木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2004年05月22日(土) 最近読んだ本から…「やさしいたんぽぽ」他

ここ最近、娘に読んで好評だった本を書き記しておきます…。

やさしいたんぽぽ
安房直子/文 南塚直子/絵 小峰書店

なんとも優しい余韻を残します。
今度、たんぽぽを見たら、このお話を思い出すかも…♪


こちらゆかいな窓ふき会社
ロアルド・ダール/作 クェンティン・ブレイク/絵
清水達也・清水奈緒子/訳 評論社

とにかく娘のお気に入り。
ときどき、サルくんの言い方をまねをしてくれます。(笑)
しかし公爵だの閣下だのロースルロイスだの、
果たして娘はどこまでわかったのでしょうねぇ…疑問。
いつかどこかで本物のロースルロイスを見せなくちゃ…笑。
それにしても、イギリスの人って、
いろいろと変てこりんなお菓子を思いつくよねー。
(ハリポタでもそうだけど…)
…と、変なことに感心してしまいました。


なぞなぞのすきな女の子
松岡享子/作 大社玲子/絵 学研

なぞなぞ遊びが旬な頃に読めてよかった1冊。
今朝も、女の子が仕掛けたなぞなぞをパパ相手にしていましたっけ…笑。


やねのうかれねずみたち
ジェイムズ・マーシャル/作・絵 安藤紀子/訳 偕成社

娘のお気に入りの1冊に「メアリー・アリス・いまなん...」という本があるのですが、
その挿絵の絵と同じ本だ!と、すぐにわかったらしい。
ねずみとねこといぬ、おおかみとひつじ、おおかみとあひる…
短いお話が7話載っています。
どこかイソップっぽい雰囲気があります。



2004年05月01日(土) 「わたしのモンスターかんさつにっき」

あたらしいおともだちがあらわれそうな気がして、
玄関の前で待っていたイザベルの前にあらわれたのは、1ドル札…。
(そこで交番に行けよ〜というつっこみを入れたいのをおさえつつ…(^^;)
それをひろって、ペットショップで買って来たのは、
なんとモンスター!
かがくしゃのパパから、観察日記をつけるようにと言われた彼女は
「モンスターのかんさつにっき」を書き始めます…。


ここに登場するママ、
なんとなくドキッとしてしまいます。一瞬、自分のことのようで。
(あ、私はフランス語は教えませんけれど…(^^;)
娘が一生懸命何かを言っているときに、
このママのようにうわの空で答えていることもあるなぁ…と。
で、きっとモンスターを飼うことも反対するだろうし、
飼うとなったら、同じように条件を出しそう…。
それにうちもパパは科学者だしね…こんなところも似ています、笑。
それで気に入っているのか、
それとも単にモンスターを飼うというのがいいのか、
それとも観察日記というものがよかったのか…
娘「この本、おもしろい!」ですって♪


わたしのモンスターかんさつにっき
ジャン・カー/文 G・ブライアン・カラス/え いしづちひろ/訳
ほるぷ出版



2004年04月18日(日) 「どうぶつ句会」

もともとこの手の言葉遊びの本って、娘は好きなんですが、
やっぱりこれもはまりました。(笑)

この本には「春のまき」「夏のまき」「秋のまき」「冬のまき」とあって、
それぞれの季節で動物たちが句会を開いています。
俳句って、日本人の季節を楽しんでいる心があらわれていて
いいなぁと思います。

今日、奥琵琶湖に行く途中の車の中で、
我が家の句会が催されたことは、言うまでもありません…(^-^)

ちなみに娘の一句は…

  春の山 色いろいっぱい きれいだな

「色」と「色々」をかけているようです。
さまざまな緑色がいっぱいであることを表現したらしいです。


ところで「雪野 袋」さんのプロフィールって、ほんとう!?
(今日も比叡山のケーブルカーの駅の横を通って、とても気になった…)
雪野運転手を探しに、
ゴールデンウィークあたり、ケーブルカー乗りにいこうかな…笑。


どうぶつ句会」 あべ弘士  学習研究社



2004年03月16日(火) 「ぬい針だんなとまち針おくさん」

ある針箱に住んでいる縫い針と待ち針の夫婦のお話です。
ある日、縫い針のだんなさんの方が
縫いおわって針にこぶをつくっているときに、うっかり足をすべらせ…
さてさてだんなさんの運命やいかに?!

ふふっ、出て来るキャラたちがいい味だしてます。
またまた娘のツボにはまった作品です。(^-^)

「昨日読んだのがおもしろかったから、今日も読んで。」とリクエストがかかりました。

それにしても、ピンクの真珠の待ち針って、本物!?
我が家の待ち針なんて、ペラペラの色紙なのにねぇ…!
やっぱり待ち針おくさんは高貴な生まれなんだわ…笑。



ぬい針だんなとまち針おくさん
土橋悦子/作 長新太/絵 福音館書店



2004年03月10日(水) くまさんとことりちゃん

久しぶりに娘のツボにはまった作品です。
娘は毎晩1話ずつ読むのを楽しみに待っています。
(すぐ読めちゃう量なんですけれどね、
おたのしみのお菓子のように、1夜に1話づつ読んでます…)

くまさんとことりちゃんはどうやら同居人のようです。
二人(!?)のどうってことのない日常が綴られているんですが、
読んでいるとなんだかほっこりとしちゃうんですよね…♪

くまさんとことりちゃん
ウルスラ・デュボサルスキー/ぶん
ロン・ブルックス/え
いまえよしとも/やく BL出版



2004年02月24日(火) Choo-Choo charlie The littletown Train

娘がまだ2歳だった頃、このpopup絵本を手に入れました。
本を開くと、小さな町が飛び出します。
そしてゼンマイ仕掛けの列車が線路をぐるぐると回る仕掛け。
ボタンを押すと、汽車の走る音も再現されます。

この本のこと、すっかり忘れていたのですが、
先日、下のお子さんが1歳すぎになられた方から、
「昔、ゆうちゃんのおうちにあったあの汽車の本、手に入るかしら?」と聞かれて、
思い出しました!(笑)

そういえば、うちに遊びに来たお子さんたち、
みぃ〜んな、この本に夢中だったなぁ〜と懐かしくなりました。(^-^)

小さなお子さんへのちょっとしたプレゼントにいかが♪

Choo-Choo Charlie: The Littletown Train



2004年02月22日(日) 新刊メモ「うさぎのおうち」「こんにちは、長くつ下のピッピ」

追記:昨日は画像が見れなかったようですが、
今日になって、絵本の表紙が見れるようになってました。(2冊とも)
ガース・ウィリアムズの描く愛らしいうさぎちゃんを見ることができます。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの文章をまついるりこさんの訳で読む…
とても楽しみです♪(2/24)


今、手にとってみたい新刊の覚え書きです。

うさぎのおうち
マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 ガース・ウィリアムズ/絵
まついるりこ/訳 ほるぷ出版


こんにちは、長くつ下のピッピ
アストリッド・リンドグレーン/作 イングリット・ニイマン/絵
いしいとしこ/訳 徳間書店

楽しみ♪


←きのうのmemoも書いてます。(「まぼろしのすむ館」)



2004年02月21日(土) 「まぼろしのすむ館」

母さんがロンドンで看護学の勉強をするために
大叔母ジェーンの住む古いお屋敷に預けられることになったフィリップ。
お屋敷にはジェーンおばさんといとこのスーザンが住んでいて…。

だれもいないはずの部屋からもれる光の謎解きをしつつ、
大叔母といとことの交流を通して、少年の心の成長を描いています。
(大叔母の心の変化も…。)

醸し出す雰囲気が、
なんとなくピアスの「トムは真夜中の庭で」に通じます。
一気に読んでしまいました。
(こうなると他のことが何もかもお預けになるので、困るんですけれどね…(^^;)
福武から出ていたので、現在、本が手に入らないのが残念です。
どこからか(徳間あたり…)復刊しないのかしらん?!

それにしてもこういう話は読みながら、
背筋がゾクゾクしてしまいます。
我が家が古いお屋敷でなくてよかった…(笑)。


「まぼろしのすむ館」
(アイリーン・ダンロップ/作 中川千尋/訳 福武書店)



2004年02月05日(木) こどものとも3月号

こどものともは『まゆとりゅう』
この「やまんばのむすめ まゆのおはなし」のシリーズ、娘も私も大のお気に入り。
第一作目の『まゆとおに』が、もうすぐ傑作集の仲間入りするそうです♪ 嬉しいな。

かがくのとも『あれこれ たまご』
関西弁だったので、娘に大受けでしたー。
おもろいわぁ♪


来期分から、月々のおたのしみは「たくさんのふしぎ」にすることにしました。
でも時々、「こどものとも」も「かがくのとも」も買っちゃうだろうな…。



2004年01月26日(月) 「赤いおおかみ」

12月に図書館でリクエストをかけていた本が
やっと手元にやってきました。

まず絵に惹き付けられ、
そしておおかみのおかあさんの目が
映像として心に焼き付きました。
すべてのページをめくったあと、
まるで映画を観たような余韻が残ります。

娘は「すべてのおおかみの父のところへ…」という文章の意味がまだわからず
「どういうこと?」と聞かれたけれど…。
うん、そのうちあなたにもそれがわかるときがくるよ、きっと…。


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赤いおおかみ
F.K.ヴェヒター/作 小澤俊夫/訳
古今社


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スズ [木陰でひと休み]

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