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Deckard's Movie Diary index|past|will
お盆休みに入った為、映画館街には普段見慣れない人達がワンサカ(古いなぁ・・・)登場してきていて、どもならん!でも、そんなコトは言ってはイケません!なんてたって、この中から未来の大監督や大プロデューサーが生まれるかもしれないのですから、優しくしておこう!そういうワケで普通に座れそうな『DENGEKI』です。実を言うとセガールの映画をキチンと観るのは初めてだったりするんです。別に好きでも嫌いでもありませんが、そういう巡りあわせだったのでしょう。映画が始まってセガールが登場!「やっぱ目元とか藤谷文子に似てるナァ・・・あ゛!文子が似てるのか・・・」なんてアホなコトを考えてしまいました。で、セガールははみ出し刑事役、腐敗した警察官がいて、麻薬の取引と黒人が絡んで、全てお決まりのコースです。ちょっとストーリーは捻ってありましたが、まぁ別にロードショーで観なくても・・・じゃぁ、ナゼ観るのかって?だってセガールの映画初めてだったんだからいいでしょ!
観に行こうと思っていた『蝶の舌』がメチャ混みと聞いて急遽『ゴースト・ワールド』へ。全米で絶大な人気コミックの映画化。高校卒業した女の子が繰り広げる「ダメに生きる」がキャッチフレーズの青春モノ。主人公のイーニド(ソーラ・バーチ)はかなり歪んだ性格というか、屈折したというか、素直じゃないというか、知り合いにこんな娘がいたら、ハッキリ言って「ウザイ!」奴なんです。流行っていそうなモノとか流行りそうなモノなんて全面否定、めちゃダサイものが逆に良くなっちゃって、そのうち自分でも何がなんだか分からなくなっちゃって・・・みたいな娘なんです。でもそんな娘なんですが、妙に共感出来るんです。それはナゼか?ソーラ・バーチのデーン?とした存在感や監督・テリー・ツワイコフの突き放した演出の上手さもありますが、イーニドの生き方に懐かしくて、切ない輝きを感じてしまうんです。ある時期にしか輝かないモノ・・・・。やがて来る新しい世界への必死の抵抗みたいな・・・。惜しむらくは、ラストの描き方が微妙かなぁ・・・・。友人役のスカーレット・ヨハンセンも魅力的ですが、ダサ男役のスティーブ・ブシェーミも流石です。
本日は朝も早よから子供と『ジュラシック・パーク�掘戮任后�スピルバーグが『A.I』で忙しかったので、監督は『ジュマンジ』『遠い空の向こうに』のジョー・ジョンストン。彼は元々スピルバーグ組のような人ですから、ナンの問題もなくソツなく仕上がっています。十分楽しめる娯楽大作で、既に米では『A.I』の興行収入をカル〜く突破したそうです。間違いなく『ロストワールド』よりは面白いですよ^^
双子の少女(イレネとヘレナ)が主人公で、サーカスが絡みで空中ブランコに火吹き芸、さらに少女の男装!ゾクゾクするような妖しいシーンばかりを詰め込んだフィンランド映画の『白夜の時を越えて』。その上、監督は女性のピルヨ・ホンカサロ。フェリーニ+カバーニか!原題は「Fire Eater」。これは観るでしょ!時代背景は終焉の第2次世界大戦から激動のヨーロッパ。現在を生きるヘレナのシーンと過去のシーンが交互に描かれていきます。物語は母がドイツの将校と逃げた為、祖母に育てられたイレネとヘレナ。祖母の死後、母親がサーカスの男と現れて・・・。男にすがって生きる母。器用なイレネと不器用なヘレナ。かなりいい感じで進んでるんですよ!それが突然!え゛!これで終わっちゃうの!?第1話終わり、続きはまた来週みたいな・・・・。あまりに呆気ない終わりでした。二つの物語が同時進行していて、そういう手法もワカルのですが、それを描くには時間が短すぎます。現在を生きるヘレナの部分が語りすぎで散漫になってしまい、結局現在と過去がいまいちリンクしないまま終わってしまいます。オンエア録画したビデオを観ようとしたら、いきなり『さぁ、3番高橋、ここは最後のバッターボックス!』なんて声が聞こえて来て『ゲゲ!ラスト切れてるー!ぎょえ〜!』みたいな感じかなぁ・・・・。
どうしようか散々迷っていた『ココニイルコト』。なぜ迷っていたかというと、あの電波少年で名をあげた真中瞳主演ですからねぇ。どうもその後の活躍もキワものっぽいカンジやし・・・。ただ、監督が『Love Letter』のプロデューサーで、『初恋』の脚本家の長澤雅彦なんで、気にはなっていたんです。そういうワケで『映画の日』に観にいきました。・・・で、これは合格です。原作はノンフィクション作家・最相葉月のエッセイだそうで、ストーリーは、東京の広告代理店から上司との不倫が原因で大阪支社に飛ばされた女性コピーライターが、大阪で出会った青年に触発され、人間として成長していく姿を描いてます。この映画のいいところは、『間』がいいです。細かな描写の積み重ねと相まって、少しづつヒロインが変っていくように、観客にも少しづつその空気が浸透してきます。6月に行った大阪の空気(新世界等)も懐かしく、大阪人のヤリトリも楽しく観れました。エピソードや描写に新しいモノはありませんが、とても良く出来た佳作です。真中瞳もなかなか良かったですけど「ま、ええんとちゃいますか」を連発する堺正人も、いい味を出していました。ただラストに向かって、もっと盛上げて欲しかったなぁ・・・・。ヒロインの体温の低い感じをそのまま映画に投影してはマズイでしょう。惜しいなぁ・・・・。
三鷹芸術文化センターで「THE WINDS OF GOD」の芝居を観てきました。役者・今井雅之氏の作・演出・主演の芝居で、現代の漫才師が太平洋戦争末期の特攻基地にタイムスリップする話です。映画(未見)にもなりましたし、マスコミに取上げられたコトも1度や2度ではありませんんから、おおよそのストーリーは知っていました。芝居はほとんど観ないのですが、以前仕事仲間だった知人が出演しているので、観にいってきました。彼は30歳中ばにして役者に転向したのです。まぁ、父上も役者でしたから「カエルの子はカエルなんですねぇ」と本人も苦笑していました。一昨年この芝居に感激して、オーディションに挑戦し、見事合格して、いくつもの海外公演をこなした後の日本公演でした。まだまだ上手いとは云えませんが、彼のあんな真剣な顔を見たことはなかったです。三鷹芸術文化センター・星のホールは客席数が250しかない小さな劇場なんですが、カーテン・コールで今井雅之氏が話したことは「10年以上この芝居(ウインズ・オブ・ゴッド)を演ってきて、公共の劇場で公演出来たのは、この三鷹が2つ目です!」ということでした。理由はこの芝居が特攻隊を否定し、太平洋戦争を否定しているからなのだそうです。これにはちょっと驚かされました。海外公演にしても行政の方から「日本の恥の部分だから、辞めてくれないか!」と言われるそうです。なんともアホらしい!こういう芝居を応援しない方が、よっぽど恥だ!っちゅーねん!臭いモノにはフタ!という考え方は、いいかげん止めて欲しいです。そんなコトだから、いつまでたっても首相の「靖国神社参拝」が問題になるんですよ!過去は否定するもではなく、しっかり見つめて間違いを繰り返さないようにする事です。それでも間違いを犯すのが人間なのだから!平和な世の中がいつまでも続く事を願って止みません。
夏の大作第三弾!待ちに待ってたティム・バートンの新作『猿の惑星』を観にいって来ました。結論から言えばティム・バートン風の味付けは3割(『スリーピィ・ホロウ』比)くらいかなぁ・・・。後は普通の映画。まぁ、『普通の映画』という云い方もオカしいとは思いますが、やはりティム・バートンに期待しているのは『普通の映画』ではありませんからねぇ!SF娯楽映画の傑作である前作を越えるとは当初から思っていませんが、どんなバートン風味の映画になるのかなぁ・・・と、心を躍らせてはいました。う〜ん。ちょっとストーリーを追いすぎてるカンジなんですよ!もっと遊んで欲しかったなぁ。考えてもみれば『夏の大作』というコトで、バートン風なんて最初から無理なハナシなのかもしれません。だから、期待してる方が悪い!っちゅーねん!(←どこまでも好きな監督に甘いんです。ワタシ!)ま、コレはコレで!次回作が待ちどうしいなぁ・・・・ボソ。
『デュカネ・小さな潜水夫』。キャッチフレーズは『アンデルセンの国から届いたひと夏の冒険ファンタジー!』。というわけでデンマーク映画です。確かに『夏休みに大好きな祖父のところに遊びに来た兄弟の冒険ファンタジー』と呼べるかもしれませんが、内容はかなり怪しいです。ドギツイとも云えるし、不気味な感じもあります。オーケ・サンドグレン監督は『ゆうばりファンタスティック映画祭』で最優秀作品賞(『ヴァルビィの奇跡』)に輝いた実績もある人ですから、それなりに怪しかった!ってコトです。導入部から北欧の渇いた夏の景色が気持ち良く、清々しい気分にさせられ、この映画に対して自分なりのイメージが出来上がるのですが、その後のストーリーが想像したものとドンドン駆け離れていってしまって・・・・ふーん、そういう話しなんだ。勝手な自分の思い込みが裏切られて気持ちの良い時もあれば、そうでない時もあるわけで、この映画はあんまり気持ち良くなかったけど、まぁいいか!なんだかちょっと変った映画でした。
前日とは打って変わって何かと評判のいい『王は踊る』。ルイ14世と音楽家リュリ、二人の関係を軸に展開される宮廷耽美絵図。全然知らなかったのですが、フランスの絶対君主として有名なルイ14世は踊りも達者な色男だったそうで、この映画ではその美貌の王に狂おしいまでの同姓愛を感じる音楽家としてリュリが登場し、二人の長きに渡る愛憎劇が生々しく描かれます。カメラ、ライティング、セットデザイン、衣装、音楽、振り付け、メイク、演技、その全てが美しく、素晴らしい形で融合した影像は目をため息が出ます。ただ、期待し過ぎていたのもありますが、内容が宮廷モノだけにちょっとわかり辛い部分もあり、全体の雰囲気を大事にするあまり劇的な盛り上がりに欠けています。うーん、残念!
『A.I』に続く夏の大作第2弾は『パール・ハーバー』。映画の内容はともかく真珠湾攻撃の戦闘シーンがとにかくスゴイです。これだけビックリしたのは「ジュラシック・パーク」以来ですねぇ。ここまで映像化出来る事は仕事の関係で良く知っているのですが、やはり驚かされます。あのシーンだけはもう1回見たいなぁ・・・。内容的には、日本人の自分としてはどういう印象を持つのかナァ・・・と、ちょっと興味ありましたが、とにかく戦闘シーンの迫力に押されて逃げ回ってしまいました(笑)。正直な話、何も感じなかったですねぇ。特に日本側がヘンテコな描き方をされていたワケではないし、逆に一言、二言のセリフがあるだけで、納得できるもんやなぁ・・・と。コックピットの写真なんかも日米とも飾ってあって、気を遣ってるなぁ・・・とは思いましたネ。まぁ、ちょっと臭いセリフが気にはなりましたけどね。ストーリーとしては、とにかく後半の部分が全くいらないですなぁ!ホンマに蛇足!それに、ここまで魅力の無いラブストーリーも珍しい!やっぱり群像モノでしょうねぇ!あ〜あ、長い映画!何度も言うけど戦闘シーンだけは必見!
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