2004年09月13日(月) |
今シーズン初ベルリンフィル |
久しぶりに、フィルハーモニーに行くと、やっぱりなんだかドキドキします。 舞台裏で、久しぶりの団員さんたちを横目で見ながら、少々緊張してしまった。
やっぱり、いいですな。
ブラームス、いい曲だ〜。 今日は、チェロとビオラセクションが舞台のど真ん中で、なかなか面白い効果をあげておりました。 演奏会日記はこちら。 少々批判的ですが、そう悪かったわけではないのですよ。
さてさて、コンクール裏話2つ目。 私は、高校生のときに中部ショパン学生コンクールで、銀賞をいただいているのですが、そのときの金賞は、真面目そうな男の人でした。 舞台裏で本番前だというのに、袖で、数学の問題集を解いていらして。 なんじゃ、こいつ。と思ったものでした。
今回のイタリアのコンクールに参加していた、ある日本人男性。 最初、同じ宿だったこともあり、仲良くなったのですが。 このサイトを見てくれたらしく、後日、連絡がありまして。 「中部ショパンで、多分会っているよ」と。
・・・あの、数学野郎(失礼)ですか。
いやいや、どっかで見た事あると思ってたんですよ。 しかし、私も彼も、実際イタリアで会っているときには全く気がつかず・・。 仕方ないですよ。もう、10年近く前の話ですから。
世間は狭いですわね。
2004年09月12日(日) |
ちょっぴりコンクール裏話 |
先日のコンクールでは、いろいろと個人的裏話があるのです。 なんと、数十年ぶり(言い過ぎか?)に、ある人と再会したのです。
彼女を、Aさんとしましょう。 Aさんと、私は、小学生の頃、富山のピアノコンクールで、よく顔を合わせる仲でした。 年代も一緒、そしてとても上手だったAさんは、常に私よりもいい成績で、私は密かにライバル意識を燃やしていたのでした。
そんな彼女は、高校ぐらいから多分東京に行ってしまい、その後ずっと顔をあわせることなく・・・。 最近、風の便りでアメリカかどこかに留学したという噂を聞いていたのでした。
ところが、会ってしまいまして。イタリアで。 いやいや、びっくりしましたわ。 地球規模の偶然? まあ、音楽の世界は狭いということなのでしょうけど、それにしても、実家富山でも東京でもアメリカでもドイツでもなく、イタリアの寂れた街で(笑)。
小さな頃の面影がほんの少しだけ残るAさん、相変わらず、しっかりした演奏を披露して、2次予選まで残っていました。
しかし何より驚いたのは、Aさんの、アメリカナイズされたその様子。 「日本語よりも、英語の方がラク」と、言っていました。 もう、アメリカで仕事もあるようで、日本に戻る気はないようです。 いやいや、まあ彼女なら、さもありなん、とも思うけれど、いや、さすが。 かっこいいっすねぇ。
月日の重みを感じてしまいます・・・。
もう一人、なんとも意外な人物とも再会しているのですが、それはまた明日。
2004年09月11日(土) |
ラヴェルのグリッサンド |
ラヴェルの「鏡」の中の、第四曲「道化師の朝の歌」。 この曲の中盤に、二重のグリッサンドがあるのですが。 これ、どうやって弾いてますか?ピアノを弾く方々。 下降は、なんとかなるのです。親指の裏側、関節あたりを使って、中指はそれに付随させる感じで。 でも、上行が、うまくいかないー。手が痛い。音が出ない。 水の戯れなんかに出てくる、黒鍵のグリッサンドは、楽勝なんですけど。 二重のグリッサンドなんて、罪作りですよね、ラヴェルって・・・。
今日は、久しぶりに、日本食料理屋「ささや」へ行ってきました。 なんと、2ヶ月ぶり? ご主人と、抱き合ってきました(誤解を招きそうな書き方をしてごめんなさい)。 久しぶりに友人たちとも会って、楽しく飲みました。 いやー、やっぱり、お酒はいい。 ここ3週間、すずめの涙程度しか飲んでなかったので。
この夏の、リサイタル、イタリアでの講習会、コンクールという経験を経て、いろいろと書きたいことはあるのです。 イタリアの宿で、オリンピック中継を見ながら、せつなくなってしまったり 自分の本当に進みたい道が微かに見えてきたり
でも、ゆっくり書けないのですよ〜。 練習して、お昼ご飯を作って、また練習して、夜ご飯を作って、もう、一日が終わり。 一日の時間を有効に使わなければ。
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