兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2014年09月14日(日) くたくたです


旦那さんは仕事。
でも午後、義母と義叔父と義祖母がやってきて、赤ちゃんを見ていった。
保育器のある部屋は、両親以外立ち入り禁止なので、隣の部屋からガラス越しに眺めるわけですが、それでも、保育器は別の子の陰になって、足の先が見えるかどうか。

弟のほうは同じ部屋のベッドに居るけれど、血圧計などがくっついているのでやはり動かせず。
5分も見ないで帰ることになってしまいました。

もう私も歩ける体なので。
お義母さんたちはのんびり帰って行きました。

……疲れた。



2014年09月13日(土) 忙しい。一生恨むぞPART2

子供たちが小さいのは仕方ない、産まれたんだしとにかくよかった、と思うことにした。
今日も車いすを薦められたけど、ゆっくりいられないので、点滴台を杖代わりに別棟迄あるくことにして、一人で見に行った。

二人ともあい変わらず保育器暮らしで、低血糖を補うための点滴が刺されている。
それでも弟のほうは、明日あたり点滴だけは外れるかもとのこと。

心配だけど、何が起きているのかよくわからないので、何を質問していいか分からずに、保育器に手を突っ込んで二人をちょっとだけ触って戻ってくるしかなかった。

体が衰えているらしくそれだけでぐったりして、部屋に戻って昏々と眠る。
これって個室の必要あったのかな…と思ったけれど、大部屋だと他の人たちには赤ちゃんがちゃんと手元に居るわけです。
遠くから子供の泣き声が聞こえてくると、余計に一人だなぁと思ってしまって、また鬱な感じに。

この、鬱っぽい感じに自分からなりたいわけじゃないんですが、なんか落ち込んでしまって、ああこれがナントカブルーとかいうやつか? と考えたり、だったらきっとホルモンバランスのせい、と割り切ろうとして失敗したり。



そして旦那さんがようやく暢気な顔してやってきた。
早く名前決めようね、と動き出したところ。

まず小児科医、次に家の姉夫婦がやってきて。
休む間もなく保育器の所に行ったら、弟のほうが保育器から出してもらっている! ああ、だっこできる、と喜んで、初だっこ。

私の嬉しさと、旦那さんの嬉しさは絶対違ったと思う。
可愛い可愛い、ときゃっきゃしていて、なんかすごく腹立つ。

可愛い、じゃねぇ! と私むっつりしてしまいました。
可愛いじゃなくて、そうじゃなくて、うまく言えないんですけど!

とどめに、今月末、サッカーあるから行ってきていい? だって。

はあ!?

って思いました。

聞けば、子供産まれたの自慢しに行きたいんですって。

へー……そうなんだ。

可愛いよね確かに可愛いよ。生まれたこと自慢したいのも分かるよ。
でも保育器入ってるんですけど?
月末に退院してるとは到底思えないんですけど?

貴重な休みを病院に来ないでサッカー行くんだ、へーぇ?
子供にも私にも会いに来ないつもりなんだ、へーぇ?

だから。
言ってたでしょうよ。
出産前に、独身気分を充分味わっておけって。

ああ、この人。
赤ちゃん可愛い、可愛い、だけなんだなーと。しみじみと思いました。
可愛くないと思われるよりよっぽどましですから、切れることもできませんでしたけど。(忙しくて切れて怒り出す時間もなかっただけですけど)

赤ちゃんが自分の子供で、責任を持たなくちゃいけないものだと実感しなさい、とは、ほぼ赤ちゃん初対面の男の人に望むものじゃないのでしょうか。
と、心のどこかで考えながら、すっごく冷たい目で旦那を見てました。

来訪者が多すぎて、碌に話しもできずにその日はそのまま別れましたです。





2014年09月12日(金) 子供たち、自分の状態

背中にあった麻酔の管が抜け、とうとう最後の点滴が抜けた。
両腕が痣だらけ。でも、ようやくあの点滴パックを引きずりながら歩くことから解放され、背中を気にせず寝返りが打てるようになって、ほんとに久しぶりに快眠しました。一度に6時間近く寝るのって本当にしばらくぶりです。

抗生剤が出る様になり、子宮の収縮を助ける薬、熱を抑える薬、鉄剤など、毎日大量に薬を飲みつつ、いつになったらおっぱいが出る者なのなのかな…と、うんともすんとも言わない胸を見降ろす。

食事は5分粥からだんだんと通常食に戻り、産褥食と言うおやつ付のご飯になりました。相変わらずおいしくはないですけども。

旦那さんからの連絡はなく、淡々と夜になり。
ここでかんちがいしてた事が分かったのですが、もう、あの時キレたらよかった。そのほうが、後に引きずらないで良かったかもしれないなぁと今は思います。

立てるようになったのですが、結局貧血で長い距離は歩けず、車いすを押してもらって子供たちの部屋に行き、ふらふらしながら点滴の台につかまって、保育器の元へ。

子供たちね。
小さいと思ってたけど……小さいわ。
涙が出るわ。

なんでこんなに小さいんだろ。
3か月近く安静で、1か月入院して、ほんとに大事にしてたのに、育ってなかったなんて。

立っていられなくて傍に椅子を置いてもらって眺めていましたが、なんせ保育器越しなので。
だっこもできないよ(涙)

小さい手の甲に点滴を打たれて、真っ青になっている。大きくなったら記憶もなくなるだろうけど、点滴の痛さを今となっては知っている身としてはほんとに泣けてきた。

姉のほうは仰向けになれなくて、タオルの上にうつぶせになっている。そのほうが肺呼吸しやすいらしい。手の皮も足の皮も余るほど肉がなくて、子ザルは子ザルでも宇宙人のように目の切れ込みが目立つばかり。
弟のほうは何とか動いているけど、こんこんと寝ている。

泣きそうになったけど、一人ではなかったし、車いすを押してくれる看護婦さんの都合と言うものもあって、とにかく部屋に戻るしかなく。
部屋に戻ってから泣きました。


もう一度、面会時間に保育器へ行った時には、弟のほうだけおむつ替えさせてもらえましたけど。
腕とお腹に力が入らなくて、だっこできなくてそこでも泣きました。その場でじゃないけど。


そして、昨日のおばとは違う叔母がやってきて、立派な葡萄を二房おいて行ってくれました。
食べるにも、立って洗面所へ行って洗うということが必要なわけで。
……食べられませんわ。



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