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Deckard's Movie Diary index|past|will
『天国の口 終りの楽園』どうなのこの映画・・・一言で言えば。勝手にヤって下さい(苦笑)テーマは『ダスト』に近いんだけど、こちらはメチャメチャ低次元っつーか、やりたい盛りの少年と遊んでるだけ。その理由がラストで明かされるんだけど、だからって、どうなの?まぁ、途中途中に入るナレーションもナンだかエクスキューズっぽいし、「どう?普通の映画じゃないでしょ?」みたいなね。エグゼクティヴのボンボンはアンタの事なんてあっという間に忘れちゃうんじゃない?これからもっとスンゴイ体験しちゃうだろうし。とにかく登場人物の誰にも全く共感できず!(>_<)アチャ!
新聞雑誌等で盛んに取り上げられているドキュメンタリー映画『プロミス』を観てきました。これはパレスチナとイスラエルに住む7人の子供達にインタビューをして、和平の可能性を考えている映画です。たぶん、観ない人も観られない人も多いと思いますので、ネタバレして書きます。
所謂「ポエティカル・リーディング手法」って奴ですね。イーサン・ホーク初監督作『チェルシー・ホテル』。20世紀ニューヨーク・カルチャーを彩った伝説のチェルシー・ホテルを舞台に、夢見る人達の心象風景をスケッチした映画です。まぁ、感じる映画!って奴ですから、ダメな人は全くダメでしょうなぁ。アタシもちょっと寝ちゃいました。ナターシャ・リチャードソン演じるマリーが独白する、クリス・クリストファーソン演じるうんざりするような作家の話なんか「ケ!」って感じですけど、スティーブ・ザーンが歌う「ジ・ロンリー・ワン」やジミー・スコットの「ジェラス・ガイ」のシーンは心に染みたりもします。ロザリオ・ドーソン演じるオードリーが恋人のヴァルに捧げる詩もけっこう良かったです。懐かしのチューズデイ・ウェルドが出てましたねぇ。
6歳の坊やがスウェーデン代表に選ばれWCに導くという奇想天外なサッカー映画『サッカー小僧』。皆からフィンペン(チビっ子)と呼ばれ大人相手に股抜きとヘディングを連発しゴールを量産。しかし、ナンテタッテ6歳ですから、靴紐も結べず、文字も知らないのでサインも出来ない。で、肝心のサッカーシーンですが、6歳にしてはとても上手いですが、やはり大人の中に入ってはちょっとねぇ・・・。ただ、驚くべきはそのゲーム・シーン。超満員なんですよ。当時のスウェーデンの代表監督エリクソンや、代表選手が出演しているんです。さらにクライマックスになるロシア戦はレーニン・スタジアムにスタープレイヤーが総動員されたらしく、実際に素晴らしい臨場感でした。今から28年前の作品で、その頃のサッカー・スタイルも懐かしかったです。何とも不思議な味わいのキッズ・ムービーの製作は、なんと!あの『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』『ロッタちゃん はじめてのおつかい』等を手がけた北欧の名プロデューサー、ワルデマル・ベルゲンダール。監督は『みじかくも美しく燃え』『刑事マルティン・ベック』のボー・ヴィデルベルイ。ふーん・・・・なるほど!
アカデミー作品賞、脚色賞、主演男・女優賞、助演女優賞の候補になった『イン・ザ・ベッドルーム』。痴情のもつれ(この言い方って最近使わないなぁ・・・ひょっとして死語?)から突然、一人息子を失った夫婦。どうしようもない虚無感をトム・ウイルキンソンとシシー・スペイセクがひしひしと熱演し、初監督のトッド・フィールドの演出も実に丁寧で好感が持てます。ああ、それなのに!それなのに!どういうことなの?このオチは!結局はそういうことかいー!どんなに丁寧に描いたってダメなものはダメ!
東京国立近代美術館フィルムセンターで開催されている「子供映画館」で小林正樹の『怪談』を上映するというので観てきました。もちろん子連れ!映画は遠い昔に観ていますが、さすがに今観ると間延びして見えます。そんなに怖くないしね。でもやっぱり丁寧に作ってますよ。美術と音楽は今でも観るべきものはありますし、何だかんだ言ってもやっぱり名作でしょ。小中学生は100円。大人は500円という格安料金でした。小奇麗なホールは310名収容でガラガラでした。実を言うとココに来たの初めてだったんですよ。綺麗で空いてるし、いいですねぇ。で、今「日本映画の発見�察В隠坑沓闇�代(2)」っていう企画をやっているんですが、まぁ500円だし、暇を見つけては適当に観に行こうかナァ。と思っています。ほとんど学生の頃に観たモノばっかりなんですが、もう一度スクリーンで観たいですしねぇ。『竜馬暗殺』『マル秘色情めす市場』『吶喊』『昭和枯れすすき』『狂った野獣』『青春の殺人者』『八甲田山』『新宿乱れ街 いくまで待って』『サード』『帰らざる日々』『復讐するは我にあり』『太陽を盗んだ男』『遠い明日』『19歳の地図』 以上が興味あるところ、何本行けるかなぁ・・・・。因みにアドレスは http://www.momat.go.jp/fc.html です。
『愛を乞う人』で映画賞を総なめにし、『ターン』であららぁ〜!となってしまった平山秀幸監督最新作『笑う蛙』。まぁ、それなりに面白かったです。一風変わったコメディで、舞台劇のような、ある意味密室モノとも言える映画でした。ただ、結局何が言いたかったのかわからないし、ちょっとアッサリし過ぎていましたね。おそらく原作(虜/藤田宣永)はもっとドロっとしているんでしょう。この手の映画って往年の今村昌平が上手かったんですけどねぇ。しっかし、大塚寧々って女優はワッカンネー女だなぁ・・・・ボソ。
「全然混んでないよー」という巷の噂を信じて、「観るのは秋でいいや!」って思っていたのですが、遥か昔の銀河系へ行ってきました。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』。既に「お祭り」と化している映画シリーズの名に恥じない?作品でした。前半はかなりダルかったですけど、まぁ、後半はそれなりに・・って、感じです。豪華厚化粧の特撮はベタベタで、ストーリーなんかどうでもよくなっちゃいます。エピソード1の時からそうなんですけど、特殊技術映像等ばかりに気をとられていて、キャラクターがちっとも魅力的じゃないんですよ。笑っちゃうのは生身の人間が演じているオビ・ワン、アナキン、アミダラよりも、R2D2、C−3PO、ヨーダの3キャラのが魅力的(旧3部作からの財産があるので)に見えちゃうコト!色んなモンを背負い込んじゃって、所帯もでかくなっちゃったからなぁ・・・。それでも!美味い不味いは別にして、1800円分お腹一杯にはなるでしょう。噂に通り、50%の入りでした。今回はフィルムで観ちゃったので、後半だけDLPで観て来ようかナァ(笑)
昨年『GO』で映画賞を総なめした行定勲監督の新作『ロックンロールミシン』。全く面白くありませんでした(笑)。原作は鈴木清剛の三島賞受賞小説。仕事も恋愛も行き詰っている会社員の男が、ひょんな事から高校の同級生に出会う。彼は仲間3人とデザイナーズ・ブランドを立ち上げようとしていた。自由に生きている彼らに惹かれ、いつしか仲間になるが楽しい日々もいつのまにか・・・。って書いてるだけで、もうワカルでしょ!良くある青春モノですよ。やがて僕らは大人になった!みたいな。もちろん、その手のストーリーが悪いって言ってるワケじゃないですよ。どちらかというと好きな方ですけどね(苦笑)。「いつでも、みんなのミシンの音がまるでロックンロールを奏でるように響いていた。」ってパンフに書かれているのですが、その一番大事な「ロックンロール」がこの映画から全く聞こえてきません。タイトルはイイのにねぇ(苦笑)デザイナーズブランドを起そうと頑張っている3人の一生懸命さもまるで伝わって来ないし、全てが上っ面なんです。まぁね、行定のいつものパターン。「こんな感じッショ!」って作ってる風なんですよ。ガツン!と対象に踏み込んでみろ!っつーの。彼に監督賞を上げた連中は考えて欲しいもんです。監督作の『ひまわり』『贅沢な骨』等、観たことあるんすかねぇ。奇しくも『GO』の脚本を書いた宮藤の新作『ピンポン』が素晴らしかっただけに、その功績がどちらにあったか一目瞭然!
本年度、邦画ベスト1決定!松本大洋原作、宮藤官九郎脚本、曽利文彦監督、その名は『ピンポン』だぁ!これこそ、今の映画!今の青春映画!昨年の『ウォーター・ボーイズ』よりも圧倒的に完成度が高く、『GO』よりも格段に愛着が持てる。宣伝コピー「とまらない胸の高鳴り、究極の青春映画ここに誕生!」まさにコピーの通り!臭いセリフも、あざといポーズも、ベタなストーリーも、全てOK!ついでに竹中も許す(笑)。お馴染クドカン(宮藤官九郎)の時空を越えるシナリオが、VFX得意の曽利監督らしい演出と心地よいスーパーカーの音楽に彩られ、さらに密度濃く仕上がった素晴らしい作品!緩急のテンポも気持良く、全く無駄がない。ジワっときて、けっこう泣いちゃいました。スポ根モノってやっぱイイや。青春モノとしては近来稀にみる傑作でしょう!もう1回観に行きます。ボーン♪
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