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映画の日の1本目は『天使の肌』です。監督は役者のヴァンザン・ベレーズ。愛妻と一緒に考えた脚本だそうで、テーマは悪くないのですが演出はド素人でした(笑)。とにかく下手なんですよ。全く意味のわからないシーンがありますし、話が唐突に飛ぶので観ている方は描かれていない部分を補うのに要らん労力使うコトになります。ストーリーもちょっと説明するのが難しいです。えっとですねぇ・・・冷たい人間関係しか築けない男が母親の葬式の時に行きずりで抱いた少女・・・その少女は彼にとっては天使だった(人間的な暖かい心を持って触れ合うコトが出来た唯一の時間だった)。で、少女も最初はただの田舎娘だったのですが、いつのまにか慈悲の心に目覚め天使のように皆に慕われていたのですが・・・ってな感じです。まぁ、とにかく素人監督なモンで盛り上がりませんし、地味です。手馴れた監督が作っていれば、もうちょっと評価が高くなる可能性を秘めた内容ではありました。まぁ、相変わらずギョームはへたくそですけど(笑)
女性客が圧倒的に多い『死ぬまでにしたい10のこと』。あのペドロ・アルモドバルが全面プロデュースだそうです。17歳で知り合った旦那とそのまま結婚、23歳にして2児の母。アンは突然病魔に襲われ、余命2ヶ月と宣告される。で、死ぬまでにしたい10のコト!ってワケです。この映画は観る年代、性別によってかなり評価が変わってくる映画かもしれません。まぁ、個人的には全く魅力の無い作品でした(苦笑)。宣伝コピーに“宣告され、初めて生きる喜びを知った女性の感動の物語”とか書いてあるんですけど、何処に感動するのか全くわかりませんでした。だいたい、ストーリーが都合良過ぎますよ。まぁ、トウのたった少女の御伽噺って感じです。あ、ブロンディで一世を風靡した歌姫、あのデボラ・ハリーがお祖母ちゃん役で出演していたのにはビックリでした!
『17歳のカルテ』で一躍脚光を浴びたジェームズ・マンゴールドの新作は『アイデンティティー』。これは書くのは難しいなぁ・・・何を書いてもネタバレですしねぇ(じゃ、書くなよ!そ、そ、そんなぁ・・・!Σ( ̄□ ̄;))とにかくストーリーアイデアが秀逸でした。ただ、ラストは賛否の分かれるところでしょう。あの着地にするのなら、もう少し描き方があったような・・・“狙う”あまりに、ちょっと安っぽい印象を観ているモノに与えてしまったような気がします。あ、未見の方には何を言っているのかサッパリわかりませんわな。わからなくてイイんですけどね。観て損はない映画であることは間違いありません。以上!
『ティアーズ・オブ・ザ・サン』は、例によって“フグ刺し一気喰い!”のようなブルースの映画でした(笑)。でも、そんなに悪い映画ではありませんよ(まぁ、オイラは『ジャスティス』もけっこう好きでしたしね!Σ( ̄□ ̄;))。予告編通りの内容です。ベッタベタなストーリー展開ですけど、迫力もありますし十分観賞に耐えます。で、問題(問題にしちゃうの?)はですねぇ、ブルース演じる主人公のウォーターズ大尉の心変わりの原因が不明なコトです。いくつもの修羅場をくぐって、成功率100%を誇っている大尉が何故に命令違反をしたのか?映画の核となる部分に説得力が全くありません。余命いくばくも無いコトが判って公園を作った人間が居たように、それまでの自分と違う行動をとる時には、何かしらの要因があると思うのですが・・・。初恋の人に似てるとか、上司とケンカしたとか、三日間ウ○コが出ないとか・・・あ、汚くてすいません!何でもいいんですが、急にヒューマニズムに目覚めるのなら、何かしらキッカケが欲しいってモンです。その辺りがナイガシロですからねぇ。涙腺の弱いオイラは直ぐに泣いてしまいますが、別に感動しているワケではありませんので悪しからず(苦笑)。
『リーグ・オブ・レジェンド』は予告編を観て想像した通りの映画でした。紛れも無くハリウッドのコテコテ娯楽大作です(笑)。映画の完成度もこんなモンでしょう。それなりに興味深い部分もありましたよ。本当のネモ船長はインド人だったとか(原作ではインド人らしいです)、ハイド氏はハルクだったとか(笑)。伝説のヒーロー集結という発想は面白いんですけど、悪役がなぁ・・・っつーか、このメンバーを相手にしてもヒケをとらないキャラを考え出さないと話しになりませんよ。しかしまぁ、ウンザリするほど全編ヴィジュアル・エフェクトだらけです。でもって、ところどころマット・ペインティングがかなりヤバイです。まぁ、これだけエフェクトだらけじゃ、水準に達しない部分も出てくるってコトでしょう。ILMの上杉氏の名前がありましたが、彼が担当したパートではないと思いますが・・・。あ、プロダクト・デザインはかっこ良かったですよ。ちょいとファイナル・ファンタジー風でしたが(苦笑)。
『フレディvsジェイソン』これは親切な映画です。親切過ぎて思わず「(・_・)ヾ(^o^;) オイオイこんなんでイイのかぁ?」と心配になってしまいます。実に生真面目なホラー映画とでも言うのでしょうか、正に看板に偽りなし(笑)。身体障害者をぶっ殺すコトもしませんし、うら若き美女をゴキブリ塗れにもしません(笑)ひょえ〜!っと言える様な描写はほとんど無く『フレディvsジェイソン』に終始します。つまりこの映画は“ホラー映画”と言うより“怪物対決映画”と言ったほうが正しいでしょう。そういう意味では十分楽しめるアクション映画?になってます(笑)
香港フィルム・アワード主要7部門受賞!史上最高額でハリウッドに買われた脚本!ブラッド・ピットでリメイク!等、鳴り物入りで公開された『インファナル・アフェア』。この作品は前記の言葉も当然だろう!とハッキリ言える素晴らしい映画でした。とても良く出来た脚本で、この手の映画にありがちな「おいおい、それはないだろ!」という破綻がほとんどありません。おそらくここに描かれている時間(長い年月の上に成り立っている話しなんですが、それを妙に引きずると破綻すると思います)だけに集中したのが良い結果を生んだのでしょう。無理に泣かせようとしていなかったのも好感触でした。主演の二人アンディ・ラウとトニー・レオンの極めつけの演技合戦も見応え十分!また、このようなストーリーだとラストでどっちらけ!になる可能性が大きいのですが、この映画は原題の『無間道』の意味を巧妙に取り入れながら、これ以上は考えられない完璧な着地を決めていました。う〜ん、素晴らしい!強いて欠点を探せば、女性陣が絡むところがかなり甘い出来なのですが、それはこの際目をつむるコトにしました(苦笑)。監督はアンドリュー・ラウとアラン・マック、どちらかというとアラン・マックのお手柄なんでしょうか・・・?どうなんでしょう・・・詳しい方教えて下さい。それにしても良く出来た脚本だなぁ・・・『踊る大捜査線』とは大違いだわ(爆)邦画・・・頑張れよ〜トホホ。
今日で終わっちゃう『蛇イチゴ』・・・とうとう観てきました。監督・脚本はこれがデビュー作になる西川美和。同じ是枝プロデュースの『カクト』は全くそそられませんでしたが、こちらは予告編からちょっと気になってました。ベテランで堅物のサラリーマンの父(平泉成)、痴呆の祖父の世話をしながらも明るい母(大谷直子)、そして真面目一方の妹(つみきみほ)。そこへ十年前にインチキな生活態度から勘当されて家を出ている兄(宮迫博之)が舞い戻ってきて・・・という、所謂ホーム・コメディです。前半、一家の暮らしぶりにそれぞれの隠し事や悩みを絡め、ひょんなコトから兄が颯爽と登場するシーンまでテンポも良く、とても新人とは思えない芸達者ぶりでちょっとビックリ!で、兄の登場から物語は急にスローダウンするのですが、それもテーマの確信に入っていく雰囲気で悪くない。さぁ、どーなるんだ?と待っていると・・・な〜んもない!(爆)つーか、それだけかいー!とツッコミを入れたくなるアッサリ加減なんです。もったいない!(もったいない!とか、惜しい!とかそんなコトばかり言ってるなぁ・・・)ここはもうひとつ踏ん張って家族再生の方向をキッチリと描いて欲しかったですね。コメディに徹するのか?シリアスな方向へ持っていくのか?どちらとも取れず中途半端に終わってしまいました。結局、最後はその芸達者ぶりが足を引っ張ったような映画でしょうか。それでもこの監督はまだ28歳!次回作に期待します。あんまり好きな役者ではありませんが、つみきみほ・・・上手かったです。
前作がその年の興行成績No.1だった野村萬斎主演『陰陽師�供戮任后A虻遒聾矯遒歴橘ヲ樺粥覆靴�し鬱陶しい漢字だなぁ・・・)とした世界観を尊重したストーリーだったと記憶しているのですが、今作は神話の世界が下敷きにあり、非常に分かり易い話しになっています。ちょっと『帝都大戦』や『魔界転生』を思い出してしまいました。しかし、どういうワケか(苦笑)全般にテンポが悪く話しが一向に盛り上がりません。映画を支えるキャラクターであるはずの“鬼”もまたあまりにもチープな表現なので泣きたくなります。予算がナイんでしょうねぇ・・・。あ、予算に関係のないユーモアのセンスもいただけません(笑)。天野喜孝ビジュアルデザインのラスト・シークエンスの映像もかなりヤバいです。っつーか、恥ずかしい!・・・監督にこの手の映像センスがあるとは思えないんですけどねぇ・・・。それにしても!邦画の必要以上に明るいライティングはいい加減にして欲しいモンです。こんなライティングでは美術さんがどんなに頑張っても、全てが軽く見えてしまって興醒めです。とまぁ、色々言いましたが、個人的には前作よりは好きです。それは前作のような世界観ではどうしても監督の滝田洋二郎の手に余る(つまり、もっと若い監督が遊び心一杯で作って欲しかった)展開だったのですが、今回は多少なりとも彼のフィールドに近い話になっていたので作品としては納まって見えたのでしょう。野村萬斎は相変わらず魅力的だったんですが、ラストで引きました(>_<)アチャ!
リドリー・スコット最新作にして公開前にしてそこそこ評判が宜しい『マッチスティック・メン』・・・でしたが、普通でした(笑)。つまらなくはないけど、別に面白くもありませんでした。リドリー・スコットらしい巧妙でマニアックな画面作りも相変わらず冴えているのですが、想像していたより中身が薄くて拍子抜けでした。途中までとてもイイ感じなんですけどねぇ・・・。見た目は綺麗で美味しそうなのに、食べてみたら味はあるのに全くダシが利いてない!っつー感じです。中途半端な映画でしたわ。最後の最後もお手軽なんだよなぁ・・・というコトでニコラス・ケイジの“オーバーアクトだろ!だけんどもOK!”演技でも楽しみましょう!ところで、潔癖症って煙草の灰は気にならないんですかねぇ・・・ボソ。
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