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ほぼ毎日更新の日記です。3日分がまとめて表示されます。
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推敲もせずに書き連ねていますので、事実関係に間違いがある可能性もあります。ご了承ください。


2004年11月17日(水) シューマンのロマン

ようやく、なんだか乗ってきました。
明日のレッスン、昨日までは嫌で嫌で仕方なかったんだけど、なんとなく、楽しみになってきた。

ちなみに、暗譜は、諦めました(笑)。
明日は、「チラ見」のために楽譜を譜面台に置くことを許してもらおう・・・。

昨日の日記を読んで、同じくピアノの友人がメールをくれました。
「譜読みの段階では、焦っても仕方ない、誰でもそうだ」といった趣旨の。
そうだよな。
気分が乗らないのは、地道な、譜読み、読譜の作業だからだ。
頭でちゃんと理解して、身体に入ってくるまで、時間がかかるのは当たり前。
ここで焦ると、細かいところで後々苦労するのだ。

しかし、クライスレリアーナ、弾けば弾くほど味のある曲だぜ。
ロマン派に偏りすぎず、でも、ロマンがにじみでるような。
ネットで検索していたら、こんな記事が。
「・・・シューマンがロマンを語れば語るほど、講釈を垂れる分別臭いドイツ人が見えてくるのです。・・・」
ああ、わかるわかる、と、思わず笑ってしまった。
この記事は、他の部分も非常に面白い。多分期間限定なので、興味のある方はどうぞ。→An die Musik短期集中連載(松本武巳)


ピアノを弾きつつ、今、読書にも夢中である。
絵描きの友人から借りた本が、どっさり家にあるのだ。
今読んでいるのは、夢野久作の「ドグラ・マグラ」。
これって、京極夏彦の世界観と、超・似てません?京極夏彦って、この影響受けまくりなのかしら。
京極ワールドを、予備知識として(?)知っていたおかげで、ドグラマグラも抵抗なく読めてしまう。
まだ、下巻の半分ぐらいまでしか読んでないけど、後が楽しみだ。



2004年11月16日(火) 最近、絶不調。

どうも最近、ピアノへのポテンシャルが低くて、あかん。
毎日、ここを読んでくださっている人は、わざわざ書かなくても、そうお思いになっていることだろう。

一応、練習はしてるんですよ、ちゃんと。
毎日5時間ほどは。
でもねぇ、密度が、薄いの。
味のないカルピスみたいな練習しちゃってるわ。
上昇志向のポテンシャルを保つために何かできるのなら、出来るだけ投資したいものだけど。

自分のピアノに対してだけじゃなくて、
CD聴いても、心が動かんのだわ。
以前、BBSでお知らせされていた「クラシック音楽家のコミュニティーサイト」なるものを覗いて、他の頑張っている人から刺激でも受けようか、と思っても、なんだか暗澹たる気分になるばかりで、逆効果もいいところ・・・。
このサイトには、いつか登録させてもらおうと思いつつ、伸ばし伸ばしになってしまっている。
なんとなく。本当に、ただ、なんとなく、そんな気分にならないのですよ。
なんだかなぁ。
やっぱり、私はどうも、「クラシック界」というものが、苦手らしい。
コンクールも、面白かったし、楽しかったし、刺激的だったし、、でも、キャラじゃないのよねぇ、本当は。

こう、のんびり、ゆっくり、絵を描いたり、文章を書いたり、部屋のインテリアに凝ってみたり、洋服を作ったり、カバンを作ったり、料理をしたり、旅に行く計画を立てたり、写真を整理したり、雑貨を集めたり、
そんな、女の子がよくしそうなことが、したくて仕方がない今日この頃。

またレッスンで怒られるだろうなぁ。
だいたい、無理よね、36ページもある、30分以上ある曲を、一気に仕上げて持っていくなんて。暗譜で。
無理無理。
やばい、と思って、今日は家に籠もってたけど、やっぱり、気持ちが向かないときは、地道な事をちょっとづつしか出来なくて(まあ、大事な事なんだけど)、ドッカーンと曲の流れが出来上がらないのです。

あーん。
最近、絶不調だ。
気分転換の、しすぎ?
それとも、夏の頑張りの、リバウンドがようやく・・・?
今になってくるなんて、お年寄りか、私はーー!!!!



あ、忘れるところだった。
面白いサイトを見つけたので紹介。
ブッシュ当選にあたって、アメリカ国民からのメッセージ。
Sorry Everybody



2004年11月15日(月) 空色のアンティーク旅行カバン

まず。
土曜日の演奏会日記、ハイドンではなくて、ヘンデルでした。間違えちゃった。直しておきました。ご指摘くださったOさん、ありがとう。


この間のコンクール帰りに、ミュンヘンの友人のところで一泊した時のこと。
散歩の途中に、アンティーク雑貨・服のお店に、入ったのです。
そこで見つけた、水色、というか、空色というか、なんとも鮮やかでオシャレな色合いの、小さな旅行カバン。
うっわー!!かわいいーーーー!!
欲しいーーーー!!!!!!
でも、値段を見ると、250ユーロ(だったかな)。
これは、お高い。
アンティークだから、高くても仕方ないかもしれないが、いや、でも、これだけのお金を出してもなぁ、意外と使いにくいだろうし、すぐ壊れるかもしれないし・・・などと弱気になって、諦めたのですね。

今になって、どうしても、欲しくなってきてしまった。

とりあえず、明日にでも、ベルリンのアンティークカバンを扱っているという噂の店を覗いてこよう。

・・・ピアノしろよ、ですね、ハイ・・・。

そう、クライスレリアーナなのですが。
私、この曲、ものすごく好きみたい。
わかりにくい、長すぎる、おもしろくない、などなど、ちまたではあまりいい評価をされていませんが、しかし、私は、なぜか、ドイツものが苦手なくせに、この曲だけはなんか好きなの。
なんとなく、合唱に通じるところがあるような。単純な旋律とか。

そんなわけで、楽しく練習しているのです。
・・・・レッスンに間に合うかどうかは別として。


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