木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2003年02月07日(金) 「Tシャツのライオン」

ウーリー・オルレブ/文 ジャッキー・グライヒ/絵

もたいなつう/訳 講談社
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イタマルはお誕生日に、

姉のダニエラから、ライオンの絵がかかれたTシャツをもらいました。

すっかりそのTシャツが気に入ったイタマルは、

それを着たまま寝るのですが、

夜中にふと目をさましてTシャツを見ると、ライオンがいません!

さて、ライオンは…。


今日、幼稚園の「えほんの会」で、この本を読みました。

すると…Tシャツから抜け出してしまったライオンと

イタマルとダニエラのやりとりに、

子どもたちは”次はどうなるんだろう!?”と息をのみながら、

じぃっと聞き入っているのが、ひしひしと伝わってきます。

わぁ、この感じ♪

読んでいて、とっても嬉しくなります。

後ろで聞いていらっしゃったお母さまたちも、

後で「この本はおもしろかった!」と、おっしゃってくださいました。(^-^)

娘も最後のダニエラのセリフが、とてもお気に入りなんですよ。

絵もね、表情豊かで、味があって、

やっぱり「Tシャツのライオンはさいこうだわ」…ふふっ♪



2003年02月05日(水) ヒツジの絵本

そだててあそぼう『ヒツジの絵本』
むとうこうじ/編 スズキコージ/絵 (農文協)
おもしろいですー、この本。ひつじ博士になれるかもしれない…。
羊の人とのかかわりあいの歴史にはじまって、品種、飼い方、etc.
なによりも嬉しかったのは、毛糸の紡ぎ方や、フェルトボールの作り方が載っていたこと♪ ふむふむ

今、カボチャのことがもっと知りたくて、『カボチャの絵本』も図書館でリクエストかけています。
これも早く来ないかなー。



2003年02月04日(火) 「ラチとらいおん」

マレーク・ベロニカ/作 とくながやすもと/訳

福音館書店
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今日、幼稚園から春のスキーキャンプの案内をもらってきました。

冬休みの1泊と違い、今回のんは、2泊することになります。

娘に「どうする?」と聞いてみると、

「行く! だってすべりたいもん!」

はい、最近、スキーがおもしろくて仕方のない彼女は、

即座にそうこたえました。

(およ!? 「絶対行かない」と言うと思っていたのに…意外な展開。)

けれども、しばらくすると…

「やっぱり、ゆうちゃん寝る時に泣いちゃうから、行かない…」と

言い出しました。

(うーん、やはり、思っていた通りの展開…笑。)

彼女なりに心のなかで、行きたい気持ちと行きたくない気持ちが

どうやら交錯しているようです。

そして、その晩に彼女が選んだのは、この本でした。

娘なりに、葛藤しているかなぁ…

行きたい、けれど寂しくて泣いてしまう自分…

それをささえてくれるものを欲しているのでしょう。

自分なりに強い心を持ちたいと思っている…

そんな気持ちが、ちらりと見えました。

こうして子どもって、成長して行くのでしょうね…。


さて、果たして彼女はスキーキャンプ、行くのでしょうか?!



2003年02月03日(月) 猫の絵本2冊

さっき、読んでみたいなーと見つけた猫の本の新刊。
『10ぴきのいたずらねこ』
メンシェ・ファン・キューレン/文 ヤン・ユッテ/絵 野坂悦子/訳 (朔北社)
マザーグースのうたがもとになった、10匹の猫が1匹ずつ減って行く数え歌の本らしい…。「そしてだれもいなくなった」猫バージョンです。
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図書館からお持ち帰りしたのは、ニコラ・ベイリーの新刊。
『風車小屋ねこカッチェ』
グレッチェン・ウェルフレ/文 ニコラ・ベイリー/絵 今江祥智&遠藤育枝/訳 (BL出版)



2003年01月31日(金) 「アンナの赤いオーバー」

ハリエット・ジィーフェルト/文 アニタ・ローベル/絵

松川真弓/訳 評論社
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アンナの古いオーバーはすりきれて小さくなっていたので、

お母さんは「戦争が終わったら、新しいオーバーを買ってあげようね」と、

アンナに言いました。

けれど、戦争が終わっても、お店はからっぽ。

オーバーもなければ、食べ物だってない状態です。

お母さんはどうすればいいか、

羊毛を手に入れる手段を考えました…。


家にある大切なものを交換しながら、

アンナのオーバーは1年がかりで形になっていきます。

その過程を見て来たアンナにとって、このオーバーは

なによりも大切なものとなったことだろうなぁと思います。

ここにこめられた愛情や暖かさが

娘にとっても、とても大切なものだったのでしょう。

彼女のお気に入りで、大事な1冊となりました。








2003年01月30日(木) 「ことりのいえ」

ビジョー・ル・トール/作 かけがわやすこ/訳

カワイ出版
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今日は遅いから1冊だけーと申しましたら、

娘は、久しぶりにこの本を持ってきました。

シンプルな線画、それに絵の枠(?)に淡いトーンの色を配して。

久しぶりに開いたけれども、やっぱりセンスがよくって好き♪

ふふっ、くまくんが作ったことりのいえには、

スズメのほかに、コガラやカワラヒナが来ていたのね…♪

そういえば、1年程前はこの本を見ながら、

「ことりさんの家をつくりたーい!」と騒いでいた娘ですが、

やっぱりマンションじゃ無理だとわかってきたのか、

今日は何も言わなかったなぁ…。

どなたか、最後のページの設計図を見ながら、

作られた方、いらっしゃいます?!




2003年01月29日(水) 柳生まち子さんの新刊

書店で、柳生まち子さんの新刊を見つけました。
「やねうらべやのおにんぎょうさん」(福音館書店)
お人形とぬいぐるみが大好きな娘が、とっても喜びそう…。
手作りの人形の優しい手触りが、絵から伝わってきました。
お人形のお洋服や小物も、うん、素敵。
欲しいな…♪
(こうして、欲しい本リストはずんずんと増えていきます…どうしましょ、苦笑。)



2003年01月28日(火) 「しりたがりやのこぶたくん」

ジーン・バン・ルーワン/作 アーノルド・ローベル/絵

三木卓/訳 童話館出版
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こぶたのオリバーくんのお話です。

みじかいお話が5つ。

そのどれもが、オリバーくんとその家族の

なにげない日常のひとコマなんですが、

娘と一緒になって読んでいると、

くすくすって、ちょっぴり幸せな気分になれます。

だってね…、オリバーくんの質問って、

娘そのものだったりするんだもの。

(「かあさんの休日」というお話のところで、

娘が「休日ってなあに?」と聞くので、

「読んでたらわかるって」と読みはじめたら、

ほんとに、次のページにオリバーくんが

「休日って?」と聞いているので、笑ってしまいました…)

それにね、「ひとりでいたいの」のお母さんも、

わぁーわかる、わかる…って、共感してしまいます…。

娘が小さい時、公園で砂遊びをさせながら、

私はぼーっとしていたこともよくあったなぁ…。

(あ、今でも、娘をほったらかして、

ぼーっとしているときあるけど、笑。)

きのうは「おやすみのじかん」を読みながら、

いつのまにか、娘もスヤスヤ眠ってしまいました、くすっ♪

寝る前に親子で寄り添いながら読むのに、ぴったりな本だなぁ…と

思います。


ところで、「オリバーってオリバーソースやな!」という

ツッコミを入れてくる娘…はぁ、あんたって、関西人やねー、笑。

おだやかな本のお話なのに…、失礼いたしました(^^;



2003年01月27日(月) めいたんていネート


今日、図書館で 「ぼくはめいたんてい」の新シリーズが出ていたことに気付きました。
2002年2月に「めいたんていネート」シリーズとして、あらたに出ているようです。嬉しいな♪
「きえた草のなぞ」
「たいじなはこをとりかえせ」
「ねむいねむいじけん」
「いそがしいクリスマス」
「ペット・コンテストは大さわぎ」
「るいベースがぬすまれた?!」

以上の6冊♪

マジョリー・W・シャーマット=さく マーク・シマント=え 神宮輝夫=やく
大日本図書



2003年01月26日(日) A FIRST DISCOVERY BOOK

お知り合いに借りてきました。
A FIRST DISCOVERY BOOK (SCHOLASTIC INC.)のシリーズ!
"Weather" "The Tree" "Vegetables" の3冊♪
岳陽舎の「はじめての発見シリーズ」の英語版です。(^-^)
(もともとはフランスのガリマール社のもの。)
これ、日本語版を見てないわーと思っていたら、"The Tree"は邦訳されていました。(邦題「樹の本」)
去年の10月に出版されていて、いつのまにかシリーズは全25冊になっている!
ところで、このVegetablesは出ないのかなぁ…これも欲しいのに。


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スズ [木陰でひと休み]

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