Deckard's Movie Diary
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2003年07月09日(水)  チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル

さて、久しぶりの映画館詣でにはピッタリだと思った『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』です。まぁ、観る前に思い描いていた通りの映画でした。おそらく90%の人がそう思うのでしょう。で、それは考えてみるとけっこう凄いコトだったりする(苦笑)。ほとんどのアクション映画の場合、想像している内容の120%は超えないと!つまり「ここまでヤレば十分だぜ!」ってとこまで徹底的に描いて初めて観ているモノを満足させるコトが出来ると思うんですよ。というワケでこの映画は思い描いていた通りの映画でした(爆)。それにしても、全てが過剰でうるさい映画ですなぁ。だから十分なんすけど(苦笑)。まぁ、全開モードですから仕方がありませんが(笑)。個人的にはキャメロン・ディアスのオーバーアクトはちょっと苦手♪〜( ̄ε ̄;)それにしても世の中には、知識をひけらかしてるつもりで、その知識に溺れちゃってるコトに気付いてない御仁が居るモンなんですねぇ(苦笑)。トンチンカンなツッコミって一番みっともないないです(爆)。まぁ、オイラにはそんな豊富な知識もありませんが・・・(>_<)アチャ!でも、さもそれが正しいかのような「自分以外(友人や職場)の誰々も!」って書き込みだけはしたくないなぁ・・・それが本当だとしてもね。だって、カッコ悪いじゃん(爆)。


2003年07月01日(火)  ホテル・ハイビスカス デブラ・ウィンガーを探して シティ・オブ・ゴッド

 1日開催になった2度目の映画の日は火曜日でした(だから?)。

 まずは『ホテル・ハイビスカス』。『ナビィの恋』で日本映画に新風を巻き起こした中江裕司監督の新作です。面白いです。楽しいです。嬉しいです。歌いたいです。行進したいです。懐かしいです。子供に戻りたいです。入っちゃいけない所に入りたいです。はしゃぎたいです。だから、元気が出ます。オナラも出ます。アリも50匹出ます。BMWも出ます。沖縄のジミヘンさんもまた出ます。わかんない言葉も出てきます。それでも、十分楽しめます。幸せな気分になれます。人生どうにかなるさ!という気分にもなれます。ハラヘリヒレハレ〜♪だけんども、エネルギーをタップリ補給した気分にもなれます。美恵子バンザ〜イ♪ <観賞後「なんじゃこりゃ!」って怒ったって知りません(笑)>

 『デブラ・ウィンガーを探して』。女優のロザンヌ・アークエットが監督したインタビュー映画です。まぁ、ヌルいんだろうなぁ・・とは思ってましたが、予想以上にヌルかったです(苦笑)。最初は女優業と家庭の両立をどうするか?ってテーマでインタビューを開始するんですけど、途中からそんなテーマは何処かへ行っちゃうし(内容も“周囲の理解”とか“努力”とかの話に終始するから、何処かへ行っちゃっても構わないんだけど)、その後の話しも別にわざわざ撮影するような本音なんてありません。結局はロザンヌの力不足でしょう。コレだけの女優にインタビューしてこの内容ではねぇ・・・お粗末。ジェーン・フォンダとヴァネッサ・レッドグレーブが登場してたんで、「おお、『ジュリア』の二人もそんな年齢になったのねぇ・・・」と別のコトばかり考えてました(苦笑)。それにしてもゴシップ系の話しになると笑い声が劇場内に響いてたんですが、あんな話がそんなに面白いんですかねぇ・・・ボソ。

 近年稀に見る衝撃的な映画でした。ブラジル映画『シティ・オブ・ゴッド』です。60年代から80年代にかけて、ブラジルのスラム街で生きる若者達の生態(抗争)を描いた作品です。原作は600ページ及ぶノン・フィクションのベストセラー。映画は南米特有のギラギラな光に覆われ、言葉に出来ないほどの凄まじい光景が容赦なく降りそそぎ、画面はガチガチと揺れながら観る者を極度の緊張感で包みます。一触即発の無防備な感情の中で描かれる愛と正義と友情、そして他愛の無い笑顔。その全ては一瞬にして破壊され、暴力の連鎖が産み続ける子供たちは敵討ちの殺し合いに継ぐ殺し合い。ニュースや記事で知っていても・・・映画の力をまざまざと見せ付けられた2時間10分。疲れます。が、必見!(相当イタい映画ですから、観る方は覚悟して観てください)因みに監督は今作が3本目だそうですが、その巧みな演出センスには驚かされます。また、登場人物のほとんどが現在スラムに住んでいる少年達だそうで、リアルな存在感には度肝を抜かれました。


2003年06月30日(月)  EX 夏休みのレモネード

 『EX』です。初めて予告編を観た時「ああ、日産の“Xトレイル”のCMかよ!」って思ってしまった『EX』。別に観なくてもいいんですけど、ナンとなくね(苦笑)。CM撮影隊が事件に巻き込まれる話しみたいだし、まぁ、話のネタに観ておくかぁ〜!っつーくらいのノリですよ。で、想像していた通りのどーでもイイ映画でした。合成もお粗末だし、観るべきところはほとんど無かったです。肝心のCM撮影隊っつーのも、ちょっとねぇ・・・。まぁ、いいや!オイラも確信犯で観に行ったワケですから!(おっとぉ〜、この日本語の使い方は間違ってるんだっけか!)

 予告編で「これって見せ過ぎなんじゃないかなぁ・・・下手すると『蝶の舌』の二の舞?」って感じだった『夏休みのレモネード』です。皆さんご想像通りのベタな展開ですが、この映画の確信は、意外?にもその裏に潜んでいました。舞台は70年代後半のシカゴ。簡単に言ってしまえばアイルランド出身の筋金入りのカソリックの家に生まれた子供とユダヤ教の家庭の子供が、大人の迷惑顧みずアッサリと文化の違いを乗り越える話しでした。子供にとっては宗教なんてほとんど関係ありませんし、目の前の起こるコトが全てでしょう。そういう意味では日本人にはちょっと分かり辛いかもしれません。両宗教の“天国”に関する認識の違いってのもあんまり良くわかりませんし・・・ユダヤ教ではキリスト教で教えられてるような天国は存在しないってコトくらいしか知りません(>_<)アチャ!結局は、宗教が何であろうと、自分で何を信じるか?ってコトなんですよ。まぁ、ベタな話しではありましたが、それなりに良かったです。『蝶の舌』ほどはガックリきませんでしたけど、それは自分の中で期待値をけっこう低めに設定していたからかもしれませんわ(苦笑)。


2003年06月27日(金)  人生は、時々晴れ

 『人生は、時々晴れ』。『秘密と嘘』でカンヌ・パルムドールを受賞したマイク・リーの新作は相変わらずとっても地味ぃ〜です。美男も美女はもちろん、派手な音楽やエフェクトもお呼びでない監督ですから眠たくなっちゃう人も多いでしょう(苦笑)。それでもこの映画は素晴らしいです。個人的には『秘密と嘘』よりも断然評価します。物語はイギリスの低所得者層向け集合住宅に住む一家を中心に、その隣人をも含んで描かれますが、彼らを覆う閉塞感は観ているの者を、とことんやるせない気持ちにさせます。一家団欒を囲みながら表現される救いようのない疎外感、一体この家族はどうなってしまうんだろう?と誰もがその行く末が心配になるコトでしょう。たった一言のセリフ、仕草や表情、その全てが丁寧に描かれており、登場人物の誰一人として薄っぺらい描写がありません。誰でも人に愛されたいし、必要とされたいし、その温もりを感じたい。そんな単純なコトを家族の絆の大切さと共に再認識させられました。遠い昔に「一人より二人」というコピーがありましたが、やはり人と人はお互い支え合って生きているものなんだなぁ・・・としみじみと実感してしまいました。ケん・ローチを熟成したら極上の渋みが加わった!みたいな味わいでしょうか(笑)。というワケで、この映画は紛れも無い傑作であり、非常にレベルの高いホームドラマだと言えます。因みに個人的に一番近い存在はモーリンかなぁ・・・。それにしても男というモノは甘えん坊ですなぁ。あ、そうそう!この映画の原題って『All or Nothing』って言うんですねぇ。そう思うと、切羽詰ってるよなぁ・・・ボソ。


2003年06月26日(木)  パイラン ALIVE

 『パイラン』は浅田次郎原作の『ラブ・レター』の映画化です。韓国版なのでかなり設定が変わってましたが、この話は個人的にツボなので映画館では号泣してしまいました。(>_<)アチャ!中井貴一主演で作られた日本版でも大泣きしたんですけどね♪〜( ̄ε ̄;)今回の韓国版はやっぱエグいし、必要以上に汚いです。韓国人にとっては普通なのかもしれませんが、日本人にはちょっと・・・。ストーリー的にも原作との大きな違いがありました。その辺りもちょっと作り過ぎに感じましたけど、それでも号泣!(馬鹿ですねぇ)個人的には日本版の良く出来ていると思いますが・・・。それにしても、セシリア・チャンですよ。実に儚げで良かったなぁ・・・ボソ。でも、この話って女性が観てどうなんすか?なんか男が想像しているだけの女性像のような気もしますしねぇ・・・ボソ。

 『あずみ』でメジャーシーンに登場した北村龍平の新作『ALIVE』。完成は『あずみ』より先だったのですが、公開は後って奴ですね。『あずみ』が思っていたより良かったからちょっと期待してたんですが、詰まんなかったっすねぇ(爆)。『ヴァーサス』のスピード感もありませんし、『あずみ』のエンターテインメント性もありません。ただただ暗い映像、もったいぶった演出、わかり辛いストーリー。登場するキャラも手垢だらけだし・・・と、書いてきましたが、アクションシーンは相変わらずのキレの良さです。やはりこの人は『あずみ』のようにストーリーがハッキリしている脚本を演出するべきですね。ただ気になるのは“もったいぶった間の取り方”が顕著になってきているコトですね。


2003年06月23日(月)  ミニミニ大作戦 ソラリス

 予告編から「コレって企画の勝利かもぉ・・・」みたいな雰囲気が漂っていた『ミニミニ大作戦』。もっと面白くなるだろ!って感じもありますが、十分楽しめました。やっぱ企画の勝利でしたね!って言っても、コレは68年作の同名作品(マイケル・ケイン主演)のリメイクです。でも、金庫破りとミニが大活躍する以外は全くの別物でした。セロンの役柄も無かったように記憶しています。前作もウィットに富んだ内容だったと思うのですが(かなり曖昧・・・)、今回もなかなか面白い見せ場があって、それが痛快!劇場で思わず笑ってしまいました。特に後処理が(謎)。ブツが金塊っつーのもイマドキじゃなくて好感触♪シャーリーズ・セロンも可愛かったし、エドワート・ノートンはそつが無く、セス・グリーン、モス・デフは適役で、ジェイソン・ステイサムは『トランスポーター』よりもトランスポーターでした(爆)。この監督ってけっこうツボを抑えてるなぁ・・・と思っていたら、『交渉人』で手堅い上手さを見せたF・ゲイリー・グレイでした。難を言えば、この手の映画にしてはちょっと全体に雰囲気が地味です。それと気になったのは・・・マーク・ウォールバーグ!精彩を欠いていたような気がするのはオレだけでしょうか?痩せたからかなぁ・・・ボソ

 タルコフスキーの『惑星ソラリス』で有名なスタニスラフ・レムの原作“ソラリスの陽のもとに”をハリウッドで再映画化したスティーヴン・ソダバーグ最新作『ソラリス』。始まって10分・・・やっちゃったかな?・・・20分・・・やっちゃったよ〜(>_<)アチャ!っつーのが正直な印象でした。これじゃ、まるで『惑星ソラリス』の“ナンちゃってリメイク”じゃん!最近元気が良かったソダバーグだったんで、ひょっとしたらハリウッドらしい軽さで描いてくれるかもしれない・・・簡単に言うと、タルコフスキー版が大学教授の研究論文だとすれば、こちらは高校生辺りの同好会の研究論文って感じを期待していたんですが、出てきたモノはSFフリークのインチキ論文のようなシロモノでした。やっぱ、人間似合わないコトに手を出しちゃダメですな(笑)。今作はタルコフスキー版の足元にも及ばないどころか(及ぶ必要はないのだから、もっと別角度からのアプローチとか考えなかったんでしょうか?)、ソダバーグの汚点になるような作品とも言えそうです(>_<)アチャ!まぁ、どんなアプローチをするにしろ、内的、外的の両宇宙の接点でもある“ソラリス”に対して畏怖の念が全くないのもガッカリです。だって、これじゃ“ソラリス”じゃなくたって構わないじゃん!そう言えば・・・ハリウッドらしいところと言えば、黒人女性が出ていたところですかねぇ(苦笑)。話によると、全米ではクルーニーの尻が見えるってんで年齢制限もされたらしいけど、それもどーでもイイ場面なんだよなぁ(苦笑)。やっぱ、クルーニーが「見せたい!」って言ったんですかねぇ(爆)。製作ジェームス・キャメロン!アンタも同罪!


2003年06月20日(金)  THE CORE

・・・感想を書くのが嫌になるくらいダメな映画でした。まぁ、ダメ映画というコトは聞いていたので、そんなには気落ちしませんでしたけどね(爆)。始まってからトラファルガー広場の一件まではけっこうイイ感じで、「あ、そんなに悪くないじゃん」とか思っていたら、そこから落ちる落ちる!っつーか、潜る潜る!漏れる石松っつぁんが「また、オタクが地球を救うってアレですかい!」と仰ってましたが、まさにお馴染みのパターンの連続連続!『アルマゲドン』や『ディープ・インパクト』が傑作に感じてしまいました(苦笑)。結局、この映画の最大の見せ場は目黒区にある某自動車教習所の赤球を地球に変えたパフォーマンスってコトだったのね!あ、それと地球の核の勉強になったかな(爆)


2003年06月18日(水)  NOVO 黒水仙

『NOVO』です。主人公は5分で記憶をなくす男で(またかよ!)、はじめは会う度に新鮮だった彼女だったのですが、やがて自分の存在を憶えていて欲しいと思うようになり・・・。予告編もちょっと面白い雰囲気だったんですよ。ところが本編は退屈極まりないシロモノでした。不必要に濃いカラミ、やたらと登場する全裸シーン、意味のない性癖、アホくさい人間関係、わけわからんカット繋ぎ。終わった後の劇場内のため息ときたら(苦笑)。監督は『夜の天使』『天使の接吻』『TOKYO EYS』のジャン=ピエール・リモザン。全て未見ですが(って、今観られるのは『TOKYO EYS』だけ)観る気が失せました。因みに“NOVO”とは“新しい人間”という意味だそうです。それにしても酷い映画でしたわ!

『黒水仙』。この映画は見事なほど松本清張節が炸裂で御座います。松本清張原作ではないにしろ、例えば最近の『絆』『13階段』とかと同じようなストーリー展開です。とある事件が起こる。一人の刑事がそれを探っていくと次々に新しい事実が出てきて事件は意外な方向へ、やがて明らかになる悲惨な過去・・・というパターン。途中、少しだけ“火サス”気味になるのですが、それは仕方がないでしょう(苦笑)。しかし、韓国版松本清張風ストーリー映画は十分ありうる話しなんですよね。おそらく日本に紹介されていなかっただけで、今までにもあったんでしょう。刑事役のイ・ジョンジュは『イル・マーレ』『純愛譜』『ラスト・プレゼント』とは全くかけ離れた役柄ですが、こういう役も出来るんですねぇ。今までとは違った精悍な印象だったので、最初、同一人物だとは気がつきませんでした(>_<)アチャ!また重要な役柄のアン・ソンギは抑えた演技から一転するラストの叫びが素晴らしいです。まぁ、そういう意味でもこの映画の予告編って見せすぎなんだよなぁ・・・全くもう!肝心の映画の出来は悪くはないですが、もっと良くなる可能性も見えてしまうので、ちょっと残念!という感じでしょうか。この手の話しなら、もっと“あの頃”を濃く描いた方が最後は泣けるんじゃないのかなぁ・・・ボソ。あ、そうだ!こちらのエンディングも♪イマジンでした(>_<)アチャ!


2003年06月17日(火)  スパイ・ゾルゲ

『スパイ・ゾルゲ』・・・長いよ!ツッコミを入れたところで本題に入りますが、長いよ!あ、すみません。また言ってしまいました。どうやら、この映画は2時間半枠のオンエアで観賞すると良い印象を受けそうです。篠田正浩のラスト・フィルムになったこの作品ですが、最大の弱点はゾルゲ自身に魅力が感じられないところでしょうか。「ゾルゲは、酒を愛し、女を愛し、スピードを愛した。出会うあらゆる人間を魅了した、ハンサムなスパイ」というコトなんですが、全く魅力がありません。例えば『パットン大戦車軍団』のジョージ・C・スコット演じるパットンは良くも悪くも魅力的でした。この作品のゾルゲには、そういうカリスマ的な魅力が全く感じられません。だから淡々と歴史の流れの中で蠢く人間模様だけです。所謂大河ドラマ(それでも長過ぎ!)としては及第点かもしれませんが、映画としてはイマイチの出来だと感じました。目指した理想はあくまでも高く、時には非情に振舞いながら普段は俗物的なコトに埋没しているような人間性をもっと鋭く描いて欲しかったです。イアン・グレンはちょっと地味なんですね。例えば、往年のヘルムート・バーガーとかデビッド・ボウイ、今ならジュード・ロウとか。誰にせよもっと妖しい魅力がないといけません。周りを固める日本側の役者陣もまた魅力的な人物像が皆無です。これは寂しいモノがありました。本木雅弘も精彩がありませんし、椎名桔平の役どころはつまらないし、葉月里緒菜に関しては開いた口が塞がりません。篠田の演出がヌルい!というのもあるでしょうねぇ。ある意味、篠田の欠点がモロ出ている映画かもしれません。彼の欠点はナンと言っても真面目過ぎるとこです。その真面目さがエンディングの♪イマジンに繋がるのですが・・・やはり唐突です。それにしても気の毒なのは、ゾルゲの奥さんですよ・・・・ボソ。


2003年06月16日(月)  ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密

エレン・バースティン、アシュレー・ジャド、サンドラ・ブロック、マギー・スミス、ジェイムス・ガーナー、オマケに製作にベッド・ミドラーの名前まで!すんごいメンバーが揃いましたよ。原作は全米で550万部を突破したベストセラーだそうですが、映画のほうはベスト!とは言い難いデキでした。簡単に言ってしまえば“ヤァヤァ・シスターズ”が邪魔なんです(言っちゃったよ〜)。ほとんど意味がないです。“ヤァヤァ・シスターズ”という括りが無い方がよっぽどスッキリした映画になったんじゃないでしょうか。ここに描かれるシスターズを見る限り、あんまり素敵なシスターズとは思えませんし、下手すりゃ「結局は女性同士の友人関係なんて上辺だけじゃん!」ってコトになりかねないような描き方です。シスターズ同士のヤリトリにはそれなりに笑えるセリフなんかもあるのですが、それが如何にも演技っつー感じにしか見えてきません。結局は“ヤァヤァ・シスターズ”と言いながら、たった一人の話に終始するワケですから、他の3人の存在なんてあってもなくてもイイんですよ。まぁ、その辺りは原作がどうなってるのか知りませんが、こんなんだったら、よっぽどバンガー姉妹のが素敵です。アシュレー・ジャドが頑張っていただけになぁ・・・残念。しっかし、相変わらずエレン・バースティンは綺麗ですねぇ。そう言えば・・・マギー・スミスってマーティー・フェルドマンにちょっと・・・!Σ( ̄□ ̄;)


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