木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2006年07月14日(金) 「ボヨンボヨンだいおうのおはなし」

人間、ストレスたまりすぎると、病気になります。
ボヨンボヨンだいおうも身にしみたことでしょうね。。。


コラージュが美しい作品です。



2006年07月09日(日) 「ハイワサのちいさかったころ」

先日の絵本作家ワンダーランドに行ったおり、
積み上げられ、並んでいた本のなかで、
とても気になったのが、ル・カインの
「ハイワサのちいさかったころ」でした。

いつもエキゾチックな絵で魅了されるル・カインですが、
この本はいつもとはまた少し違う画風で、
インディアンの神話の雰囲気を伝えています。
とても丁寧に織り上げられた織物を見ているようです。

また、ワーズワースの詩も
インディアンの自然や動物との対話を
美しく伝えてくれます。
きっと、こうして育ったハイワサは
とてもりっぱなインディアンだったのでしょうね。
(…と、大人になったハイワサに思いを馳せる。)




ワーズワースの詩とル・カインの絵による
この本は1985年のグリナウェイ賞を受賞しています。



2006年07月08日(土) 「はりねずみイガ・カ・イジー」「ブンダバー」

娘の最近の読了本メモです。

     


「ブンダバー」はサクサクと読めるようです。
ときどき、吹き出して読んでます。

ところで、トーハン2006年度先生がすすめるおすすめ本のリーフレットの
3・4年生のところに「ブンダバー〈9〉」が載っているのですが、
なぜいきなり<9>なのか、よくわかりません。。。
(このリーフレット、いつも???なんですけれどね。)



2006年07月07日(金) 「星と伝説」

東西、いろんな星にまつわる伝説があります。
これからの季節、夜空をながめながら、
その星々にまつわるお話を紐解いてみるのもいいですね。

今夜は残念ながら曇り空でしたけれど。。。



2006年07月06日(木) ファンタジーな本って。。。

娘が学校で「白いぼうし」を習い始めました。
今日、「お母さん、ファンタジーの本ある?」と聞く。
なんでも、学校でおすすめのファンタジーの本を
みんなで紹介しあうのだそうです。

そこで、「ライオンと魔女」と言うと、
「え〜、やだ。」(←彼女はナルニアはこわい…)
ハリポタなどみんなが知っていそうな本も割愛。
(エミリー・ロッダも他の子が持ってくるだろうし、割愛)
そうなると、家にはあるが、
娘はまだ内容を知らない…という本がほとんど。

「ううむ、どうしよう」

「先生、絵本でもいいって言ってた。」

こうなると、選択が広がります。
じゃあ、とっておきの絵本を持って行きましょう。

でも、ファンタジーというカテゴリーで
あまり絵本を分類したことがなかったので、
しばし、何をもってファンタジーとするか、考える…。

娘も「お母さん、ファンタジーな本って、
いったいどんな本のことを言うの?」と、質問。

「う〜ん、現実世界と違う世界のお話かな?」

「じゃあ、妖精とか小人とか、そんなの?」

「そうね、妖精なんかが出てくるお話はファンタジーかもしれない。
それに別の世界に出かけて帰ってくるっていうのもポイントかも。」


娘が選んだのはベスコフの「おひさまのたまご」。
それに「ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん」。
たしかに、ベスコフの作品は極上のファンタジーかもしれません。

その他に、日本の作者のもので…と考え考え、
「マジョモリ」なんかどぉ?とすすめたら、
娘も「そうそう♪」と、持って行くことにしました。
(サイン本だから、大事に持って行ってよ〜、(^^;)

    

             ↑
ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん」は画像がなかったので、
洋書です。
(あ、福音館版と、表紙の絵が違いますね。)



2006年07月04日(火) 「つきのオペラ」

「みどりのゆび」(前日分↓)を読んだ後、
ふと急に、ジャック・フレベールの「つきのオペラ」を思い出し、
この本も久しぶりに手に取っています。

この本も詩的で美しい中に
凛としたものがあります。




2006年07月03日(月) 「みどりのゆび」

チトは裕福な家に生まれ、
体中光り輝く「おとうさん」と
花束そっくりの「おかあさん」のそばで、
しあわせに暮らしていました。
チトはある日、学校へ行くことになりましたが、
すぐに帰されてしまいます。
そこで、おとうさんは
チトに新しい教育の方法を試みました。。。

チトは新しい教育のもと、
自分の特殊な「おやゆび」に気づき、
そして世の中のことがわかってきます。
そして、自分のお父さんの工場と
戦争のことも。。。

フランスの童話は、詩的で美しい中に
哲学が秘められています。
この物語のチトも、
かみなりおじさんやムスターシュおじいさんとの
やりとりのなかで、しっかりと哲学している。

自国の武器を消費したいがために
戦争をおっぱじめるどこぞのお国も
「古いかんがえ」をすてるにいたってほしいものです…。


 



2006年07月02日(日) 「特急キト号」

げんきなマドレーヌ」のベーメルマンスの作品です。
ベーメルマンスは旅行が好きで、
南米旅行の後、この作品を描いたのだそうです。

特急キト号は、南米エクアドルの
アンデス山脈がたかくそびえ、
そのふもとにみどりのジャングルがひろがっている、
そこを、げんきよく走っているのです。

小さな男の子のペドロは、この特急キト号が大好き。
月曜日の朝早く、
お姉さんのカルメラの背中にしょわれて
駅にきたペドロは、
カルメラがオレンジを売っている間に…!

小さな男の子は好奇心いっぱいですものね。
(大人は心配で仕方ないでしょうけれど。
私の周りでも、冒険した子はいましたから…。)
さてさて。

アンデスの土色の絵は
南米の雰囲気を伝えてくれます。

オレンジを頭にのせたカルメラに
おんぶされているペドロの表情がいいなあ♪





2006年07月01日(土) 「すいようびくんのげんきだま」

先日、京都駅ビル「えき」で開催されていた
「絵本作家ワンダーランド」の原画の中で
思わず「かわいい」と声をあげたのが、
このエリック・バトゥーの「すいようびくんのげんきだま」でした。

この本は日本発の国際絵本となっていて、
那須田淳さんの文にエリック・バトゥーが
絵をつけた形となっています。

エリック・バトゥーの色の使い方って、
とても印象的。
わざとにごらした色の中に
風や月や太陽の光を感じます。

すいようびくんのつくるげんきだま。
ひとつ、私にもわけて欲しいな…♪




2006年06月20日(火) 「ふたりのロッテ」

ケストナーの「ふたりのロッテ」が
岩波少年文庫の仲間入りをしたので、
早速手に入れました。
(文庫化するのを心待ちにしていました♪)
池田香代子さんの新訳です。

昔っから、ふたごものには弱いです、笑。
高校時代には双子ちゃんがいて、憧れの存在でしたし。
(自分が子どもを産む時にも双子だったらいいのになぁ…と
真剣におもっていたぐらい。(^^;)

エーミールは男の子が主人公だったせいか、
それほど娘の関心を買わなかったのですが、
さて、こちらはどうでしょう…。


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スズ [木陰でひと休み]

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