LORANの日記
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テレビ視聴率が報道されていました。 30%以上の視聴率の番組が激減しているそうです。
下記のグラフが示すように、1世帯のテレビ視聴時間は約8時間です。
睡眠時間8時間、労働時間を8時間とすればテレビ時間8時間は起きている生活時間に 相当します。 つまり、起きている間中、テレビはつけっぱなし状態ということです。
これでは、自分が静かに考えることは不可能です。 自分の考えや信念に基づいて生きることは不可能です。
主体性のない自分の人生ほど無気力で空疎な人生はありません。 まるでお酒に酔っているように見える人が多いのはそのせいでしょう。
著名な評論家・大宅壮一氏がテレビ放映が開始されたとき、「1億総白痴化」と 警鐘を鳴らしたことが思い起こされます。
テレビで毎日言われ続けていると、言われたことが当然のように思えてきます。 日本中の人がテレビと同じ考えを刷り込まれて、同じ考え方になる危険性があります。 これを「マインド・コントロール」と言います。
テレビは生活の必需品のように感じますが、無くても生命に影響ありません。 もし、見るのをやめることができないなら、「テレビ依存症」という中毒状態です。
お酒の好きな人が「休肝日」を作るように、家族全員で毎週最低1日はテレビを見ない日を 作る必要があります。

Asahi Com
来月1日より、新しいEUが発足します。 最初6ヶ国でスタートし、現在15ヶ国に拡大しましたが、今回10ヶ国を加えて25ヶ国に なります。
人口4億5,000万人、国内総生産は世界の4分の1を占め、世界一のアメリカに並ぶ 「大欧州」の誕生です。
政治体制や歴史、文化などが異なる25ヶ国が、政治的にも1つの共同体を作ろうとする 大きな挑戦です。 今後は「EU憲法」を制定し、それを25ヶ国で共有しようとしています。
アフリカ大陸は、1884年にドイツのビスマルクが中心になって欧州列強による分割を決め、 植民地化されました。第2次大戦後に相次いで独立しました。 いま、アフリカの53ヶ国が加盟した「アフリカ連合」を結成する動きがあります。 2010年までの実現を目標としています。
日本を含む「アジア連合」や「中南米連合」などを結成できれば、すばらしい世界になります。
これらの連合の動きは、唯一の超大国となったアメリカの武力・経済の世界支配を 阻止する大きな力になります。
このような動きは、最終的には「世界連邦」にまで発展を期待させます。 戦争がない世界が実現する期待が持てます。
人類の叡智が試されています。 恒久平和を実現する日が来ることを祈ってやみません。
TOPページを代えました。 その文章の中で「食物連鎖」という言葉がありますので、それについて書きます。
中学校で「食物連鎖」について学びます。 私は子どもの教科書や参考書を古紙へ出すように頼まれて、まとめているときに 読みました。
土が植物を生み、植物が動物(魚・鳥)を育て、動物は土に戻るというお話です。 そこまでは知っていましたが、その連鎖サークルの外にただし書きがありました。
「人間はこの連鎖から外れて存在しています。」
私はビックリしました。 「食物連鎖」は地球の生物すべての法則ですから、もし、これから外れたら大変です。 そんなことになったら人間は滅亡するに決まっています。 もし、神様がいたら、そんな存在を許すはずがありません。
ライオンも象もくじらも、死んだら他の動物の食料になります。 その残骸は土に戻ります。
数々の神話に「人は土から作られた。」とあるのは、その理由です。
私たちは一生の間に植物や動物の無数の生命をいただいて生きています。 生命はローソクのローのように、そのままでは燃え尽きてしまいます。
私たちに生命というローを与えてくれた植物や動物は、私たちのローソクに 加えられて燃えています。
私たちはその生命と共に生きています。 わたしたちの生命は「共有」の関係にあります。
ですから、私たちが死んだら、その遺体を他の食料にするのが正しいのです。
もし、遺体を食料にされるのは残酷というなら、他の植物や動物を殺して食べる残酷なこと をやめなければなりません。 でも、それは不可能です。死んでしまいます。
世界中には、鳥葬、水葬、風葬、土葬などがあり、動物や微生物の食料になっています。
火葬はペストなどの伝染病が流行したことと、高僧が煙となって昇天することを イメージして起こったと思われます。
私はかねてから、「私の遺体は海中へ捨ててくれ」と言っています。 多くの魚やプランクトンが食べてくれ、それを大きな魚が食べてくれます。 この世で食い逃げをするのは、自分が借りを残すようでいやだからです。
親鸞は「私が死んだら賀茂河(鴨川・加茂川)に捨てよ。」と言っています。
今日は「1日リラックスワーク」で渋谷へ行きました。 先ほど帰宅しました。 参加者の皆様には心から感謝しています。
東名高速道路上り線の海老名PAを出発したときAM 8:15でした。 下り線は海老名から東京料金所付近まで大渋滞が始まっていました。
大型連休で東京脱出の家族連れが多いのでしょう。 家族サービスも楽ではないでしょうね。
レジャーといえば日本中で誰もが同じ行動をします。 だから道路も行楽地も大混雑です。 行動の均一化という日本人の特徴が表れています。
それは同じ価値観を持たない人への疎外感や嫌悪感に繋がります。 非難やバッシング、いじめへエスカレートすることもしばしばです。
先日のイラク人質事件などはその好例です。 被害者のボランティアの女性のホームページへ1日に10万件ものアクセスがあり、 彼女の行動を非難する書き込みが激増したので、やむなく閉鎖したそうです。
国会決算委員会で参議院の柏村武昭議員が彼女らを「反日的分子」と非難したと報じ られています。その時代錯誤と排他的で短絡的な発想には驚かされます。
政府が渡航や滞在の警告を行い、国民の安全を図るのは当然です。 しかし、政府の警告を聞かなかったと言ってすべての行動を禁止することはできません。 パスポートを交付しているのは本人の渡航を許可しているからです。 本人が自分の安全を守る責任があるのは当然ですが、万一の時には政府は国民を 守る義務があります。
欧米のマスコミは被害者を非難するどころか、評価さえしています。 死線を越えて難民のボランティアをする勇気を讃えています。
欧米には、個人の自由を評価する考え方があります。 個人の自由な発想と行動が、権力者を倒す革命を起こしてきました。
日本人の多くが「お上」への迎合的な意識が強く、政府や役人と一緒になって 「お上」の指示に従わない被害者を非難しています。 これでは新しい発想や行動はすべて禁止されてしまいます。 戦争時の挙国一致と同じで、とても危険な傾向です。
自分で考え行動しなければ、真の自由はありません。 それを可能にするには、このような非難にも負けない信念と勇気が必要です。
精神世界と言われる運動も正にその通りです。
誰にも評価されず、認められず、非難されても、自分の信念で生きていけるでしょうか?
昨日の大嵐が嘘のように、今朝は快晴でした。 午前中は吹き返しの強風が吹いていて、海は大荒れでした。
昼過ぎから風も静まり、青空に太陽が輝きました。 裸で太陽の光を浴びました。 澄み切った空気を通しての光は、とても強烈でした。 すべての細胞へ光がいっぱいに満たされました。
夕方の海はすっかり静かになり、夕日が映ってとてもきれいでした。 西の山の上に浮かぶ雲を金色に染めていました。 この荘厳な光景を、大昔から感動しながら見てきたのでしょう。
明日もまた、とてもよい天気でしょう。
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