木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2006年02月22日(水) 「黒い島のひみつ」

タンタンの冒険旅行「黒い島のひみつ」が届きました。
昨秋、パパがタンタンのふるさとベルギーに行ったおり、
ブリュッセルのビルにはタンタンの壁画(!?)があったそうです。(^-^)

娘は暇があったら、今はこの本を開いています。
あ〜やっぱりこの娘は本当に漫画好き。
(物語の本にも、これくらい食いついてくれ〜(^^;)

タンタンがスコットランドらしいスタイルで
出てくるのがいいですね♪

黒い島のひみつ
エルジェ/作 川口恵子/訳 福音館書店



2006年02月20日(月) 日本の神話

もともと「くにのはじまり」を学校で読むため取り寄せ、
その後、ぼちぼちとそろえていたのですが、
お世話になっていた児童書店さんが3月中旬に閉店されることになり、
この2月で急ぎ残りも送っていただきました。

「あまのいわと」「やまたのおろち」「いなばのしろうさぎ」などは
私も子どもの頃に聞いた話の断片が記憶にありますが、
じゃあ「やまたのおろち」を成敗したのが須佐之男の命だったとか、
「いなばのしろうさぎ」でうさぎを助けたのが大国主の命だったとか、
そういう肝心な神様の名前までちゃんと覚えていなかったので、
このシリーズでいろんな神々の名をあらためて確かめた感じです。(^^;

それにしても、「いなばのしろうさぎ」のうさぎを助けた後、
大国主の命の大変なこととと言ったら、、、!

絵本についている解説を読んでいると、
もうちょっと知りたい気持ちがむくむくと出て来て、
「古事記」に関する本をちょっと読んでみようかしらん…という
気になっています。


ちなみに家の近所の神社はスサノオノミコトを祀っていますが、
この絵本とは漢字の表記が違いました。(後ほど、ちゃんと調べてきます…)
八坂神社も「素戔嗚尊」ですね。

日本の神話〈第1巻〉くにのはじまり
日本の神話〈第2巻〉あまのいわと
日本の神話〈第3巻〉やまたのおろち
日本の神話〈第4巻〉いなばのしろうさぎ
日本の神話〈第5巻〉すさのおとおおくにぬし
日本の神話〈第6巻〉うみさち やまさち



2006年02月15日(水) 「たのしいムーミン一家」

途中、いろんな本を間にはさんで途切れ途切れに読んでいたので、
ああ、長いことかかりました。
やっと「たのしいムーミン一家」を読みおわりました。

とにかく途切れ途切れに読んだために、
前に読んだ部分を忘れているっていうこともしばしばあったのですが、(^^;
加速的におもしろくなったのは、
トフスランとビフスランが出て来てからでしょうか。
彼らの使う言葉が、娘のツボにはまりました、笑。
(もちろん、飛行おにのぼうしやニョロニョロもドキドキしながら
読んだのですけれどね…。)

そして最後は、ムーミン谷に訪れた秋の気配を感じながら、
満ち足りた気持ちで読み終わることができました。(^-^)

ところで、この間、ムーミンのDVD「ムーミン絵本 それからどうなるの?」を借りたのですが、
これは絵本「それからどうなるの?」と「さびしがりやのクニット」をそのまま映像化したもので、絵本の雰囲気をこわすことなく、美しく仕上げられていました。
DVDを見終わった後、
本棚から「さびしがりやのクニット」を取り出して余韻に浸りました。
それにしても、このDVD(2冊の絵本)に出て来るヘムレンは
「たのしいムーミン一家」に出て来るヘムレンさんとは
まったく別物のようですね…。




2006年02月13日(月) 「雪わたり」

今夜は、満月。
東の山からぽっこり出て来たお月様は
わずかに黄色味を帯びた優しい光を放っていました。

こんな夜には、「雪わたり」がぴったりときます。

きっと「きつねのげんとう会」は
森のどこかで開かれていたのでしょう。
まさに、きつねの紺三郎の言う
「お月さまはまるでしんじゅのおさらです。
お星さまは野原のつゆがキラキラかたまったようです。」
今夜はそんな冬の夜です…。

ほら、どこからか聞こえてきましたよ。
 
 キックキックトントン
 キックキックトントン

  しみ雪しんこ、かた雪かんこ

ってね。(^-^)


宮沢賢治のおはなし「雪わたり」(岩崎書店)



2006年02月11日(土) 「やまんば山のモッコたち」(改訂版)

今日の夜、少しずつ娘に読んでいた
やまんば山のモッコたち」を
やっと読み終わりました。(^-^)

最初、娘に図書室で借りて来てもらったのは
20年前に出た版のものだったのですが、
(↑考えてみたら、古い本が図書室にはある…!)
夜、ちまちまと読んでいたので、
当然1週間で読めるわけなく、途中で返却。
結局、本を手元に置くことにしたのです。

そうして、やってきたのが、2000年に出た改訂版。
すると…あれ? お話が増えている!
そうなんです。
図書室で借りて来ていた本にはなかったお話が
改訂版には載っていたのでした。
それに、冒頭に「モッコ」の説明も載せてあったり、
(最初に娘に「モッコ」って何?と聞かれ、
本を読む前にはわからなかったので、
この説明が載っているとお話に入りやすいかもしれません。)
霜里の地図が見開きにあったりして、
とても親切(!?)になっていました。

この本は思っていた以上に、
心に栄養を与えてくれる本でした。
やまんば山の四季の移り変わり。
美味しい山の幸。
まゆと啓太のまっすぐな性格。
やまんばの母としてのかっこよさ。(見習いたいわ。)
そして何よりも、
センス・オブ・ワンダーを感じる世界。
そう…空気の冷たさや水の冷たさ、
木々や花々や美といったものの匂いなどを感じ、
想像できる世界。


それにしても、
この本に出て来る食べ物のおいしそうなこと!
ヤマモモの砂糖煮やクルミの蜂蜜煮、揚げころ餅、
それにきいちごのアイスクリームなどなど、
どれをとっても食べてみたいと思うものばかりでした♪
(食いしん坊にはとても美味しい本です、笑)



2006年01月26日(木) 「ぬまばあさんのうた」

新刊の覚え書きです。
こそあどの森シリーズの新刊が出ました。(^-^)

ぬまばあさんのうた



2006年01月24日(火) 「やまんば山のモッコたち」

節分が近づくと、なぜかまゆのお話が読みたくなります。(笑)
(やっぱり「まゆとおに―やまんばのむすめまゆのおはなし」の
おにのイメージからかなぁ…。)

で、今、娘に「学校の図書室から借りて来て」とリクエストして
読み始めたのが、「やまんば山のモッコたち 」です。
「まゆ」の誕生から1年間、
四季を通じてお話が語られていきます。

ちょうど、お話は「冬語り」からはじまるので、
今の季節にぴったり♪
第一話の「冬語り」は、
やまんば山へ入り込んだ「啓太」という男の子と
生まれたばかりのやまんばの娘「まゆ」が出会い、
「寒立馬」をめぐって「雪女」と一騒動が起きるお話です。

娘は登場人物のしゃべりが面白いと言って
喜んで聞いています。
(思いっきり、関西弁でしゃべるからね…)
あと、啓太が無事に家に帰れるのか…とも、心配しています。
(まだきのうはお話の途中までしか読んでいないので。)

それにしても、私も知らない言葉がぽろぽろと出てきます。
たとえば「やまかがち」とか、「寒立馬」とか…。
そしてネットで調べてみては、
へえ〜そうだったのかと感心しているのでした。
(「寒立馬」という種類の馬が実際にいるのですね。知らなかった。)



2006年01月22日(日) 「ありがたいこってす」

きのう、「ありがたいこってす!」が、届きました。

ラビさまって、日本で言えば、むかしの和尚様みたいなものだなぁ…と。

どこの国でも、こうして庶民が助けをもとめると、
知恵を授ける人がいらっしゃったのですね。



2006年01月18日(水) 気になっている本

ふゆのまほうつかい
色合いがとても優しい。
冬のうちに読んでみたいなぁ、これも。



2006年01月13日(金) 今、ウィッシュリストに入っている本

予定外にやかまし村のDVDを2本
あわてて購入したため、
今月はもはや書籍にかけるお金は
もうないはず…。

図書館でもリクエストをかけなきゃ
すぐに行ってもない本で
じっくりとながめてみたい本が2冊。
ひそかにアマゾンのウィッシュリストに入ってます…。
(図書館にも一人じゃ行けない私は、
ついついネット書店へと足が向いてしまう…)

うぅっ、どうしよう。

1冊目は「雪の女王 アンデルセン童話集(1)
雪の女王はどの本を手に入れようかとずっと悩んでいたのですが、
ayaさんのサイトで、このデュラックの本のご紹介があって
ああやっぱりいいなぁ…と、心が動いています。

2冊目は「ぼうし
表紙の絵も繊細で素敵だし、
松井るり子さんがどのように訳されているのか、
とても読んでみたい1冊。

どちらもやっぱり冬の間に読みたいよねぇ…。


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スズ [木陰でひと休み]

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