約1ヶ月前に鰹箱を買って以来、何故か“おかか”が好きになった。
中学生の頃、今では考えられないくらい大きいお弁当箱に 時々母が海苔弁を作ってくれたことがある。 そのフニャフニャになった海苔は好きだったが 下に敷いてあるパックの鰹節のモソモソした感じが 嫌いじゃないとはいえ何となく苦手だった。 ふりかけの“おかか”も同じく 進んで食べることはなかったと思う。
それが、久々に嗅いだ“削りたての香り”で一気に変わった。 納豆ご飯や卵かけご飯にもその都度削ってかけるし おダシを取った後のダシガラで作ったふりかけは、今や好物。 ちなみにパックの鰹節でも同じことをやってみたけれど やはりちょっと物足りない気がする。
そして今日もその小さい引き出しを開けては深呼吸。
何とはなしに奥秩父まで出かけたのだが ちょっとおどろおどろしい名前の川があった。
大血川
(笑って通り過ぎてしまったので、写真撮るのを忘れてた。)
思いつきで家にあった材料を使って、あるものを作ってみた。 蒸して混ぜてタッパーに並べてコタツに放り込むこと30時間。 (途中、外出の時は湯たんぽに古新聞&バスタオル)
納豆およそ700g。小さい粒は種菌の市販納豆。
そもそも、お腹具合をよくしたいなぁと思ったのがきっかけだった。 胃腸に関しては弱い方であったので、なるべくヨーグルトやら 乳酸菌モノは摂るようにしていたが、もう一つ何かないかなぁと。
できれば、ちょちょっとつまめて日持ちのするもの。 甘くなくて噛みごたえがあれば、尚良し。
で、思いついたのが“干し納豆”だった。 まぁ市販の納豆パックを大量買いしてもいいけれど どうせ材料(大豆と納豆)は家にあることだし、買いに行くこともない。 たまたまこの前日だかの朝刊に 『納豆品切れでお詫び広告』が載っていたと思う。 (広告は見たが、何故品切れだったのかは知らなかった)
あとは冷蔵庫で一旦熟成させてから 塩と片栗粉を入れて天日で数日乾燥させてできあがり・・・の予定。
ちなみにコタツは納豆を取り出した後、しっかりファ●リーズ。
実家でのこと。
シュールストレミングの話を妹夫婦としていると 横から実父が口を出してきた。
「あれは臭いぞー!!」
・・・へ?!知ってンの? ってか、食べたことあったの?
話を聞くと何年か前、北欧在住の友人が一時帰国した際 お土産として持ってきてくれたそうだ。 (残念ながらその方、今はもう亡くなられてしまっている) それを実父とその仲間達が集まって食することになり ついでにくさやと鮒寿司も食べたという。
まさか実父が先にやっていたとは思わなかった。
しかも(いくら馴染みとはいえ)居酒屋で!
■“ごさい漬け”の由来を初めて知った。 ずっと平仮名で“ごさいづけ”と表記するものだと思っていたが 漢字で書くと“後妻漬け”と書くらしい。 何でも昔々、ある家に後妻さんとして入った女性が 先妻さんの子供に食べさせるお漬物として作ったという。 当時鰯や秋刀魚は捨てるほど獲れた魚であったため いわば“いじわるから生まれたお漬物”。 しかしそれが意外に好評で、ついた名前が“ごさい漬け”なんだそうな。
■干物屋さんにて。 “かいそう”を作るための原料を切らしており、しかもその 海藻の名前がどうしても思い浮かばない。 何とか“かいそう”の形状を説明して分かってもらおうとしたら それを聞いていたらしい年嵩の男性が奥から出てきてこう言った。
「ツノマタだっぺー?この辺じゃ食わねぇんだよ。 獲れることは獲れるけっど、みーんな千葉の方に売っちまうんだ。」
ちなみに実母の郷里である場所まではおよそ40km。 どうやらその間に“境界線”があるらしい。 面白い!
■海浜公園にて。 駐車場の横で検問をしていた。 幸い今まで私がハンドルを握っている時に検問に遭遇したことは なかったため『初検問かなー』と ちょっとドキドキ。 しかしお巡りさんは私達の車を停めさせることもなく あっさりスルーされ、何となくドキドキ損。
■帰りの常磐道。 追い越し車線を走っていると、後ろから 黒塗り&ちょっと改造のセダンが近づいてくる。 そこはいつも通り抜かされるべく走行車線に戻ったが 抜かされた瞬間、車のフロントにつけている注連飾りが飛んできた。
・・・お飾りをつけるのはいいとしても つけるのならもうちょっとしっかりつけて下さいな。
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