ムッキーの初老日記
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| 2002年12月08日(日) |
ケチとこすっからいのは違う |
ケチは、決して悪い事じゃない。 節約は美徳であると思う。
だけど、こすっからいヤツはイマイチ好きになれない。
例えば、先日友人Mが
「離れた所に住む知人が、服を貸して欲しいと言うので送ったんだけど 送料の事を何も言わないんだ。千円にも満たない事なんだけど なんにも言ってくれないのって、ちょっと引っかかる。」
と言っていた。 こういう場合は、ハッキリ 「送料は○○円でしたよ」って言っても全く構わないと思う。
このMの知人のようなヤツを「こすっからい」と言う。 Mの友情と、人の良さを、ちゃっかり利用しているのだ。
Mいわく「この人はすごく節約家で、貯金もいっぱいしてるらしい」 そうだが、そんなのはセツヤクカとは言わないのである。
その貯金してるお金は ハッキリ言って、Mのような人からくすねた金を 勝手に自分の口座に入れているようなものだ。
ぬすっとである。
こんな、こすっからく友情を利用して貯金しても 偉くもなんともないのである。
親しければ親しいほど こういうことはキッチリしないと いつか友達をなくすよ。
| 2002年12月07日(土) |
前の席はNO THANK YOU! |
大概のコンサートは、出来るだけ前の席に座りたいものだ。 だが、私の中でたった一人、前の方では見たくない人がいる。 いや、前の方で見てしまって大失敗だったと言うべきか。
その人の名は谷村新司。
私は中学の頃から彼のファンだ。 彼のラジオ番組を楽しみに生きていた時期もあった。 初めて彼の顔を見たとき 思いっきりガッカリした事は認めるが 彼の喋りも歌も、本当に好きだった。
18の時、初めて彼のコンサートに行った。 一番後ろに近い席だったが、 初めてナマで聴く彼の歌に大感動。
それから数回、彼のコンサートに行き 何年目かに「5列目」の席をゲットした時は 一緒に行く友人と大喜びしたものだ。
だが。 それはこれから始まる地獄へのプロローグだったのだ。
前から5列目の、まん真ん中。 この席ではステージを見上げる事になる。 つまり、谷村新司を下から見上げる位置なのだ。
するとどうだろう。 それでなくても彼の生え際は限りなくてっぺん近くにある。
下から見上げる彼の頭に、髪の毛は見えない!
ただの真ん丸い「球」だ。 それにライトが当たり、鼻の穴が強調され それはまるで
ボーリングの球だ。
歌ってる。歌っているよボーリングの球が・・・。
しまった・・・。 もう可笑しくてたまらない。笑いたい。笑いたいよー!
だが、皆がシーンと聴いている こんなスローな大人しい曲の最中に笑えるほど マナー知らずではないので、我慢する。 我慢すればする程可笑しい。 悪循環。
ふと隣を見ると、友人の肩が震えている。 ギュッと口を真一文字に閉めている。 彼女も笑うのを必死でこらえているのだ!
それを見てしまったら益々可笑しいのに拍車が掛かってしまった。 もうだめだー!吹き出すー!助けてー!
それはトイレを我慢するよりツライ時間だった。
だが私達は、ものすごい精神力でそれをこらえきったのである。 クスリとも笑わなかった。 もう疲労困憊である。
前ならいいってモンじゃないという教訓。
昨日「私には横から見るとアゴがない。」 という話を書いたら アイダホに住む友人、Gがメッセンジャーで
「うちのダンナもアゴナッシングだよ。」
と言ってきた。
そういやそうだった。Gのダンナ「ナヨ」も かなりのアゴなしだった。
アゴなし一族だ。 私とナヨは、アゴなし一族の血を引いている いわばノーアゴ姉弟なのだ。
ナヨ。 色白でひょろひょろしていて筋肉がなく ナヨナヨしく見えると言うので、Gがつけた呼び名だ。 メガネを取ると川崎真世に似てるので「マヨ」と呼ぶ事もある。 ナヨでマヨな、英国紳士風なアメリカ人。
しかし。 彼は見かけはナヨだが、実は案外ナヨっていない。 今日はそんなナヨのことを紹介する。
●男は強火!?
ナヨはたまに料理をする。だが決して弱火は使わない。 細かく調節するなんて男じゃない!のだ。
「男は強火じゃ!弱火なんて軟弱な物使えるか! ONとOFFだけあればいいんじゃ!」
そう言ってナヨは今日も 黒焦げの石のようにかたいハンバーグを妻と子の為に焼く。 なんて男らしい!
●男らしい字
ナヨの字はあまりにも男らしいため、誰にも読めない。 時にはナヨ本人にさえも・・・。 ナヨ字の判読は、ロゼッタストーンの判読よりも難しい。 何のために文字があるのか・・・。
男はそんなことにこだわっちゃいられないのさ。
●チャレンジ精神
男らしいナヨは、新しい味にチャレンジする事も恐れない。 「だから俺は、納豆にマヨネーズとわさびを入れるのさ。 これが意外とイケるんだぜ。」
●サービス精神
ナヨは男らしいのでサービス精神も旺盛だ。 だから職場の女の子にケーキやパイを焼いて持って行く事も 時にはしなくちゃいけない。
「俺の得意なのは、ブラウニー、マフィン、パンプキンパイだ。 ほっぺたが落ちても知らねぇぜ!」
ナヨ。男らしく生きる、男の中の男。 アゴがなくてもおかまいなしさ!
プロフィール。それは横顔。
あなたは自分の横顔が、どう他人の目に写っているか 意識しているだろうか。
先日、友人から写真が数枚送られてきた。 数人での食事会の時のスナップだ。
写真は残酷だ。
私ってこんなに顔デカかったのか!とか なんかムッチリしてんなあ・・・とか 私だけ遠近感が狂ってる!とか。
普段、見過ごしている事を 残酷なまでに的確に教えてくれる。
ああ、痩せなきゃなあ・・と写真を送っていくと・・・
これ、誰 !? (゜Δ゜)
それは、真横から撮られた、というより まさか自分が撮られているなんて全く意識せず 「素」のままで写っている私だった。
私?これが私?だってこれ
アゴないじゃん!
もともとアゴが短いほうではあるが この写真は「短い」なんてもんじゃない。
無い!
ムッキー・ウィズアウト・アゴ
アゴナッシング
ドントハブアゴ
ノー・アゴ!
正面からなら意識して「いい顔」を多少作れる。 横からでも、撮るとわかっていればもうちょっと どうにかなったろう。
だが、無意識の、しかも横顔って・・・・・。
この顔が、他の人から見た「私」か。 こんな顔で普段生きているのか。 こんな写真誰にも見せられない! 私はその1枚を粉々になるまで細かく破いた。
写真は恐ろしい。 そして年月は残酷だ。
ムッキーこの季節にダイエット決意! 痩せたら少しはアゴも復活するかも知れん。
杉山清貴&オメガトライブ。 30代以上の人なら懐かしい名前だろう。
私の知人は、今でも杉山清貴氏の大ファンだ。
その知人が、ある日携帯の着メロサイトを見ていたら 新着のところに「清貴」の名前が!
おお!清貴さんの新曲か!? やったー!聴いた事ないけどいいや、これDLしちゃお♪
彼女はその曲をDLして着信音にした。
へえ、今はこんな感じの曲なのかあ だいぶ感じが変わったね。でもまあいっか!
彼女はそれからその曲をずっと使っていた。
ある日。 やっと彼女は気づいた。
それは「杉山清貴」ではなく ただの「清貴」という若い歌手の曲である、と。
とんだ清貴ちがいだ。
ムッキー
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