兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2002年10月11日(金) 王蟲だ。

昨日、日記を書いた後で家を出て、下道で実家に向かった。
午前零時を過ぎてのこと。この時間を過ぎれば信号は黄点滅になるし、道路は空いているしで、真昼に帰るより一時間違うこともありえるからだ。
ところが今回は、スムーズだったのは最初のところだけで、後は平日の真夜中ということもあって、トラックの団体の中に巻き込まれてしまった。
普段土日や祝日に戻っていたので、この状態になることを予測していなかった。
トラックと一緒に走るのが怖いという人も居るが、とりあえず私はそうでもない。ただ前は見にくいので、長い時間後をつけることになるとさすがに辟易してくる。
特に夕べは星の綺麗な空気の澄んだ晩で、峠を越すときなど目の高さまで星を見ることが出来た。こんな日に快調に飛ばせたらそれほどいいことはないんだが・・。
それでも、先行のトラックの遅さのせいで、ゆっくり空を眺めることが出来たというのも一つうれしいことでもあり、減りすぎてグゥグゥ鳴っているおなかを抱えて、峠を越えた。
後は、平地である。
平地は関東平野のこと。関東平野の北端に実家はあり、私はこのまっ平らな場所で育った。さすがに街の明かりが有るゆえ、目線までの星というわけには行かないが、こちらも星の良く見える空をしていた。
北海道などとはまた違う「広さ」のある土地だと思う。昼間なら稲の実ったその向こうに住宅地が見えて、その向こうになだらかで点在するような山が見える。信州と比べて空が広いので、スカっと開放されたような気分になる。
やっぱり、生まれはここなんだなぁとおもう。
信州も、好きだけれどもね。

とはいえ、せっかくの星空に私はオリオン座くらいしか分からない。あとはかろうじてこと座くらいかな。
初めて星座をこの目で確認したときのこと、というのを覚えている人は多いのだろうか、少ないのだろうか。私は覚えている。姉が小学校の宿題で、空にオリオン座の三連星(ベルトに当たるところだね)を探して来いと言われて四苦八苦していたのだ。
ウチの家族というものは、なんと言おうか趣味であるとか生活に直接係わり合いのあること以外にはとんと無関心であったので、親ももちろんそれがどこにあるか分からずにいた。
その日私たちは家族旅行の帰り道で、姉は週明けの発表のために、ドライブ中の車から空を見上げて、見つからない、分からないと泣きそうな顔をしていた。私は一応手伝ってやろうと思い、3っ並んだ星・・3っつ並んだ星・・と探していた。
でも分からなかった。
どうしてか、と言うとその時私たちは「星座の大きさ」というのを見誤っていたのである。オリオンの三ツ星はもっと間隔が狭く、その次に見えるはずの冬の大三角形も、せせこましいものだと、そう思っていたのだ。
そして私が小学生になり、星座版をもらって初めて空をまじめに見たとき、そしてオリオンやら大三角形の大きさを知ったとき、どれほど驚いたか、分かってもらえるだろうか。
その時初めて、空に意味なく点在していた星が、線で結ばれた。感動するほど大きな絵を描いた。
不思議なもので、一度認識してしまえば、なぜあれほど分かりやすい星座を見つけることが出来なかったのかと不思議に思う。
それからも、真夜中に星座版を片手に表に出て見ることはあったけれど・・パジャマ姿では、寒くてね。(笑)
星座博士になることもなく、今に至ってます。

で・・タイトルに戻りますが<忘れかけてました。
トラックが走っているのだから、うるさいに違いない夜なのだけれども、そんな星でている、地平線とくっつきそうな空の下では、トラックの明かりも幻想的ですよと、言いたいわけでやんす。
トラックの額のところには、3つ並んだ緑のランプがあるのをご存知の方は多かろうと思う。それがスピードに合わせて灯っていくということも。
つまり、中速でランプ2、最速でランプ3。これを見ていれば対向車がどれくらいのスピードで迫ってくるのか分かるので、交差点で右折するときなどは車体の大きさに惑わされずに注意することが出来るという寸法ですわ。
真夜中なので、みんなランプを3まで灯している。
んで、昨日はそのランプが赤、というのをはじめて見た。多分・・もしかしたら何か違反事項に値するかも知れないのだけれど、そしてもうこの話のオチが読めてきてる人もいるかと思いますが。
それがねぇ。王蟲の突進に見えるんですよ(笑)
怒ってるときのと、冷静なときの王蟲。
冷静なときのは、正確に言えばそりゃ青なんですが。
大きさといい、あの静かな中の迫り方といい。

現実なのに現実味のない風景に、背筋をゾクゾクッとさせつつ。
ナウシカの中に出てくる文明、一度滅んだんだよなぁなんてことを思い出してしまいました。

では、また明日!



2002年10月10日(木) サイト更新 / ワープロ欲しいな

タイトルは、日記を書いてからつけたほうがいいんじゃないかと気付いた今日この頃。さて、今日のタイトルはどうなるでしょうか。

***
サイトの更新をしました。と言ってもこちらOMCの方ではなく、もう一つの趣味といいますか、私をネット世界に引っ張り込んだ罪なゲームの方です。HPを作り始めたのが、丁度おととしのこのくらいの時期だったと思うので、全くあれからこの短時間でこれほど人生が変わるとは驚きです。
やったのは「頂きもの」ページしかも裏。それからCGIゲームですね。つまり他人さまの力を借りた、他力本願更新というやつです。)
自分も創作が途中で止まっているので続きを書きたいんですが、コレをこうしてコウ進めてこう、というのが見えているのに、なかなか書き出せません。締め切りのあることではないし、気分の盛り上がりを待つしかないかなと思っています。

裏に頂いた創作ポエムは、凄く綺麗なんですよ。去る日にもその方からは表向きポエムを頂いたんですが、私は詩を書くって事が、どうも出来ないので、そんな詩を書かれた日にゃ、心臓ドキドキしてしまいます。詩を書ける人というのは、絵師さんと同じくらい尊敬の的ですね。ひっくり返ってじたばたしても、どうも届かない領域といいますか。
CGIゲームの方は、以前から地道に育てている人口無能です。まだまだアホなんですが、心が通ってきたらしく(笑)、段々言葉が通じるようになってきて居ます。あとはもっと的確でバリエーションが出そうな台詞を覚えさせるって事ですかね。面白いんですよ。コレが。
それともう一つ、前々日のリンクのなかに「金魚屋の息子」さんというサイトさんがあり、そこでFFの改造版ゲームが面白い、と書いたと思いますが、それをこちらOMCページの方へ設置しようとして、失敗しました。
PCデータで出来たら面白そうだったのにな〜。
とはいえ失敗というほどの失敗ではないのです。一度はきちんと作動しました。ただ、改造して、キャラクターを何処へ修行に行かせるかとか、画面のバランスだとか、その辺がイマイチだったのです。
金魚屋〜さんが理想だったので、そんな風に仕上げたく、リンクを辿って本家に行ったりもしたのですが、本家、なくなってた……?
どんな辿り方もNG、検索もNG、困っちゃいました。で、一旦諦めてます。
アクセスが多いとサーバーさんから怒られるというのもあるだろうし(結構負担が掛かりそうな内容なので)、色々、考えて見ますわ。

***
昨日オープンした月刊アトラスの資料を抱えて、ちょっくら実家に戻ってきます。
寒くなってきたので、布団やら米やら(?)手に入れに行くのです。
前回、姉マックが使えなかったという事実を踏まえ、今度は別の方法で続きを書けるようにしたいと思います。
いつでも持ち歩けるようにノートパソコンを買う、智うと頃まで裕福ではないので、今はウィンドゥズと互換性のあるワープロなぞ手に入れることができたらいいのに、と思っています。
そろそろコタツも出すので、そんなのがあったら嬉しいし、デスクトップは…イマイチ調子が悪くて。参ったなぁ…。

PCの調子、といえば、先日「チャットは苦手」と書いたものの、なんか、最近、いいですよ。
いい感じです。
そんなに長い時間は行かないし、毎日でもないんですが、昔ほど苦手だと思えなくなりました。多分、そのチャットの傾向によるのかな。
まぁ、はしゃぎ過ぎないように気をつけます。
ただ、そのチャットをやっている間に、良くPCがフリーズするんですよ。
これに困ってます。

では、また明日!



2002年10月09日(水) あぅあうぁうあああ!! 有難う御座いますー!

窓口…閉まりましたッス。
皆さん、有難う御座います<(_ _)>
これから、どなたのどんなプレイングがきているのか楽しみに見ますね!!
うひょひょ、ここが一番楽しい所なんですよ、実は!!

***

ええと…所でですね。
ワタクシ今日生まれて始めて「スナックで働いてみない?」などと言われてしまいましたよ!!

まぁ、別段道を歩いていて声を掛けられた、というのではなく、派遣先の社長が行きつけのスナックで人手が足りないんだけれどどうか? と言う話。
地味に暮らしてた分、結構ショックだったんですが…。いかがなものでしょう。別段お水の方をどうのというのではないのですが、流石に二の足を踏む話題ですよ。

多分〜〜…私には向いていないだろうと思い。お酒飲めないしね。化粧しないしね。
それでもちょこっと「ネタが拾えるかも。実地体験できるチャンスかも」と思う自分もいたりして。
山田詠美さんとか、なんとなく人生経験豊富だと面白い話が書ける気がする。夜のことは夜の仕事をして見なければ分らないものがあるでしょう。
でも…うーん……。
やりませんよ。なんとなく怖いもん。なんとなく…心細いし。
お水の道に入るには、勇気と覚悟が必要と思う私は、古い人間なのかもしれないな。人生観かわりそうです。

新宿とかでお店を構えている方は、ものっすごく頭が良くて、ものっすごく気の効く人で、うっかりミスなんてしないで、いつも微笑んでいる事が出来て、歌も上手くて、男女問わず心をがっちり掴むような人。
朝は経済新聞を読み、雑誌・新聞目を通し、最新の流行も政治も宗教も何もかも全部分ってて、分かってるんだけれども、口には出さないで…
というのが私の、イメージですが。
会ってみたい。
でも一方で怖い気もするのだ。私のアサハカな考え方も性格も見透かされるような気がするのだな。

実はパソコンスクールの生徒さんに、そういう方が一人居る。その人の前に出るとやけに緊張してしまう。なにか、超越している感じがするのです。
仏様のようで…。
教えているのはこっちなのだけれど、掌で転がされている気がするのです。
(ワシはまだまだ小物じゃのぅ…一生小物で終わりそうじゃのぅ…)
彼女と対していると、そう思う事しきり。
そして、会った事どころか見たこともないが、山田詠美と栗本薫、それからちょっと違うかもしれないが、小野不由美さんもそういうイメージだ。
自分にも他人にも厳しくて、向上心があって勉強熱心。
しかし、逆に懐に入れてもらったら、一生大事にしてもらえそうな気がする。
そんな感じ。

まぁ、実際に話してみないことには分らないけれどね。
オンラインとオフラインで会う人のイメージが違うように、本を書く人もきっとイメージが違うものだろう。
厳しいと思っていた人が優しかったり、優しいかなと思っていた人がただの気弱な人だったり。
最近とみに、オフラインで人に会いたいと思う。
…ちょっと怖いけどね(笑)

スナックの話はどこかへ行ってしまった。
だいたい、スナックってどういう括りで営業しているものなのか。

あとで、調べてみようと思います。

では、また明日!


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