一日後記

2005年12月22日(木) 柚子湯。

お風呂にお湯を入れに降りた私に義母が言う。
「冬至だから柚子を蛇口にぶら下げておいたけど
 よかったら柚子のバブ(入浴剤)も入れてね。」
つい何のためにと問い返しそうになって、やめた。


それはともかく。

小さい頃、冬至の柚子湯でひどい目にあった。
湯船に浸かりながら浮いている柚子をぶにぶに握って遊んでいたら
突然全身の体表面に、チクチク剣山で刺されているような刺激。
慌てて湯船から上がって、暫く経ってからまた入っても
結果は同じで3分も浸かっていられない。

ところが他の家族が入ってもそんなことは起きず
大きくなった今、知人友人に聞いても
柚子湯でそんなことはなかったと口を揃えて言う。
ぶにぶに握った私への柚子の祟りかしらとも思う。

どなたか私と同じ経験をされた方はいないだろうか。


とりあえずそれから柚子を握ることはしなくなり
あの刺激も感じることはなくなった。



2005年12月21日(水) 境界線。

拙宅のお隣さんが来月に引っ越すという。
私は8年ほどのお付き合いしかないが、階下の義父母は
20年以上の間柄になるので突然のことに驚いていた。
(相方も一応生まれた時からこの地にいるが、ご近所のことには
 とんと無関心で『あ、そうなんだ』とアッサリ。)

引っ越すだけなら別に問題も何もない。
しかし、ちょっとややこしいことになった。

詳しい事情はとりあえず割愛するが、仲介役の不動産屋によると
どうやら拙宅の下水管が約40cmほどお隣さんの敷地を通っているらしい。
現在の住宅ではまずこういうことはなく
建てたのが随分昔であり、その他紆余曲折もあり
こんなことになってしまった と。
ちなみに今まではお隣さんも『見える場所ではないから』と
全くそのことは気にしておられなかった。

ところがそれを売るとなると、いささか事情は変わる。
何せ自分の敷地内に他人の家の下水管が通っているわけだから
それを嫌がる方もいらっしゃるだろう。
そうなった場合、拙宅の方で下水管を直さなきゃいけなくて
費用はおよそ10万ちょっとだろうとのこと。

話を聞きながら私は『そうなったら直すしかないよなー。』
と思っていたのだが、憤慨し始めたのは義父。
『ご近所なんて持ちつ持たれつなのに、この程度のことで文句言われるなら
 金輪際(お隣とは)関わりたくない。』とまで言い出した。
正直なところ、その後のやりとりはウンザリしてあまり覚えていない。
しかも更に面倒なのは、買主がそこに住むのではなく
賃貸として人に貸すということだ。

将来引っ越してきた方は何も知らないのに
妙に突っ慳貪なオヤジが隣にいることになるかもしれない。
そう考えると、ちょっと気の毒な感じがする。


後々面倒くさいことにならなきゃいいのだけれど
果たしてそううまくいくのかどうか。


(一度22日付けでUPしましたが、もひとつネタがあったので
 21日分に回しました。)







2005年12月19日(月) 速度。

最近、気がついたら2駅(都内での場合)くらいは
何となく歩いて行こうかと思うようになった。

勿論それは気分や都合次第なのだけれど
歩く速度で移動することも悪くない。
多分自転車だと耳と鼻が千切れるくらい痛い季節だから
そう思うようになったのだろう。


用があって隣町まで。
冷たすぎて歩いていても風が痛い。

そういえば今年の冬は珍しいほど寒いとか言ってたっけ。
今朝のニュースじゃ名古屋が大雪で大変そうだと
流していたけど、親友(名古屋在住)のところは大丈夫かな。
○○さん相変わらず忙しいんだろうけど、元気かな。
あぁ年賀状と大掃除、まだやってなかったっけ。

そんなことを考えながら、早足で少し遠回りしていると
風に晒されている部分以外は結構ほこほこしてきた。
帰りもちょっと遠回りしてみよう。


帰宅して鏡を見てみると、見事に鼻が真っ赤。

でも、こういう速度もいいもんだ。





何となくズドンと抜けた通りの空がきれいだったので。
デジカメ持っていなかったのは迂闊だった。



2005年12月17日(土) 救命講習。

先日、上級救命講習なるものを受けてきた。

今は自動車免許取得の際の救命講習は必須だけれど
私が免許を取った時にはそんなものはなく、したがって
人工呼吸や心臓マッサージのやり方すら知らない。
多分目の前で何かあっても、オタオタすることしかできないわけで
これじゃいけないかなぁとボンヤリ思ったのが きっかけ。


9:00、会場に集まったのは約30人ほどで男女の比率はほぼ半分ずつ
年齢は20代〜60代くらいまで実に様々だったが
何気なく様子を見ていると大半は(講習料の)領収書が必要らしい。
きっと仕事で覚える必要があるのだろう
後にペアを組んだ女性も『仕事で・・・』と言っていた。

知人に『あれは恥ずかしいと思っちゃダメだ』とは聞いていたが
まさにその通りで、人形相手に意識確認をしている最中
気付かぬうちに段々声が小さくなっていて注意される。
頭じゃ分かっていても、つい大声が出せない。

心臓マッサージでは力の入れ具合がまずかったか
人形が跳ねて位置はずれるし、新生児想定での時には
頭を思い切りワシ掴みしてしまうし、こんなんで大丈夫かと不安になる。
(ちなみにマッサージの位置がずれれば下手をすると
 肋骨を骨折したり、内臓破裂ということにも繋がる。
 新生児は頭が柔らかいので、親指とその他の指で挟むように
 頭を持たなければいけないのだそうだ。)

その後AED(自動体外式除細動器)の使い方や
ケガ人の搬送・三角巾の使い方etcを習い、終わったのは16:30。
正直言ってイザその時になったらちゃんとできるかどうか
自信はないけれど、知らないよりは知っておいた方がいい。


そんな半ば自己満足を抱えながら、2駅分歩いて帰宅。




2005年12月16日(金)

急に休止宣言など出して、ご心配をおかけしました。



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