表紙のリスの寝顔に思わず手に取った絵本です。 中を見ると、ワラビー、キツネ、ライオン、ゴリラ、キリン、カバ、ヤマネ…etc さまざまな動物たちの寝顔の写真。 見ているだけで、こちらもほわほわとして 幸せな気分で満たされていきます。
ちなみにシロクマとアザラシの写真は、 星野道夫さんの撮られた写真で、 それも嬉しい発見でした。
今夜も寝る前に、この本を開いて 気持ちよく眠る事にしましょう♪
それでは、ねんね ねんね おやすみなさい…♪
「ねんね」 さえぐさ ひろこ アリス館
2004年09月15日(水) |
「海のおばけ オーリー」 |
この間から(夏休みから)、 ずっと「ピーター・パンとウェンディ」(福音館文庫)を読んでいるのですが、 読み出してしばらくすると娘が寝てしまうので(笑)、 遅々として進みません。(やっと半分読んだところ。) そのあまりの進み具合の遅さに、一旦休憩したくなって、 8月に配本で来ていたのに、まだ開けていなかったオーリーを 読んでみました。
赤と黒と白のコントラストが美しい表紙、 オーリーの瞳に、思わず吸い寄せられてしまいます。 ページを開くと、娘が好きなコマ割り。 エッツらしいまなざしで描かれたアザラシの親子…。
水兵さんに連れ去られてしまった、アザラシの赤ちゃんのオーリーの 人生(ん? アザラシ生か…笑)に、 娘は「どうなるんだろう」と、ハラハラドキドキしていたようです。 最後のページで、「ああ、よかった♪」と娘。
そして、「この本は、お家の本?」と確認。 「だって、何度も見たいから。」なんだそう。 あなたの大切な本がまた1冊仲間入りして、よかったね。
おぉ、それにしてもオーリーのたどった道(川)のり、 すごいですねー。 娘と地図を見入ってしまいました。
「海のおばけオーリー」 M.H.エッツ/作 石井桃子/訳 岩波書店
かあさんとおばさんとサムとあたし、 4人で3日間、カヌーで川下りの旅をするお話です。
まず最初に、カヌーにのせる荷物の多さにびっくり! こんなにいっぱいの荷物が、ちゃんとコンパクトにまとまって カヌーに載るものなのですねぇ。 (4人の人間が乗るだけでも、すごいなぁとおもうのですけれど。)
川下りの一日目のページになると、 娘もすっかりカヌーにのる一員となって、 川下りを楽しんでいました。 いやはや、すごいね〜、このおかあさんとおばさんは! (私には、女二人で子どもをアウトドアに連れて行く、こんな度胸はない。。。)
その昔、カナダに行ったときにカヌーにのったことがあります。 たったの1時間でしたが、 川のまわりの変化するいろんな景色を楽しんだり、 この本のように、 水の中で涼んでいるお腹の大きな鹿に出会ったりしました。 この本を読んでいたら、そのときのことが無性に懐かしくなって、 娘を連れてカナダに行きたくなってきました。 (いつか行けるかなぁ…)
娘はすっかりこの本が気に入って、 今夜もこの本を読んで、川下りの旅に出たいようです。(^-^)
「赤いカヌーにのって」 ベラ・B・ウィリアムズ/作 斉藤倫子/訳 あすなろ書房
2004年09月12日(日) |
リサとガスパール絵本原画展 |
リサとガスパールの絵本原画展に娘と行ってきました。 原画からは、絵具の質感を感じられてよかったです。 色合いも、絵本よりはっきりしていた気がします。 最新作(?)の絵に、リサとガスパールが、 ハレンスレーベンのアトリエを訪れたというのがあったのですが、 彼らが帰った後の、ハレンスレーベンのコメントに 思わず吹き出してしまいました。 ふふっ、こういうユーモアのセンスが、 リサとガスパールのお話を楽しくさせているんでしょうね♪
あと、「おうちにあるものどんなもの リサとガスパールのことばえほん」の絵を久しぶりに見て(家に本もあるのですが…)、 さすがフランス、ざるがおしゃれだったりするなぁ…と、 急にそれが欲しくなったりして、笑。
原画展では、新シリーズのペネロペの原画も。 ペネロペの仕掛け絵本「ペネロペようちえんへいく」がとてもかわいくて、 娘がまだ幼稚園児だったら、まちがいなく1冊、お土産に買って帰ったと思います。 今回、それは思いとどまって(笑)、 娘が選んだ「リサれっしゃにのる」を、お持ち帰り。 こうして見てしまうと、また全冊そろえたい病が…。 (あ、おさえているんですよ、一応。。。(^^;)
かわいかったので、リサのハンドパペットをお土産に。 (ガズパールは予算の都合上、置いてきました。ごめんよ〜、ガスパール。) ゆうちゃん、ときどき幼稚園の絵本の会のときに、 ママに貸してね〜。
2004年09月11日(土) |
「ノンビリすいぞくかん」 |
最近、一足先にお風呂からあがった娘が、 私を待つ間に、お布団の上でゴロゴロと本を読んでいるのですが、 まだ私が脱衣場で、髪の毛を乾かしていたら、 娘のケラケラと笑う声が聞こえてきました。
「一体、何にうけているの?」と聞くと、 「これ、おかしい〜。ママ、あとで続きを読んで〜。」と この本を持ってきました。
そこでその日は「イカのはなし」と「タイのはなし」を読んだのですが、 そのお話はなんじゃこりゃ〜!?の連続。 さすが、「ナンジャコリャ童話館」と銘打ってあるだけありますね、ぐふふっ。
「ノンビリすいぞくかん」 長新太/作 理論社
2004年08月15日(日) |
「空とぶじゅうたん」 |
先日、サイトに訪れて下さっている素敵な方から、 新藤悦子さんとこみねゆらさんの手による「空とぶじゅうたん」という本を ご紹介いただきました。
新藤悦子さんは、「母の友」で「旅する母娘」というエッセイを書かれていて それをときおり楽しく読んでおりました。 9月号の「母の友」にも「トルコで紙芝居」という旅日記が載っています。
その新藤さんが綴られた文章に、ゆらさんが絵を描かれている…! そんな素敵な絵本があったとは!…と、 すぐに最寄りの図書館で検索したのですが、 あいにく蔵書がありませんでした。
ゆらさんのサイト(→こちら)で、 「空とぶじゅうたん」の挿絵を少し見る事が出来ます。 その絵を見ていると、ますますその絵本が見てみたくなりました。
こんなときはやっぱり、復刊ドットコムにお願いするしかありません。 先ほど、復刊リクエストに1票投票して参りました。 どうぞ、復刊がかないますように…。
復刊リクエストは、こちらです。
2004年08月01日(日) |
「消えたモートンとんだ大そうさく」 |
ひきがえるとんだ大冒険シリーズの2です。 実は以前、シリーズ1の「火よう日のごちそうはひきがえる」を娘に読もうとしたら、 あっさり断られたのです。 そこでしばらく、この本も古本屋さんで手に入れたものの、 ずっと本棚の中で眠っていました。
先日、そういえばこの本はまだ読んでいなかった…と、思い出し、読み始めました。 そうすると、娘がぐぐっとお話にのってきました。 話の後半になり、「続きは明日」と言うと、 「朝に読んで〜!」と言い、 その朝もバタバタしていたら、 「じゃあ、私一人で読む!」と言いだしました。 (こんなに文章の多い本でそんなことを言ったのは、これが初めてかもしれません。)
そんなわけで、この本の読了後、 今は「火よう日のごちそうはひきがえる」を読んでいるところです。
どちらのお話も、二匹のひきがえるの一方がそうじ好きで もう一方が料理好きというのがキーポイントなんです。 そうなんですけれど… 「消えたモートン…」の方を読んでいたとき、 私も娘も 一体、どちらがモートンで、どちらがウォートンなのかが、 なかなか区別がつかなくて、「あら、一体どっちだった?」と 何度も最初を読み返したりしたんですけれどね…、笑。
「消えたモートンとんだ大そうさく」 ラッセル・E・エリクソン/作 ローレンス・D・フィオリ/画 佐藤涼子/訳 評論社
2004年07月23日(金) |
ターちゃんとルルちゃんのはなし このまえのにちようび (1) |
かわいい表紙にひかれて、図書館から借りて来た本です。 表紙にはターちゃんとルルちゃんが仲良く書かれているので、 てっきり二人がとても仲良しさんなのかと思ったら…
この本には二つのお話が納められていて、 ひとつはターちゃんのお話で、もうひとつがルルちゃんのお話なんです。 そして、お話のなかで二人はある場所で共有する時間を持つ…。 おもしろい設定の仕方だなぁ…と、感心しました。
娘はお話はもちろんなのですが、 ターちゃんとルルちゃんの挿絵が気に入ってしまい、 お手元本にしたいそうです。(^-^)
「このまえのにちようび」というシリーズ、あと2冊出ているらしいので、 次は(2)を借りてきましょう♪
「ターちゃんとルルちゃんのはなし このまえのにちようび (1)」 たかどのほうこ アリス館
2004年07月17日(土) |
「ノックメニーの丘の巨人とおかみさん」 |
この間、ブッククラブの配本で我が家にきた本です。 娘のお気に入りのトミー・デ・パオラ。 アイルランドの昔話で、娘はケラケラと笑いながら聞いておりました。
さて、この本がすっかりお気に入りとなった彼女。 寝る前の1冊に、この本が再度登場です。 今夜の読み手はパパ。 読み始めてしばらくすると… 「おぉ!こんなところに!」と、パパの声。
ん?! 何にかと思って、後で聞いてみると、 パパが感動(!?)していたのは、 巨人のフィン・マクールがアイルランドからスコットランドへわたる道路を つくるページでした。 フィン・マクールがつくっていたのは、 実は「ジャイアンツ・コーズウェイ」という 世界遺産に登録されている北アイルランドの六角形石柱群。 この柱状節理は、どうも物理学者の気をそそるらしい…。 (そういえば、玄武洞に連れて行かれたことがあります、私。) そんな訳で、「ノックメニーの丘の巨人とおかみさん」から 気分はすっかり世界遺産の旅へと飛んでしまった我が家…。(^-^)
その他にも、このフィン・マクールはケルトの伝説に出て来る人物であるとか、 レプラコーンのこととか…etc. この本からいろんな話題が出て来て、次の日の食卓がにぎわいました。
ケルトという言葉を私が知ったのは、ここ数年のことだけれど、 娘はこうして絵本でこっそり(?!)ケルトにもふれ合っているんだなぁと思うと、 うらやましくもあります。 絵本で親しんだ世界が、ある日、「ああ、このことだったんだ!」と見えて来たとき、 きっと嬉しいでしょうね。 (現に、今日、この絵本のワンシーンが、世界遺産だと知って、 感動したのは、何を隠そう、この私…(^^;)
『ノックメニーの丘の巨人とおかみさん』 トミー・デ・パオラ / 再話・絵 晴海耕平/訳 童話館出版
ちなみに世界遺産への旅は黄門様のおともで…(笑)→こちら ジャイアンツコーズウェイが堪能出来ますよん。
この本には「しずくの首飾り」のほか、 全部で8つのお話が入っています。 今日、とりあえず、1話目の「しずくの首飾り」を 娘に読みました。
話が上手いです。 展開が昔話っぽくて、すっとお話の中に引き込まれます。 それに、だいたい、雨つぶのしずくの首飾りだなんて…! ああ、想像するだけで素敵。(うっとり) アラビアのおひめさまでなくても、欲しいです…笑。
ピアンコフスキーの挿絵も素敵。
う〜ん、やっぱり手元本にしようかな。 (お高い本なので、躊躇していたのですが、やっぱり欲しい…)
「しずくの首飾り」 ジョーン・エイキン/作 猪熊葉子/訳 岩波書店
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