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大外。 - 2004年06月29日(火) 実験をかぶせてくる(バッティングさせてくる)人はなんと 研究室外に現れました。不安的中? まさか、外から来るとは・・・ それにしても、5月の段階で予定を教えていたのになぜ、バッティング してしまうのでしょうか。しかも同じVO2maxテスト。被験者きっついね。 被験者の皆さんには申し訳ないです。 ここは一つ、犬のおやじの研究室の総力をあげた精密なデータと 生理学的に有効と思われるフィードバックを以ってお返しするしかない。 とりあえずVO2max58ml/kg/minだからって、低すぎるとマジギレする よりはいくらかましかも。?どうだろ。 うちでは一流選手でも十分ありうる値です。実際日本インカレを優勝した 選手も60ml/kg/minもあるかないかでした。体の調子にも大きく影響されます。 だからこそ、体力を知る場合継続的な測定が望ましい指標なのです。 調子が悪い日の練習1日見て、才能ないと言われては、かなわんでしょ。 ちょっと考えてみましょう。 VO2の絶対量が4000ml/minの人がいます。この人の体重は60kgだとします。 するとすると体重あたりでは4000÷60=66.7ml/kg/minです。 この人が怪我と不摂生で体重が65kgになったとしましょう。 しかも絶対的な有酸素能力VO2max4000lm/minは維持したと仮定して。 するとVO2maxは一気に61.5ml/kg/minまで低下するのです。 体重だけでもこれほど変化する指標です。 さらに、実験器具の問題もあります。本当にそのやり方はゴールデン スタンダードで、絶対値なのかということです。器具校正や環境は 揃えたかなどの問題はできるだけ自信を持てるようにしなければなりません。 自分でやっていないなら論外です。器具の限界も知らなければなりません。 犬のおやじはVO2maxの鬼なのでその辺は徹底したいと思って呼気はすべて 集気バックにいれ、絶対量を測ります。それでも手順の問題で不安なときは 値は破棄します。 そもそも、VO2maxは指標のひとつであり才能どうこうではないし、 ハーフなどの長距離では極端な話、VO2maxが高いことがいいことかは 疑問です。さらに、ちょっと考えれば競技力は、有酸素能力のみで 成り立つものではないこと、生理学的観点以外の能力も不可欠であることは 明らかです。 生理学とは要因の一部を明らかにすることが重要な仕事なのです。 科学者ならば自分の研究の限界を知っていなければなりません。 一部を見て、すべてを知ることは不可能です。 あるある大辞典になってしまいます。 謙虚になれ。科学の限界を知れ。が犬のおやじの中に常に付きまとっています。 今?今は、超音波でギューンギューン言わせながらVO2とってます。 ... 比類なき忙しさ。 - 2004年06月25日(金) 来週は祭りです。低圧祭2004夏です。 今回の目玉は3500m。10人一気取り! そして同時進行でインターバルウィンゲートテストの 実験も入ってくるという熱の入れよう。 ここで一つ問題になることが過去にありました。 実験をかぶせてくる人が現れるのです。 みんなが実験をしていないときは実験をしないで、 誰かが実験をし始めると「俺もやらな!」で始める人が いたのです。今回は無いことを祈る。 ...
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