LORANの日記
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2006年11月29日(水)



もう使われることを止めませんか?

「なんに使われることをですか?」 ですって?


すべてにです。

「すべてに使われているのですか?」ですって?


そう、あなたを使っているすべてにです。

あなたは多分、自分が使われていることに気づいていないのでしょう。


もしあなたが会社などに勤務していたら、分かりやすいですね。

あなたが会社の社長なら、気がついているのでしょうか?


自由業ならどうでしょうか?

いま会社を辞めたり、定年になった人はどうでしょうか?


私たちを使うものはとても多いのです。

先ず、お金です。お金があなたを使っていませんか?


もしあなたが生活費や、家賃、住宅ローン、学資ローンなどの

ために働いているのなら、お金に使われています。


時間に使われていませんか?

これを何時までに作り、配達しなければならない。

何時までにお迎えに行かなければならないと思っていませんか?


そして何歳までに課長になり、何歳までに部長になるとか、

何歳までに結婚して何歳までに子どもを生み終えるとか・・・


会社も同じです。会社はあなたの時間を拘束し、使用することで

賃金を支払っています。


それから仕事です。作家でも契約した作品を期限までに仕上げ

なければなりません。


農家でも漁師でも、それが生活の糧を得るために収穫して換金

しなければならないなら、仕事に使われています。


会社の社長だからベンツの後ろの席に乗っていても、ボーナス

支給のために、金融機関で支店長や貸付担当者へお願いしている

のでは、お金に使われていませんか?


当の金融機関もまた、お金に使われていますが・・・


親は子どもに使われ、子どもは学校の授業時間に使われています。

こうして見ていると、使われていないことが珍しいことに気づきます。


ですから、お釈迦様は出家を勧めました。

道教などでは仙人になりました。


それでなければ自由になることは不可能です。

定年退職しても、現役時代と同じで生活を変えないのでは、もったいない

ですね。


せめてテレビや新聞などの世間の雑事から縁を切って、自分自身を

見つめる瞑想でもしてはいかがですか?


いつまでも世間に認められたいようでは、寿命が縮むだけでしょうね。



2006年11月28日(火) 紅葉も終わります。


11月末になり、紅葉も終わりに近付きました。

柿や桜の鮮やかで美しい紅葉に驚きました。


爆撃で町が焼失し、敗戦後の建築ブームに植えられた杉や

桧の木は紅葉しないで山ろくを緑に彩っています。


これらの木は安価な輸入材によって伐採を免れ、成長し過ぎて

花粉症などの弊害を起こしています。


安易な環境の改造が、人間の健康に大きな影響を与えています。

本来この国は広葉樹が多く、明治政府が農民の入会権を剥奪すると

いう暴政を引くまでは、農民の燃料や肥料、食料の自給基地であり、

自主的に管理整備されていたのです。


この国はお上志向が強く、現在でも暴政を批判したり反対することは

例外的です。すべてが上意下達で、従うことが美徳は変わりません。


今でも農村が残る県は企業からの税収が少なく、国の地方交付金に

依存した地方財政ですから、一層お上意識が強くなっています。


地方の役場の前には、税金の徴収に積極的というスローガンが高く

掲げられていて、お上に恭順の姿勢を表しています。


中国の文化大革命は1966年〜1969年まで全土で猛威を奮い、

約2000万人に及ぶ犠牲者を出したと言われています。


その後総括されて1976年には名誉回復もされて、終了しました。


日本の明治維新がこれに相当しますが、いまだにその批判も名誉の

回復も手付かずです。


第2次大戦後、連合国の強引な裁判はされましたが、国民による反省

や批判はついにされませんでした。


依然としてこの国は物言わぬ国民によって成り立っています。

しかし自分の人生の責任は自分が負うことは当然ですから、いかに

だんまりを決めても、無駄なことではあります。


紅葉の終わりとともに、クリスマスのイルミネーションが美しく

夜景を飾っています。


人が善意を信じられるような世界を作りたいものです。



2006年11月27日(月) 運命は決まっている??



「運命は決まっている。」と言うと、否定的に受け取られるかも知れません。

「決まってしまっているなら、どう努力しても仕方がないではないか。」と。


そうではありません。まったく否定的な考えではないと思います。

運命を決めたのは誰でもなく、本人自身だと思います。


過去の人生では成し遂げることができなかった目的があったので

しょう。

それで、生まれてくる前に今回の人生ではこの目的を果たすことを

決めたのだろうと思います。


この目的とは、お金持ちになるとか、支配者になるといった欲望の

満足ではないでしょう。

武力や権力は生きるには魅力的でも、目的とは言えないでしょう。


肉体には感情があり、欲望は自然の感情だと思います。

恋愛も自分という種(しゅ)を残すためには必要です。


しかし、種(しゅ)を残すことだけが、人生の目的ではないで

しょう。

折角の人生の目的がそれだけでは、とても寂しいと思います。


では今回の人生の目的はなんでしょう?

いま自分は何をしなければならないのでしょう?


人は25年間で成長し、25年間で衰弱していきます。

人生50年は生物学的に言って正しいそうです。


現在は栄養状態が改善され、医学が進んで病気で亡くなることが

少なくなったため、平均寿命が延びました。


その代わり、65歳以上の人の医療費はそれ以下の人のそれの

数倍です。

車の寿命が延びた替わりに、故障修理費が増えたと同じです。


乗っている車を新車に買い換えられない理由は、多分経済的な

問題でしょう。


私たちが長生きして転生が遅れることは、こころの貧しさが原因

かも知れません。


贅沢をして、便利で、快適な人生は、肉体の欲望に過ぎません。

そのために人生の本来の目的の達成が遠ざかっているのなら、

肉体に快適な人生は、真理から遠い人生と言わざるをえません。



小・中学生だったころ、夏休みの最後に宿題の仕上げに苦労した

記憶がありませんか?


人生も同じで、自分が決めてきた目的を果たしていないことは、

宿題を終わらせていないことと同じです。



毎日が肉体の欲望の満足のためだけに夢中になっていたら、

それはテレビゲームに夢中になっているのと同じです。


仕事や会社、事業やお金儲けなどを生きがいと信じていても、

肉体の欲望を満足させるためと安心のためでしょう。



ボランティアで人助けすることも、人に優しくすることも

必要ですが、自分の人生の目的の達成は更に必要です。



巧妙に人生の目的を摩り替える人も多くいますが、いずれ宿題

の提出時期が来れば、否応なしです。


突然、とんでもないと思われる事態が発生します。

自分はなにも悪いことはしていないし、神仏の信仰もまじめに

しているのに、誰よりもまじめに仕事をしているのに。


それは家族の死であったり、会社の倒産であったり、健康上の

問題(ガンや心臓疾患など)であったりします。


どうにもならない事態に追い込まれますが、これはあなた自身

がセットした「目覚まし時計」なのです。


亡くなった家族も、この計画に同意して協力してくれたのです。

私は26歳のときに両親を飛行機事故で亡くしました。

このことがなければ、いまの私はなかったでしょう。


自分が今回の人生での目的を決めてきたから、すべてが

起こっているのです。

私の両親が亡くなる運命ではなく、自分の目的を達成すると

自分が決めてきたことが原因です。


私が目の前の欲望の満足だけに全力で働いていて、自分の

目的の達成に気づかなかったから、こんなことが起きました。


両親はこの計画に協力してくれました。

それは私を愛していてくれたからでしょう。感謝しています。


もしあなたがこんな思いをしたくないと思ったら、どうぞ自分

が生まれる前に決めた目的の達成を開始してください。


それを知ることは不可能ではないと思います。

あなたが決めたことを、あなた自身に尋ねればいいのですから。


「このままの人生でいいのですか?」と。


2006年11月23日(木) 人々の喜びのために・・・


「人々の喜びのために・・・」

「愛する家族、愛する人のために・・・」


そう思って一生懸命頑張っています。

それはとても尊いことです。


あまりにそれに夢中になって、自分を見失ってしまう人もいます。

「滅私奉公」は戦時中の常識でした。


「天皇のため、国のため、愛する家族のために戦死する」ことを

美徳としました。


あまりに自分の私欲に支配されて、他人の迷惑になるのも困ります。

権力者の中には、私欲のために戦争を起こす人までいます。


「小さい嘘は見破れるが、大きい嘘は見破れない。」と言います。

権力者や国の犯罪は、マスコミは知っていても暴露することができません。


アメリカの大統領は国連憲章やアメリカ憲法に違反しても、イラクを

侵略しています。


その根拠は2001年の「ニューヨーク・旅客機激突テロ」でしたが、

その事件も、その後の世界侵略のためにアメリカ大統領がさせたという

報道もあります。


その報復という理由を作って、アメリカ憲法を停止したのです。

なんとも権力者とは恐ろしい人たちですね。


一方、国民には権力に従属することを求めます。

それが「人に優しく」、「私心を無くして他人に尽くす」という言葉です。


「愛する人のために・・」、「愛する家族のために・・・」と言われたら、

誰でもその通りと思います。


しかしその言葉の裏側には、権力者の支配する横顔が見えています。

私たちは自分と家族を自分で守ればいいのです。


権力者に守ってもらえば、権力者の思うつぼになります。








2006年11月22日(水) 視点の違い、渋滞。


よく交通渋滞を目にします。

自分もはまることがありますが、対向車線の方が多いようです。


かってははまると、「急いでいるのに・・・」とイライラしていました。

いまは視点が変わりました。


「ここは毎日渋滞している。それはここに交通信号機があるからだ。

 前後20kmには無いのに、ここで停車すれば当然渋滞する。

 年間数十万台が渋滞すれば、燃料はムダに捨てられる。排気ガスも出る。

 国道だから建設交通省の所管である。役人(公務員)の怠慢である。」


慢性渋滞は役人(公務員)の怠慢です。

役人は組織内での異動がありますので、同じ担当を10年間もすることは

ありません。大抵は3〜4年以内でしょう。


ですから腰を据えて抜本的な解決方法をとることはありません。

つまり、税金の50%以上の公務員給与を支払いながら、根本的な解決は

期待できないという現実があります。


この国はだれも責任を取らないという特徴があります。

公務員も政治家も、教師も、親も。


それが問題を放置している原因です。

私たちは自分が自分の問題を放置していないか、点検しなければなりません。


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