LORANの日記
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2007年01月04日(木) |
明日から愛媛県です。 |
昨日は娘一家が富士市へ帰り、今日は息子夫婦が札幌へ帰りました。
明日は私たちが、羽田空港から松山空港へ飛びます。
丁度1ヶ月前、羽田空港の駐車場の手前で、落下物を跳ね飛ばして
車のターボを壊してしまいました。
全額保険で済みましたし、予定に変更も生じませんでした。
お陰さまで、毎月各地へ旅をすることができます。
とてもありがたいことと、感謝しています。
話は変わりますが、
「この度、資金洗浄及びテロ資金供与防止に向けた国際的要請により」
今日から、銀行などの金融機関で10万円超の現金振り込みをする際に、
本人確認を義務づける新ルールが始まりました。
こんなことをして、どれほどの防止効果があるというのでしょうか?
空港や駅、電車の車内などで、「危険物の発見に・・・」といつも
アナウンスされていますが、これらは国民に敵の存在を意識させる
ためにとられている緊張誘導法だと思います。
こうして「敵がいる。敵がいる。」と意識させることで、敵への
攻撃が容易になるという作戦です。
皆さまはどうぞこのような誘導に引っかからないようにしてください。
地域でも、防犯と称して警備のステッカーを貼り、ブルーのパトライトを
点滅させてパトロールしているお年寄りを見かけます。
善意のつもりでしょうが、国民へ緊張を振りまくお手伝いなのです。
戦争体験があるのでしょうから、どうして「戦争反対」を言わないのでしょう。
私たち、いわゆる「精神世界」に携わる仲間も、本気で「愛と平和」の
実現に力を尽くさなければなりません。
それでなければ、いま行っていることは、実際には役に立たないことに
なります。
どうぞ、皆さまも勇気を出してください。
「愛と平和」は待っていても来ないのですから。
「意識不明」と言っても、「人事不省」のことではありません。
しっかり意識はあるのですが、自分がなにをしていいのか分からないのです。
そう言うと、「自分は仕事や趣味に打ち込んでいるから大丈夫。」と言う人もいるでしょうね。
残念ですが、それも自分がすることが分からないので、取りあえず皆がいいと言うことを
しているに過ぎません。
「えー、ではどういう状態が、意識で生きているのですか?」と尋ねるでしょうね。
分からない状態の人に、分からないことを説明するのですから、とても難しいのですが、
敢えて、理解することが無理でも説明させていただきます。
「意識」と言っても、様々な意識があります。
女神か観音様のように、慈悲深い意識があります。
同じ人の中に、ごきぶりを見つけたら、たちまち殺してしまう残虐な意識があります。
嫉妬心もあれば、過去に自分を傷つけた人への呪いもあります。
これらの無数の意識が渾然となっているのが、人の意識です。
ですから、「どれがあなたの意識ですか?」とたずねられても、簡単には答えられません。
「人は神にも、鬼にもなれる。」という言葉は本当なのです。
更に、最近は家事や育児に昔ほど手がかからなくなったせいでしょうか?
子どもが成長して働き出した頃、母親が不安で病気になるケースが増えています。
昔は貧しい上に、子沢山で、母親は家事と育児でくたくたになっていました。
子ども一人ひとりの要求に、応じきれない状態でした。
しかし少子化と幼稚園、保育園に子どもを預けることができるようになって、
母親は要求された母親の役割を、完全に演じることができる環境になりました。
その結果、自分が演じている母親の役割を、自分と錯覚してしまいました。
子どもが成長して親離れして、母親を求めなくなると、母親は役割がなくなりました。
母親の役割を演じなくてもいいのですから、とても楽になったはずなのに、
母親の役割以前を忘れてしまったので、どうしていいのか判らなくなってしまいました。
このように、自分が演じている役割を、自分と信じている人が殆どです。
生まれてくる前に決めた、この人生で達成する目的を忘れてしまいました。
自分の主人公である本質の存在すら忘れてしまいました。
周囲の人の言葉を聞き、それを自分に当てはめて生きています。
本来必要がない、他人の評価や財産を増やすことが人生の目的になってしまいました。
これらの原因は、自分の本来の意識が行方不明であることです。
自分という馬が、「本来の意識」という乗り手を落として暴走している状態です。
現代の人類の混乱の原因は、ここにあると思われます。
どうぞ、あなたの意識が行方不明になっていませんように。
上という字は、一の上に人と書きます。
下という字は、一の下に人と書きます。
福沢諭吉は「学問のすすめ」の中で、「天は人の上に人を作らず、
人の下に人を作らずと言えり。・・」と書きましたが、
残念なことに現実は未だにそうはなっていません。
明治維新で西洋思想が輸入されてから約140年が過ぎ、「自由、
平等、公平」は一般化したはずですが、おかしなことですね。
日本人は世界で最も秩序を重んじている民族のようです。
1995年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」での整然とした
市民の態度は、海外からの特派員に驚異の目を見張らせました。
それはとてもすばらしいことですが、「すべてお上(おかみ)
志向」には困ったものです。
その顕著な例が、TBS TV のドラマ・「水戸黄門シリーズ」
でしょう。
1969年8月放映開始以来の超長寿番組で、2003年12月に「1000回」
を記録し、更に記録を更新中です。
「勧善懲悪」を絵に描いたような作品で、真面目に働いていれば、
いつか必ず報いられると説いています。
まさに儒教の教え通りですが、ここには受身の正義しかありません。
それまでじっと耐え忍んでいれば、「黄門様」=国家権力が救って
くれるという、前時代的な発想が踏襲されています。
これでは殆ど、信仰の世界です。
このような事実を見て思うのは、「下」の世界に住む民衆は我慢、
忍耐しなければならないという教えの徹底です。
それが自分にとって、どれほど受け入れられない条件であってもです。
戦争になって、「徴兵制度」になったら、文句を言わないで、国の
ために戦って死ぬことが美徳です。殉死が美徳なのです。
私にはこの意味がわかりません。
もしも私の息子に「徴兵通知」が来たら、例え密航しても死なせない
でしょう。
私にとっては国家よりも、家族が大切です。
62年前の戦争では、戦争に反対した人たちは「非国民」と言われまし
た。それを言うのも民衆でした。
民衆は「戦争反対」と言わないことで、戦争を支持しています。
企業経営者の中には、「こんな不景気では、戦争でも起きなければ」
と、戦争待望を真顔で言っている人さえいました。
暴力に暴力で対抗することがどれほど愚かであったかは、歴史が証明
しています。
欧米の思想を「キリスト教原理主義」といいます。
生まれた赤ちゃんは洗礼を受けますし、結婚式には教会で、大統領は
就任式で聖書に誓います。
しかしその民衆は、約2000年前、イエスを十字架へかけたのでした。
エルサレムにいたローマ帝国の提督・ピラトはイエスの罪状を認めな
かったので、ユダヤ教のラビと民衆がリンチ(私刑)にしたのでした。
中国の魏 曹植は漢詩に書きました。
「豆を煮るに豆(まめがら)を燃やせば,豆は釜中に在りて泣く。
本(もと)是れ同根に生ぜしに,相ひ煎(に)ること 何ぞ
太(はなは)だ 急なる」
このような歴史を繰り返すことは、人類の悲劇が続くことです。
いまこの時代に生きる私たちの義務は、子孫へ悲劇を渡さないことです。
いつまでも、お金や権力、権威に夢中になっていたら、同じ過ちを
繰り返すことになります。
静かなお正月です。
この平和がいつまでも続きますように。
2007年01月01日(月) |
明けましておめでとうございます。 |
皆さまには良いお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
私たち家族は、先ほど初日の出を見て参りました。
水平線上に厚い雲の帯があり、それを越してからの日の出でした。
なにか今年を暗示しているかのようでした。
雲の下に一瞬赤い光が見え、しばらくして雲間に一文字の赤い光が
現れました。
その後、雲の上に燦然と輝く日の出が見られました。
いまは厚い雲に覆われていますが、その中にも太陽はあります。
そして雲を乗り越えて、太陽は光を現すのでしょう。
この雲は、私たちの心の雲なのでしょう。
迷いや悩み、悲しみや怒りなどの感情のことでしょう。
いつまでも神頼みや人頼み、金頼みでは、日の出はないのでしょう。
いつも太陽は出ているのですから、感情を消すだけでいいと思います。
そのためには、自分に近づく必要があります。
自分と思っているのは自分の感情ですから、とても厄介です。
感情の自分はとても否定的です。
「できっこないよ。」
「どうせやってもムダだよ。」
さらに、「そんなことするなよ。」
もっと凄くなると、「やったら殺すぞ。」
本当にそう言われた人が何人もいます。
自分にですよ。
自分は感情の中にいるので、まるで「ぼたもち」のようです。
「ぼたもち」のあんが感情なので、感情に支配されます。
どうぞ自分のあんを減らしてください。
どこか一箇所、あんがとれて、ご飯が現れたら支配から抜け出せます。
今年があなたにとって、真実に近づく年でありますように。
あなたにいつも平和がありますように。
あなたにいつも祝福がありますように。
どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。
2006年12月31日(日) |
年末はあわただしく・・・ |
フセインイラク元大統領が死刑に処せられたそうです。
イラク:フセイン元大統領死刑確定 国連高等弁務官、「自制」求める 【ジュネーブ澤田克己】 国連のアルブール人権高等弁務官は28日、イラクのフセイン元大統領に 対する死刑執行を急がないようイラク当局に「自制」を求めた。
アルブール弁務官は「1審の公正さに多くの懸念が持たれている」と指摘。 イラク当局に対し「早まった行動を取らないように」と呼びかけた。
毎日新聞 2006年12月30日 東京朝刊
アメリカがイラクへ侵攻し、フセインイラク元大統領を逮捕した結果です。
超大国アメリカにとって、都合の悪い者は粛清するのでは、暗黒政治です。
日本は62年前の敗戦以来、アメリカが正義であると教えられてきました。
戦前の天皇制は「悪」であり、「愛国心」も必要ないと。
それを教えたアメリカは、世界一の犯罪国家であり、世界一の戦争国家です。
かって、「自由、平等、民主」を謳ったアメリカは、既に伝説に過ぎません。
それを教えられてきた日本は、世界第2位の国民所得を上げながら、内容は
空虚であり、毎年3万人以上の自殺者がいる「無情な国家」です。
思えば西洋思想は、常に「破壊と殺戮の歴史」しかありません。
一体白人とはなんだろうと、素朴な疑問が湧いてきます。
彼らが信じる神は、本当に破壊と殺戮を望んでいるのでしょうか?
もし望んでいないのなら、どうしてそれを止めないのでしょうか?
そう考えると、白人の信仰する「神」は、我々の神とは別の神なのでしょう。
「神」にも「光」と「闇」があります。
もしも「闇」の神ならば、人々を闇へ導くでしょう。
もしも「光」の神ならば、人々を光へ導くでしょう。
どちらの神を選ぶかは、その人の自由です。
どうぞあなたの望む神を信じてください。
今年はフセインイラク元大統領の死刑という忌まわしいニュースで、締め
くくられました。
来年が「光」が溢れる世界になりますように。
あなたにそれを選ぶ、大きな勇気がありますように。
今年も1年間、この日記帳を読んでいただき、ありがとうございました。
あなたに心からの御礼を申し上げます。
あなたに大きな祝福がありますように。
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