一日後記

2004年07月19日(月) モノ好き。

相方がケータイを買い換えてきた。

タバコの箱より小さい、掌に完全に収まってしまうほどのそれには
ケータイとして必要最低限度の機能しかない。(らしい。)
カメラなんて無論ついてない。

正直言ってここまで小さいのはどうなんだと思ったけれど、
使うのも、財布が痛むのも私じゃないから後の言葉は飲み込んだ。

傍らの紙袋には、それまで使っていたケータイ。
新しいものとしみじみ較べてしまうと、やはり大きく感じる。

『こっち(古い方)、どうするの?』

『あー。取っといて。カメラはまだ使えるから。

相方といえど、時々言ってる意味が分からなくなる。
深刻な問題ならともかく、この程度であれば別に追究もしない。

ただ。

だったら最初っからカメラ付きのを
買っときゃいいじゃないの。


思わず口をついて飛び出た言葉。



私の方はといえば、最近店の仕入れに便乗させてもらって
今更ながら○ーブラ購入。
『下着の締め付けがない!』とか『肩がとっても楽!』なんて
テレビの通販でもやっている、アレである。
(ブラというより、あれこそ完全に『乳あて』。)

家で相方が物珍しそうな顔をしながら、ぶにぶにと触る。

『これさ、何?シリコン?落ちないの?』
『…らしいよ。落ちないって聞いてるけど、着けてみなきゃわかんない。』
『へー。で、いくらだった?』
『卸からだったから、6000円弱。』
(実際は卸でも殆ど値引きされてなかったので7000円弱)
『高っ!』

後日着けてみると、慣れないせいかしっくりこない。
確かに装着感はないけれど、はがれてきてる気もしないでもなく
妙にもぞもぞさせながら上腕で胸を押さえる有様。

帰宅して部屋に干してあったそれを見た相方が
『どうだった?』と聞いてきた。
その日の様子をありのまま話すのも、何かシャクだった。

うん、良かったよー。

平然と答えてしまう、こずるい女。





2004年07月18日(日) 雑記。

昨日の後記でCDを探したと書いた、ちょっと続き。

今まで全く立ち止まることがなかったジャンルだけに
アーティスト名が読めなかったものもある。
ネットで調べたら、通販でも売っていたものの
それじゃつまらないので最後の手段だろう。

知らないものへの好奇心と、それを探す楽しみ。
それからその周辺も見てみたくなるわけで。

好奇心なんてものすごく漠然としているし、
探し歩くのに疲れもしたけれど、一人そんな状況を楽しんでいた。

結局、探しものは1枚も見つからないまま
最終手段を用いることになってしまったが

…こういう風にCDを探したこと、なかったなぁ…。


* * * * * * * * * *


日付が変わって暫く経った頃、友人から電話。
マナーモードにしてあった上にヘッドホンをしていたから
曲間でなければ受け損なうところだった。

最近落ち込んだ部分があっただけに
メールではなく電話をくれたことが、
本当にありがたくて。嬉しくて。

…気付けば2時間もの長電話。





2004年07月17日(土) 匂い。

諸々の用事と共に、急に国立博物館の本館が見たくなる。


まずは秋葉原。
確かここには珍しいくらい品数が多いCD屋があったように思ったのに
どこを歩いても見つからない。
結局道の反対側へ渡ってその店がなくなってしまったことが
分かったのだが、驚いたのはその雑踏の匂い。

埃っぽいとかいうありふれたものじゃない
あまりにも独特すぎる匂い。
たかが10分歩いただけで気分が悪くなり、早々に退散する。
今までこれほど強く感じたことはなかったのは
一人で歩いていたせいなのか、何なのか。


上野で再びCD探しと自転車ウェアの物色。
国立博物館は最後にしようと決めていた。
同じ上野でも今日行った店は、どちらかといえば住宅地なので
一番馴染みやすい匂いがするし
CD屋がある繁華街は相変わらず埃っぽい匂いだし
上野公園の中がやはり一番落ち着く匂いがする。

蝉が鳴いているのにハッとして、かけ続けだったMDを止め
風に吹かれながら空を見上げて深呼吸。
とにかくさっきの独特すぎる匂いの記憶を薄めたかった。

残念ながら博物館の方は、本館が8月31日まで改装中とのことで
中には入れず…目的は別にあるのだけれど
ここの匂いもまた、好きなのだ。



2004年07月16日(金) ウザい。

サイトを移転してから、どういうわけだか
アダルト系のメールが頻繁に届く。
移転前は月に2通程度だったのが、ほぼ毎日。



どうして返事くれないの?
…いやそんなこと言われても困るって。知らないから。


完全無料出会い系サイト!
…論外。


ラブホ盗聴生中継!
…盗聴されてる方にザブトン一枚差し上げて。山田君。


○○○の大きさでお悩みの貴方へ!
………………………………………………………………。
あの、悩んでませんから!
っつーか自分、戸籍・生物学上共に一応女ですから!

持たぬものに悩むことなど、あろうはずもなく。



2004年07月14日(水) 正直なのは。

元々夏はあまり得意な季節じゃない。
先月末あたりからちょっと体調を崩したのを皮切りに
連日連夜のこの酷暑ですっかり夏負け。

いつものように汗ダラダラで『あぢー!』なんて
言ってられるうちは今考えればまだ良かった。
ものが食べられたから。

いやもう自分でもびっくりするほど食欲ガタ落ちで
とりあえず昨日食べたものといえば、朝の豆腐1/4丁と
晩に作ったナスの煮びたし程度。
あとサプリやビタミン剤を計28錠。
仕事場で昼は野菜ジュース1パックだけだったのを見かねた社長夫人が、
かぼちゃの煮物やらおにぎりやら勧めて下さるのだけれど
目がまず拒否をする。次に口が拒否をする。

『食べなきゃ持たないわよ』
『すみません、分かってるんですけどお気持ちだけで…』

『これ、おいしいから食べなさいよ』
『ほんとすみませんけど、食べたくないんで…』

心苦しいこんなやり取りを日に何度繰り返したことか。


それでも、初めてこんな状態になってるのを
面白がるというか観察してる自分というのがいるもので。
相方がたまに疲れ過ぎて、食事もまったく摂らぬまま
お風呂→寝床へ直行ということがある。
『ああ、こういうことか』と思う。

あんまり観察ばかりもしてられんから、いい加減何か考えないと
…脳ミソは真面目にそう思っているのに、身体はといえば買い物中
スーパーで鰻を見た途端吐き気がする有様。
(鰻は普段、大好物なのに!)

こういう場合、正直なのはどちらなのだろう。



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