Deckard's Movie Diary index|past|will
朝9時半からの仕事がバッチリ上手くいって、その後は自由だぁ〜!で、『シュレック(吹替え版)』。コレはイけてます!世界観が好みです。冒頭、シュレックの朝のシーンから思いっきりハマっちゃいました。この手の下品なギャグは大好きでんねん!途中ちょっとトーンダウンしますが、ラストのヒネリもまた楽し!オモロイ!吹替えも、及第点でしょ!
どうもアントニオ・バンデラスは苦手で、彼の出演作はほとんど観てないのですが、コメディというコトで『スパイ・キッズ』。予告編で観て思ったまんまの映画でした。子供がスパイ!ってだけっすか?もう少し考えようよ!みんなぁー!と、言いたくなっちゃいました。特に敵役の設定なんて、もうウンザリ〜って感じのキャラクター!ダニー・エルフマンのテーマ音楽は気持ちよかったです。おヒマなら、どうぞ。
「自己犠牲愛とはナルシズムの屈折した形であり、マゾヒズムの一種でもある。」 誰が言ったが知らないが(え゛、誰も言ってない?)、『イースト/ウエスト 遥かなる祖国』はそんな言葉が似合う映画でした。大戦後の東西冷戦時代。ロシア人医師・アレクセイと妻のフランス人・マリーとの夫婦愛、歴史をまたぐ大河ロマンです。全編を通じて、ロシアの大地から自由を求めて祖国を想うマリーの強い意志が描かれるのですが、その意志の影には、家族を想い、妻を想う夫・アレクセイの地道な努力があるのです。現実の中で、よりよい生活環境を見つけようとする男の生き方もあれば、納得出来ない現実から、なんとか脱出しようとする女性の生き方もあります。そして何よりも人の為に自分を犠牲にする事によって、自分の存在価値や生きる目的を見出していくというところにこの映画の素晴らしさがあります。「そんなものは偽善だよ!」と言う人もいるかもしれませんが、別に偽善でもいいじゃないですか。生きる目的さえあれば、人は簡単に倒れたりしませんよ。駅で妻を待つアレクセフの気持ちを想うと・・・・・泣けてきます。惜しむらくは、もう少しドラマティックに盛り上げて欲しかったなぁ・・・・個人的な趣味ですが。監督は『インドシナ』『フランスの女』のレジス・ヴァルニエ。
「あのさぁ。○○くん!もう少し頭の中で話しを整理してから口にした方がいいよ。そうじゃないと、何言ってるのか分からないよ!」先日仕事先で出会った新人くんに言った言葉でした。
朝から東急ハンズに行って不良品だったシステム手帳を返品し、「喜楽」でラーメンを食し、会社に寄ってチビっと打ち合わせして、1時半の『アニバーサリーの夜に』を観る為、ヤっばぁー(汗)!っと、地下鉄に急いでいると、な、な、なんとUさんにバッタリ!すれ違いざまに「ナニしてんのー?」Uさんは友人と一緒で「Yちゃんとこれかれメキシコ料理のランチを〜」「あ、どうも!Yちゃん!」 Yちゃーん、久しぶり〜!何年ぶり?20年以上だよねぇ!面影あるなぁ・・・・・・立派になっっちゃって!「(⌒▽⌒)アハハ!」「(⌒▽⌒)アハハ!」と笑いあって、(^-^)/と、まさに一瞬の出来事のように別れて、反対方向へ!Uさんとは昔・・・・・ あの時は、こんな風に笑えなかったなぁ・・・・。帰らざる日々って奴ですねぇ。生きてりゃいい事あるさ!
積もりに積もった鬱憤(←難しい!!)を晴らすかのように、まずは『裏切り者』。いい映画です。でも地味!地味!地味!(何も3回も言わなくても・・・) いや、惜しいから余計に言いたくなるんですよー!だって、この映画は監督次第で傑作になった可能性が大きいんですよ!役者陣(ジェームス・カーン、フェイ・ダナウェイ、エレン・バースティン、ホアキン・フェニックス、シャーリーズ・セロン、マーク・ウォールバーグ)も凄いのに、このテイタラクはぜ〜んぶ、監督のジェームス・グレイのせい!2作目じゃ、しょうがないか・・・。
久しぶりにTVドラマの話しを・・・。今見ているドラマは「さよなら、小津先生」と「最後の家族」です。この2本は実に対照的なドラマで、「さよなら〜」は脚本は君塚良一、「最後の家族」は村上龍。TVで見ていると、明らかに「さよなら〜」が自分の好みで、泣かせてくれるし面白いです。「最後の家族」は暗くて重くて、ちょっと閉口します。でも、映画だったら「さよなら〜」は「めちゃめちゃベタじゃん!ちょっとなぁ・・・お子様ランチ!みたいな・・・」なんてホザいているでしょうし、逆に「最後の家族」はそれなりに評価するかもしれません。この辺にTVドラマと映画の温度差があるような気がします。じゃ、海外ドラマはどうなの?NHKドラマは?う〜ん・・・・マっ、どうでもいいや!「芸能人なりきり合コン」でも見て寝よう!(自爆)
なんだか凄い事(混んでる)になっている『デリカテッセン』『ロストチルドレン』のジャン・ピエール・ジェネ、初の単独長編?『アメリ』。これは可愛くて、面白くて、毒もあって、大変良く出来ていて、さらぁ〜に!とっても素敵な映画でした。フランス小噺風な洒落たスタートを切って、小回りなコーナーを実に軽やかなスキップで♪♪ d(⌒o⌒)b♪♪ランランとクリアして、そのまま向こう正面からスルスルっと進出し、3コーナーから4コーナーにかけてチビっともたもたしたけど、直線に入って鮮やかに抜け出した映画!←みたいな感じ!?一つ一つの細かなどうでもいいエピソードが、映画の中で血となり肉となり、この作品をとても魅力的なマドモワゼルにしています。惚れてしまいました。やっぱり可愛いだけじゃないから魅力があるんですよねぇ。そんな奴に惚れるなんて、オレも成長したなぁ・・・・(バカ) 惜しいのは、ちょっとまとまりに欠ける。というか長いというか・・・
フィリピン・マニラ市郊外のスラムと化した巨大ごみ捨て場が撤去されて6年。第二の“スモーキーマウンテン”と呼ばれる「パヤタスごみ捨て場」に生活する人々に密着したドキュメンタリー『神の子たち』。大雨の影響で起きた崩落事故は1500世帯を飲み込む大惨事となり、政府はごみ捨て場を閉鎖。カメラはごみ捨てが再開されるまでの4ヶ月間、生活の糧を奪われ困難を極める3家族を軸に住民達に迫ります。フィリピンでは再生可能なごみを集めると、平均賃金と同程度の収入があるらしく、仕事のない人々がごみ捨て場に住みついてしまうようです。山のようなごみの中で暮らしているワケですから、当然生活環境は劣悪で、その苛酷な状況は次から次へと子供達の命を奪っていきます。これは泣けません!泣いてはいけない映画です!しっかりと見つめなければいけない現実。幼い子を虐めて殺す親もあれば、戦争に駆り出す親もあり、ごみに塗れた生活でも子供を育てる親もいる。世の中矛盾だらけ・・・。それでも人は生きていく。オレも生きていく。生と死だけがこの世で絶対的な事ならば、生きていく事に何らかの意味があるはずだ!と、信じたいしそれを見極めたい。幻想かもしれないけれど・・・・。生きたくても生きられなかった命の分まで、オレは生きられるだけ生きていきます。恵まれている環境に感謝すると共に、貴方達のことは絶対に忘れません。いつかどこかで会いましょう。
コリアン・バックドラフトと言われて、どうなの?『リベラ・メ』。この映画の感想を一言で言うと「監督が下手!」。テンポ悪いし、カットバックが下手だし、だいたい話しが見えないし!と、しーしーだらけ。まぁ、あんまり良い評判は聞いていなかったので、驚くほどではありませんでしたけどね。ストーリーは「バックドラフト+クロスファイア」みたいな話しです。「リベラ・メ」の意味はラテン語で「我を救いたまえ」らしいですが、自分に向けて言ったんじゃないのぉ?と勘ぐってしまいました。じゃ、何で観に行ったんだ?それはですねぇ、韓国での「火」を使った特殊効果の腕前を観に行ったんです。これは素晴らしかったですねぇ。日本では絶対無理!釜山に出来たフィルム・コミッションが全面協力したらしく、街中での火災シーンは、ちょっとビックリでした。こと撮影に関してはマジで日本はヤバいっす!犯人役の青年がちょっと良かったなぁ・・・。
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