Deckard's Movie Diary
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2001年10月10日(水)  ロックユー

 始まってから暫くは「大丈夫か?この映画・・・キワモノかぁ・・・」と内心感じていたら、意外と楽しめちゃった『ロック・ユー』。最初は70年代に時々流行っていた「ロックとクラシックのコンサート」みたいな違和感があったのですが、物語りが進むにつれて、けっこうイケてるんちゃう!後でチェック入れたら、監督はブライアン・ヘルゲランドといい、あの『L.A.コンフィデンシャル』でアカデミー脚色賞をとった人なんですねぇ。なるほど!登場人物のキャラ設定が良く出来ているし、泣かせどころもあるし、アホみたいな恋愛ドラマもあります。様々な青春ドラマの要素を含みながら、甲冑に身を包んだ1対1の対決を見せ場にしたロックコンサート仕立ての、この映画は、アイデアの勝利!でも、どうせなら衣装にしてもメイクにしても美術にしても、もっとギンギンにパンク(古る!)しちゃえば良かったのに!そうすれば、かなり人気の高い?カルト・ムービーになったかも?それにしても甲冑ってかっこエエなぁ・・・・。そう言えば『猿の惑星』の甲冑も、けっこう見惚れちゃったなぁ・・・うーん、甲冑フェチなのかも・・・・・・じぶん!


2001年10月09日(火)  ロックスター トゥーム・レイダー 目の前でスピ〜ン!!

 3連休が終わり、すっかり秋の気配。まずは猿顔のマーク・ウォールバーグがロック・ミュージシャンを演じる『ロック・スター』。これは大好き!もう、のっけからノリノリ!若い時にロック・ミュージシャンに憧れた自分には、たまらなく可笑しかったし、面白かったし、愛すべき作品でした。コピー・バンドのヴォーカルだったマークが、本物のバンドのヴォーカルに抜擢されて、一夜にして大スター!そして・・・。みたいな話です。マークが初めて1万人の観衆の前に出て行くときには、ちょっと興奮してしまいました。『あの頃ペニー・レーンと』という70年代ロック・シーンを扱った映画がありましたけど、あんまり好きになれなかったんです。なんだかキレイ過ぎて!小生はこの映画や、架空の70年代人気バンドの再結成ストーリーを扱った『スティル・クレイジー』、KISSファンの奮闘ぶりを描いた『デトロイト・ロック・シティ』のが方が圧倒的に好きです。やっぱりロックってのは下世話で、汚くて、不健康で、アホじゃないと!

 続いてアンジェリーナ・ジョリーの話題作『トゥーム・レイダー』。別にどうでも良かったです(笑)。小生はアンジェリーナ・ジョリーが好きですから!関係ないですけど、前田日明が観に来ていました。アクションでも盗むのだろうか(笑)。

 仕事終わりで家路につく途中の出来事。クルマで第一京浜を新橋方面へ走っていくと、昭和通りに抜ける時に車道は地下へ入るのですが、それが2車線ギリギリの広さなんです。で、入ってすぐ右に急カーブになってるんですが、小生が内側の車線を走っていたら、外側の車線を物凄い勢いで走って来たランエボと、同時に地下道に入っちゃったんです。アブねえ奴!と思いながらハンドルを切っていたら、キキキキーっとタイヤが鳴ってるではあーりませんか!おんやぁ・・・と、不吉な空気を0・3秒で悟った小生はアクセルから足を離し、フワっとスピードを緩めたら、いきなり!!!目の前でランエボがスピ〜ン!ドカン!ビックリ!ガシャーン!なんだか映画の中のワンシーンを見ているようで、「マジかよ〜!すげぇー!迫力ある〜!」。と一瞬にして三つの言葉を発していた小生でした。ランエボは両側の壁に左フロント、右リアと激突!進行方向逆にストップしてました!あの狭さでのスピンは、どちらかというとアメリカというより、フランスの香りでしたね。『RONIN』に近かったッス!幸い乗ってたアベックには怪我は無かったようでした。生きてる事に感謝しろ!っつーの、このアホたれ!オレも昨年、事故ってるからネ!スピードの出し過ぎに、くれぐれも注意しましょう。


2001年10月05日(金)  APOCALYPSE :A REQUIEM for the SIXTIES

 渋谷の変な場所にあるアップリンク・ファクトリーという、かなりマニアックなシアターで、もちろんマニアックなドキュメンタリー映画を観てきました。60年代から70年代にかけてのサブカルチャー史を描いたピーター・ホワイトヘッドの『APOCALYPSE :A REQUIEM for the SIXTIES』です。かなり期待していました。自分の青春と重なる時代の話ですし、若かりしミック・ジャガーや故ブライアン・ジョーンズなども出演しているというコトだったので、ところがドッコイ!なんだかヘタクソなエセ・ドキュメンタリーみたいな作りでガッカリでした。まぁ、良かったところはアカデミー女優のグレンダ・ジャクソンのスピーチが迫力ありましたなぁ・・・・。以上!


2001年10月04日(木)  空の穴

 PFFスカラシップで制作された熊切和嘉監督の『空の穴』です。不器用な男の恋愛モノ。別にどうってコトなかったなぁ・・・。空気感を大事にしたいのはワカルけど、無駄に長いです。なんだかこういう邦画って多いなぁ。特に悪くもないし、良くもない。良かったのは北海道の空でしたね。雲といい、光りといい、これだけ気持ちのよい空は北海道だけですから!


2001年10月03日(水)  ザ・ミッション エド・ゲイン デュエット

 来週忙しそうだったのに1週ズレちゃって、なんだか気が抜けてしまいましたが、本日は映画の日。朝も早よから天気がいいぜぇ!まずは大森へ。高校生の時、オレをグーで殴った大森くーん!生きてるー?都心で生活するようになって35年!そんなコトを考えながら初めて降ります大森駅。『ザ・ミッション/非情の掟』。まず縦書きのオープニングタイトルがいいじゃん!でも、前半、音楽がでしゃばり過ぎかも・・・。同録でけっこういい音拾ってるシーンもあっただけに、もったいないかも。映画は結構良かったッスねぇ!アクションものだったら止めとこうと思ったんですけど、男の友情モノだと聞いて観にいきました。ただ、ラストはアレがいいんだろうか?ちょっと甘い感じがしました。オレ的には、そのまんまのが良かったです。最後に一言!親分のブンさんの家の天井低すぎ!(笑)

 夜はまず『エド・ゲイン』。猟奇殺人の実在人物を描いた映画です。真面目に作っているのは好感が持てるんですけど、それだけなんです。殺してしまった理由だけじゃなく、何故、あそこまで猟奇的なコトをしたのか?これが描かれてないんですよ!何の為に作ったんだろうか・・・・?

 最後はレイトショーで『デュエット』です。これは良かったです。かなり高得点!脚本も良く出来ているし、初めてカラオケに目覚めた頃を思い出しました(笑)。また出演者がまた上手いんですよ。もちろん歌が!ヒューイ・ルイスはともかく、グウィネス・パルトロウ、ポール・ジャマッティ、マリア・ベロの3人はスゴイ!まぁ、ちょっと後で電気的に直しているとは思いますが・・・・。ただ、監督のブルース・パルトロウがTVドラマ専門だからか、演出にタメがないんですねぇ。それが勿体ないんです。早い話しが良く出来た2時間ドラマみたいなんですよ。もっと間を大事にした演出をしていたら・・・、傑作になっていたでしょう!惜しい!TVドラマを長くやってると、間を生かす演出が出来なくなるんですよねぇ〜。


2001年10月02日(火)  夜になるまえに 回転寿司屋での出来事 コレリ大尉のマンドリン 不思議惑星キン・ザ・ザ

 来週は忙しそうなので本日は頑張りました。朝からひと仕事済ませて『夜になるまえに』。キューバの亡命作家であるレイナルド・アレナスの自伝「夜になるまえに」の映画化です。とてつもなく悲しく、何とも言葉がありません。全くその手の知識がない小生には良くわからない場面もありましたが・・・。主演のバビエル・バルデムは凄まじいリアルさで迫ってきます。改めて自分の恵まれた環境に感謝した次第です。

 次の映画まで約20分。全品100円で有名な回転寿司屋へ!ファーストフードでんがな!で、時間も無いし、せっせと食べてたら、いきなりお隣の女性から「すみません!エンガワ食べませんか?」。マジっすか?この店は一人7皿以上食べないといけないんです。彼女は6皿までは頑張ったんだけど、やっぱり無理みたい!ってコトで頼んだ「エンガワ」を譲ってくれたワケです。まぁ、こちらの開いた皿と交換ですな。最初、声のする方に目を向けたら、まず「メチャ、可愛いじゃん!」がファーストインプレッション!で、すぐに彼女の胸のウチを理解した小生でした。もちろんオッサンだったら断りました。もう一つもちろん、彼女の言葉に関西訛りがあったのは言うまでもない(笑) 

 妙な体験に首を捻りながら、『コレリ大尉のマンドリン』です。『恋におちたシェイクスピア』で名を上げたジョン・マッデン監督作品。出だしからいい感じで話は進みます。『恋におちた〜』に続いて、またまた傑作かぁ?・・・・で、後半!力尽きました。っつーか、最後の方がダラダラし過ぎ。いらないエピソードとかあるし!でも良いところもたくさんある映画でした。『生きている間は人生を楽しもう!』とするコレリ大尉の姿勢に共感出来ます。亡くなった人の分まで楽しまないと!アメリカでテロがありました。こんな時に野球だぁ?競馬だぁ?!ふざけんなぁー!と言う人がいます。もちろん悲しい出来事ですし、亡くなった方達の関係者に対して、かける言葉もありません。でもね、憎むべきはその事柄を起こした相手であり、人生を楽しんでいる人達ではありません!悪しからず。観て損は無い映画でした。

 『不思議惑星キン・ザ・ザ』。1986年、ソビエト製作のSF映画。それだけでも十分怪しいのに、映画はさらに輪をかけており、なんだかダウンタウンのまっちゃん(とんでもない例えです。( ̄▽ ̄;)が作ったような真にケッたいな映画でした。これはと〜っても可笑しくて面白い映画でした。それにしてもあのソ連で、こんなアホなことを考えている人がいる!ってだけで、嬉しくなってしまいますなぁ・・・・。クゥー!(笑)久々の3本。共通して言えるコトは、3本ともちょっと長いです!133分、129分、135分!( ´―`)フゥー・・・。


2001年10月01日(月)  スコア

 今日から10月、朝から雨がシトシト月曜日。ボクは一人で『スコア』を観ました。まぁ、今月の絵にブランドがいるからってワケじゃないけどネ!参っちゃったなぁ・・・・。なんなのこの映画!ブランド、デ・ニーロ、ノートン!すんごいメンバーで、このテイタラク!だいたいこんな脚本でヨク出演するよなぁ!全くもってベタなストーリーで、ラスト・シークエンスなんて「マジッすか?」ってツッコミ入れてしまいました。今年のワーストかも!


2001年09月28日(金)  ヤマカシ

 おそるおそるリュック・ベッソン制作の『ヤマカシ』です。やっぱり「イタタタタタ!」な映画でした。だったら観にいくなよ!って言われそうですが、映画としてイタくても仕事的に観といた方が良さそうだったので・・・♪〜( ̄ε ̄;)。まぁ、ベッソン制作映画は、だいたい映画的にはイタいのですが、発想はちょっと面白いんですよ。その辺りに惹かれるちゃうんですけどね。でも、もう少しキチンと脚本を練ればいいと思うんだけど、どうもベッソン自身がフランスの観客を馬鹿にしているようなカンジがして、しょうがないんですけど・・・・。なんとも薄っぺらい映画でした。


2001年09月27日(木)  ブリジット・ジョーンズの日記 BB作戦

 『ブリジット・ジョーンズの日記』。まず映画館に入って「男(観客)少ねぇ・・・・」、で、観終わって「別に見なくていいもん、見ちゃったよぉ(笑)」。前半は「なんだかムカつく女だなぁ・・・ただのアホじゃん!」と思っておりました。で、レニーの熱演(かなりキてます。)のおかげでもあるのですが、だんだんそのアホさ加減が微笑ましく見えてきて、ラストでは「まぁ、良かったじゃん!」ってなカンジですか。欲を言えばコリン・ファース演じるマークが、もう少し変な奴だったら良かったのになぁ・・・・。そうすれば「だて食う虫も好き好き」ってコトになったんですけどねぇ。どちらにせよ、レニーに比べるとコリンにしろ、ヒュー・グラントにしろ、ちょっとキャラが弱いですね。でも、そうなると「ブリジット・ジョーンズと仲間たち」になっちゃうのかな(笑)。

 この夜は9月3度目の映画サイトのオフ会でした。好きやなぁ・・・じぶん。今回の参加は7人。こぢんまりとしたミニ・オフでした。だけんどもしかし!雰囲気は全くこぢんまりとしておらず、もう大爆笑の連続!っつーか、約1名の男性が思いっきり盛り上げてくれたのでオフ会はとっても楽しいものになりました。初めての方もいらしたのですが、皆さん大喜び。最後はお店の人に「あのぅ、もう閉店なんですが・・・・」と即され、解散となりました。それにしても映画の話しからドンドン話題が拡がって、巡り巡って映画に戻って、また拡がって、どこまでもネタが尽きませんなぁ・・・・。こりゃ、止められませんよ!マジで。皆様、次回もまた宜しくですわ!←おば様風〆!m(_ _)m


2001年09月25日(火)  ファイナル・ファンタジー

 明日提出の企画をほっぽり出して、『ファイナル・ファンタジー』を観にいってしまいました。スクウエアは、ウチの会社と全く関係ないワケじゃないので、まぁ、いいでしょう^^; ・・・・・だ、け、ど、参っちゃたなぁ・・・・。この映画はどう評したらいいんでしょうか?公共広告機構のTVCMによると人間の身体の70%は水分だそうでですが、この映画に登場するCG人間は水分が10%位のカンジなんですよねぇ・・・・。なんだか砂漠人間みたいな人達なんです。この水分10%人間を受け入れることが出来るかどうかで、この映画に入れるかどうかが決まるんでしょうねぇ。オレはペケでした。まぁ、受け入れることが出来たとしても、ストーリーは、どうしようもなく手垢がついてるし・・・・。結局、CG技術者だけが観ればいいんじゃないですか!でも、こういう壮大な無駄が時として、大きな技術の進歩を生んだりするから、それに期待しよう!


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