実は、23日から、日本の友人がベルリンを訪ねてきているのです。 日本の友人・・・とはいえ、彼女は昔ベルリンに住んでいたので(私もベルリンで知り合った)、別に観光とかそういうわけではなく。 久しぶりに、カムバック・トゥー・ベルリン、といったところです。 昔はよく一緒に遊んだ仲なので、とりあえず、泊まる場所だけは提供するわ、と、うちの一部屋を使ってもらっております。 ベルリン生活に慣れている人なので、こっちも気が楽。 ほとんど、勝手にやってくれ状態で、申し訳ないくらい。
しかし、日本に帰国すると、女の人は綺麗になりますな。(日本に帰国したせいだけではないだろうが)
ということで、パソコンやその他様々な私物を、ピアノのある部屋に移動。 不思議なもので、パソコンの場所が変わると、どうも気分が乗らず、ネットに繋げる時間が驚くほど短くなってしまう。 というわけで、日記も滞り気味です。
雨の続くベルリン、とうとう冬に向かって駆け足を始めました。 寒いです!! こうやって、雨が数日続くと、とたんに寒くなる。 昨日は、ついに暖房を少しだけ入れてしまいました・・。なんてことだ、まだ9月というのに!!
憂鬱だ・・・。
以前弾いていた、スクリャビンの2番ソナタを、やり直しております。 もう、ものすごいいい曲で、大好きなんだけど、なんにしろ、こう、その世界にどっぷりと入り込んでしまいがちな曲なもので、没頭していると、ふと気がついたらもう2時間経過、みたいな・・。 集中力を使うので、異常に疲れます。 意外と私、ロシアもの、イメージが湧きやすくて好きかも。
しかし、以前一度暗譜してしまった曲を、もう一度見直すのって、案外大変な作業でして。 なんとなく、指が動いてしまうから、本当にちゃんと頭に入っているかどうか確認することが必要なのです。 これがねぇ。根気の要る仕事なのですよ。 何も考えないで弾こうと思えば、なんとなくは弾けてしまうので。 常に頭を使って、「ちゃんとこの和音を、この指の動きを、頭で覚えているか?」と、自問自答しつつ、少しずつ進めていくしかないのですねぇ。 面倒だけど、仕方がない。やるしかないもんな。
暗譜を確実にするため、そして新しい曲を譜読みしているため、とにかく楽譜をじっくりと見ながら弾く事が多いここ2,3日。 目が、ね。シバシバするのですよ。 休憩のときまで、パソコンに向かったり、テレビを見たりと、なにかと目を使ってしまうので、かわいそうなオメメでございます。
ギリギリで、10月末のコンクールの申込書を提出。 イタリア行きのチケットも手配。 また、やってくるぞ、イタリア、旅の季節が。
タイミングが良いというか悪いというか・・・。 集まる時には集まるものです。
「ささや」で、なぜか日本人大集合。
知り合い、しかも、久しぶりに会って、積もる話がたくさんあるようなそんな知り合い、計6人。 時間差で、次々と6人に会うなんて。嵐のようでした。 しかも、ちょうど私自身は、ある人を「ささや」にご招待しているところだったので、そのバタバタぶりに、相手も目を白黒されていて・・。 いやいや、申し訳なかったです。
ピアノが、楽しい。 あ、先日話題になっていたラベルの「道化師の朝の歌」の中の、二重グリッサンドですが。 結局、掲示板で書いた裏技は、採用しておりません。なぜなら、下降の動きに切り替えるときに、ちょっと間が空いてしまうんですね。 で、どうしているかというと・・。 上行のとき、上の音に指を二本使うのです。つまり、4・5、あるいは3・4を一本の指のようにくっつけて、爪を使う。 これなら、指二本分の力なので、わりとスムーズに鍵盤の上を流れる事が出来ます。
でも、もっと強い指を持っている人なら、こんな工夫をせずとも、多分いとも簡単にできてしまうのだろうなぁ。 本来、グリッサンドはそう難しい事ではないし。「グリッサンドは猫でも出来る」と言うもんな。 か細い指を持った悲しさよ・・。
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