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ほぼ毎日更新の日記です。3日分がまとめて表示されます。
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推敲もせずに書き連ねていますので、事実関係に間違いがある可能性もあります。ご了承ください。


2004年09月16日(木) ピアノのために引っ越したい

ピアノを調律してもらいました。
調律師さんとも話していたのですが、やっぱり、もう、このうちのピアノは寿命というかなんというか。
ピンが緩んでしまっていて、すぐに音律がくるう。
メカニック的に少しずつ無理がきていて(私は鍵盤を重くするため、ハンマーに重りをつけているのです。それでも、日本のピアノよりも軽いのだから笑ってしまう)、雑音が激しい。鍵盤が横揺れする。
低音は、ピンが硬すぎて、無理に動かそうとすると、弦が切れてしまう。
誰が作ったのかわからないような、古いピアノなので、仕方ないというかなんというか。
たくさん弾けば弾くほど、楽器に負担がかかるのは覚悟のうえだったのですが。

イタリアから戻ってきてすぐ、「ああ、もうこりゃヤバイわ」とは思っていたのですがね。
家に付随していたピアノなので、どうすることもできず。
このピアノに手を加えて、何とか改良しようにも、それには結構なお金がかかり、そうして価値があるほど、私ももうドイツに長くはいないし・・。

あああ、本気で、引っ越した方がいいのでは。
学生寮か何かに入って、アップライトピアノを借りるほうが、まだマシな気がする。
同じこの家に、もう一台ピアノを入れようにも、家賃+ピアノレンタル料がかかり、すごい出費になってしまう。だいたいそんなスペースないし。
こうなったら、もっと安い所に引っ越して、ピアノをレンタルするのが一番いいのだけど。
問題は、ドイツというのは、引っ越す3ヶ月前には、大家に連絡しなくてはいけない原則があるのです。
つまり、あと3ヶ月は、引っ越せない。
となると、ほぼ今年いっぱいは今までの家で、新しい家は、帰国までの半年間だけの契約となる。
うーむ。微妙だ。

もし、私のあとにこの今の家に入ってくれる人が見つかれば、すぐにでも引っ越せるのだけど。(学生寮が空いているかどうかも問題だけど。学生寮は、電気やガスの手配を自分でしなくてもいいので、帰国の際にすごくラクなのだ)

どなたか、いませんかね。ベルリンで、家を探している人。
ピアノ科の人はやめたほうがいいけど、他の楽器やっている人とか、趣味でピアノ弾く人とかにオススメです。



2004年09月15日(水) お買い物の日。

今日は、ちょっと大きな買い物をしてしまいました。
といっても、私がお金を出したわけではなく・・・。
9月19日が私の誕生日なのですが、そのプレゼントを、ある友人が買ってくれまして。
・・・タカってしまいました(笑)。

なかなか、根が小心者、かつ貧乏性(笑)なので、5万円を越える買い物をする時には、もう、ドキマギしてしまう私。
これで本当にいいのか、
後悔しないか、
他にもっといい品があるんじゃないだろうか、
これを買うよりも、有効なお金の使い方があるんじゃないだろうか
などなど・・・。
なんだか、いろいろと考えちゃって不安になってしまう。

もし、自分がお金を出すのであれば、とことん下調べをして、安く売っているところを探して・・・と、準備に余念がないので、買う時も迷いはないのですが(それでも躊躇したりもする)、なんにしろ今回は他人のお金。
しかも、何を買うのかはその場の勢いだったので、下調べも何もせず。
今この場で決めろ、と言われても、こっちはドキドキですよ。
いいのかな、ホントにいいのかな。

こんなふうに、自分のために、他人と一緒に、値の張るお買い物をあまりしたことがないので、嬉しさと申し訳なさとで、なんというか、フワフワした気分です。
あまり慣れていないせいなのでしょうね・・。

ま、なんにしろ、まだ稼ぎのない学生の身分なので、贅沢する時には、肩身が狭くなってしまうのは仕方がないか。



2004年09月14日(火) イタリア話はまだ続く

これこれ!!
講習会のあった町で、つい買ってしまったんです。
このスニーカー。この赤。
いくらだと思います?
ねぇねぇ、いくらだと思う?

なんと、ねぇ。
19ユーロですよ。19ユーロ。

こんなにかわいいスニーカーが。
さすがイターリア。
やってくれるわ。

夏のバーゲンだったのです。
他にも、かわいいサンダルやミュールがてんこもり。
ローマやミラノのような、下界(Valsesiaは山の上なので)に降りたときに、まとめて買い物はしようと思っていたというのに。
罪作りな国、イタリア。



今日は、ピアノしなくちゃと思いつつ、ある小説に、はまってしまいました。
「13階段」。
こんなことしている暇ないのに、と思いながら読む本の大抵が面白いのは何故なのでしょうか。
冤罪の死刑囚を助ける話なのですが、ストーリー展開が素晴らしい。
心理描写も上手くて、その中の死刑のシーンの事細やかさといったら・・。刑を執行する側のつらい心境には、こっちまでゾッとさせられてしまいました。

そんな折も折、宅間守の死刑が執行されたとか。
小説の中だけでなく、現実、なのですね、死刑って・・。


Varallo Sesiaの町の様子、コンクールの様子など写真をアップしました。
PHOTOページよりご覧ください。


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