昨日ルウから作ってゆっくり煮込んだカレーの鍋底が焦げていた。 市販のルウを使わない分、気をつけていたつもりだったのに ちょっとした自分の不注意。 別のお鍋に焦げていない分を移して、元々煮込んでいたお鍋に 水と少量の重曹を入れて沸騰させる。 このまま数時間放っておけば、金ダワシでゴシゴシせずに きれいに汚れは落ちる。
それにしても。
お鍋というのは見た目どんなに汚れが落ちたとしても 一度焦げてしまうとその部分がクセになるのはどうしてだろう。
朝、曇り一時雨だった空が昼頃には薄日が差し 用意しておいた折り畳み傘とスプリングコートは 必要なさそうな気配。 この分ならお天気にも恵まれそうだなと思いながら 正午過ぎに家を出る。
母方の従兄弟の結婚式であった。
前日、新郎の親である叔父夫婦と電話で 『(式に関して)詳しいことは聞いてない』と話していたから 楽しみにしていたけれど、実にアットホームでよかったと思う。 余興なんかもなかったし、従兄弟は従兄弟同士の席順だったので ゆっくり話をしながら楽しく過ごすことができた。
ただ。
シャンパンにビール・日本酒をチャンポンで飲んでも 正気を保とうとしていたせいだろうか。 はたまた久々に会った親戚だらけで気疲れしていたのだろうか。
帰宅後、入浴もそこそこに22時前に 撃沈。
夫婦最初の共同作業は ケーキカットならぬ『鏡開き』。 板前修業中の従兄弟の趣味が 『料理に合う日本酒探し』というから、彼らしい。
従兄弟の挙式が日曜に迫ったこともあり 実母からそのことで電話がかかってきた。
愚妹の時も思ったことだが、やっぱりこういう時 女というのは少々面倒だと思う。 当然着るもの云々のことで、ここ最近の実母と伯母方との 会話もそのことばかりらしい。
私「・・・で、お母さんはどうするの?」 母「和服だから予約入れたんだけど、午後3時半の披露宴だったら 12時半に来てほしいって。」 私「随分早いんだねー。でもお式、2時からだよ?!」
(約5秒沈黙)
母「 え゛?そんなの、入ってた?」 私「だから〜。名刺くらいのカードに『式にもお越し下さい』って 書いてあったでしょ?私のところにあったんだから (伯母である)お母さんのトコに入ってないわけないじゃない。」 母「あらやだ、ホント。気がついて良かったわぁ! 急いで連絡取り直さなきゃ。じゃあね。」
おかげで 『汗かきだし胸元の発疹がまだ治ってないから あまりこの時期、真珠のネックレスはつけたくない。』 そう相談するのをすっかり忘れてしまった。
パウダーはたいてごまかすか!
■朝から左瞼がピクピクしている。 いつもなら午後にはおさまるのに、おさまらず。 痛くはないけれど何か気持ち悪い。
■アボカド1個求めてお店を4軒はしご。 いつもの八百屋さんはここのところの陽気で入荷を取りやめていたり スーパーのはまだ真っ青で食べ頃にはほど遠い。 食べ頃のものを見つけるのが難しい食材。
■鶏胸肉を蒸し鶏にしようと電子レンジに放り込んだら うっかり加熱しすぎて中で爆発。 扉を開けてみると、胸肉の細い方が見事繊維に沿って 『いかくん』のようになっていた。
■遅まきながら、筍をゆがく。 自分で筍の下ごしらえをするようになってからは 灰汁を取り過ぎない方が、好きになった気がする。 本体半分はお出汁たっぷりの若竹煮、残り半分は明日の照り焼き 姫皮は先述作った蒸し鶏と共に辛子マヨネーズ和え。
■ラジオで『GWが明けたら職場の先輩が二重になっていた』という 投稿ネタを聴いて、高校の時の先生を思い出した。 ただ、その先生の場合は増毛だった。
彼が会社勤めを辞めて独立したのは50を過ぎてから。 きっかけは何かと目をかけて下さった当時の会社の社長さんが 亡くなったからだと思っていた。
ところが、意外にも独立ということはかなり前から考えていたらしい。 最近父と話してそのことを知り、正直言って驚いた。
「サンピンさん(社長の名前をもじっていつもこう呼んでいる)が 亡くなったら退職金云々はともかく、すぐに辞めるつもりだったよ。」
今考えればその選択は間違っていなかったらしい。 更に父は続ける。
「銀行にもなぁ『失敗とか、考えなかったんですか?』って 聞かれたけど、後ろに滝壺があって前から狼が来ているとすれば (滝壺へ)飛び込むしかないだろう? モタモタしたらこっちが食われるんだから。 でも、ただ飛び込むんじゃない。 岩にぶつからなさそうな所とか、自分が浮かび上がれそうな所を 選んで飛び込むんだよ。」
・・・なるほどなぁと思ったと同時に、父が少し格好良く見えた。
勿論その陰に『やりたいと思ったら、やればいいじゃない』と 一言サラリと言ってのけた母の言葉もあったのだけれど。
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