遊歩のデジアド日記etc.
デジアド02中心・時々ルパン・天近・大野様and so on...
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このところ遊歩さんがスピッツづいてるのはお分かりだと思います。それにしても、「8823」が偉大過ぎて、しばらく他の曲の感想が書ける状態じゃなかったのですが、「8823」を聞く直前までめちゃめちゃ感動していた「SUGINAMI MELODY」について今回は語ってみたいと思います。
この曲は、静かめの曲で、マサムネボイスが炸裂してますが、あの、飾りっけのない、骨格ぎりぎりで作った曲もいいのですが、歌詞もまた曲にあって、シンプルなのに雄弁です。
(歌詞引用させてください)
>眠る野良猫 人は旅人 >鮮やかによみがえる青いメロディー >泣いた次の日 生まれる笑顔 >飽きることなく回る風車
ここ、冒頭なんですが、なんていうのかな、人生そのものだと思うんですよ。 生きていれば、いいこともある、悪いこともある。 泣きたくなることもある、もしかしたら、自分の人生、ずっと泣きつづけるんじゃないかと思うこともある。でも、そんなときでも、一晩たったらいいことが待ってるかもしれない、いや、実際に待っている。 人生ってそんな風にずっと、ぐるぐる・ぐるぐる 同じところを回っている、飽きもせず、メビウスの輪のように、エンドレスに…。
たった4行で、その辺の、宇宙に通じるような広さが描きとられてる。 しかも、ここのメロディライン、ものすごくシンプルだけれども、その広さを表現している。 前半二行分でゆっくりとドから上昇していって、後半二行で、また最初のドに戻っていく。 この、シンプルでかつ奥深い二重の表現方法に、正直言ってやられました。 もちろん、コレ以外のところもいいのですが、この曲の奥深さは、この4行に尽きるかな・・・と思います。 これは、先日でたシングル「ハネモノ」の2曲目なんですが、タイトル曲の「ハネモノ」は、カルピスのCMでおなじみで、この曲もいいのですが、今回は、同じにでた4曲のうちの一番のお奨めは、上記の「SUGINAMI MELODY」ですね。 ってか、スピッツって何聴いてもいいよな。
2002年08月23日(金) |
不景気のせいなのか・・・/火・水アニメの感想 |
なんだか、最近またぷちぷちとイヤな事件がおきてますね。通り掛かりにいきなり切りつけられたりしたら、たまったもんじゃない。ちゃんとフォローしてないので、間違った認識だったらごめんなさいですが、「幼児なら確実に殺(や)れるから」だそうで…。 う〜ん、この手の話は、何度となくここで取り留めもなくしてるんで、「おい、まただよ^^;」って思う方もいるとは思いますが、「殺(や)る」ことの意味って、どう思ってるのかな…と、常に疑問に思ってしまいます。
まぁ、他殺も自殺も表裏一体な部分があって、自己を肯定できないから、自己を消す(=ストレートな方法)か、自己を否定する外を消すか(マイナスとマイナスをかけてプラスにするようなもん)かというのは、その人の心情としてわからないでもないけれど、それだとすると、己を消す以外には、他者を全て消し去らなければならない。けれど、それって実質不可能だよな。人数の問題もあるし、実際に、他者がいなければ生活が成り立たない(供給するものまでいなくなるわけだから)し… よく、「親に怒られたりダメだといわれたんで、殺してしまおうと思った」とかいうガキがいるけれど、そう言うやつに限って、親(というより、自分を金銭的な意味で無条件で養ってくれる存在)がいなくなったときに、どう生きていくのか?なんて算段まで考えてないしね。
ん?話がそれた。ま、確かに、自殺の裏返しとしての殺人というのは、理屈としてもわからないでもないし、自己肯定できないことに対しても、気持ちは理解できなくないので、理屈としてはわかる(それでも、殺人はゆるせんけどね)。 でも、今回は、そう言うわけじゃなくて、明らかに、弱者を標的にして自己優位を導き出そうってほうでしょうから… そりゃ、人間、自己肯定せずに生きていくのは精神的につらいのもわかるし、そこからの解決の一つのベクトルが、自己なり他者なりを殺して自己否定の原因を取り除くことであるのに対して、それとちょうど真逆なベクトルが、何とかして自己肯定を作り出すことであるのも、理屈としては理解できる。 でも、そんな個人的な都合のために、ある日突然思いもしなかったところで存在を消される他者の気持ちにもなってごらんよ…と。 もう、言い飽きちゃったけどね。 私だって、あまり先の先を読めるような賢い人間じゃないけどさ…。 ああ、もう、いやだね。 こんなことばかり書いてるのもいやになってきたんで、私のモットー「お気楽」に、今週のアニメ感想でも書くかな。
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【オコジョさん】 そういえば、ついこの間夏毛になったばっかりだと思ってたのに、もう冬毛に戻っちゃうのね^^; それにしても、タッチンは最後まで夏コジョピーと冬コジョピーの区別がつかなかったのか… あはは^^;
個人的には、二つ目の、塚原のほうが印象に残ってるな。ってか、コジョピーを帰したくないばっかりについウソついちゃうのは悪いことだと思いつつも、ちょっぴり同情してみたくなるし…^^; でもって、それに振り回される槌谷がおかしくて哀しくてナイスでしたな。 それにしても、友達がいのないサエキだよな^^;
【遊戯王】 やっぱり…ノアを倒しても現実世界には戻ってこれず、かえって木馬がのっとられちゃってって… どうでもいいけど、遊戯王の人たち、精神のっとられる率高すぎ^^; まぁ、ノアの気持ちもわからんでもないけどね。 「おまえの精神はちっとも成長してない」って言われたって…そんなことが出来るプログラミングが存在したら、そっちのほうがすごいだろうしな。
【シャーマン】 う〜ん、なんか、このところ俄然生き急いでる感じがして、原作未読派の私には、さっぱりついてけなかったりするのですが、蓮、あらら…もしかして、瀕死の重傷ってやつですか?
とりあえず、あまりに作品が駆け足すぎて、いまだにほぼどのキャラにも感情移入できないまま最終回に突入しそうなのですが、お願いなので、いかにも「続きは原作読んでね〜」的な中途半端な終わらせかたはしないで下さい^^; 遊歩さん、マジで金欠なんですよTT
【ヒカ碁】 う〜ん、キャプ翼並に、試合が長くなりそうなよ・か・ん♪
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ってなところですかね。結局ドラゴンドライブは、独立ページつくって、一気にほぼ全話(1〜8話、ただし6話?を除く)感想書いちゃいましたからね^^; まったく、なんなんでしょう、声以外にはまるもんは絶対にない!とまで言っていたのにね^^; しかし、自分の趣味を羅列してみてよくわかったんだけれど、私が好きになる作品って、ほとんどの確率でマイナー過ぎなのね^^; 某匿名巨大掲示板覗いてもスレすらたってないくらいのものばっかり…^^; いずれ時間ができたら、そういうマイナー作品に対する思い入れでも語っていきたいな〜と思ってるんだけどね。 いつになることやら。
2002年08月22日(木) |
今ごろスピッツ『隼』 |
基本的にJ-popなるものは守備範囲外だったりするのですが、ほぼ唯一の例外がありまして、それがスピッツというわけです。スピッツにはまったのは「ロビンソン」からという、ある意味ありがちな(のかな)歴史の浅いファンなのですが、それでもフェイクファー辺りからは、毎回リアルタイムでCD買ってるはずです。
そう、「はず」だったんですよ^^; 先日も、発売日からちょっと後れたけれど、最新シングル2枚、お金ないのに買ってきて、このところエンドレスで聞いていたのですが、“そういえば、最近スピッツってシングルばっかりでアルバム出てないような… でも、出てたような… 記憶にないなぁ…”と思っていた原因が思い浮かびました^^; そう、2年前?くらいに発売されたアルバム『隼』を、買ってすぐ妹に貸しっぱなしになっていて、自分じゃ聞いた記憶がなかったという…
私ってば、いつもこんな感じ。人に何か貸しておいて、貸したことすら忘れてる。何年も経って「あの曲聴きたいなぁ…アルバム持ってたはずだよなぁ…」という段になってはじめて、人に貸したっきり帰ってこないということを認識してみたり…。
というわけで、ものすごく“いまさら”なのですが、改めて『隼』聴いてはまりまくっているので、書きたいことをつらつらと書きます。
相変らず、どれもスピッツ節炸裂だと思うのですが、今回アルバムの中でも頭ひとつ抜きん出て私の心をつかんではなさないのが、タイトルにもなってる「8823」という曲でして… なんだろう、最初はレゲエロック?みたいな拍で始まって、サビにいくとバリバリの16ビートが効いてるアップテンポなスピード感で、仮にインストのままでもものすごくひかれるものがあるのですが、やっぱりそれだけじゃスピッツじゃない、マサムネ君の歌詞とボーカルがついて、さらにパワーアップするというか… とにかく、さびの歌詞にやられました。
(すみません、引用させてください)
>さよならできるか 隣近所の心 >思い出ひとかけ 内ポケットに入れて
>あの塀の向こう側 なにもないと聞かされ >それでも感じる 赤い炎の誘惑
なんかこう、井の中の蛙が、思いきって大海を目指す感じがして、コレだけでもかなりキます。特に、「隣近所の心」って表現がすごく好き。
>誰よりも速く駆け抜け LOVEと絶望の果てに届け >君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ (中略) >荒れ狂う波に揺られて 二人 トロピコの町を目指せ >君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ
ここがサビの部分なのですが、この歌詞がたまりません。私みたいな語彙力貧弱なものには語り尽くせませんが、後半の、「君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ」自体もものすごくクるものがあるのですが、実はそれの伏線で「君を自由にできるのは…」っていうのがあるからこそ、余計効いてるんですよね。 そうなのよ、自由=幸せとは限らない、けれど、その先に不幸が待ってるかもしれないけれど、それでも今の束縛された幸せよりは遥かに幸せだよな…って感じで、「自由」が気になる遊歩さんにクリーンヒットしましたよ>< しかも、なんか「トロピコの町」ってところが… どこだかよくはわかりませんが、南国=ユートピア的なイメージがあって、しかも、「トロピコ」っていう語感自体がものすごく可愛い。
>簡単なやり方でいいよ ガンダーラじゃなくてもいいよ >愚かなことだって風が言う だけど
この、最後の「だけど」が、たまらなくマサムネ節な感じがします。
>今は振り向かず8823 クズと呼ばれても笑う
私も、「クズと呼ばれても笑」って進んで行こうと思います。
いや〜ん、もう、歌詞のすべてがすばらしい。しかも、もう10年以上もオリジナルを提供しつづけなおこのレベルにいるんだから、マサムネ君って、根っからの天才なのかもしれない。 批判的・論理的に生きるだけなら、努力が反映される部分がかなりあると思うけれど、モノを作るということに関しては、努力だけじゃ限界があると思うんですよね。 だからこそ、私がそういうクリエイティブな仕事えらばなかったわけですが。 そりゃ、もちろん批評屋にも、その視点など、天性が有利に働く部分はあるけれど、それが足りなきゃ努力で補えばいいんだからね。
なんか話がそれた。 とにかく、この曲、ひたすらリピートですわ。 なんでちゃんとリアルタイムで聴いておかなかったのか、2年間もこの曲を知らずに生きてきたのか、自分に腹がたったわ。
なお、ほかにも好きな曲はいっぱいあるのですが、今は8823の偉大さに敬意を表して、ここまでにしておきます。 ほんとは最新シングルについても、ちゃんと語りたいんですが、また後ほど。
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