木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2003年05月12日(月) 4月の本棚 2

気が付くと、5月も中旬ですねー。
忘れないうちに、4月に我が家にやってきた本の第2弾を書き留めなくては…(^^;

『もっとかんがえるカエルくん』(いわむらかずお/作 福音館書店)
娘の大好きなかんがえるカエルくんです。
6月号の「おおポケ」を待てずに、購入。ねずみくんの「ゆめ」のお話に大笑い。
ところで、娘の「おきているときのゆめ」ってなんだろう…? 今度、かえるくんになって、聞いてみよう…ふふっ(^-^)

さて、月刊誌5月号は↓こんな感じです。
『ねんどクリームにゅるにゅる』(さとうゆみか かがくのとも2003年5月号)
『まじょのふるどうぐや』(佐々木マキ こどものとも2003年5月号)
『ぐぎがさんとふへほさん』(岸田衿子/作 にしむらあつこ/絵 こどものとも年中向き2003年5月号)

やっぱり「にしむらあつこ」さんものははずせません。文章は「岸田衿子」さんだし…♪



2003年04月25日(金) 図書館の本「いぬおことわり」他

今、図書館から借りている本です。(今日、返却です…。)

『いぬ おことわり!』(マーガレット・W・ブラウン/作 H.A.レイ/絵 ふくもとゆみこ/訳 偕成社)
『10わのインコどこいった!』(クェンティン・ブレイク/作 さかいきみこ/訳 小峰書店)
↑この2冊は、娘が見つけてきて「借りる」と言った本。
H.A.レイとクェンティン・ブレイクの絵のタッチが娘の好みのようです。
どちらも楽しい本でした。(^-^)

『森からのてがみ』(N.スラトコフ/文 松谷さやか/訳 あべ弘士/絵 福音館書店)
キツツキの穴にすむ住人達…娘が「つぎはね、○○だよ」と教えてくれました…笑。ちゃんとあたっているので、へぇと感心。(私の知らぬ間に、もしかして先に読んだ?)
次は2を借りてこようっと。



2003年04月24日(木) 「なんだかうれしい」

谷川俊太郎+だれかとだれか

福音館書店 2002年11月30日 初版発行
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谷川俊太郎さん+だれかとだれか…

このだれかとだれかの顔ぶれがすごいラインナップの本です。

だれかと申しますと…

たとえば片山健さんだったり、井上洋介さんだったり、長新太さんだったり、

太田大八さんだったり、元永定正さんだったり、山本容子さんだったり…

それにクエンティン・ブレイクさんやタナ・ホーバンさんなど、

海外の作家さんとの組み合わせもあったりします。

(最後↓に、作家さんの一覧をのせました…)

娘は、作家さんのお名前まではちゃんとおぼえてないのですが、

「あ、これは『もけら もけら』の人と同じ人ね」とか

「あ、これは『コッコさん』を描いた人と一緒」とか…

そんなふうにいろんな作家さんの登場を楽しんでいます。


図書館から借りてきた時、ちょうど2年生のお友達と一緒だったのです。

そのお友達と娘が車の後部座席で、

早速、1ページずつ交代で読みはじめました。

(娘は漢字が含まれていない文章の担当です…。)

これが楽しかった。(^-^)

うふふっ、お友達と二人で読みながら、

本当に「なんだかうれしく」なったちゃったよね♪

あ、ちなみに助手席で聞いていて、一番強烈だったのは、

かさぶたの詩でした…笑。

(おーい、かさぶたはがすなよぉ…と、つっこみたくなった…笑)

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だれか+だれか

秋野亥左牟 
井上洋介 
太田大八 
奥山民枝 
片山健 
梶山俊夫 
佐内正史 
杉田徹 
鈴木康司 
瀬川康男 
長新太 
クエンティン・ブレイク 
タナ・ホーバン  
増村征夫 
元永定正 
山下寅彦 
山本容子
柚木沙弥郎
和田誠

あなたのお好きな作家さんも加わっていらっしゃいましたか♪



2003年04月16日(水) 「あたまをつかった小さなおばあさん」(19日追記しました。)

ホープ・ニューウェル/作 松岡享子/訳

山脇百合子/画

福音館書店

1970年8月10日初版発行 2000年8月1日第40刷
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今、娘の新体操の見学をしながら、かきこんでいます。

(最近になってやっと、携帯から入力できることに、気付きました。)

なにしろ、ここまで通うのに1時間ちょっと。乗換が3回。(ふうっ!)

電車の待ち時間、娘に本を読んで過ごしています。

今、読んでいるのは、この本。

一話がちょうどいい長さなんです。

と、書いているうちに、レッスンがおわりました。

つづきはのちほど・・・
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書くのを中断したまま、気がつくと、今日はもう19日!

油断していると、あっと言う間に日が過ぎ去って行きます。

(う〜ん、やっぱりキーボードで打ち込む方がいいな…。)

さて、続きを書くとしましょう…。


小さなおばあさんは、毎回、困ったことが起きると、

いつも決めポーズをとりながら、どうしたらいいかを考えます。

このね、決めポーズがいいんです。

ふふっ、娘がその場面になると、

そのおばあさんのポーズをやってくれます、笑。

(どんなポーズか気になる方は、本を読んでみて下さいね♪)

そして、娘曰く「きっとね、おばあさんはこうするんじゃない?」と、

彼女なりにおばあさんがどう解決するかを考え、私に話してくれます。

(これがなかなか楽しい…♪)

でね、おばあさんはたとえその結果が、

一般的に見ると「あらあら、失敗だったわ。」と思えることでも、

「これでよかったんだよ。わたしはなんて頭がいいんだろう!」と

とても楽天的な考えの持ち主なんです。

うん、物事をここまでいいように持っていけるっていうのは、

一種の才能ですよねぇ!

うん、楽しく生活していくには、

やっぱり頭を使わないとね…ふふっ♪




2003年04月12日(土) 4月の本棚

今月は待ち望んでいた本が、いっぱい我が家の本棚のお仲間に加わりました。(^-^)

『ごきげんなライオン』(ルイーズ・ファティオ/文 ロジャー・デュボアザン/絵 むらおかはなこ/訳 福音館書店)
娘のお気に入り本です。
ごきげんなライオンと街の人(大人たち)のあわてふためいたやりとりに、思わずドキッ。(キット、ワタシモコノクチダ…。)
ほんと、大人ってこまったもんです…ねぇ、ごきげんなライオンくん♪

『てんとうむしの本』(はじめての発見シリーズ11 岳陽舎)
このあいだ、ジュンク堂で見つけてお持ち帰り♪
先日、我が家のビオラにアブラムシ発見!てんとう虫さんを呼ばなくっちゃ!

『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』(間瀬なおかた/作 ひさかたチャイルド)
これもジュンク堂からお持ち帰り。
まだ雪の残る「やまのえき」から菜の花の咲く「うみのえき」までの電車の旅を楽しめます。
帰りは「うみのえき」から「やまのえき」へとページをもどってね♪

『たこのだっこはてとてとて』(レミー・シャーリップ/作 きむらみか/訳 徳間書店)
娘の熱烈なリクエストで我が家の本棚にやってきました。
ゆうちゃん、この本、読むの大変なんですけれどぉ…(^^;

『みみずくと3びきのこねこ』(アリス&マーティン・プロベンセン/作 きしだえりこ/訳 ほるぷ出版)
かえでがおか農場シリーズの1冊です。これで3冊ともそろいました。嬉しいな、るん♪
娘はこの本で、シャムねこちゃんを覚えたんですよ、ふふっ♪

『りすのパナシ』(リダ・フォシェ/文 フェードル・ロジャンコフスキー/絵 いしいももこ/訳編 童話館出版)
「生きものシリーズ」の2冊目はこの本です。今日、我が家にやってきました。
ゆっくりとこれから楽しみます。(^-^)

『根っこの こどもたち 目をさます』(ジビレ・フォン・オルファース/絵 ヘレン・ディーン・フィッシュ/ぶん いしいももこ/訳・編)
以前、福武書店から出ていた「ねっこぼっこ」、今回は石井桃子さんの訳であたらしく出ました。
「ヘレン・ディーン・フィッシュ/文」となっているので、オルファースのオリジナルテキストとは異なっています。(なぜ?)
今年、我が家はマツユキソウ(スノウドロップ)の花をベランダの鉢植えで楽しんだので、この花を持つ子どもに親近感をもっちゃう私と娘でした♪



2003年04月07日(月) 「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」

間瀬なおかた/作・絵  ひさかたチャイルド

2002年1月第1刷  2003年2月12刷
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今日、娘と久しぶりにジュンク堂書店へと出かけました、

すると、娘が

「ママァ、この本おもしろいんやで。前からも後ろからも読めるの」と

持って来たのです。

表の表紙は『でんしゃでいこう』

雪がまだ積もっている「やまのえき」を電車は出発します。

そしてトンネルに入るたびに次の景色が広がり、

最後は菜の花がいっぱいの「うみのえき」に到着します。

ここでいったん本はおしまいなのですが、

裏表紙を見ると『でんしゃでかえろう』

そう!

今度はうしろの「うみのえき」を折り返し地点として、

読んで行くと、「やまのえき」へ帰ることが出来るんですよ♪

トンネルのページには、ちょっとした仕掛けがあって、

これがなかなか雰囲気を出しています。

娘はトンネルごとの乗客たちの様子を楽しんでいました。(^-^)


それにしてもトンネルっておもしろいですよね。

トンネルをぬけると、今までとはまったく違う景色が広がっている…

異空間へ導かれているような気持ちになります。

この本でも、まだ雪が残る山の景色から、次第に春めいて、

やがて春いっぱいの潮の香りが漂う海の景色が広がります。

なんだか電車に乗って、旅に出たくなりました。



2003年04月04日(金) 嬉しい復刊♪

今日、徳間書店の「子どもの本だより」の3月/4月号が手もとに行きましたので、見ていましたら、まぁ!嬉しい復刊情報が!
『はるになったら』(シャーロット・ゾロトウ/作 ガース・ウィリアムズ/絵 おびかゆうこ/訳 徳間書店)
これは、以前ベネッセからでていた『のはらにおはながさきはじめたら』の復刊です。わぁーい♪

『小さい水の精』(オトフリート・プロイスラー/作 ウィニー・ガイラー/絵 はたさわゆうこ/訳 徳間書店)
この表紙の絵! うん、絶対に見たことがある!…遠い、遠い昔、たぶん小さな頃に読んでいるのだと思います。男の子の瞳の色が印象的で、それが妙に私の記憶の中に残っているのです。なんとなく断片的にお話も覚えているような覚えていないような…笑。そっかぁ、このお話って、プロイスラーの作品だったんだ!
今回、原書の絵を全て収録し、新訳で出ているそうです。
懐かしいものに出会って、なんだか嬉しい。(^-^)



2003年03月24日(月) 「ピーターラビットの世界」

去年の11月に、高島屋でもピーターラビット展が開催されていたのですが、今度は京都大丸で「ピーターラビットの世界」展が開催されています。
(出版100周年でいろんな企画があるのですねぇ。高島屋のときとは雰囲気がまったく違っていました。)
今回のは、ヴィクトリア&アルバート美術館所蔵の原画を中心として…ということだったのですが、これがかなり見ごたえありました。
それにしてもこのビアトリクス・ポターという方は、なんと緻密で繊細なスケッチをされるのでしょう。
コウモリやベンジャミンのモデルとなったうさぎのスケッチの前で、思わず立ちすくんでしまいました。
それから…彼女はまた、テンジクネズミも飼っていたのですねぇ…。
このテンジクネズミは娘も動物園で抱かせてもらったことがあるので、なんとなく親近感があるのです。(娘は「どんどこねずみ」って言ってましたけれど…笑。「どんどこねずみ」のこと、詳しくはこちらでどうぞ♪)
「妖精のキャラバン」を今度、読もうと思います…。

「ピーターラビットの世界」展は、3月31日まで、大丸ミュージアム京都にて開催されています。



2003年03月16日(日) 3月の本棚 3

ここ1週間で我が家にやってきた本たちです。

『おおきくなりたいこりすのもぐ』(征矢 清/文 夏目義一/絵 ちいさなかがくのとも2003年4月号 福音館書店)
やっぱり欲しくて買ってしまった。娘はこりすとヤマガラが出会うシーンに喜んでいました。
(ヤマガラは、一度、自分の手にのったことがあるから、自分もお友達のつもりなんでしょうね、きっと。)
このページの絵を、お絵書き帳に書き写して、満足そう…ふふっ♪

『グリムの昔話 1』(フェリックス・ホフマン/編・画 大塚勇三/訳 福音館文庫)
まずは1を買いました。やっぱりホフマンの絵って、いいな。

『南の国へ おもちゃの旅』(ハンス・ウルリッヒ・シュテーガー/作 ささきたづこ/訳 童話館出版)
きのう届いてから、もう、娘はこの本に夢中です。
たぶん配本されなかったら、娘がこんなに気に入るとは気づかずいたかもしれません。
娘は「バブーシュカ」ちゃんという名前にすごく受けています…。
私もこの名前には、別の意味で反応しました。何って!? ふふっ、ケイト・ブッシュの歌とそれが入ってたアルバムのことを思い出したのです。(←このアルバムを御存じの方、いらっしゃいます?! たしかケイト・ブッシュがライオンのような格好をしていたジャケット…。)

『ロバのシルベスターとまほうのこいし』(ウィリアム・スタイグ/作 せたていじ/訳 評論社)
とても心待ちにしていた本。(わざと読むのを我慢して、ずっと待っていたのよー。)
ゆっくりと娘と味わうつもりです。



2003年03月14日(金) 「かもさん おとおり」

ロバート・マックロスキー/ぶんとえ わたなべ しげお/訳

福音館書店 1965年発行

MAKE WAY FOR DUCKLINGS by Robert McCloskey 1941
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今朝、娘と登園する途中、かものカップルが高野川の流れにのって

ぷかぷかと下って行くのに出会いました。

その姿がなんとも可愛いので、ふたりで見送っていたのですが、

下手の河原の方には、

少し小柄のかもたちが10羽ほどいたのです。

「おかあさん、ほら、あそこにかもの子どもがいるよ。

 あのかもさんたちは、

 あの子たちのお母さんとお父さんなんだよ、きっと。」

と、娘が言って、しばらくじっと見ていますと、

やがて先ほどの鴨たちは、その河原へと到着しました。

ふふっ、娘の言う通りに、あの鴨夫婦の子ども達だったようです。

それで今夜はこの本を読もうと、ひそかに考えていたら、

「なんだか、『かもさんおとおり』だねー♪」と

娘が言い出したので、

へぇ、親子二人で同じことを考えていたんだーと、

ちょっと嬉しくなったのでした。


この本では、かものマラード夫妻が、

まず最初に、子どもを育てる場所を探します。

二羽は、チャールズ川のちいさな島を選び、

そこでひなをかえることにしますが、

その後、マラードおくさんは、子どもたちを連れて、

大通りを横切り、公園へと移動することにします。

大通りは車が多くて、かもの親子はびっくり、

さあ、大変です!

…うふふっ、でも大丈夫。

おまわりさんのマイケルさんの機転が効いているんですよ♪


マックロスキーの絵って、

本当にかもたちがいきいきとしていて、

素晴らしいなぁ!と、感嘆してしまいます。

娘も、この方の絵はとても大好き♪

(ちなみに、彼女の一番のお気に入りは「海べのあさ」なんですよ♪)


あー、今夜はこの本で、娘と朝に出会ったかもさん夫婦と、

子ども達のことを思い出しながら、とても楽しく読みました。

ふふっ♪







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