LORANの日記
DiaryINDEX|past|will
昨夜から急に雨が降り出しました。 今朝は風と大雨で大荒れです。 大雨・洪水警報が発令されて、横殴りの雨がベランダのガラスを洗っています。
水を引く用意ができた田へ雨水が浸水して、田植えの前のように一杯です。 水を待ちわびていたカエルは、きっと大喜びでしょう。
新茶の季節を迎え茶摘が始まりましたが、雨が止むのを待っているでしょう。
1年生の黄色い傘と帽子が、雨の中に連なって歩いていました。
きっと、明日は雨も止むことでしょう。

昨日の早朝、プロコースの仲間と一緒に海岸へ行きました。
浜辺に広くハマエンドウが咲いていました。 赤紫色のかわいい花をみんなで摘みました。
帰ってからレメディを作りました。 とてもすてきなフラワーレメディができました。
自然豊かな海岸は強風が砂を巻き上げ、荒波が飛沫を吹き付けます。 そんな厳しい環境の中で、可憐な花を咲かせるハマエンドウに 尊敬の念を抱かずにはいられません。
高森 顕徹さんの著書に「一家和楽の秘訣」というお話がありました。 「悪人ばかりだとケンカにならない」というのです。引用させていただきます。
あるところに、ケンカが絶えない家と、平和な家が隣り合っていたそうです。 ケンカが絶えない家の主人が、隣の平和な家を訪ねて主人へ聞きました。
「私の家では毎日のように、ケンカが絶えません。 お宅は皆さんが仲良くお暮らしです。 一家和楽の秘訣があったら、どうか教えていただきたいのです。」 「別に秘訣はありません。 ただ、お宅様は善人ばかりの集まりだからでしょう。 私の家は悪人ばかりがそろっているのでケンカになりません。」
聞きに来た隣の主人は、皮肉を言われたと思い激怒しました。 その時、奥で何かが壊れた大きな音がしました。
「お母さん、申し訳ありません。 私が足元を確かめなかったので、大切なお茶碗を壊してしまいました。 お許しください。」 「いやいや、あなたが悪かったのではありません。 後で片付けようと、そこへ置いたままにしていた私が悪かったのです。 こちらこそ、すまないことをしました。」
「なるほど、この家の人たちはみんな悪人ばかりだ。 ケンカにならない理由がわかりました。」 隣の主人は感心して帰りました。
このお話を読んで、私たちは大きな間違いをしていると思いました。
自分の正当性を主張し、相手を非難することは簡単です。 自分が正義であり善人だと主張すればいいのですが,それではケンカは絶えません。
「私が悪かった」=悪人と言うのは、相手を思いやる優しさであり、仏心なのでしょう。
「人の心の中に仏心がある」という考え方が、日本人の基本です。
お金と物を意識の中心へ置いた結果、人として大切な心を見失いました。
人としてのやさしさを、どこへ忘れてきてしまったのでしょう?
人の人生はいろいろです。 何事もなく人生を送る人もいれば、波乱万丈の人生の人もいます。 誰でも幸せな人生を送りたいと願っているのに、どうしてこのようになるのでしょう?
戦前の安田財閥の御曹司でありながら、内紛で市井(一般)の人となり、初の指笛のプロとなった方もいます。 明治の初めに渡航して、訳もわからずサインした契約書で奴隷に売られ、なんとか帰国してから総理大臣になり、紙幣にもなった高橋是清翁もいます。 「五体不満足」の著書で知られる乙武さんのように、生まれながらのハンディを持ちながら、それを跳ね返す人もいます。 パレスチナ解放戦線のアラファト氏は、乗っていた飛行機が墜落し、他の乗員は即死しましたが、彼だけは奇跡的に軽傷で助かりました。
家庭内災害という風呂や階段の事故で、毎年何万人もの人が亡くなります。 自殺者数は33,000人を超しています。簡単に死ぬこともできます。
一方で、死線を何度も潜ってきて、殺しても死なないと思われる人もいます。
このような違いは、生まれてくる前の人生の設定にあるように思います。 今回の人生で「これだけは実現する」と決めてきた人は、どのような人生を送ろうと必ず設定した目標の方向へハンドルをきるのでしょう。
たとえ、どのような困難があろうとも、それをクリアするだけのパワーと手助けがあるのでしょう。 それで何度も死線を越えて、目標をクリアできるまで突進できるのだと思います。
そのような強い意志で決めなかった人は、何事もなく幸せな人生を送ることも可能なのかもしれませんが、自分ではどう設定してきたかを知ることはできません。
自分の決めた本来の方向へ進路を向けるように、何度も修正の警告が届きます。 それでも警告を無視し続ければ、突然、健康を損ねて大病になったり、事故に遭ったり、勤務している会社が倒産したりします。 すべてを失うような大きな損失に遭うこともあります。
しかし、今まではどんなに努力してもうまくいかなっかたのに、すべてを失ってから、順風満帆にうまくいきだしたりします。 これは、進路が決めてきた方向になったからなのでしょう。 逆風ではいかに努力しても、途中で力尽きてしまいます。
人には平等にチャンスがあると思います。 目標を実現できるか、否かは、進路設定と自分の目標が一致しているか、どうかにかかっています。
| 2004年04月21日(水) |
ドロシー・マクレーン |
いま、来日中のドロシー・マクレーンの講演会での言葉が、山川紘矢さんのメルマガに 載っていました。 ドロシー・マクレーンはフィンドホーンの創設者の一人で、現在84歳だそうです。 彼女の自然界の天使との会話は「フィンドホーンの魔法」や「フィンドホーンの花」 などで紹介されています。 自然界の妖精・天使と話しながら、北極圏に近い過酷な自然環境の中で巨大なキャベツ や熱帯の花を栽培したそうです。
ドロシー・マクレーンのメッセージです。
「自分の神とつながること。 自然の天使の声を聞き、自然を大切にすること。」
自分の神とつながるには、瞑想が効果的だそうです。 自然界のすべて、木や草、石などすべてに高い知性があるそうです。
外の神に祈る人は多くても、自分の内部の神に祈る人は僅かです。 神棚や仏壇、お墓を神仏と思っているから、そこへ行かなければ祈りません。
自然界のすべてに高い知性があると知っていたら、自然環境破壊などという傍若無人な 振る舞いをすることはできなかったでしょう。
私は以前から、すべての存在に魂があると言っていました。 魂は神の一部です。だから、すべてに感謝し祝福をしなければならないと。
これを実践できる人は、いつも心穏やかで心豊かに暮らせるのです。
|