こんな表現をしたくなるような日々が続いてる。 あっという間に、梅の花も満開になっている。 HP上で出会ってから、ちょうど半年くらい。 その間殆んど毎日、何らかの会話をしている。 メ−ルがくるようになったのは、もう少しあとで8月くらいだったなー。 でも、あの騒動の時に覚悟を決めて全部闇に葬ってしまったんだ。 大事な写真もあったのに。でも、さすがにだんなには見せられないからね。 「激しい恋よりも、静かな恋の方が長続きする」 そんな類の詩をきのう書いていたみたい。 それって、自分たちのことなのよね??聞いてみたいなあ。 彼は、直接的にはそんなことは絶対に言わないタイプだから。 今年の桜をいっしょにみる事はないだろうけど、いつか同じ花を見る日がくるかな。 春っぽい日が続くと、頭の中もすっかり春めいているようで・・・
年末に1度だけ彼が私に「会いにいっていい?」と聞いてきた。 日頃は仕事がとても忙しいのだが、その日は休みを取ったのだという。 しかし、時は冬休み。しかも明後日の約束など、とてもできるはずもない。 「今回は無理だね」 今回っていうか、これからも会う事なんてあるかどうかわからないけど・・・ でも、その日は殆んど1日中彼と一緒にすごしていたような錯覚を起こした。 メッセで何時間も話して、その後ではじめて電話で話した。 不思議なもので、メ−ルの印象とメッセの印象が全く違う彼。 そして、それは電話をしてからもまた違う印象だった。 一体、どれが本当のあなたなの? 後から送られてきた写真で、なんとなくどの印象が1番彼らしいのか考えたりしてみたものだ。 おなじ時間を過ごしていても、みている風景が同じじゃない。 それが少し悲しくて、距離を感じずにはいられなかった。 早いものであれから、もう2ヶ月の日々が流れてる・・・
この2日間あいつからのメ−ルはきてない。 このまま、消滅してくれるのを待っているところだ。 むこうも、あたしが黙ったまま引き下がらない女だということを、少しづつ気が付いてきたのかもしれない。 警察にまで相談しているなんて、思ってもいないんでしょうね。 そのうち警察にあんたのメ−ルを、ヘッド情報もろとも送ってやるつもり。 知ったこっちゃない! 新しいサイトに、早速彼のカキコがあった。 勿論、立ち上げた事をメ−ルでおくっておいたからだけど。 メ−ルの中に2人でサイトを作る話も書いてみた。 この話、結構以前からはなしてるんだけどなかなか進展してゆかない。 彼の仕事が忙しかったりして、気が乗らないのかなあって思ってたんだ。 でも、今日のメ−ルには「話をすすめよう」って。ほんと??うれしい!! 2人で何かできるなんて、なんだかとても嬉しい。 一人じゃないって、本当に嬉しい・・・
あいつからのメ−ルをよく確かめると、送信者を間違えていたりあて先が不特定のようだったりして、かなり常習犯っぽい。 きっと、私にしてるような事を他にもたくさんしてて警察沙汰にはならないようにしてるんだろう。 その証拠に、私とメッセしたときのアドレスは変更したようだし。 絶対しっぽつかんでやるからな!甘く見てるんだろうけど、こっちは動いてやるからな! HPを閉鎖したから、彼からはメ−ルがなければ殆んどつながりもない。私が彼のところにカキコすればお返事はもらえるんだけど。 昨日長文メ−ル送ったけれど、返事はなかった。 だけど、なんかそれでも安堵感があるんだ。 あたしも、昨日はだんなのご機嫌を治すために夜のネットは自粛してた。だんなと一緒にテレビみたりコ−ヒ−飲んだりしてたんだ。 なんてったって、自分の目の前にいるのはだんなだしこれからの長い人生を共にするの人なんだから、大事にしなくちゃいけないんだ。 彼と私には、互いに家庭があってもう一般的にはひとつの終結をしているのだからその2人がたとえ心触れ合っても、ゴ−ルする事が最終的な目標になっているわけじゃないもの。 だからこそ、もっとゆったりとしてゆけばいいんだと彼には教えられたような気がしてる。 大事にしたいものが、増えただけ・・・ そうでしょう?
昨日挑戦するといってたのに、友人から大反対にあって急遽閉鎖した。 人生はやり直しがきかないから、慎重にならなくちゃいけない。 だけど、ネットの世界はいろんな人のために逃げ道がちゃんと用意されている。それは、いい人のためばかりじゃない。時には、悪い事に利用する人も多いだろう。でも、今回私はいったん姿を消す事によって少し気持が楽になるんだ。 挑戦することは、刺激をする以外の何物でもないと批判されたし。そうなんだろうね。 オマエのメ−ルは、本当にうざい! 閉鎖をすると知って、彼は慌ててメ−ルをくれた。 「メッセで話せない?」私は誘ってみた。 ひと月以上メッセもしてなかった。あんな事があってから、彼と話したくて仕方なくって。やっと、やっと話ができた。あいつのときと、同じメッセの画面なのに全く違う感情になるのが不思議だった。 「電話できなくてごめんね」 「うん。。。」 「やっぱり、電話して欲しかったんだー」 そんなさりげない会話が嬉しくて。 「先は長いんだから、慌てなくてもいいよ」 彼はそう言ってくれた。 どんな未来があるというのか。私にはわからないんだ。 静かにこのまま、時間が流れてゆくのかもしれない。 お互いに少し好意を持ちながら、たわいのない話を続けながら。 相手の事を、見えないところで考えながら。 縮まらない距離を埋めようとしないまま、理性をきかせながら。 いつまでもネットをやっていた私を、だんなは冷ややかに見た。 あの事件以来、ずっと抱きしめて眠ってくれたのに昨日は背を向けたまま。 「ごめんなさい。ごめんなさい。」 だんなへの罪の意識と、彼への感情があたしをいっぱいに満たしていた。
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