兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2002年10月14日(月) 百冊 3,200円

戻っていった実家にはわんさと漫画があり、蒼太さんは大人になって金銭感覚が鈍ったのか、うっかり同じ本を買う事も多かった。
そこでこの連休を利用して(仕事をしつつ)、今は使っていない実家のマイルームの掃除をし、本棚と屋根裏部屋の整理をしていたのだ。
そうしたら、いらないと思われる漫画が出てきた。
「売りに行こう。いくばくかの金にはなるはずだ。」
多分、100冊くらい集めたと思う。ちょっともう一度読みたいかなというのも確かにあったが、でもまとめてしまえと思ったその結果である。
大体300円くらいになれば良かろう、という風である。元々ブックオフで購入したものもあるし、古本市で買ったものもあるし。
本棚が少し空けば儲けものだ。
それくらいに思っていた。
そして売りに出した所…なんと!!
3千二百円にもなった。凄い、すばらしい!
綺麗っぽいのを打ったのは確かだが、昔の記憶によると、漫画本など大抵10円かそれ以下程度で、小説本など引き取ってくれれば儲け物といった程度だったと思っていたのに。

急に裕福になり、しかも350円分の本割引券まで貰って、蒼太は幸せであった。
当たり前のように350円以上の買い物をして戻ってきた。

私は正直味を占めた。
きっと近いうちにまたやらかすに違いない。

<後日談>
その通り、実家に居るうちにもう一度売りに行った。今度は市内の古本屋である。がしかし殆ど同じ内容だったにもかかわらず、たった880円で取引された。大変に腹が立ったが、そこの悪い噂を聞いていたにも関わらず、たった30分の道のりをケチった私のミスである。

では、また明日!



2002年10月13日(日) 長電話

実家に帰ってきたのをコレ幸いと、実家の電話を使って長電話を試みた。
友人と、東京怪談のPC登録の話である。

実はあの「狩野仁」君は良くてコメディにしか使えないだろうと言う事で、戦闘向きの新しいキャラを作り、これからがっちりプレイヤーとして東京怪談に参加しようという試みなんである。
そこでなぜ長電話になるかというと、相手のキャラと夫婦にしようではいかという計画だからなのである。
少なくとも、今まで自分の請け負った仕事の中では「夫婦」という間柄の人々は居なかった。やるなら今である。
戦いに適した属性を持たせ、がっちりイイキャラを作り出し、わんさと遊ぶつもりなのである。
今から楽しみ、ワクワクなのである♪

話は東京怪談からネオロマ4の話題に移る。
数日前にネオロマンスフェスタ4というアンジェリークのイベントが開催される事が決定した、とここに書いたと思うけれども、かなりの勢いで色々経過報告が私のところへやって来た。
そして立木文彦氏、計8公演全部参加という事も。
でもまぁ、いくら好きでも全部いけるはずも無い。
遠い。高い。金が無い。
そんな事も電話で愚痴っていたが、どんどん、やはり行きたいなぁという気持ちになってきた。
アホである。
でも、流石に大阪は無理。それにできる事ならもう一度ヴィクコレイヤーのオフ会がやりたいんでやんす。
イベント見るよりオフ会のほうが安上がりという事もある。<だけじゃないけど!
なぜか、ヴィクコレイヤーさんは関東が多い。
というより、東京・横浜近辺に住んでいて大変羨ましい。
と言うわけで大阪では開催するなど、夢にも思ったことは無い。

「ごめんよ…やはり横浜だけにするよ…でも、うっかりするとどうしても大阪も行きたくなるかも…」
これがその日の結論であった。

が、しかし!
今日(10/17)になった今は、もうわかっている。
大阪のイベントにはいけぬ。
バァちゃんの一周忌が入ってしまったのだ。
12月21日。
なんてこった。
イベント云々もあるが、なぜそんな中途半端な時に一周忌をやるのだ。
信州で仕事→実家に戻る→信州に戻る→暮れと盆の為に実家に戻る
これを僅か数週間のうちに繰り返さなければならぬではないか!!

は〜。疲れの溜まりそうな年末年始になりそうである……。

では、また明日!



2002年10月12日(土) 止める勇気が無い

人に「それはダメだ、やめとけ」と言うのは結構難しい。
私は人に嫌われたり疎まれたりするのが苦手な、大変に臆病な性質なので、自分の意見と言うものをはっきりすっかりきっぱり相手に伝えるのが怖いのである。

友人が、会うたびに怪しい方向へ行っている。
久しぶりに会ったらば、ヤクザ系列のヤバイ不動産会社に勤めていた。
話を聞くだに、違法ではないがちょっと…すれすれらしい。
私が「ヤクザと言うものはこの世には必要なものらしいね」と言うと
相手は「でしょう? そうなんだよ。どこでも必要なんだよ」と、少し得意げに言った。
……ちょっと悲しくなった。
私が「けれども、何事かを取りまとめていても、やっぱりヤクザはヤクザなんだよ」と言ったら
「そうだね」
と、笑顔を引っ込めた。
その後は、少し怒っているのか、「悪い事をするのは下っ端なんだ」と言った。

この程度だ。
いつもこの程度しかいえないのだ。
何で、「やめろ」と言わないんだろう。

この相手という人とは中学からの付き合いをしているが、どこか不思議な雰囲気を持っている人だ。何でもかんでも、この人の人生は何とかなるような気がしてくるのだ。
但しそれは、自分で何とかするのではなく、人に寄りかかって頼って、流されるまま生きて、上に向かってではなく、最近では特に明らかに下に向かっている。

お水の商売をするのもいいだろう。ヤクザに入るのだって、本人の自由だ。
自由だと頭では分っているが、それはやっぱりまっとうな職業じゃない。
格好いいけれど、格好悪い職業だ。
表通りを歩くには、適さないと自覚していなければいけない職業だ。
お水はそうでもないけれど、ヤクザはそうだろうと思う。

そう、伝えては見たけれど、仕事をやめる事は無いだろう。その人のやっていることはまっとうな給料の入る、まっとうな事務仕事だ。
その母体がどんな事をしていようと、後は、自分のしている事が、一体どんなものなのかを頭を上げて前を向いて、はっきり言えるならそれで、いいんだと思う。
私だったら、いえないが。

かといって、
「バカやろう! そんな仕事はやめちまえ!!」
とも、言えない。

では、また明日。


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