木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2006年01月08日(日) 「ダーシェンカ」

娘に夜寝る前に読む本、
担当が私とパパとでは読む本がかわるのですが、
ここ最近、パパが担当している本は、
カレル・チャペックの「ダーシェンカ」でした。
娘は「長い長いお医者さんの話」で、
すっかりカレル・チャペックのお話が好きになりました。
この本は小犬のダーシェンカにお話を語るという
形式になっていて、8つのお話がおさめられています。
そして、随所にダーシェンカの愛らしいイラストが
描かれているので、ふだん、娘はそれだけを見ています…笑。
(漢字にほとんどルビがないので、そもそも読めない。)
後半はダーシャンカのアルバムになっていて、
これがまたかわいいのです♪

娘は今日、続きを本棚から取り出していましたから、
きっと明日からは「小犬の生活―ダーシェンカ〈2〉」を
パパは読まされるに違いありません…笑
そうそう(2)には、パラパラ漫画がこっそりついていて、
それがまた娘のお気に入りだったりします。

この2冊は、ちょうど「長い長い…」を読んでいた頃、
たまたま古本屋さんで見つけ、即、購入しました。
絶版になり、手に入らない本を古本屋さんで見つけた時って、
ちょっと興奮してしまいますね…笑。

ところで、この「ダーシェンカ」が
本の形が変わって、どうやら復刊していたようです。
子犬の生活ダーシェニカ
微妙に「ダーシャニカ」と名前が変わっていますが。

あと、猫のバージョンもあるのですね…。
(こちらは、表紙を見るかぎりはダーシェンカほど
かわいくないんだけど…笑)



2006年01月04日(水) 「小さなトロールと大きな洪水」(追記あり)

娘が学校の冬休みの貸し出しで
2冊本を借りて来ています。
そのうちの1冊が
ムーミン童話全集〈別巻〉/小さなトロールと大きな洪水」です。

この本は、ムーミンの記念すべき第一作目の作品。
ムーミンたちがムーミン谷に
住みつくまでのお話です。
ムーミンとムーミンママが不安をかかえながら
行方不明のパパを捜しつつ住む場所を求める姿には
やはりこのお話がかかれた時代が映し出されている気がします。
読んでいて、漠然とした不安と暗さを全体に感じます。
それでもムーミンママは希望を失いません。
女性は強し!
娘はまだ読んでいないのですが、
どんな印象を持つのでしょうか。
一人で読むには途中でこわがって、最後までいかないかな?
↑(1/5追記)
今日になって、娘はこわがることもなく
一気に読んでしまいました。
ハハの心配は杞憂に終わりました。(^^;


この本を借りて来たので、
夏休みに読みそびれていた「たのしいムーミン一家」を夜寝る前に
娘に読んでいます。
「小さなトロールと大きな洪水」を読んでみて、
「楽しいムーミン一家」は灰色の世界からあかるい場所へ
移動しての物語なのだな…と。
いろんな事件が起こっても、
どこか安堵感があるように思います。




2005年12月22日(木) 「ペッテルとロッタのクリスマス」

久しぶりにペスコフの3人のおばさんシリーズを
読みました。
ペッテルとロッタの気持ちが
暖かくて、いとおしくなります。

ペッテルとロッタのクリスマス



2005年12月21日(水) 「黒ねこのおきゃくさま」

雪が降る夜に、
ルース・エインズワースの
「黒ねこのおきゃくさま」を
読んでみる。

黒猫の問いかけに対する
おじいさんの答にじわりと
あたたかいものがこみあげてくる。



黒ねこのおきゃくさま



2005年12月20日(火) 「ぴちぴちカイサとクリスマスのひみつ」

今日もリンドグレーンです。
ちょっと元気のない日には、
カイサを読んで、元気をもらおう。。。

心がほかほかあったかくなる
クリスマスのお話。

ヴィークランドの絵も素敵です。

ぴちぴちカイサとクリスマスのひみつ



2005年12月13日(火) 「ロッタのひみつのおくりもの」

リンドクレーンのロッタちゃんシリーズ。
ながらく手に入らなかったのだけれど、
やっと再刊になったので、我が家にやってきました。
時期的にはイースターのお話なんだけど、
その時期には季節外れの雪だるまやサンタさんも登場するので、
今読んでもたのしいです。
でも、ヨナスやミア・マリアのように
イースターのうさぎさんがだれなのか
何となくわかっているわ…という前提で読んでくださいね。
娘はさて!?(笑)

ロッタのひみつのおくりもの



2005年12月12日(月) 「アルフはひとりぼっち」

自分だけ大切にされていないと思い込んだロバのアルフ。
ある日、家出を決行しますが…。

自分のことだけでなく
周りの人たちのことを
ちゃんと見る目というのは、
とても大切。



アルフはひとりぼっち



2005年12月06日(火) 「クリスマスまであと九日ーセシのポサダの日」

12月になるとクリスマスの本を読みたくなります。
きのう、娘が読んでほしいともってきたのは、この本。
ちょうど私も読みたかったので、二人の気持ちが一致して
なんだか嬉しいひとときでした。(^-^)
ポサダの説明とか、ピニャタの説明とか、
私ももうひとつわからないままに説明していますが…(^^;
メキシコのクリスマスってこんなふうに行われるんだなぁ…と
思いながら読んでいます。

クリスマスまであと九日―セシのポサダの日



2005年12月05日(月) 「沖釣り漁師のバート・ダウじいさん」

ずっと以前(5年程前?)に
ビデオ絵本で娘は見ているはずなんですが、
まったく覚えていないようで(笑)、
新鮮な気持ちで、本を楽しんでくれました。

マックロスキーはやっぱり絵がいいなぁ。
うみのうねり加減なんか、迫真にせまるわ。

沖釣り漁師のバート・ダウじいさん―昔話ふうの海の物語



2005年11月28日(月) ロジャー•デュボアザンの本

ここ最近
夜寝る前に娘に読んであげていたのは、
ロジャー•デュボアザンの本です。

一冊目は19世紀のイギリスの詩人ロバート•ブラウニングが書いた
ハーメルンの笛ふき男」の物語にデュボアザンが絵をつけたもの。
ハーメルンの話をこのようにまともに読んだのは、
わたしもはじめてだったかもしれません。
足が悪くてほらあなに入れなかった男の子の話と
トランシルヴァニア地方に住む
その土地生まれでない人たちの一族の話とを結びつけるには
娘はまだ幼すぎて、このあたりの深いところは汲み取れなかったと思うけど、
もっと成長した時に、そこはある日突然わかるようになるのかもしれないと
本をそっとそのまま本棚に置いておくことにします。

もう一冊は「ペチューニアのたからもの
読んでいて、やはり、デュボアザンの本は質が高いなぁと思います。
大事なことを語っているけれど、決して教訓臭くない。
ペチューニアの話なんかは、大人には身につまされる話かも…(^^;
めんどりのアイダのように
本当に大事なものは何かを見つめる目を養ってほしいと
読みながら感じました。


 < 前のページ  INDEX  次のページ >


スズ [木陰でひと休み]

My追加