兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2004年08月10日(火) シップを貼った。

週末休まず動いていたせい100%なんだけれど、夕べは足が耐えられぬほど痛くなってしまい、シップを貼って、アイスノンをして寝た。
おかげで今日は、だいぶ体も楽に。

が、部品が届かないので残業なし。
さっさと家に帰る。
明るいうちに帰るのは久しぶりだなぁなんて思った。




最近思うのは。
派遣としての暮らしっぷりが板についてきたなぁということ。
はじめは、働いていた会社が派遣業務もやっていたから、そちらにも駆り出される、という感じで始まっただけなのに、いつのまにかこっちが本職みたいになってますな。
いや、正社員もいいなぁと思ってちゃんと就職活動したけども。
いろんな所をみて、いろんなことをやってみるのが好きだから、不安定ではあるけれど、このままでもいいかもしんない、と思うようになってきた。一時的な気持ちかもしれないけれど。


それから、派遣先で猫をかぶらなくなってきたかな。
派遣されるたびに、わざとじゃないが、緊張したりして、物静かな感じになっていたけれど、結構疲れて嫌だった。
が、派遣され慣れてきたのか、徐々に、はじめから素の性格で仕事に就けるようになってきたと思う。それって自分にとってはプラス。
信じられないかもしれないが、私は割と人見知りだし、大人数での交流とかも苦手なほうなので、人との付き合いの練習みたいなものも、兼ねているかもしれない。

どんな人とでも、わけ隔てなく、すぐに仲良くなれるような性格の人っているよね。
そういう人は、会っただけでホッとするような雰囲気を持ってる。
生まれながらの気質なんだろうなぁ。とてもとても羨ましい。そんで大好きになるね。
友人や知り合いの中にも数人いるよ。
ああいう人に私はなりたい。
自然にそうなる頃には、80歳くらいかね。そうなれてるといいな。


では、また明日。



2004年08月09日(月) 部品が届かないんだってさ。

今月100台作らなくちゃいけないはずなんだけれど、部品の納品が遅れているんだって。

というのも、前回のお試し版製品があまり品質が良くなく、このままでは製品としてダメだ! と、首脳会議で決まったようで、基本設計はそのままですが、部品の細部にこだわりを持たせ、さらに良いものを作ろうとしているというわけ。

偉い。偉いじゃないか!
以前派遣されていた会社はそんなことする気はサラサラなさそうだったがな。ここは対応が早くてやる気もある。応用力もありそうだ。
今までちょっと、田舎くさいイメージのある古っぽい会社だと思っていたが、日本企業らしいところを見せてもらった。


工場では、納期に追われている割にはあまり切羽詰った雰囲気を感じない。
というのも、多分リーダーがそういう人柄だからなんだと思う。
時々物忘れが激しいが、部品を壊したとしても決して叱らないし(確かに壊れやすい部品であったりするから、怒ったって仕方ないんだけれど)、よく出来た上司だ。
私たちの誰より早く現場に来て、誰より遅く仕事してる。ちょっと関口宏系の顔。和む。


リーダー! 俺、頑張るよ!
あと半月くらいしかいないけどさ。


では、また明日。



2004年08月08日(日) ベッド付き漫画喫茶 / 『アイ・ラブ・ビース』

8月7日の日記をここに書いとったわ。寝ぼけてたんだね。

夕べ、ネオロマが終わったあと、おいしい中華料理屋さんで、自分にしては珍しく金に糸目をつけず美味しいものを食べまくり、満腹になって外に出たら、当然終電は無くなっていたので、どこかに泊まって帰ろうと思った。
常ならば、女性も泊まれる浅草のカプセルホテルが大好きなのだが(あの狭い空間やら、やさぐれた雰囲気や、受付のおっちゃん’Sの親切さがGOODである)、今回は別の方法で夜を明かしてみようと思った。
漫画喫茶である。

はるか昔、長崎旅行へ出かけた帰り、台風の直撃に遭ってしまい、東京駅からの新幹線が出なくなり、動けなくなったことがあった。そこで私はかろうじて動いている山手線に乗って、御徒町の漫画喫茶で夜明かししたのである。その頃は漫画喫茶はめずらしくて、山手線に乗るたびに窓の外に見えていたあの喫茶店、いつか機会があったら行ってみようなんて思ってたのである。

しかし、その漫画喫茶、行って見たらやってなかった。店舗自体はあり、24時間営業と書かれているにもかかわらず、シャッターが下りていた。つぶれたのかな。
仕方ないので浅草へ向かい、向かう途中で看板を見つけた。
「24時間営業スーパー銭湯 浅草ROX○階 朝9時まで2300円」
お。カプセルに泊まるより安い。しかも、ゆったりたっぷりの〜んびりだ。
そう考え、着替えもないがROXへ向かった。多分仮眠室とかあるだろう。

なんといいますか。
普通に喫茶店に入って朝まで居たっていいとは思うんですよ。でもね、その時間が勿体無い。文庫本でも持っていれば別ですが、何もなかったし、それなら新しいことを体験したいでしょう。


しかし。
ROX前に発見。漫画喫茶。
しかも特別ルームでベッドもある、シャワーも浴びられるときたもんだ。
流石浅草。家に帰れなくなった人が利用するのかしらと思いながら入ってみる。入り口には力尽きたように寝ている人と、怖げな兄ちゃんと、真夜中なのにフットサルでもやりそうな兄ちゃんたちがいた。
(そういえば、東武浅草線の地下からどこへ出るんだったか、怪しい地下通路があるんだよね。一杯人が寝てるところ。でも浅草は最近、路上や店舗先で寝てちゃいけない事になったらしく、昔よりずっとそういう人が少なくなった)


特別ルームは、漫画喫茶の中に3ルームのみでした。最後に空いてた一つを借りて、入ってみると、一応個室にはなっているものの、鍵とドアの隙間が結構大きくて、寝ているところが通路から丸見えになってしまう。
冬ならコートを掛けられるけれど、今は夏。何もないので、持っていたバックから財布と携帯だけ抜いて、ハンガーなど利用しかけておいた。
敷布は薄いマットレスがあるが、掛け布団はなし。テレビ付き。
他の部屋には何があるかというと、定番のネット環境などらしいけれど、驚いたのは。
シャワー室を探しにうろうろしていたら、仮眠用ルームというのが別に設けられていたこと。ベッドはないが、部屋全体が暗く、『仮眠用ですのでお静かに願います』という張り紙が。
これ、親切だよねぇ。何もベッドルームじゃなくても良かったかなと思った。
シャワーは、使うことを断念。なんつーか普通のユニットバスなんだけれど、個室のすぐそばにあり、誰でもその前を通れるので、ちょっと気が引ける。
脱衣所みたいなのが、あったかなかったか……どうだったかな。

ベッドルーム、和室、他2種類の部屋が、朝までは1890円だったかな。普通の席は、1280円だったと思います。ホント、カプセルよりずっと安いよね。漫画はもちろん読み放題だし、ドリンクフリーだし。

読みたかった漫画「NARUTO」「バトルロワイヤル」「ワンピース」「味いちもんめ」「アイシールド21」の新刊を読んでから、敷布をかぶって寝た。



***
朝方、帰るや否や、学校へ提出物を届けに出る。それから友人と映画に。
『アイ・ラブ・ピース』という映画で、地雷で足を無くした少女と、日本の義足技術者の話。
忍足さんという女優さんが出ていて、これは昔見た『アイ・ラブ・ユー』という映画に主演で出ていた、聾唖の女性である(聾唖、は使ってもいい言葉でしたっけか……大丈夫か?)『〜ピース』は、その作品から続く3部作のひとつなんだってさ。

うーん、感想としては。微妙かなぁ。頑張って作ってるし、忍足さんの演技も上手いんだけれど、唇が読めるようにでもしてあるのか、役者さんたちの言葉が棒読みでな。
ストーリーもちょっとアレでな。
でも泣いたんだけど。

50点。かな。手厳しいか。



忍足さんは、TV番組でも見たことがあったっけ。「人類の母を捜しに」とかいう企画で、世界中の人々は、9種類のDNAに大別されるそうで、その9種類をたどっていくと9人の女性に行き当たるのだそう。
この番組は面白かった。
サイエンスミステリー(フジテレビ)
それで、忍足さん本人のDNAを分析し、彼女のルーツを探してカザフスタンまで行くんである。
知っ得情報(フジテレビ)
ホームステイをさせてもらって、色々な体験をし、涙の別れ……となるわけですが、結構見てた人は多いんじゃないかな。


このサイエンスミステリーは、第三回が忍足さんで、第四回が早老症のアシュリーちゃんの話だった。泣けた。泣いたぞあの話は。
アシュリーちゃんは今も生きてるだろうか。
強い子だったなぁ。



お、話がずれた。ずれたがこのまま終わろうと思います。

では、また明日。



 < 過去  INDEX  未来 >


ご感想をどうぞ。




そうた [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加