兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2003年04月12日(土) 雨降り/生演奏ギター古本屋

雨が降るたびに春が近づく今日この頃。
いいねぇ。雨。
大好き。雨。
自分が外に出る予定さえなければ。

図書館に行って大草原の小さな家の「おかあさん」の少女時代を書いた本を借りてくる。
出てくる食べ物が美味そうで美味しそうで…。
きっと粗末(と言うのはなんだかなぁと思いますが)な食べ物なのだろうけれど、暖炉の自在鍵から鉄なべをはずして、そのままぐつぐつ煮えるスープを食卓へ…とか書かれるともうたまらんです。
手作りピクルス…。
ショートブレッド。
美味そう……美味そう……。じゅるっ。

今回借りてきたのは全部児童書で、冒険物と開拓物。のみ。
のんきに読むッス。

***
医者に行くついでにドラゴンボール大全集を探して、マニアな古本屋だと分かっている古本屋に行く。
ここは「生BGMの古本屋」である。
店長がギター好きで、古本と一緒に古ギターも置いてある。
本日の曲は……曲名は分かりませんでしたが、店に入ったとたんに、よく聞く、学校の教科書に載ってるようなアコースティックなやつでした。
雨の日に、古本の匂いをかぎつつ生演奏。いいじゃありませんか。

置いてある古本もマニアなので、店長の一曲が終わるのを待って、大全集のことを聞いてみると、すぐさま
「まっててね、探してあげるから。確か全8巻くらいの大判のやつだね」
といわれて、流石だ! と思いつつ、期待に胸膨らませる。
でも。
なかったので。
「前の店(市内にあった)が引っ越す直前にはあったんだけどねぇ」と言われてガックシ……。
私そのときにはドラゴンボールにハマってなかったてば。

店長の生演奏に送られて、アンニュイな気持ちで店を出る。
けれども。
どうしてもそろわなかったドラゴンボール(残すところ2巻)のうち一巻だけは手に入った。
初版で(高い)。
そんな……初版じゃなくてもいいんだけど……。

でも子供悟空VS桃白白の所で、ずっと読みたかったから、嬉しい。

では、また明日。



2003年04月11日(金) 日記を一通り書く。/読書

楽しかった先週末についてちらほらと書き終えて。
一息。の土曜日の午後ですわ〜。

金曜日。
仕事も一週間終わってウキウキ気分ですな。
仕事をしてないと、これはやっぱり味わえないウキウキさ。
仕事って、いいもんだな〜。

以前、交通量調査をしたときにご一緒したコとご飯を食べに行く。
ワタシはカミサワの焼きそばが食べたかった(幾度か日記に登場しているのでその味は割愛)。
でも、出掛けに携帯を忘れてしまって、一度家に帰ってから迎えに行ったので、ああ……カミサワ閉まっていた。
早いよ! 早すぎるよ! まだ7時半なのに!!
それとも、金曜日はお休みだったんだろうか。たしか木曜日もお休みなのに。
まぁ、じいちゃんばあちゃんがやってるから仕方ないよね。

というわけで、ステーキ宮に行き先変更。
ここんとこ、そういうのが多いなぁ。とくにやきそばは、食べたかったからガックリ……。
でも、宮のタレって美味いですよね。ワタシはスキだな。タレをかけてくれた後に紙ナプキンを載せて油が飛ばないようにしてくれるのもスキだな。

そこでの会話で、体を鍛える云々の話になった。
相手は、どうやら体を鍛えるのが趣味らしい。で、なんか、一緒に月曜日から運動をすることになった。
これも縁というものかも。最近その気になっていたし、外でとランーニングしてもいいくらいには暖かくなってきた、春だし。
きちんと筋トレの仕方を知っている人らしいので、マァ♪ なんだかラッキー!
腰に負担のかからないようなメニューを作ってください、とお願いして、そう、月曜日から。
「悟空みたいになるんですよ!」
といわれて超ウケた。
相手は何で私がそれほど大笑いしているのか、理由がわからなかっただろうけれど、めっちゃくちゃ笑ってしまった。
「せめてチチって言って」
「いや、悟空。筋肉ムキムキ」
あはは…(笑)
……続くかなぁ。続けないとなぁ……。

***
最近読んだ本。「トマト魔女の魔女修行」「シーラスと川の盗賊」「証言・風狂の俳人・種田山頭火」「チグリスとユーフラテス」

シーラスシリーズはこれで訳が原作に追いついたらしい。訳が遅いなぁと文句を言っていたが、しばらくは先が読めないとなると、それはそれでなんだかちぇっって感じ。
全巻から雰囲気を画して、ええ”〜? っていう展開だったけれど今回もギョッとするようなところが沢山。長期シリーズ独特の、ループ現象に入ってきたような気もする。

チグリスとユーフラテスは、夕べ読み終えた久しぶりに読んだ新井素子。
変わってねぇなあ〜と苦笑。
巻末に、星新一へのメッセージがあり「わたし、最近ホラーみたいなのばっかりかいてましたけど、でも今度SF書きます」
ああ、でも、これ怖いよ。
怖くて、寂しくて泣けた。
新井素子の本は、主人公やら登場人物が、独り言をつぶやきながら話が進んでいくのだけれど、新井素子自身も答えを用意してから書き始めているようにはとてもオ思えないので(用意しているとは思う……んだけど)、その独り言(悩み)の答えが巻末にあるのかどうか「独り言」に脳みその裏側を、カリカリ…カリカリ…と引っかかれながら気持ちの悪い思いで読み進めていくことになる。
最近涙モロイ。
こないだやってた名探偵コナンでも泣いてしもた。
星へ行く船シリーズがまた読みたいので、実家から持ってきた。

種田山頭火については、高校だったか中学だったかの教科書に載っていたのから、ずっと気になっていたのだけれど、見つけたので借りた。
凄い。凄い! と、ところどころはさまれた俳句に感動していたが、中盤から少し飽きてきた。
山頭火本人が、ワタシ思っていたよりもずっとしたたかそうな人だった。
生き方にあこがれるよりも目を背けたくなる今の自分の心境。
そして、作者さんの文章が少し読みにくかった。
でもやっぱり、ドキっとする一文。
ちなみに、教科書に載っていた一句がどれだったのか、どうしても思い出せなかった。
多分……
「まっすぐな道でさみしい」
か、な。
……ちがうかも。

では、また明日。



2003年04月10日(木) なんとか目途が立つ/サイト2周年

OMCは目途が立ちました。でも週末には間に合わない様子で申し訳ない。
本当は金曜には提出して、土日にゆっくり読んでいただきたいのだけれど……といつも思っておきながらいつも週明けなのは、♪なんでだろ〜。
だけど、書き上げて見直しもないまま無理に上げるよりかずっといいすよね、ね?

仕事終わって、家に帰って二時間くらいづつ、という今までにやったことのないスケジュールで今回やってみましたが、これは凄い集中力ができていいかもしんないです。土日にのんべんだらりとやるよりもこう……きゅぅっと。してて。
仕事、サイト、OMCの仕事 という進行は無理だけれど、仕事とOMCの仕事の両立ができることがわかってよかった。
サイトは、双方の仕事の合間にならざるを得ません。
やっぱり、一日に書ける文字の量と、文字を書くための集中力というのは限界があるらしいです。

***
さて。そんなサイトも今日が2周年! お祝いしてくださった方々、見捨てず遊びに来て下さっていた方々に、感謝を込めて

「ありがとうございます!」

そして明日から三年目。
三年目かぁ…年も取るはずだよなぁ。
今年の抱負は、増やしたジャンルの強化と、デザインの向上。
アンジェリークの長編ノベルは、あれは波が来るのをじっと待つしかないと思っています。去年は結局、4話しか更新できなかったんではなかったでしょうか。
なまじ最後が見えてしまうとあとは書くだけとなって、想像する隙間がなくなってくるのが、ちょっと辛いのかもしれないです。でも、遠回りしたいところはまだ沢山あって上手く書けるかどうかは分からないけれど、完結は必ずします。
「したいと思ってます」とか「させます」ではなく、すると心に決めてますから安心してください。
文章を書き始めるのは誰にだってできることだけれど、完結させるのはその100倍難しい。です。

OMCを始めてから、いつかは書こうと思っていたことなんですが(そしてどっかで書いたかも)サイトの文章は、100%の力で書いているわけではないです。
えっ とがっかりされるかもしれませんが、そして100%出さずに書いて楽しいってのはどう言うこと? と思われるかもしれませんが……

前者にはお客さんに喜んでもらいたい、お金を頂いているという責任と困難な中の面白さ、つたない自分の文章力を鍛えようという思いがあって、後者には気取らないでもいいからという気持ちがあるという感じですかね。
頭から尻尾まで文章を整え、満足していただけるようにしっかりした文章を書こうというのがOMC。
「その」だとか「そして」だとか、あんまり使っちゃいけないような単語で繋いでも、まぁいいや、自分に許そう。今の気持ちをさっさと文章にしてしまおうというのはサイト。
そして更に文章めちゃくちゃになるとこの日記になる訳です。
気合と計算100%ではないけれど、そこには自由な部分を楽しんでいるという気持ちが入っていると思っていただければ。

息を抜いても立派な文章が書ければそれ以上にいいことはないんですが、一応、フォローしておくと、それでもOMCを始めてから少しはマシになってきたらしく、二年前の書いていたものを読むとぎょっとするほど変です。
それでも、その時しか思いつかなかったような表現などもあって、不思議。

***
一番付き合いの長いヴィク×コレについては、書いている間に自分の中で深みが出ましたね〜。
はじめた頃は、どんなに好き好きカップリングだ! と思っていても、やっぱり彼らは二次元のゲームの登場人物だし、単なる勢いで書いていましたが、いつからか、いいとこ尽くしのキャラクターの、欠点にまで気付くようになり、だからこそ表現するのが楽しく、離れがたいものになりました。

本当に、キャラクターというものは、沢山書けば書くほど、肉付けされていくもん
なんですよ。それに引っ張られて物語が変わることもざらにあるし、逆に動いてくれないときも沢山ある。
惜しむらくは、それが自分の生み出したキャラクターではないというところですが、いつかは自分でこれだ! というものを創ってみたいものですね。

今は、ヴィクトール>コレット>悟空>エリー>ダグラス の順でキャラクターを掴んでいるようです。(チチは正直まだつかめてませんけど、でもいっぱい書くうちに分かってくるんじゃないかなぁ。悟空だってまだまだわかんないところ沢山です。)
どのキャラクターも、そのうちOMC風パラメータで表現してみたいと思っているんですが、いつになるやら。

それから。
いちいち考えて作られたかどうかは分からないけれど、ヴィクコレはルビーパーティさんの、悟空は鳥山明さんの、どこか一部分を使って作られたキャラクターな訳ですから、私が感じたマイナス面は、両者の裏面でもあるのかもしれません。
とすると、自分のキャラクターを作るということは割と、赤裸々告白タイムなものってことになりますね。
文章というのはそういうものなんですが、考えると不思議なもんです。

***
私はまだまだ語彙も貧困で、表現力もイマイチな人ですが、キャラクター立てだけは……同化して考えるのが、多分性にあってるんでしょう。
どれくらい「その気」になれるかはその時々で変わってしまうけれども。

サイトはこのまんまの調子でがんばります。
短かったような、長かったような、そんな二年でした。

このサイトがなければ今の仕事はなかった。二次元でも三次元でも。
人生を変えた趣味。そう考えると重く、凄いものがありますな。


では、また明日!


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