LORANの日記
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2005年03月07日(月) お金がない世界

「お金がない世界」を考えてみましょう。
物が買えない、給料がもらえない、なにもできないと思っていませんか?

お金についてそう思っているなら、あなたはお金に支配されています。
それも無理はありません。1760年頃イギリスで始まった産業革命以来、お金は
われわれを支配しているのですから。

日本は1868年の明治維新から産業革命に入りました。欧米に100年遅れていたので
追いつくために明治政府は挙国一致で全力を挙げて近代化を進めました。
世界一のスピードで近代化、資本主義化が進み、ついに世界第2位の経済大国に
なりました。

資本主義とは資本が主人公の世界ということです。
資本とはお金のことです。
お金がすべてを支配するという考え方が資本主義です。

資本=お金が主人公ですから、人間はお金に使われることになります。
お金も家族を増やしていきますから、お金が使う人間も増やさなければなりません。
それが人口爆発です。産業革命から人口爆発が起きたのはこれが原因です。

お金は物質に過ぎないと思っていますが、お金はエネルギーです。
人間はお金を一番大切にしています。つまり、お金が一番強いエネルギーであることをみんなで認めたのです。

みんなで認めたことは現実化します。
それでお金が暴走を始めたのです。

資本主義世界は商業法人が支配しています。会社のことです。
株式会社、有限会社など法務局に登記することによって人間のように存在を認めることです。商業法人ですから会社の設立目的は利益の追求です。

会社は設立されると法人として活動を開始します。
設立発起人である創業者が引退しても、会社は役員や社員というお金の使用人を取替えながら成長し続けます。
そしていまのような社会ができあがったのです。

会社というお金の怪物が社員という奴隷を使ってお金を増やしています。
お金を使う人間を人口爆発によって増加させています。

人間は誰もがいちばん大切なのはお金と信じています。
ですからお金はさらに支配を強大にしていきます。

環境問題や人口問題をいくら討議しても解決はするはずがありません。
お金の奴隷になることをやめないかぎり、人間の未来はありません。
なぜならおかねには感情がないからです。
これは人間が滅亡するまで続きます。

それがいやなら、本気でお金がない世界を考えなければなりません。
しかも、いますぐにです。


2005年03月04日(金) 寒いですね。

今日は雨です。
3月になって暖かくなることを期待していましたが、あいにく寒い日が続いています。

富士山は麓まで真っ白に雪化粧をして、見るからに寒々としています。
箱根連山、愛鷹連山、伊豆の山々も雪が積もっています。
北西の山並みの向こうに真っ白な南アルプスの嶺々が見えます。

そんな寒さの中でも梅は今を盛りに咲き乱れています。
緋寒桜の濃いピンクも春の訪れを教えてくれます。

もう少しで暖かくなります。

これしきの寒さで音をあげていたら、雪国の皆さんに申し訳がありません。

そうはいいながら、沖縄行きのツアーの広告に目がいってしまうこの頃です。


2005年03月02日(水) 聖人と超能力

どうしてこんなによくだまされるのでしょうか?

言葉を鵜呑み(うのみ)にする人が多すぎます。

言葉はどうにも言えます。
結婚詐欺師は相手に「誰よりも愛している」と言い続けます。
その言葉を信じたいからだまされるのです。
愛していると言って欲しいからだまされるのです。

神の言葉も同じです。
でも西洋の神は「初めに言葉ありき」ですが、東洋の神は寡黙です。
「愛を語るもの」が神であるとは限りません。
前述の結婚詐欺師でさえ愛を語ります。

安易にご利益(りやく)という結果を望む自分の心の隙間(すきま)に魔が忍び寄ります。

100円硬貨1ヶのお賽銭で「家内安全」「無病息災」「商売繁盛」「良縁成就」「願望成就」「学問成就」等々を願って叶うと思う方が無理でしょう。

神様をご利益(りやく)の自動販売機にしてしまった宗教屋の堕落にも目を覆いたくなります。

インドの聖者・サイババがどうやらインチキであったらしいといわれています。

そうしたら、今度はまたインドの別の聖者が「悟り」の手助けをするツアーが盛んです。

ラッピングを変えては新商品が販売されるのは、安易に結果を求める人たちが多いことを証明しています。

いつまでもお金儲けだけに全力を尽くしているのでは、自分の足元さえもおぼつきません。 その弱さが超能力や聖人と言ったまやかしにつけこまれています。

すべては本人の意識の問題です。
自分が生涯をかけてその目的を探る努力を惜しんでいるから、こんな簡単な手口にひっかかるのです。


2005年02月28日(月) やまびこ学校

「やまびこ学校」と言っても聞いたことがない人が殆どでしょうね。

昭和26年(1951年)ごろ出版された本の名前です。
敗戦(1945年)から6年ですから、日本が飢餓の時代でした。
裁判官が闇米を食べずに、わが子へ少ない配給米を与えたために餓死した時代でした。

山形県の小さな村、山元中学校2年生全員の生活綴り方をまとめた本でした。
この中の生徒の作品が文部大臣賞に選ばれました。
これを指導した無着成恭氏は、いま大分県国東町・泉福寺の住職になっています。

この本を読むと今から50年前の日本の様子がよく感じられます。
貧しさの中で精一杯がんばって生きる中学2年生の子どもたちが生き生きと描かれています。

今の日本では貧しいことを忌み嫌う傾向が強いのですが、すべてが満ち足りていたら努力も進歩もないことがわからないのでしょうか?

子どもに望むものをすべて買い与えることが愛情だとしたら、その子どもは逆境にあったときどのような対応ができるのでしょうか?

先人が「子孫に美田を残さず」と言った意味を理解できないのでしょうね。

だから日本人は世界的にオンチなのです。
他人の痛みがわからない人が多すぎます。
ただお金があれば幸せと単純に信じているのですから。

「満ちれば欠ける」のは満月だけではありません。
いまの平成の満月が欠けだすのは当然のことです。

次の世代に私たちはなにを残していけるのでしょうか?




2005年02月25日(金) 風邪

風邪が流行っています。

かくいう私も数日間寝ていました。
そういえば昨年の今頃も同じ状態でした。寒さは人一倍苦手です。
もう60年間も生きているのですから自動車なら老朽化したポンコツ車です。
なんとかこの世を去る日までは動き続けて欲しいと思っています。
1〜2年先には厳寒期は沖縄方面に避寒しなければと思っています。

風邪はなぜひくのでしょう。
もちろん細菌やインフルエンザ・ウィルスが原因です。
でもひく人とひかない人がいるのはなぜでしょう。
ひく人にはそれ相応の原因があるのだろうと思います。

最も大きな原因は疲労でしょう。
仕事だけではなく、心労や内臓の疲労も原因になります。
若くても暴飲暴食をすれば、内蔵の疲労と寝不足で風邪をひきます。

「冷え」も大きな原因です。
とくに屋外で作業する人は足の裏から熱が流れ出てしまいます。
足の裏から上に「冷え」が上がっていき、背骨や頚椎を上がり頭に達します。
ここまで「冷え」が頑固になると抜き取ることになります。
「冷え」を抜き取り輝く光を入れ替えれば、汗が滲み出してきます。

風邪を嫌うだけでは改善になりません。
自分をたいせつにするために教えてくれていると感謝して生活したいものです。


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