Deckard's Movie Diary index|past|will
本日も朝も早から、丸の内ルーブルへ!ちなみに今朝はタミオちゃんのカーソングス(←奥田民夫ファンです!)で幕開け。『アンブレイカブル』 予告編からやたら(謎)だらけで、誘惑しまくっていましたねぇ。なんだか『シックスセンス』の妹のみたいに。どっちかっつーと、妹の方が男好きするルックスかなぁって、雰囲気もありましたし。で、確かに似ていました!ホントにどこから球が出てくるか分からない、まるで背面投げのような作品。でもこういうの好きな人も多いでしょうねぇ。一応オチも決まってるし。え!アッシですかい?やっぱ、無理あるんじゃないですか!
久しぶりに目覚ましをかけて起床。モー娘ベスト(←別にファンではない!)を聞きながら日比谷のシャンテ・シネ、『楽園をください』へ。『グリーン・デスティニー』で名を挙げたアン・リー監督、トビー・マグワイア主演の南北戦争ものです。10代後半の若者達が否応無く戦火に巻き込まれていく姿を淡々と描いています。アン・リー監督はちょっと淡白なところがあって、『グリーン〜』はその点で物足りなさが残りましたが、この映画はその淡白さが逆に効果的に生かされているような気がしました。後半、静かな生活が続くあたりで中だるみしているように感じるのですが、ラストのシークエンスに向かっての効果的演出でした。ただ、平和なシーンなのでビデオで見るとどうなのかなぁ・・・やはり映画館でずっと集中している場合とは違いますから・・・。
さんざん迷って『ゲット・ア・チャンス』 制作にリドリー・スコット、トニー・スコットが名前を連ねる映画でポール・ニューマン主演。往年のハリウッド大スターが、晩年、どんな作品に出るのか興味があります。この映画に関しては「ポールよ、お前もか!」と言ってしまいました。クリントといいポールといい、もう少し考えた方がいいんじゃないかなぁ。どうしてジジィがそんなにカッコいいのかなぁ?そりゃ、カッコいいジジィの話しもいいけど、あんた達が演じているキャラはカッコ良くないよ!あんまり年下をバカにしちゃぁいけないよ!
邦画は見所無く完封負け!ハリウッド映画は良血馬なのに見せ場なく平凡な結果に終わった新馬のようにだらしなく、( ̄□ ̄;)アウアウ だった昨日。本日は必勝を期してフランス映画『はなればなれに』に!これはゴダールの幻の名作といわれていた作品で、初の日本公開だそうです。というわけで64年作。37年前ですか・・・。なんでも、トリュフォーが「これ、ごっつぅ、オモロイで!」とゴダールに渡した原作を「オモロイやんかぁ!」と映画化したらしいです。で、これがきれいな三遊間真っ二つ!なんだかとってもいいカンジ。けっこう悲惨なハナシだったりするんだけど、オシャレでキュートでノホホンとしていて、懐かしい匂いがプンプン香ってくるんです。ちょっとしたやりとりとか行動が、「ああ、これがフランス映画だよ・・・」と思わせてくれます。3人がカフェで踊るシーンが素敵でした。
昨夜3時半に寝たのに8時半に目が覚めてしまった。なんか損した気分。でも、こんな時はサッサと映画に行くのだ!う〜ん、泳ぎに行こうかナァ・・とも思う。この一ヶ月半、御無沙汰してるんですよねぇ・・ウンドウ( ̄▽ ̄;) 結局10時には渋谷の映画館に!←好きだねぇ!『弟切草』『狗神』の角川2本立て。せっかく人がプラス志向で前向きに生きようと頑張っているのに、なんなの?この仕打ちは!あー、泳ぎに行けばヨかったなぁ・・・この失敗を役立てる為にも、声を大にして言いたい!「つまらん〜!」
久々に時間があったので本日は2本!まず『ファイナル・デスティネーション』。これはねぇ、あんまり期待していなかったんですよ、そしたらけっこう良く出来ていて、なんか得したカンジでした。この映画も出だしの作り方が上手いんですよ。だから最初にスーっと引き込まれて、そのまま最後まで見てしまうんですね。及第点の映画なんですが、TVなどでオンエアーしたら見てもいいんじゃないかな!というレベルです。
フランス製『セブン』という宣伝文句の『クリムゾン・リバー』を見に行く。フランスの田舎町を舞台にした猟奇殺人事件を、ジャン・レノ扮する刑事が解明していくんだけど、『シャイニング』風な出だしから好調にストーリーが進んで行きます。で、そのまま最後まで、一気に!というカンジにいかないんですねぇ。その辺もフランス風なんでしょうか・・・^^;でも、どうせフランス風ならもっとそういう色があっても良かったんですけどネ。ラストもちょっと惜しいなぁ・・・別に悪いワケじゃないんだけど、もう少し上手く描いて欲しかったなぁ・・・でも、楽しめます!
北野武が世界を意識して作った『ブラザー』。北野監督作品はいつも体温の低さが特徴になっていますが、今回はその体温の低さをギリギリのところで保っているカンジです。ここのところ目立っていたアート志向を一切排除し、デビュー作の『その男、凶暴につき』近い空気で全編満たされています。世界市場を意識してか、「和と洋」の違いを解かり易く強調しながら、「兄貴とは?」をうまく描いています。もうちょっと、熱い方が好みなんですが、見終わった後からジワジワきました・・・。
先日TVドラマのハナシで1本、忘れていました。野島ドラマ『ストロベリー・オンザ・ショトケーキ』。いつものような野島節を連発。滝沢、深田、内山、ヨースケと、端から端までを網羅する若手人気所を配して、中々好調な滑り出し。特に野島ドラマに良く出てくるキャラ(とても純粋な人or知的障害者)を演じる深田恭子が、あまりにはまり過ぎていて怖いくらいです。っていうか笑ってしまう!ということで、見ています。
昨日の口直しってワケじゃないけど、思いっきり期待している『アヴァロン』にイレコミ気味(笑)で突撃。『攻殻機動隊』で『マトリックス』にも影響を与えた押井守監督の最新作。初の実写映画でポーランド・ロケ!う〜ん、ますます期待してしまう!ポスターも中々イイ感じだし・・・(犬のもあるけど!)およそ2時間後。かなり出来がイイです。映像も綺麗だし、今までのアニメの経験を生かしたCGの使い方もイヤミはなく、とても効果的でした。美術も音もいい!かなりイケてます。かなりイケてますが、押井監督の弱点でもあるんだけど、ちょっと情緒に流れてしまっているんですねぇ。後半に向かって、もっとドラマティックに盛上げてくれて欲しかった!いやー、惜しいなぁ!(←オヤジギャグではありません!)ホント、もうちょっとなんだけどなぁ・・・あ、音楽は例によって川井憲次なんですが、今までの最高傑作ですね。間違いなく!『カオス』も本編はどうしようもなかったけど、音楽だけは良かったですから!最近ノッってますね。川井憲次!
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