兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2012年01月18日(水) 銀二貫

あー、もう、イイ。



めちゃくちゃイイ。



絶対オススメの本です。高田郁 著 『銀二貫』

江戸中期を舞台にしたいわゆる、江戸人情ものに分類されるかと思いますが、兎に角、兎に角、どんな趣味趣向があろうと読んだほうがイイかと、ワタクシ思います。

久々の大ヒットでした。

最近は新しい本に食指が伸びず、昔読んだ面白い本ばかりまた借りては読みの繰り返しでしたが、ヘルニアで倒れている私の元へ、友人が「それはそれは暇でしょう」と、貸してくれたのがこの「銀二貫」と「みおつくし料理帳 八朔の雪」でした。


銀二貫あらすじ

寒天問屋の主人が、天満宮への寄進するはずだった銀二貫をもって茶屋で休んでいたところ、たまたま通りかかった親子連れの仇討の場面に出くわした。
男は切られて死んだが、子供まで手にかけようとするのをみて、その仇討を、持っていた銀二貫で買い取り、親を亡くした子供を引き取る、という話。

初めの場面がこんな様子なので、よくある敵討ちものかと思ったら大間違いです。引き取られた子供の成長と共に、その周りの人々の絡み合いが、大変よろしい。
さわやか〜な気分、すかっと爽快な気分で読み終えられること間違いなし。
とくに最後の数ページは何回も読み返してしまうことでしょう。
そしてほわ〜。とした気持ちで就寝できるはず。

読み終えるまで寝られないけどね! 一気読みだけどね!


八朔の雪もいいです。
料理人として成長していく少女〜女性の間くらいの子のお話ですが、これも江戸人情ものです。
ショートショートのシリーズ物なので、気長に読むとイイですが、あー…これ食べたいわー。と思わせてくれます。
私は、池波正太郎の小説の中の食べ物にはあんまり心惹かれないのですが、こちらの本で読むものは、すぐさま食べたいと思いますね。


では、また明日!






2011年12月19日(月) 服を売る

金曜日の金スマでしたか、年末大掃除の番組をやっていて、近藤 麻理恵(こんまり)さんが芸人の部屋を片付け手伝ってました。
(参考文献:人生がときめく片付けの魔法

初めてこんまりさんを見ましたが、手伝いの方法にすごく感心してしまいました。
決して自分は手を出さず。
服なんかは手元に残すかどうかを悩むものですが(私はあんまり悩みませんが)、「ときめくかどうか」をしっかり判断できるまで、部屋の隅のほうに座って、じーっと待ってます。
視線をそらすでもなく、あくびするでもなく、芸人さんが「よし、これはときめく」と思うまで、20分でも30分でも待って、自分で答えを出させる姿が、「先生」だと感じました。

だんだん、「ときめき度」が上がって、判断は早くなっていくんですが、その様子を見ていて、まさにこれがコーチングというやつだなぁと。

自分は、相手の成長が待てなくて、いろいろと口出ししてしまうタイプなので、人ってこうやって育てるんだなぁという。

時間がなければできないかもしれませんが、撮影より前に、時間がかかることはちゃんと伝えているんでしょうね。

今は大掃除シーズンで、いろんな番組が大掃除を特集していて、いろんなアドバイザーがいますが、方法ではなく、人を育てている人は初めて見ました。

これならもう散らからないんでしょうね。

いやそれでも、ほかの大掃除番組も大好物なんですけど。
汚屋敷片付け番組が一番好きなんですけど!

…とりあえず、自分の服も「ときめき」で判断して、今日、キングファミリーに売ってきました。14円で。

では、また明日。



2011年12月18日(日) お買いもの

義母のクリスマスプレゼントを買いに、ちょっと遠いショッピングモールまで行きました。

ふだん、土日は驚くほど混んでいる場所なのですが、この日はそんなにものすごく、というほどではなく、ちょっとホッとしました。

一緒に行きましたが、最初はプレゼントを買うことは伝えず、買いたそうなものを一緒に見たり、自分も買いたいものを見て回ったり。
最終的には靴を買いましたが、そういうつもりはなかったでしょうから、びっくりしていたようです。むしろ恐縮されて、恐縮です。

でもいつも、一緒に出掛けているとご飯を御馳走してくれたり、いろいろなので…いいのになぁとおもんですが。

旦那さん(自分の義父ですね)が亡くなっているので、自分の両親みたいに、結婚記念日を祝ってあげることもできないし。

祖母と一緒に住んでいるので、大変かなと思って連れ出したりもしますが、疲れてしまうようです。
いや、だって私もちょっと気を使うもん。
お互い様なんだなぁと、お互い口には出さないながらも、そっと思って心に秘めておくのです。

でも、ちょっとずつ一緒に出られたらいいなと思いますが。
年末か年始には、温泉に行けたらと思っております。

では、また明日。


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