術をしてあげるようにと説得されて
          一昨日腫瘍の切除をしたそうです。

               へぇ〜!!!
               凄い人だわ!

   ジロ母のような根性無しの人間は腰が引けて何も言えないのに
 ストロング細木さんは 絶対に諦めないで説得し続けたらしいのです。
         腫瘍持ちワンコの飼い主さんは

「あのおばあさんは凄い人だわね。人の意見は聞かない人間だって
言っていたけど。。。ホントに凄いは〜」と語っていらっしゃいました。
                そして
        「手術をして良かった」と言ってました。

     こういう方を政府の交渉に当たらせたら拉致家族の問題も
       もっと早く進展するのではないかと思いました。





2004年12月21日(火) 多頭飼い


           <日本橋COREDの和風ツリー>
和紙の中の灯りがゆらゆら揺れてローソクのあかりのように感じます。

          只今、ジロ家では飼い猫の病気が続き 
          多頭飼いの難しさを痛感しています。

   先代のミミちゃんが健在だった頃は7匹の猫達が同居していました。
   ミミちゃん以外は 路頭に迷っていたり 親猫から見捨てられた
       弱い仔猫達を保護してジロ家の子になりました。

         猫は犬のように群れないと聞いていましたが
          囲まれた環境の中で生活をしていると 
          上下関係、力関係が出来ていましたし 
  ボス的存在の仕切り猫が居なくてはまとまらないことも分かりました。

       家の猫達は比較的仲良く暮らしていましたが
     ミミちゃんが亡くなってからは仕切れる強い猫が居ない為
        最後に保護した若い3匹が(ウイルス3兄弟)
      押さえの利かない先輩猫を尻目にのさばり出しました
          人間が介入できない問題なのです。

     先輩猫のシロは仔猫を我が子のように面倒をみる牡猫で
       どの子も慕って傍にくっ付いて育ちましたが
           優しすぎて統率力がありません。
     他の2匹も病弱だったり 人間にはいい顔していても
        仲間内には態度が悪くて尊敬されません。

      自然界には自然淘汰という試練に勝ち抜く強いものが
    生き残れるのですが、20年近く猫を飼っていて感じることは
         飼い猫として人間の手で育てられる猫にも
      家庭内自然淘汰が起きるような気がしてなりません。

           室内での多頭飼いの場合は
   狭い活動範囲といかに自分の落ち着ける場所を確保していけるか 
       そして 猫なりの孤独を味わえる環境にあるか
           テリトリーの確保が難しくなると
        目に見えない動物の本能が動きだすように思えます。

               シロの心臓病も
            科学的に立証されていないけれど
        獣医さんもそれに近いことを仰っておられました。

                動物界の掟を尊重して
         慎重に考えて飼うことを猫から教えられています。


2004年12月20日(月) すんません〜


           すんません。。。やっちまいました。

              あっし、爆睡中でした。
            寝ていると言っても耳はピクピク
               人間のように
           身も心も頭も全部寝てはいませんよ。

      あっしら犬はどんな時でも神経は起きているんでね

               叔母ちゃんがね

           「ジロー、良い子だね〜」って

         寝ているあっしの顎を撫でたんで・・・・
        無防備状態でいきなり顎の下に手をいれられたら
              驚きますでーーー!
             襲撃に遭った様なものだすよ。
               身の危険を感じるんだ

          野生の本能がいきなり甦った感覚で
            叔母ちゃんの手を瞬間 

                ガブッ!

              してしまいやした。
                咬んだ瞬間

                 やばい!

            って思ったけど、遅かった。。。

         叔母ちゃんは直ぐに水で洗い流したので
    痛みは無いって言ってたけれど、ちょっと腫れてたみたいで
               すんません。。。。
    ちょうど、母ちゃんが出かけていて帰ったら叱られるだろうなと
       思って母ちゃんの帰りを大人しくして待っただよ

           母ちゃんはあっしの顔みて
              語りだしたさ〜

       「お母さんが傍にいたらシバクところだった!」

   反省してますおっかさん! もう致しませんからお許しを。。。

    人間の皆様、あっしら犬を人間と同じだと思わないで下さい。
        あっしらには野生の血が流れておりやす。
         生きる為の自己防衛本能がありやして
      寝ている時、喰っている時はその本能が緩んでいますから
      そんな時に手を出されるとスイッチが入ってしまいます。
        あっしだって起きている時に傍に寄ってくる人には
             ちゃんと分別がつきやすよ。

            あ〜ぁ、今日は大変な一日だった。





2004年12月19日(日) あっけなく奪われてしまった

             ジロ家には6匹の猫がいます。
              古株のシロ、クロ、チビ
           若者チームのイチロー、時子、参子
         古株チームは大人しいので実権を握りきれず
        いつの間にか若者チームの一番大きいイチローに
           天下を取られた形になっていました。

        いじめたりはしませんが、ちょっくら態度がでかく
              威嚇をすることがあります。
        いつも若者3匹でつるんではドタバタ運動会をして
       古株の猫達を追い回したりするので嫌がられてもいます。

         サル山のボスのような存在だったイチローが
     「尿路結晶症候群」で2日間入院して家を空けたばっかりに
   帰ってきたら、なんとボスの地位を時子に取られていました。



             ボスの座を手にした時子嬢
             イチローが帰宅したとたんに 

               ウ〜〜ッと唸って

     態度の変わりように飼い主は優しくて懐っこい時ちゃんが
     どうして豹変してまったのか仰け反るほどに驚きました。

        時子はイチローの座を奪ったことを他の猫達に
        報告しているかのようにそれぞれの顔をみては

              ウ〜〜ッウ〜〜ッ

         イチローは病気中で奪い返す元気も馬力もないので
             あっさり明け渡してしまいました。
           なんと。。。。イチローこれでいいの?
              猫社会では留守がちになると
               ボスの地位は危ういのです。


          ギャ〜〜、おいらのポジションが無い!
             女帝時子誕生でございます。



2004年12月18日(土) 慌しかった1週間



   今朝のお散歩中にジローは軽快に歩き
         隅田川テラスに向かう階段を上り下りしたいと
             川に向かって突き進みました。

         今まで躊躇っていた階段をサッサと上って
          そしてリズミカルにテラスに下りました。


     手術後4ヶ月、順調に回復したのだなと感じる出来事でした。
               油断はできませんが
           関節に痛いという感覚が無くなったのでしょう。
       獣医さんの決断が正しかったと納得する日でした。

        今週はイチローが「尿路結晶症候群」で入院 
    そしてシロの通院も続き心配と通院で疲れる1週間でした。

          今日は午前中仕事して帰ってきたら
              どっと疲れがでて
        ソファーに沈み込むように爆睡してしまい
         情けないことに起き上がれませんでした。
            これしきりのことで・・・

                情けない!

                それに引き換え   
              休み無く毎日講演を続ける
              横田滋、早紀江さんご夫妻の
              不屈の精神力と使命感を思うと
         つくづく偉大な方達なのだと思い知るジロ母でした。

               6匹の猫のフードを止めて
           牛、馬肉は生で 鶏は茹でて与え始めました。
            始めから喰い付きの良い猫は2匹
           4匹は慣れない食材に驚いて口にしません。
     食べるまで放っておくことにして空腹で耐えられなくなった頃
             抱いて口の中に入れてやりました。
  少しですが食べましたので、この調子で慣れさせて行こうと思います。
             フードより腹持ちが良いんですね。
                夜まで大人しいものです。

     イチローは少しづつオシッコも出るようになっていますので
     お薬をきちんと飲んで手作り食に切り替えが順調に進めば
             問題は無くなると思います。
           猫の病気で慌しかった1週間でしたが
        どうにか年越しもできそうなのでホットしています。


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