甲斐犬ジロー通信
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| 2005年05月07日(土) |
ジローの住宅事情その後 |
この場所に移住したジローはすっかりこの一帯を占拠している気分らしい。 商品に囲まれて、商品の入ったダンボール箱の上で 番犬仕事をしているつもりらしい。
「だんな〜、高い所がお好きなようで。ヘヘェ〜」
店の前を通るワンコは不思議そうにジローを見上げていきます。 番犬ですから、家の前を通るワンコには大小問わず吠えまくり 覗き込んで行く不届きワンには 凄みを利かせてワンワン
「覗くな!とっとっと行け!」と吠え立てます。
低い方から高い方へ 上りたがり 奥の高い箱の上には社長に座布団を敷いてもらい 日中は一番高い箱の上でお座りして 外を見張っていると聞きます。 ジロ母は2,3度しか その姿は見たことありませんが 時々手抜き、おサボりもしているようで 居眠りしながら 高所でだらしない恰好をしているらしいです。 見られていると気付くと 慌てて座りなおしして 外をみているとか。
高い場所に上らせない方が良いと聞きましたので 社長が板でよじ登らないように 境壁を作ってくれることに なっていましたが、商品の出し入れに支障があるようなので 中止になったままです。 こちらは借りている身なので これ以上のことは言わないで置こうと思う。
それに、座布団の下の商品を取ろうとして社長が
「ジローちゃん、ちょっとどいてくれる?」って
声がけしたら どく気配がないので
「ジローちゃん 座布団下ろすよ〜」って言って
座布団を取ったら、ウ〜〜〜ッと言って社長のズボンを噛んだそうだ。 ズボンの生地を噛んだだけだったから大丈夫と言っていたが この辺りは完全にジローの巣穴状態なので、うっかり排除しようとすると 威嚇をします。
ダンボールの中の商品も梯子も台車も ジローにはなんの役にも立たない物なのに 全部自分の物だと思っているのだろうね。
連休明けの今日は銀行を渡り歩くかのように 忙しくしていました。 その銀行で待っている時、貴重な体験をさせていただきました。
ジロ母は整理カードを持ち椅子に腰掛けて順番待ちをしていましたが 後ろの席でお綺麗な奥様が美しいお声で携帯電話をかけていました。 自然に聞えてくるので自然に聞いてしまいました。
この奥様、振込みに来たけれど どうやら振込み先のメモと通帳を 忘れたようで家に連絡をして 置き忘れてきた通帳とメモを読み上げて欲しいと伝えているようでした。 ここからが、抱腹絶倒笑いを殺すには辛い一時を・・・・。
綺麗な奥様 「もしもし・・・、○○子です。銀行に来ているんだけど お願いがあるの。エッ! どなたじゃなくて○○子です」
「○○子です。コタツの上に通帳を置き忘れてきたので 見てくれます? エッ!オタクじゃなくて、コタツ」
「あのね、オタクじゃないの。コ・タ・ツ、聞えます? コタツ、わかります?」
「布団が掛かったコタツです。あったかいコタツ。 コ・タ・ツです」
電話のお相手はコタツが理解できないらしく、盛んにオタクと言って いるようでオタクとコタツを連呼するので、可笑しくて堪えるのに 大変でした。 しかし、このお綺麗な奥様は何度も同じことを 憤りもせず優しい言い回しで納得するまで粘り強く続けています。 偉いな〜、私だったら途中で諦めて 取りに帰ると思うのだけれど ようやくコタツの上に置き忘れた通帳を持って 電話口に来てくれたようですが、ここからがまたまた大変なこと。
綺麗な奥様 「*井*友銀行の通帳を手に持っている? そうそうそれで良いのよ。通帳の上の方に 数字が書いてあるでしょう。 その数字を読み上げてくれます?」
「違う違う、それは名前。あっ〜、通帳を開いちゃったの? 楽天? そうじゃなくて銀行の口座番号が知りたいの。」
口座番号と振込先の支店名をしっかり聞き出して、メモの確認と 数字の復唱を忘れず再確認して 電話を切る直前に
「ありがとう」とお礼も忘れずに。。。。。ジロ母、感心しまくっておりましたら・・・・、電話を切るやいなや
綺麗な奥様 「ったく!時間ばっかりかかって 頭にくる」
と仰いました。耳を疑いました。 けど、こんなに忍耐強く優しく話が出来る人でも頭にくるんだわね〜。
昨日ジロ母は麦酒をたらふく飲んで 気が相当大きくなって 帰る途中スーパーで赤身牛肉を2パック買いました。
ジローが喜ぶだろうな〜と思って自宅に戻らずジローの居る お店の通路に入りました。 ジローはジロ母の腰くらいの高さまでジャンプして 大喜びしました。 何度も飛び上がり、ついにはジロ母の顔面をデカイ頭で 頭突きをしてくれまして、ほっペに打撲を受けました。 甲斐犬の頭は武器ですから〜〜〜。 鼻が当たっても痛いです。 まっ、私も飲んでいましたからさほどの痛みはありませんでしたが 一夜明けてみると、ちょっと打撲痛が出ました。
大変なのがジローです。 私は1パックしか上げてないと思った肉を飲んだ勢いで2パック 与えていたらしく 可哀想にジローは食いすぎのため 今日は下痢P-してしまいました。
2パック食べたという事は400g以上は食べてしまったのではないかと 思っています。写真は私の机の上に新聞を敷いて器に1パック入れて 撮ったまでは覚えているのですが・・・・。
可愛そうなジロー、今日は絶食することになりました。
ジロ家の近くには地麦酒のステーションがあります。
駅構内に出来たビヤホールは天井を見ると むき出しのままなので、構内で麦酒を飲んでいるような気分です。 友人と思いたったように 「そうだ!麦酒を飲みに行こう!」と夕方からでかけ
先ずは地麦酒セットでグビッと行き。。。。。 帰る頃まで、いろいろな社会的話題に燃えて怒ったり笑ったり 充実した一時を過ごしました。 途中スーパーに立ち寄り ジローには 本日は赤身牛肉を奮発しました。
先住兄1夫婦が遊びにきました。 おじいちゃんに報告のお参りをした後 ジロ家に寄ってくれました。
二人とも式後に発熱してそれぞれに実家の近くの病院へ行き 処方してもらい、ようやく回復したようです。 その間、お嫁ちゃんのご両親は おかずを届けてくださったり ジロ家も食材を届けたり・・・・なんだか親がかりのスタートになりました。
沢山食べて、しゃべって家の中がぱーっと明るく感じました。 女の子のいないジロ家は殺風景でしたが、お嫁ちゃんが加わっただけで 100W電球が50コほど点いたような華やかな一日となり 嬉しい一時でもありました。
帰りにはジローと挨拶。 ジローは先住兄には目もくれず ひたすらお嫁ちゃんを追廻し 眺め続けていました。 写真を撮る〜と言っても このようにお尻を向けていました。
人相いや犬相が変わっています。
目がまん丸になるのは
ジロ母が手に持っている魚を
一心に欲しいと思っているから
気をつけないと 指ごと銜えてしまうので
この時は十分気をつけなければなりません。
それでもこの頃は
しつけ用のおやつをもらう時には
ジロ母の指を気をつけて口先で銜えるようになりました。
晩ご飯を食べて後、フリーになると すかさず事務所内に入り 屑篭の中をチェック、おっと危ない!
ジロー!何してる! 変なカッコウになって・・・ 屑篭を取り上げると、中にサロンパスが張り付いていて 思いっきり鼻をつけてしまったらしい
危ない危ない〜 こっちへおいでジロー
ヘイ!どっちへ〜?
鼻先で引き戸をこじ開けて ドデカイ頭を力強く突き出し スル〜と出て 通路を行ったり来たり 冷蔵庫の前で開けてくれと催促したが ダメ、絶対にダメと頑張ったのでした。
| 2005年04月30日(土) |
銀座・有楽町・丸の内 |
お昼でお仕事は上がり〜、 ジロ母はママチャリで風を切り 暴走族のようにチャリをぶっ飛ばして西南の方向へ。
有楽町のビッグ*メラでインクを買って このまま帰るにはもったいないと 初夏の陽射しの街をウオッチングすることに〜 ストレス発散です。
国際フォーラムで「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」開催中。 ベートーベン一色で周辺はコンサートが盛り沢山、人出も多かったです。
ジロ母の好きなガード下、裏道探索もしてみました。
この細い路地にはずーーっと向こうに抜けるまで飲み屋さんが 並んでいます。いいですわ〜この感じ。
ガード下で昼間っからジョッキ片手にもつ煮込みを食べている人 楽しそうです。 一度夜、飲みに行って見たいです。 散々裏道を行ったり来たりして 抜け出たら そこは大通り。
風鈴売りのおじさんが居て
御木本のショップ脇には子供が描いた ママの顔。。。大きなお顔が目立ちます。
歩行者天国でルネッサンス時代の楽器 「リュート」の演奏をしている方がいました。 ギターの原型なのでしょうか、音色は落ち着いて重厚な感じ 癒しを感じるので聴き入っている方が大勢いて 私はCDを買いました。 リュート、リコーダー、ビオラ、デ ガンバ、などの楽器と 歌の合奏ですけれど、現代の音楽とは違うスケールの大きさを感じます。
銀座に来たからにはここのこれは外せません。
苺のショートケーキは絶品です。
帰り道丸の内仲通を走り
古い作りの丸の内ビルの玄関は職人さんの素晴らしいお仕事が 今も光ります。
ジローの男前を撮りたくておニューの 一眼レフで撮ってみた。 疾風パパさんに教えていただいたように シャッター速度を早く設定して
レンズの向こうの ジローを見ていたら 初夏のような陽射しに 大あくびしている
ジローは精悍な顔つきとは程遠いですわ。
少しずつ抜け毛が増えていましたが、 突然のように両手にすくうほどの 換毛期にはいりました。
寝床の回りもジローの毛でいっぱい。 今日は大掃除をしてやりました。
お布団も日干しして ふかふかのお日様の匂いがいっぱいで ジローは気持ちよさそうに寝ていましたが 携帯でパチリしたら、音で起こしてしまいました。
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