ムッキーの初老日記
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たびたびこの初老日記に登場する、老眼一番乗りで、カタカナが苦手で
肉まんの紙を食べても気づかないAちゃんは、今年41歳。
脳細胞は衰えているかも知れないが、見た目がものすごく若い。
しかも硬質な若さだ。
先日、Aちゃんを助手席に乗せて、知り合いのGSに行った時
Aちゃんを車に残しトイレに行った私にスタンドのおばちゃんが言った。
あれ?親戚かい?あの中学生の女の子。
41歳なのに・・・。
先日、風邪ひいたAちゃんは病院に行った。Aちゃんの仕事は平日休みである。
平日昼間の病院は老人でいっぱい。
Aちゃんは精気を吸い取られそうになりながら持参した文庫を読んでいた。
すると、隣に座っていたお婆ちゃんがニコニコしながらAちゃんに言った。
今日学校はお休みしたのかい?
41歳なのに・・・。
| 2002年10月19日(土) |
11歳だったのに・・・ |
シワがあるわけでもシミがあるわけでもないのに
私は老けて見られる子供だった。
一番老けて見られたのは11歳、小6の夏休み。
この年、家の引越しで転校をした。
夏休み中に、母(当時36歳)と二人で新しい小学校に転入手続きに行った。
受付で母が「すいません、お電話した○○です。転入の手続きに来たんですが」
と声を掛けたら、人の良さそうな用務員さんがニコニコしながら母に言った。
はいはい。エライね、自分で言えるんだね(^∀^)
「は? いえいえ私は母親です。転校するのはこっちのムスメです。」
「え!あらら、スイマセン!お母さんでしたか。ははは」
母のすぐ隣に立っていたのに、私が母親だと間違われたのだ。
確かに母は童顔で化粧もしないし、小柄でいつも若く見られたが
隣に本物の小学6年生がいるのにもかかわらず母のほうが若く見えたとは。
11歳だったのに・・・・。
そして応接室に通され、しばらくすると手続きの書類を持って先生がやって来た。
「どうもお待たせしました。ええっと、新学期から転入ということですね。」
「はい、よろしくお願いします。」と、母。
・・・えっと、それで・・・どちらがお嬢さん・・かな?
11歳だったのに・・・。
□追記□ この頃の私の写真を見てオットが言った。「オオカミに育てられた少女みてえ」と・・・。
◇◆オッサン君の独り言◇◆
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昨日までの秋晴れとうって変わって、今日の水戸はどんよりと寒い。 寒がりの人なら、そろそろ温かい肌着を着用したくなるような天気だ。
今から15年ぐらい前、本とレンタルビデオの店で働いていたことがある。 そこの店長が、これがまあ、ものすごい美形だった。 あんな綺麗なカオの男は、ちょっとこの辺じゃお目にかかれない。 トム・クルーズとジョン・ローン(当時人気だった)を足して2で割ったような 端正なカオの繊細な美男子だと、皆でよく言い合った。
ハンサム店長と一緒に何度か買出しや、ライバル店調査などに行ったことがあるが ちょっと後ろを歩き観察していたら、すれ違う女性の9割が ハンサム店長を見つめ、ハッとし、そのうち半数以上が振り返ってまでも見ていた。
私は、ほうほう、真のハンサムとはこういうものかと、感心したものだった。
そのハンサム店長が結婚した。新妻は元モデル(何のかは不明)とかで 写真を見せてもらったがなかなかの美人だった。
ある日、ちょうど今日のように曇って寒い秋の日。 事務所で伝票整理をしていた私にハンサム店長が言った。
「今日は寒いからさ、実は モモヒキ はいてきたんだよ。」
「えっ!モモヒキ!?店長が!?(ぷぷぷぷ)」
「そうそう。俺寒がりでさぁ、ダメなんだよ、寒いの。」
「そ、そうなんですか。モモヒキを・・・(笑うな、笑うな俺よ・・・)」
「うん、白いのね。あと、白い長袖シャツも着てるよ。」
「(ぎゃはははは!助けてー!苦しいー!)あ、そ、そうですか。」
「今朝、シャツとモモヒキ穿いてたら、ウチの奥さんがさあ
わぁ♪アナタ王子さまみたい♪
って言うんだよー。あはは。」
Σ(゜□゜)
お!王子さまぁ〜!?ぶはーーっ!!
ぎゃはははは!(T▼T)もうだめだあー!
私は堪えていた糸がプツンと切れ、笑いが止まらなくなってしまった。
「何がおかしいんだよームッキー」
「な!何がって!わははははははははははっは(止めてー!)」
超美男子が、実はモモヒキと長袖シャツを着てることも可笑しいが そんな姿のダンナを王子様みたい♪とウットリする妻も可笑しいし それを嬉々として私に報告するハンサム店長も可笑しくてたまらん! 可笑しいの3乗だ。
この新婚ボケが! 私は憮然とするハンサム店長の隣で、しばらく笑い続けた。
そして、もちろん同僚にもまんべんなくこの話をし、みんなを笑死させ 自分が結婚してからは、オットに使う事も忘れなかった。
「わぁ〜オット♪王子様みたーい♪」
今では我が家の真冬の定番ギャグになっている。
そう、オットもたまに穿くのである。白いモモヒキを・・・・。
◇◆オッサン君の独り言◇◆
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| 2002年10月17日(木) |
K子ちゃんの不倫疑惑 |
昨日は鹿嶋に住む友人、K子ちゃん(参照ページ)のところに行って来た。
お米が沢山あるのでよかったら、との事だったので喜んで取りに行った。 米食い虫(オット)がいる我が家には何よりのプレゼントだ。
「近所に新しいカラオケ屋さんが出来たんだよ。 割引券もあるんだけど、ちょっと久々に行かない?」
と誘われ、昼から出かけた。 つい最近出来たというカラオケ屋さんはとても綺麗でその上めちゃくちゃ安かった。 昼間はフリータイムで、オープンから17時までは何時間歌っても300円弱。 飲み物も300円弱で飲み放題。合計600円そこそこでパラダイスである。
お互い初老なので、最近の曲はあまり歌わない。同世代とのカラオケはそれが嬉しい。 若いムスメサン達と行くと、新曲の1,2曲も仕込んで行かないと肩身が狭い。
ある程度歌って、K子ちゃんがテレサ・テンの「愛人」を歌いだした。 その時。 途中ところどころ「ぐっ」とK子ちゃんが声を詰まらせた。
あれ?っと思ったがそのままモニターを見ていた。
次に私が吉川晃司の「KISSに撃たれて眠りたい」かなんかを モノマネつきで歌ったら、笑っていたので、気のせいかとホッとした。
だが、次にK子ちゃんがチョイスしたのは「恋におちて」だった。 そして・・・。また所々でぐっと声を詰まらせるK子ちゃん・・・。
ドッキーーーーン(゜o゜;)
な、泣いてんのか!?
「愛人」といい「恋におちて」といい、不倫の歌じゃないか。 私はドキドキしてK子ちゃんのほうを振り向けなかった。
なんかあったのだろうか。 今日遊びにおいでと言ったのは、米をくれるためじゃなく ホントは何か相談があったからなんじゃないだろうか。 それが言い出しにくくてカラオケに誘ったのかも知れない。
「あたしゃ不倫なんかするやつは大嫌いなんだよ。」と言っていたK子ちゃん。 「ダンナが浮気したら慰謝料たんまりふんだくって即離婚だよ。」と言っていたK子ちゃん。
もしかしたらそんなK子ちゃんが「恋におちて」「愛人」になってしまったのか!?
それともダンナが?ヨメに肛門まで平気でさらけ出す(参照ページ)あのダンナが!? あんなに夫婦仲よさそうなのに、実は仮面夫婦なのか?ジェームス三木か。
小6から知ってる、幼馴染で親友のK子ちゃんが泣いている。 私はどうすればいいだろう。私の頭はぐるぐると渦巻いた。
やはり、この歌が終わったら、さりげなく聞いてみよう。 「どうした?なんかあったか。」と聞いてみよう、と心に決めた。
そして曲が終わった。 私は内心ドキドキしながら、カオをK子ちゃんの方に向けた。
「K・・・」
それとほぼ同時に
ゲエーップ!
「ゴメンゴメン!あーでも辛かったぁ〜(´ヘ`;)! いやーゲップ我慢して歌うって辛いねえ! カラオケしながらコーラなんか飲むもんじゃないや!はははは!」
ゲ、ゲップ我慢してただけかよ!(゚◇゚)!
「ええ!?私が不倫〜!?ぎゃははは!あんた考えすぎ!」
だね・・・。スイマセン。でもよかったよ。
◇◆オッサン君の独り言◇◆
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| 2002年10月16日(水) |
いなりに生まれてよかった |
人が、何が好きでもそれはその人の自由だ。
でもどうしても気になる事もある。
先日オットと回転寿司を食べに出かけた時
私の隣に座った20代後半ぐらいのオネエチャンが
いなり ばっかり食べていた。
彼女は いなり が来るたび手を伸ばした。
狂ったように いなり を頬張って、わんぱくに食べていた。
回転寿司で いなり を食べる人を見る事もそうないが
それが 5皿 となると、もっと、ない。
ウニだとかトロだとかえびだとかなら、まだ理解できる。
だがそれが いなり となると・・・。
そんなに好きなのか、 いなり。
私にとってのウニやサーモンと同じレベルの
いや、それ以上の愛情を いなり に注ぐ人がいる。
いなり も、さぞ いなり冥利 に尽きるというものだろう。
この寿司屋の いなり に生まれてよかったと思った事だろう。
でも5皿はいくら何でも食べ過ぎでは。
他人事ながら彼女の腹が心配になった夜だった。
◇◆オッサン君の独り言◇◆
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ムッキー
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