2005年01月16日(日) |
「まんじゅうこわい」 |
斉藤洋版落語とでもいいましょうか、 落語を楽しくアレンジしてある本です。 「まんじゅうこわい」「親子酒」「できごころ」の 三つのお話が入っています。
表題の「まんじゅうこわい」では、 トメさんのうちで、動物たちがトランプをしてあそぼうという話になってます。 クマさんはまんじゅうがこわくてベッドで寝ているし…笑。
この本、私が読んでたときよりも、 どうもパパが読んだときの方が、おもしろく聞こえるのです。 私も横で聞いていて、楽しませてもらいました。(^-^) (これからも落語の本はパパの担当にしよう。。。)
娘は三つ目のお話の「できごころ」が気に入って、 パパに何度も読んでとリクエストしていました♪
「まんじゅうこわいランランらくご」 斉藤洋/文 高畠純/絵 あかね書房
2005年01月13日(木) |
「長くつしたのピッピ」 |
この本は、ピッピのシリーズ三編の中から、 リンドグレーン自身が、おもしろい話ばかりをえらんで 1952年に1冊にまとめて出版した「長くつしたのピッピ物語」の全訳版です。 「名探偵カッレくん」や「さすらいの孤児ラスムス」などの リンドグレーンの作品の訳を手がけていらっしゃる 尾崎義さんの訳によるものです。
夜寝る前に少しずつ、娘に読んでいます。 娘も「今夜もピッピを読んでね」と、とても楽しみな様子。(^-^) (しかしひとつの話が長いので、これを一晩で読むのは大変なのです…。 「どろぼう」の話は私が途中で今日はおしまい!とやめたら、 あとは自分で読んでいました。 その勢いで、自分で読みすすめてくれるかな…と、 ちょっと期待したら、それははずれました…。(^^;)
私もいくつかのお話(どろぼうが入るとか…)は記憶があるのですが、 本を読んだ覚えがないので、 たぶん当時やっていたテレビでの記憶なのでしょう。 私も本で出会いたかったな。
さて、明日読む話では、いよいよ、ピッピのパパが登場…ふふっ(^-^)
「長くつしたのピッピ」 アストリッド=リンドグレーン/作 尾崎 義/訳 和地あつを/絵 講談社(青い鳥文庫)
先日の朝、やっと冬らしくなって 車のフロントガラスに霜の模様ができていました。 それは、まるで雪の結晶のようにも見えるし、 繊細なガラスで出来たシダの葉のようにも見えます。
そして、その時、 ちょうど読んでいた本がアトリーの「氷の花たば」(岩波少年文庫)でした。 ローズが見た霜のつくるバラや、シダや、木は そんな美しい霜の模様だったのでしょうね…。
アトリーの本には、美しい自然がちりばめられていて 読む者をその中にいざないます。 そして、いつのまにかお話の中に入り込んでいる私がいるのでした。
この冬休み、娘に読む用には 「グレイ・ラビットのおはなし」(岩波少年文庫)を買いました。 これは今度の帰省のお供にするつもり。
「氷の花たば」 アリソン・アトリー/作 石井桃子・中川李枝子/訳 岩波少年文庫 (119)
2004年12月27日(月) |
「手ぶくろを買いに」 |
この冬休みは、新美南吉を読もうと、 「手ぶくろを買いに」と「ごんぎつね」を図書館で借りてきました。
今日は、まず「手ぶくろを買いに」の方を。 冬の山の様子や町の灯の様子…それらの美しい情景が浮かび上がってきます。 読んでいて、あらためて、ああ、美しい日本語だなと思いました。
娘は生まれてこのかた、実は霜焼けをつくったことがないのです。 血の巡りがいいのかしらん…。 私なんかは油断すると今でも作ってしまうのに…(^^; (子供の頃は、しょっちゅうキンカンのお世話になっていました、笑。) そのため、狐の子供が作った牡丹色の霜焼けを実感出来ないようなので、 まずは、霜焼けの説明をしてやらねばなりませんでした…(^^;
ところで、この偕成社の日本の童話名作選シリーズは、いいですね。 ぼちぼちとそろえていこうかしら…。
「手ぶくろを買いに」 新美南吉/作 黒井 健/絵 偕成社
2004年12月24日(金) |
「クリスマス・イブ」 |
今年の娘へのクリスマスの贈り物に、この本を用意しました。
静かで暖かなクリスマス♪ オレンジ色に黄色のお星さまがとてもきれい。 子供たちのワクワクした気持ちとおごそかな聖歌。
娘とこの本を楽しんで、 イブの夜は静かに更けて行きました…。
…ところで、最後の「かみによりて やすらかにあれ…」という聖歌が どの歌にあたるのか…ご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい。m(__)m
マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 ベニ・モントレソール/絵 矢川澄子/訳 ほるぷ出版
我が家はただいま、アンデルセン月間(!?)です、笑。 先日の「スズの兵隊」に続き、 よみはじめたのが、ベスコフ/絵の「おやゆびひめ」。
読み終わると、娘が 「前、ビデオで見たのと、最後が違う。」と言い出しました。 以前、みらい館で見たビデオでは、 最後は、もとのお母さんと 王子様とつばめも一緒に暮らす…ということになっていたらしいのです。 (なんでそうなる?!)
そこで、「こちらがもともとの本当のお話よ。」と言うと、 「そうなの?」と…。 しかし、娘よ、そのずっと前にも カーリナ・カイラ/絵の「おやゆびひめ」(福武書店)を手に入れたときに、 一度、このお話は読んでいるはずなんだけどなぁ…。 (それはどうも覚えてないようです…泣。)
ベスコフの絵も好きだけど、カーリナ・カイラの絵も好き。 どこからか、復刊してくれないかしらん。
そういえば、原書で全然読めないけれど(^^; ツヴェルガーの「おやゆびひめ」も我が家にはありました。 こちらは親の楽しみの本です、はい。
それにしても、 アンデルセンのお話は、冬に読むと、 ちょうどしっくりきて、いいように思います。(^-^)
「おやゆびひめ」 エルサ・ベスコフ/絵 石井登志子/訳 フェリシモ出版
2004年12月19日(日) |
「しあわせなモミの木」 |
ゾロトウの作品の中で、これが一番好き♪ 読み終えるといつも、 子供たちと小鳥たちの歌声の余韻に とてもおだやかでしあわせなクリスマスを味わっています。
「しあわせなモミの木」
シャーロット・ゾロトウ/作 ルース・ロビンス/絵 みらいなな/訳 童話屋
2004年12月17日(金) |
最近、娘に読んだ本「とびきりすてきなクリスマス」ほか |
最近、娘に読んだ本、 書き留めておかねば、どんどん日がすぎて行きます。 どれも味わい深く余韻のある作品。 題名だけでも、メモしておこう…。
「とびきりすてきなクリスマス」
「ちいさなもみのき」
「夕あかりの国」
「サー・オルフェオ」
2004年12月08日(水) |
「おもちゃの工作ランド」 |
今、娘たちは国語で「うごくおもちゃを作る」という単元を習っています。 先日は、実際にその国語の教科書に載っている うごくおもちゃを作るのだといって、材料を持って行きました。 (先生、前もって言っていただかないと、フィルムケース、 家中を探しまわりました…あってよかったけど。)
そういえば、去年の今頃、 2年生たちが 「うごくおもちゃを作るので、それが載っている本はありませんか?」と 図書室に本を探しにきたのだけれど、 適当な本がなく、苦労したのを思い出しました。 娘たちもまもなくそんな課題が出るに違いありません。 これは困ったぞ、ううむ…と思っていたら、 福音館からタイムリーに「おもちゃの工作ランド」という本が出ました。
今日、amazonから届いたのですが、 中を見て、感激。 いろんな動くおもちゃが載っているんです♪ それもみんな楽しそうなものばかり! この本、小学校の図書室にも絶対、欲しい!
動物園、ウォーターランド、サーカス、スペースランド、遊園地と 5つの工作ランドにわかれ、 楽しい手作りおもちゃの作り方が載っています。
親子でいろいろと工作するのにも、おすすめです♪
「おもちゃの工作ランド」 成井俊美/作 三枝祥子/絵 福音館書店
来週、5年生の教室にこの本を持って入るので、 久しぶりに本棚から取り出して文章をチェックしていたら、 娘が、「読んで」と言ってきました。 この本を手に入れた頃、娘は幼稚園児。 まだ彼女に読むのはもったいなくて(!…笑)、 私だけで楽しんでいた本なのでした。
今年は朝小でも、 映画「ポーラーエクスプレス」の宣伝が載っていたりして、 彼女はそれを見ていたのか、 私が「ポーラーエクスプレス」と言うと、「ああ、知っている」と…。
読んだ後、娘がいいました。 娘「私もサンタさんの橇の鈴欲しいな。」
本当に…サンタさんの橇の鈴の音って、どんな音がするでしょう…♪
私「ミュージックボールのような音かな?」
娘「きっと、もっと素敵な音思うな…♪」
それからまた、娘が言い出しました。
娘「サンタさんを信じている人、手をあげて。」
娘と私「はい!」
娘「いっとき、ゆうちゃんはサンタさんがいるかどうか わからないときがあったのだけど、 今は、いるって信じているよ。」
ママ「そうだね。ママもそう思う。…ママもプレゼント欲しいな。」
娘「サンタさん、ママの欲しいものも持ってきてくれたじゃない!」
ママ「え? そお?」
娘「だって、ほら。ママが欲しがっていた積み木を、 ちゃんと持ってきてくれたでしょ!」
はい、まったくそのとおりでした。(笑)
『急行「北極号」』 C.V.オールズバーグ/絵と文 村上春樹/訳
我が家にあるのは「河出書房新社」版です。 今は「あすなろ書房」からでています。 (絵の雰囲気が微妙に違う…。訳も少しかわったみたいです。)
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