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或阿呆の人生
kimko



 From love to happiness その12

帯広市内観光の予定

で、これを書いているのは2015年の9月15日であるw
なんと12年半も経ってしまったがとりあえず完成させておきたい。旅行記自体はたまーに思い出したように見ていて、おぼろげながらも記憶は残っている。

朝、件の大学生と一緒に宿を出て列車に乗る。帯広に着き、おそらく歩いたと思うが六花亭本店で決して洒落た感じではない男2人でスイーツを食べた。彼はハッチポッチステーションが大好きだったというのが印象に残っている。

六花亭で別れたか、帯広駅で別れたかは定かではないがその後1人でバスに乗り幸福駅へ。地平線まで真っ白な眺めと人家がないのにバス停があり、そのバス停の名前が〇〇号という地名のつけようがないから仕方なくそうしたという名前だったというのが印象にある。

そして幸福駅へ。駅と言ってもとっくの昔に廃線になっているがその名前から観光地になっている。その手前に愛国駅というのがあり、その昔に愛の国から幸福へ、ということで愛国→幸福の切符や幸福駅の入場券がよく売れたようだ。

幸福駅の駅舎は、駅舎というよりも単なる待合室で木造であり、扉もない。中には切符やらなんやらがびっしりと貼ってありいろんな人がメッセージを書いている。おそらく自分も何かしら書いたに違いない。

売店で入場券を買うが、日付はその日の日付やら7.7.7、8.8.8など縁起のいいものが押してある。本当はその日の日付が欲しかったのだがほとんどなかった。が、言うこともできず適当なものを買った気がする。

売店のおじさんと多少話をしたが彼女云々というお決まりの説教的なお話をされたようなw
いちおう3年後の12月にも訪れているが(悲しいことになったけど)その時も同じような話をされたようなw
この時の旅行記はおそらく一生書けないだろう。あることが解決すれば書けるけど、最早それは困難すぎるのだ。

さて、その後は帯広駅へ戻る。帯広周辺でどうのこうのという記憶がないので、おそらくその日は札幌まで行って泊まったと思うのだが全くその日のその後の記憶がない。どこに泊まったか、何を食べたかなど。
多分、この時点でこの日は満足だったのだろう。

幸福駅へ行く前か後か忘れたが、ふらっと入ったCDショップでずっと探していたのを買えたというのもある。


2003年03月17日(月)



 ロコモーション その11

起床は7時前後くらいだったか。今日はお散歩には行かないので多少ゆっくり寝ていられる。由伸似の人はさっさと出発してしまったようだ。

さて、また無料飯。量はやっぱり少ないが、旅行中っていうのは胃の大きさっていうのがかなり変わるので、これでも問題なし。食うときはとにかく食うし、あまり食えないときもなんとかなる。そんな感じだ。

前日にワイン城で有名な池田町に宿を取った。とりあえず18時までにそこに着けばよい。まぁ、蒸気で釧路⇔標茶するので、それで結構いい時間になったりするのだが。

とりあえず、9時代(だったと思う)の列車で釧路へ。標茶・網走方面に行くという人たちが見送ってくれた。今度は夏来たいです。ええ。

とりあえず釧路に戻る。コンコース内はやはり蒸気待ちの人が多い。明らかに団体客とわかる。やっぱり北海道はどこでも発車時刻にそこそこ近くならないと改札をしないので人がごった返していてどうしようもない。まぁ、全席指定だからそう早く行かなくても問題ないのだが、以前からの習性みたいなもので、早くホームに出ておきたい、というのはある。

さて、改札をすませてホームに出てしばらくすると、機関車と茶色に塗られた客車が入ってきた。茶色に塗ってあるっていうことは旧型客車を意識しているということだが、実際は1両だけが旧型で、残りは12系急行型だった。で、自分の席はというと、ちょうどその旧型客車であった。

この車両は、半室客席で、半室は売店になっていて、グッズや軽食類が買えるようになっている。おまけにだるまストーブまでついていてレトロな雰囲気だ。扉は改造されてなく、使用禁止になっていた。昔の写真を見ると、通勤通学時間帯など、ドア開けて外に身を乗り出している高校生が写ってたりしていた。今から考えるとすごい時代である。

さて、ものすごく大きな警笛を鳴らして釧路を出発。一番後ろの車掌車で後方の展望を楽しみたかったが、せっかくなのでしばらくは座席で走行感を味わうことにする。自分の周りは家族連れだ。しかし、乗車券を見てみたら釧路湿原までだったので結構すぐに降りるみたいだ。なんか1人だけ部外者が乗っているのもばつが悪いので、1駅だけ乗ったら自分は車内をうろつくことにした。

釧路湿原に入るあたりで一番後ろの車掌車に行き、本当に一番後ろのデッキに出る。実際の気温はかなり低いはずなのだが、テンションが高いせいか、なぜか外の風に当たることが苦痛ではない。一面真っ白なのに・・・

2,30分そうして景色を見ていただろうか、そんな長い時間外に出ている人間は自分以外しかもちろんいなかったが。適当なところで中に戻って席に座る。

が、今度は暑い。何しろだるまストーブの隣である。おまけに、お約束といおうかするめなんか焼くもんだから独特のにおいが漂ってきてあんまりよろしくない。まるで津軽鉄道のストーブ列車と同じである。

1時間ちょっとで標茶に到着。1時間半もすれば折り返しで帰るので特に何もするようなことはないのだが。一応、駅構内で物産展みたいなものをやっていてそこに食堂みたいなものもあったので、ビーフシチューを食べる。ジャガイモが丸ごと入っていておいしかった。レストラン、というよりは手料理、といった感じ。

そのあとは、駅周辺をうろついたり、本を読んだりして過ごす。帰りは普通の客車だった。景色はだいぶ見たので、ずっと席に座って音楽聴きながら窓から外を眺めていた。たぶん15時代に釧路に戻る。

本日の宿は池田町にあるわけで、そこまで移動。もちろん特急の指定席を取ってある。初「スーパーおおぞら」なわけで、楽しみだったが、地震が発生したようで、45分くらい遅れている模様。果たして、食事の時間に間に合うのだろうか。宿は、池田から普通列車に乗り換えなければならないので、それとの兼ね合いもある。正直、このままだと間に合わないかもしれない。

とかなんとか思っていたが、実際のところ、折り返し時間が結構あるので、それを切り詰めれば遅れは10分くらいにまで減るらしい。池田で接続する列車も、池田で20分くらい停車するので、10分程度の遅れなら全く問題はない。ってわけで、宿に電話しようかどうか悩んでいた自分の心配は杞憂に終わった。

特急に乗り、池田に着くと、ちゃんと列車は待っていた。華やかな特急に対し、こっちは1両のワンマンディーゼルカー。日も落ちてなんだか物悲しい。

1駅で降りる。だいぶ荒れている無人駅だ。駅前が道道の交差点なので夜になるといろいろ来るのだろう。余計に寒く感じる。駅はひどいが、周囲は住宅地になっており、家の明かりがこぼれている。宿へは数分ですぐに到着。

ここは普通の家をちょっと改装して宿にしている感じで、子どもの学校の用意がぶらさげてあったり、なんだかアットホームというよりもホームそのままのところであった。部屋に案内されると隣の部屋にもう1人いるみたいだ。結局、今日の宿泊客は自分を含めて2人だった。

夕食は豪華な家庭料理、といったかんじでおいしかった。そのあとは部屋で荷物の整理をしたりして過ごす。お風呂にも入ったが、普通の家庭の風呂だった。なんだか新鮮な感じだった。

21時くらいからお茶飲みながら雑談。池田や帯広の名所などを聞き、色々話をする。同宿人は名古屋の大学生で卒業旅行らしい(どうも名大ぽかった)。彼は旅先々でいろんな人にメッセージを書いてもらっているらしく、自分にもそのノートを渡された。果たして、これから卒業して社会に出て行く人に、ようやく大学半分終わった人間が何を書こうかと思い、考えたが、それなりに書いておく。

彼は明日帯広方面に行くというので一緒に出ることにして、0時前に就寝。とりあえず、明日はワイン城に行き、それから帯広市内で何かしらしようと思う。

2003年03月16日(日)



 春を愛する人 その10

以前書いたものが消えてしまったのでやり直し。

起床はだいたい5時。部屋の中はもちろん暖かいが外の気温はマイナス10℃。地元じゃどれだけ寒くてもマイナス5℃だからもちろん未経験。っていうか、朝の気温が東京の最低気温かそれ以下に下がるボロ家に住んでいる自分にとっては、なぜ半そでで寝ても大丈夫なくらい暖かいのか疑問であったりもする。

以下2004年3月16日記(もう1年かよっ!、資料ないので記憶と検索のみ、多少あやふやなところは勘弁してください)

散歩は6時からということなので、めいめい玄関に集まる。案内の人が来たところでお金をいくらか(2〜300円位だったと思うが)払って、出発。宿から湿原を隔てた向こうにある山(というか小高い丘?)まで行くようで、見た限りは結構遠くにあるような、そんな感じ。

まず、湖に出て日の出直前の写真を撮ったり。そのあとは、山に登る。雪は未だに深く、踏み固められたところ以外を歩くと平気で膝近くまで埋まる。濡れて困った記憶がないので、ブーツをちゃんとはいて、ウインドブレーカーの下でもはいたりとそれなりに対策はしていったと思うが、それでもつま先は寒かった。スーパースターなんかで歩いているおねーちゃんもいたので、相当厳しかったと思う。

とりあえず頂上まで上って下を見ると、もうシカは活発に動いていた。この山の中にも結構シカのフンがあったりして、ところ構わず動いているようだ。そして、朝日の中警笛を目いっぱい鳴らして朝一番の列車が湿原を走り抜けていく。歩いて寒さにも慣れてきたせいか、あまり寒い寒いとは思わなかった。そして宿に戻る。まぁ、お日様が昇ってる日向でも平気でマイナス5度以下はあったわけだが…

そのあと朝食。量は少ないが無料なのがうれしい。まぁ、旅行中はうまく体も順応してくれているので特に問題はないと思うが。そして、うちの大学の子の一行2名は宿を出て行った。04年の3月10日くらいに学校で見たので、今年はこの時期には旅に出ていないようだ。まぁ、この子の学科は3年からめちゃくちゃ忙しくなるので仕方ないかな。

さて、残った3人はツルを見るツアーへ。部屋はどうせ連泊なのでそのまんまで。これもそれなりにお金はかかったはずだが、結果としてはそれに見合うだけの価値はあったと思う。

宿の主人の車に乗って出発。いきなり舗装道路を曲がって湿原の中の砂利道に入る。途中シカやツルを見ては止まり、色々話を聞いたりしつつ、また広い道路へ。また何箇所かで止まって観察したりしながら(カメラを持って待っている人が線路脇並みに多いのがびっくりした)、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリへ行く。そこのセンターでツルに関する話を聞いたり、ツルが集まるところで観察したりして過ごす。そこに、見たこともないような大砲レンズが置いてあって100万(!)くらいするから注意するように、とか言われる。いやはや、確かに自分みたいな素人でもきれいだなあと思うから、魅せられてしまった人たちはそれこそ入れ込みがすごいのだろう。

そのあと(こっちが先かもしれない)、鶴見台というところへ。ここはサンクチュアリ以上に観光地化していて、観光バスが何台もあった。確かにここにもいるにはいるのだが、ちょうどここにいる時間じゃないのか、思ったよりもいなかった。そして、はじめてここでカメラのズーム機能の重要さを認識した。

そして、戻ってくるときに、蒸気がちょうど走る時間だというので、線路脇で待つ。しばらくすると、白い大地に黒い煙をもくもくとあげて蒸気がやってきた。都会では考えられないくらいに近距離に寄って写真を撮った。おそらく、これはまだ現像していないが…(はよせい、っちゅーねん)、翌日にはこれに乗るのでなんかわくわくした。

お昼くらいに解散。夕方までとりあえず自由になる。自分は細岡の展望台にでも行こうと思う。列車の時間もちょうどよい。他の2人は、郷土館でも見にいくようだ。

2駅釧路方面に戻り、釧路湿原の駅で下車する。他には誰も降りなかった。駅舎はログハウス風でなかなかかわいらしい。駅前からは2本道があって、階段を上るか、ぐるーっと回り道をするかで展望台にいけるようだ。

回り道はめんどくさかったので除雪されてないにもかかわらず階段を上ることに。やっぱり膝近くまで楽勝に埋まる。なんとか他の足跡のところをうまく歩いていく。たいした距離じゃないはずなのにかなり時間がかかる。他には誰もいないのがまた神秘的だ。天気もいいし。夜になったらシャレにならないだろうけども・・・

さて、雪道を抜けて回り道してきた道路と合流。この道はしっかり雪はない。ビジターセンターみたいなのもあるが、たいしたものがないだろうととりあえずパス。

急坂をのぼると、そこに展望台があった。車は何台か止まっているが、鉄道+歩きで来た人間は自分以外皆無だろう。ここでも、佐多岬よろしく15分くらい経つと誰もいなくなってしまった。なんだかもったいないなぁと思うのは自分だけなのだろうか?

展望台よりも高いところに更に東屋みたいなところがあり、道がどこかへ続いているのだが、雪に埋もれていてよくわからない。誰かの歌のPVで見たような風景が続いている。

写真を撮っていたらあっという間にフィルム切れ!!この周辺で調達できそうなところは思い浮かばなかったが、一縷の望みを抱いてビジターセンターに入ってみる。入るとまずカウンターがあり種類が少ないがフィルムも並んでいた。果たしてAPSのがあるかと不安になったが置いてあったので購入。この際、価格は気にしないことにしよう。山の中の自動販売機のジュースの値段が異様に高いことの意味がわかったような気がした。

さて、また同じ道を下山。が、やっぱり下りのほうが厳しい。果たして気温が何度かはわからないが、まったく一面の銀世界を歩いているのに寒さは感じなくなってきた。どこぞで記録を拾ってきたら最高気温は0℃付近だったみたいだが。

20分前くらいに駅に戻る。お約束といおうか旅ノートが置いてあって、6冊になっていた。それを流し読みしながらいろいろな人がいるんだなぁ、としみじみ。自分も何かしら書いておいた。またあとで見に来ようかなあと思う。なるべくなら夏に来て、この駅に泊まるのも悪くはないだろう。

さて、また来た列車に乗って戻る。ほとんど釧網本線は昼間走ってないので、こううまく往復できるのは珍しいと思う。

さて、駅についたがまだ微妙に時間があるので自分も郷土館に行ってみることにする。土曜の昼間だというのに町中に人の気配が全くない。地図を見ながらそれらしい方向に歩いていくと、やっているんだかやっていないんだかわからないようなお店が1件。フジフィルムののぼりが立っていたのでたぶんフィルムはあるんだろうが、APSがありそうな雰囲気ではない…

さて、駅から15分くらい歩くと郷土館である。周りは雪に埋もれすぎていて一応観光施設ではあるがそうとは思えない。建物は何かの文化財だかなんだか相当年期が入っている。入場は無料だが名前を書く。1階は、当地の歴史といおうか、農機具やら手紙やらが展示されていた。2階には、動物や昆虫の標本などが展示されていた。小さいながらも興味深かったが、時間も押し迫ってきたので出る。

それから、向かいにあるエコミュージアムセンターに行く。なんだかここも雪が積もっていてどこをどう歩いていけばわからないような状態になっている。中には、この辺りの自然について色々書いてあり、アウトドア派には非常にいいところだろう。冬なのでベランダには出られなかったが、建物内からも凍結している湖が眺められた。

さて、外に出て、宿のほうに戻ろうとするも、やはり敷地内が雪で完全に真っ白になっており、よくわからない。とりあえず最短距離を歩こうとするが、雪だらけで周りに足跡一つない。おとなしく来た道を戻ればよかったと思っても後の祭りで、仕方なく、また膝くらいまで雪に埋もれてこけそうになりながら戻る。どうやら、夏はパターゴルフ場らしいが…

さて、宿に戻ると16時過ぎでちょうどいい感じだった。今日は誰が泊まりにくるかわからないが早めに風呂に入る。と、今日は同室人がいるようで入ってきた。話を聞くと、関西の有名私立の同立のどっちか(ちょっと記憶が…)で、卒業旅行らしい。顔が高橋由伸そっくりな人だった。その辺りを突っ込もうと思ったがやめといたが、絶対そう思われているだろう。間違いない。

さて、本日の宿泊者は7,8人くらいだった。そして、平均年齢もぐーっとあがった。自分が最年少になってしまった。ツルの撮影をしにきた人や、道内をぐるぐる回る人などいろいろ。人が多かったので遅くまで談笑した。例によって朝の散歩の希望者を募っていたが、2日連続5時起きは結構きついのでパス。何時くらいに寝たかちょっと記憶にないけど、また日付変更くらいだったような…

2003年03月15日(土)



 となりの・・・ その9

起きると釧路到着30分前くらいだった。最近はようやく夜行で寝るのに慣れてきて、完全ではないが熟睡もできるようになってきた。とりあえず外は真っ暗なのでおとなしく顔洗って下車の準備。一体どれだけの人が根室まで行くかわからないので準備はちゃんとしておかねばならぬ。先手必勝。朝から2時間立ちっ放しは死んでしまう。

5時50分、釧路着。降りてとりあえず走る。人はこの時期だからバラバラだけど、きっと夏場になったら目いっぱいいるんだろうなあと思いつつ。実際かなり寒いが、あまりそれは感じなかった。とにかく、隣のホームの列車に乗って席を取る。何しろ1両しかない。何人か地元民みたいな人たちが乗っていたがまあ、なんとか余裕。この乗り継ぎをした人は2,30人くらいか。車内は新幹線からパクってきた座席で快適快適。とりあえずみんな座れたようで。お茶とカロリーメイトでとりあえず朝食、みたいな。車窓の風景を見ようと思っていたがとにかく眠くなり寝てしまう。駅に止まる度に起きて、また寝る。自分の感覚としては隣駅くらいかなとか思うのだが、これは快速だし、時刻表で見てみると2,30分は平気で止まらない。どうも感覚が狂っている。8時くらいにとうとう根室着。納沙布岬へは10分くらいでバスが接続している。

窓口で往復切符を買って外に出るとバスが来ていた。とりあえず乗り込んで最後列に座る。高校生も大量に乗って来たが、運転手が何かいうと全員降りてしまい、そのあとには老人が数人乗っただけで出発。しかし、その人達も病院でみんな降りてしまい乗客は自分1人に。しかし、鹿児島と違い運転手と話はせず。

8時45分、納沙布岬着。滞在時間は1時間しかない。降りたのはもちろん自分1人。とりあえずでかいモニュメントのあるほうへ歩く。地元では想像のつかない晴れているけど雪が融けないでずっと残ってる状態。さすがに人もこの時期はこないらしく、除雪もされてない。去年は宗谷岬から樺太を見たが、今年はこうやって北方領土を見ている。記念碑の前でセルフタイマーで写真撮ったりして北方領土記念館みたいなところへ。やたらと北方領土返せと書いてあった。タダでくれる視察証明書をもらって市の施設へ。そこでバター飴買ったり2階の展示室を見たりしてるとあっという間に時間に。別に1日ゆっくりしていてもいいのだが、これに乗り過ごすとあと数時間はバスがこないので仕方ない。たぶん、このルートは夏だとたくさん人がいるんだと思うが、やっぱり乗ったのは自分1人だった。が、さすがに中心部に向かうだけあって途中で結構人が乗ってくる。半分くらいの乗車で駅まで。

(以下、電車の時間が現在調べられないので曖昧に書きます。調査次第訂正)
とはいえ、電車の時間まで結構ある。駅にはどこからきたかわからないけど旅行者も結構いる。北海道の特性か10分くらい前にならないと改札やらないので暇といえば暇だが外に出てるのも寒いので駅の中でうろうろして時間つぶし。交番が頻繁に便りを発行してるところから見ても几帳面な人が揃っているんだか平和で時間が多いんだか…、っていう感じである。

ようやく改札やって列車に乗る。後ろよりに座る。座席は相変わらず新幹線からパクってきたやつだ。このまま釧路まで行ってもいいのだが、やはりせっかくここまで来たんだから途中の厚岸で降りて名物のかきめしを食いたいと思う。幸い、厚岸で降りても1時間くらい後にはまた釧路行きが出発するのでいい。全国的にも有名な駅弁ではあるのだがいかんせん場所が場所だけに食す機会がないと思っていたので千載一遇の好機だ。来るときはだいぶ寝すぎてしまったので今度は寝ないように車窓を眺めたり後ろへスピードメーター見にいったり。だいぶ早いと思っていたがそれでも80キロ少々。どうも感覚が狂う。途中、真っ白なところがあって、それを避けるように山側を通っていたので「平原だったらどうして突っ切っていかないのかなあ」とか思っていたのだが、それは凍結した厚岸湖だったことが判明。そりゃあんなにカーブも多くなるわ。

厚岸着。降りたのは自分だけ。一応駅員はいる。キオスクにはなぜか店員が2人。必要ないと思うが…。難なくかきめし買ってベンチで食う。じいちゃんが1人タバコ吸ってたがいつの間にいなくなっていた。よくわからん人だ。食った後は少々駅前を歩く。何もない。市街地から離れているのだろうか。線路をまたぐ歩道橋に登ってみてもなんかやっぱり白いせいもあってかのんびり。まあ、地元では絶対見られない光景だが。そんなこんなで高校生や親子連れが出発時間が近づくに連れやってきて列車に乗る。そして釧路へ。

釧路に着くとまた乗換時間が1時間以上ある。どうしたものかと思っていたので待合室でテレビを見ていたが、酔っ払いのおっさん同士がケンカをはじめたのでどうしようもなく隣のミスドへ。今まで1度も入ったことなかったのに今度でずいぶんと利用している。駅の外に出る気がなかったといえばそれまでだが。で、駅ではしきりにSLの映像を流している。そういやSLに乗ったことなかったので乗ってみたくなった。ちょうど運転日だし。とりあえず、どういう形態かは決めてなかったが明日は釧路湿原見てあさってどうしようかと思っていたのでちょうどよかった。果たしてあさってのSLの切符が取れるかどうか不安だったが、窓口行ったらすんなりOK。全区間往復できることとなった。これであさってはだいたい決まったようなもんだ。なんか拍子抜けしたけど。

待った後同じような列車に乗る。今度は釧路湿原の中を通る釧網線。市街地を過ぎてそれっぽいところに入ってやたらと警笛を鳴らすなと思っていたら急ブレーキ。どこかで北海道は鹿がよく線路に侵入するという話を聞いた事があるがここも御多分に漏れずそうらしい。外では鹿がいっぱいこっちを見ている。鹿で遅れることは当たり前だという都会では考えられない路線だ。

30分くらい乗って下車。駅舎は喫茶店になっていて少々戸惑う。降りた人は自分を含めて2人のようだ。どうも、その人も自分が今日泊まるところの方向へ歩いていく。明らかに旅行者だ。やっぱりその人は同じ宿に入った。微妙に年齢不詳気味の女性だった。40±5歳くらいか。とりあえず、係の人がこないので会話でもしつつ。どうやら鶴を見にいくオプションがあるらしく、それに参加するらしい。ちゃんと調べてきてて偉い。ここで明日の予定決定。連泊して自分もそれに行くことにする。おおまかなことしか決めてこないのでこんなのしょっちゅうだ。去年の夏はそれで2日間人についていったし。何分経ったかわからないけども来たので代金を払って部屋へ。どうやら4人部屋を1人で使うようだ。荷物をお決まりのように散乱させ、風呂に入る。気持ちがいいもんだ。そのあとはテレビでも見つつ飯を待つ。そして飯。

なにが出たか記憶にないが結構うまかった。で、食ってる最中に若い女性3人組がやってくる。どうも、会話の様子とかからして、この3人はずっと知り合いだったわけではなく、こっちで知り合って一緒に回ってるみたいな感じのようだった。列車がどうのこうの言ってたので乗換えを間違えたんだかなんだか。彼女らは荷物を置いてきたらカップ麺を食ってた。こっちは茶でものんびり飲みながらニュースを見たり。結局今日の宿泊者はこの5人の模様。そして、夜にこの辺の観光案内。これもまた初耳だったのだが明日の朝ガイドさんの案内で散歩に行くというオプションがあるというので参加することに。これは全員が参加することになった。そのあとはこの辺のことをきいたりして終わり。そのあと、あとからやってきた人たちとしゃべったのだが凄まじい事実が判明!

そのうち1人がなんと同じの大学の同じ学部に通っているのだ!まあ、学科は違うし学年も1つ下なので全然わからなかったけども。でも、その人がやってるサークルに、俺の高校時代の同級生がいるっていうからこれまた驚いた。なんと世の中は狭いものか…。まだ知らないことが多いっていうので(ちみはもう1年すんでるだろ…)大学周辺のお店のことやその辺の話をしてあげた。ちなみに、この子は今でも学校で2週間に1度くらい見かけるが、向こうは気づいてないし、何を話したものかと思うのでそれっきりである。学科が同じだったらまた違ったかもしれないが。

さて、そんなこんなで明日は6時前には集合なので5時過ぎくらいには起きなければいけない。たぶん日付変更前には寝たと思うが…

2003年03月14日(金)



 音速の旅客機、鈍足の奇行子 その8

で、結局すげーっと思っている間に飛行機は水平飛行に移ったらしく機長アナウンスが。あまりわかんなかったが、高度12300メートル、時速840キロで飛行してるらしいです。地元の上空も通るみたいだけどわかるかな。東京タワーにも上れないあいつが見たらどう思うだろうか…。うーん、地上は見えるけどゆっくりとしか動いてないのであまり速さはわからず。そりゃ成層圏飛んでるからな。で、それを感じたのが外。真夏の空、っていうか雲ひとつないすばらしい状態。あたりまえか、そりゃ。周りで熱心に外見てるのは自分とお子様くらいなもんで、他の人は寝てたり本読んだり。

で、そんなこんなで下見たらもう白かった。15分くらいしか経ってない!っていうかどこ飛んでるか全然わからず…。飲み物くらいは出ると思っていたが、国内線だからなのか、それとも一度潰れて全日空に拾われた会社だからなのか結局何も出ず。まあ、いちばん安いの選んだから仕方なし。45日前までに買うと9000円だからね、怖いくらいだ。

とりあえず、津軽海峡はわかった。で、北海道に上陸したのまではわかったがそのあと時間がかかったのでいつの間に寝てしまう…。起きたら新千歳に着陸するとこだった。時にまだ10時。外は雪、飛行機って恐ろしい乗り物だなあ…。

そそくさと列車に乗り、札幌へ。一面の銀世界だ。何日か前、半袖でいたことが信じられず。11時くらいに札幌着。時刻表がないので道内時刻表を買い、フリーきっぷを買い、とりあえず北大に直行。去年の夏工事で飯が食えなかったからそのリベンジと、計画が白紙なので立てるために。

とりあえずブーツはいてきたもののこんな雪を歩くなんてことはありえないので効果は不明であるが…。北大の構内は車が走るところも真っ白で。除雪はしないみたい。1,2回こけそうになったが、ブーツのおかげで足は濡れず。とりあえず理学部の博物館を見て学食へ。この時12時ちょいすぎか。外は結構強い雪。雨よりは遥かにマシだけど。

飯はそそくさと食ったものの、どうしたものか全然決まらない。食べた食器を前にして時刻表との格闘は続く。とりあえず5日分のおおまかな予定(どのへんに行ってどこに泊まるかくらいだけど)を立てなければならぬ。4,5パターン書いて色々修正してを繰り返してたら13時を軽くオーバー。食堂を退散してクラーク会館で続き。隣では新入生の案内とかやってる。もうそんな季節ね。とりあえず、パターンが決まり、宿を取る。これで一安心。

でー、問題はこれからだ。とりあえず23時の夜行で東に行く事は決まったのだが、それまでの時間調整が問題ありまくり。まったく、こういうときに札幌に同級生が住んでいればいいのだが…。一応何人か知り合いはいるんだけどそこまでの関係でもないのでこれがいちばん経済的なやり方となる。

時刻表を見てみる。こういうときに電車に乗って未乗線区を少しでも消費する、というのが結構使うやり方だ。とりあえず、去年小樽までは行ったのでその先まで少し行ってみようと思う。と、ちょうどいい感じで臨時特急が走ってた。おまけにリゾート気動車というから乗らない手はない。自由席も連結している。18きっぷでは乗れないが乗る価値は多いにあるだろう。札幌着も19時近い。どこで折り返すのがいいかと見てみると、ニセコだと着いてすぐ発車、というか乗れない可能性があるので倶知安で降りる事に。

14時14分の快速でとりあえず小樽へ。この海岸線はやっぱりすごい。そして、小樽で気動車に乗り換えて倶知安へ。このあたりは異常に駅間距離が長い上に、勾配だらけでスピードが死ぬほど遅い。60キロ出ればいいほうだ。60キロくらいの距離を100分くらいかけて倶知安へ。のどかなとこだ。ここで30分少々待つ。ぼけーっとうろついて、羽田で買った東京限定タバコのルーシアを試しに吸ったりして時間つぶし。うまかった。札幌までの乗車券と特急券を買う。2890円なり。

17時11分、倶知安発。結構人がいるかなと思っていたが全然いない。この車両のすごいとこは各座席にTVがついていること。走行風景やビデオや音楽が楽しめる様になっている。さすが。あだち充作品ののアニメをやっていたので、タイトルわからなかったが見た。あとで調べたら日当たり良好っていうのらしい。小樽過ぎに終わったので後は音楽を聴いていた。なんか音楽のジャンルがバラバラ。それはそれでおもしろかったけどね。18時52分札幌着。腹減ったのでどうしようと思っていたが、駅構内に味の時計台があったので食う。ネギチャーシューっていうのにしたが、普通のチャーシューにすりゃよかったかなあ。あんまり、店員さんの対応がよくなかったりなんだったり。

さて、飯を食ってもまだ19時半くらいだ。普通ならあと3時間なにやるか困り果ててしまうところだが、幸い札幌には1週間前にできたばかりのJRタワーというものがある。どうやら21時まではやっているようなので、それまでは時間が潰せる。いっそのこと展望台まで行こうかとも思ったが、どうも金が高いので断念。大丸やらその辺の店を見ることにする。最近まずこういう系統の店に行ったときに見るのがバッグと服とCD。まあ、札幌というとこはそう頻繁に来るとこではないのでお気に入りのがなくてもさほどショックは受けないけど、ここにも自分のお気に入りのがなかった。コムサストアなんかもあったり。後は地下をうろちょろしたり、適当に時間調整。B'zの新曲なんかも聴いたりした。

21時になって店が閉まる。しばらくは地下で粘っていたものの、警備員に追い出されて駅へ。とりあえずスタバあたりで時間を潰そうかなと思ったりもしたが、結局は駅構内のベンチが置いてあるところに落ち着く。少々寒いが。で、ここでひとつ問題が。実は北海道に行くというのに手袋を持っていなかった。それらしきものは軍手だけ。昼間はポケットに手を突っ込んでいれば事足りるが、これから道東に行くわけだしやっぱり手の防寒は必要だ。さすがに、田舎の高校生じゃあるまいし軍手で街中をうろつくわけにもいくまい。てなわけで、北口出たところにあるコンビニで300円くらいの安い手袋を買う。もっとちゃんとしたのがあるかと思っていたが、それほどでもないようだ。あとは飲み物買って本読みながら時間つぶし。22時半くらいになってホームへ。

指定席券を取ってあるから別に早めにホームに出る必要もないのだが、習性というかなんというか、寒くてもやっぱり入線の20分前にはホームに出ておきたいのだ。だいぶ長いこと待った気がして「まりも」入線。去年の夏に乗った「ミッドナイト」とまったく同じといっていいような車両だ。席は入ってすぐの窓側。昼間取ったときでも楽勝で窓際が取れたりしたし、観光シーズンからも外れているので空いているとは思っていたが、全然いなかったり。とりあえず、出発前に歯磨きと洗顔を済ませて車掌を待つ。検札は意外と早かった、気がする。まあ、全然だし。南千歳過ぎたら多分誰もこないだろうとの判断で隣の席も使って就寝。まあ、来たとしてもこれだけ空いていればどこかに行くでしょ。

2003年03月13日(木)



 っていうか、あかつき乗車記と舞台裏 その7

出発して検札が来た。リーマンも女子高生も地元民らしい。なんか適当にしゃべっていたが気にせず。次の諫早で2人が降りて、若い女性が乗ってきた。で、2つ前に座る。うーん…。一応レディースシートっていうのがあるのに一般席で発券する駅員はいかがなものか。まだこの時期はオフシーズンだからいいけども、例えばピーク時に、満席できっぷが取れなかった男性が、女性が一般席に座ってて満席で、レディースシートがあいていた、っていうのを知ったらどういう気分になるだろう。オレが仮にその立場だったら女性が堂々と一般席に座っててなおかつ女性席が空いてる、っていうのを考えるね。なんのためのレディースシートなのか。まあ、このあたりを熱弁しても仕方ないか。その後女性は検札に来た車掌のすすめで女性席に移った。

で、肥前山口あたりでオヤジが乗ってくる。ですぐ前の席に座る!!なによこれ!マルスのバカ!なんでこういう居住性無視な発券するかなあ…。コンピューターに怒っても仕方ないんだけどさ。おそらく満席になることはないが、どこがあいていてどこが売れているのかわからないので移動もできず。小倉くらいにならないとわからないだろうな。前の席のとこに足をのばすとちょうどいい感じなのだが、どうもこのオヤジはそれを見計らって席を倒してくる。まあ、こっちがとやかく言う問題でもないし、倒すのが当たり前なのだがタイミングがいやらしい。頭に来たのでまた足を伸ばしたらまた倒してくる。小刻みにやりやがって!!なんでこんなくだらんことでイライラしなきゃいけないのだろうか。

面白くないので歯を磨いて22時前には毛布かぶって寝る態勢に。とはいえ、そう寝れる訳もなく、目が覚めると男と女が洗面所はどこかとかしゃべってる。どうやらなんの関係もなく、たまたま前後の席になっただけらしいが、オヤジに妨害された形の自分にとってはおもしろくない。少しは若い女子としゃべらせなさい!(笑
で、ちょうど列車は門司で連結のためがちゃがちゃ動いてた。やっぱり眠かったらしく関門トンネルに入った直後に意識飛ぶ。

起きると福山だった。まだ5時前だが普通に人が降りていく。寝て起きてを繰り返して姫路あたりで目が覚める。あとはぼけーっと毛布かぶって起きていて、京都着。そのあと米原、大垣、豊橋、浜松、熱海と乗り継いで東海道を東に向かい、夕方に一時帰宅。カテキョへ。今日が入試の発表だったりする。まあ、結果聞いて、いろいろしゃべって。どうも、入試が終わったから、ってことで切られるっぽい。ある程度覚悟はしていたが悲しいもんだ。まだ決定じゃないみたいだけども。22時半頃帰宅。

で、本当は寝てしまいたいところなのだが、明日は5時前に家を出なければいけないし、洗濯もしなければならない。どうも寝てる暇があまりないようだ。まあ、この一時帰宅のおかげで荷物が少なくて済むのだが。23時半頃洗濯物持ってコインランドリーへ。2,3つぐるぐる乾燥機が回ってる。とりあえず金と洗濯物入れて家に帰る。時間に行くとまだ脱水中。しばしぼけーっとして今度は乾燥機へ。どのくらい時間かかるかわからないが、適当に金を入れてまた帰る。終わって様子を見に来ると、どうもまだ乾き切ってない。100円追加して今度はソファに座って待つ。そしたら、ちょっとあぶない系のおにーさんがきてオレに乾燥機の使い方を聞いて洗濯物入れて帰っていった。さて、2度目の乾燥終わり。まだ微妙だが、まあいいだろう。帰ると2時近かった。またこれで寝るわけにはいかない。

3時、本を読む。もうこうなったら意地でも一睡もしないでいかなきゃ。4時荷物まとめはじめて準備完了。寒冷地バージョンへ変更。4時45分に家を出る。もちろん、誰も起きてるわけがない。5時、駅のホームは結構人がいる。中学卒業したばっかでディズニーあたりに行きそうな女の子集団とか、危ない系の少年達とか。とりあえず、はじめての飛行機という事でテンションがおかしいまま電車に。このとき、マジで「今日が自分の命日かなあ…」とか考えてて、昇る朝日が「ああ、これが最後の朝日かな…」とだいぶびびってた(笑

さて、そんなこんなで浜松町へ。お約束の東京モノレールである。思いっきり仕事しに行く感じの人から大きなトランク持った人まで色んな人でごっただ。とりあえず、今まで上野動物園のしか乗ったことない自分にとっては実質初モノレールだったんだが、モノレールっていうのは不思議な乗り物だと思った。ちと海上通るから怖いし。

7時半くらいに羽田着。飛行機乗った事ないから出発のおよそ1時間前が妥当だろう、ってことで来てみたが特に問題ないかしら。とりあえず、いのいちばんに搭乗手続きをすませる。これ忘れたらお話にならないからね。きれいだけどやや化粧濃い目のおねえさん(だいたい空港のカウンターの人ってそうね)に聞いたら、別に自分の持ってるバッグだったら機内持ち込みでOKだそうで。なんとなく降りたあとコンベアの前で待つのがイヤだったので一安心。あとさ、席って既に決まってるんじゃなくてある程度希望聞いてくれるのね。「お席の希望はございますか?」なんて聞かれてちょっとびっくり。「窓際にしといてください」、って言ったけどどうなってるんでしょう。

ってあとは空港うろうろ。早朝にもかかわらずアホみたいに人が多い。店はほとんど閉まってるのが残念だったりするが。開いてる本屋でF速だけは買っておく。

8時、だいたい30分前になったのでここでなんていうか検査。金属探知機通るやつね。それが、何回通ってもひっかかるのよ。もう、コート脱いで、ポケットのもの色々出して、それでもひっかかる。めちゃくちゃ恥ずかしい…。で、最終的にはハンディタイプの探知機かけられて。どうもベルトやらなんやらの金具が執拗に抵抗してたみたいだけど。「なれないもんですいません」って検査のおにいさんに謝ってそそくさと退散。全身触られたのであれがおねえさんだとドキドキしちゃってまずいなあ…、たぶん。

どたばたはあったものの20分前くらいには機内へ。っていうか、もうほとんどの席が埋まってた。みんな早いねえ。でもしっかり窓際だった、ってことは手続きが早かったのかしら。おまけに隣には誰も来ないし。シートベルトがうまくしまるか練習したりしてたらいよいよ時間に。なんか混み合ってるようで10分くらい遅れてようやく離陸態勢に。札幌は小雪で-3℃らしいです。こっち晴れてるのにね。席は主翼のななめうしろ。そのためか、燃料くさい。少々気持ち悪いかも。

8時40分くらい、今までちんたら走ってたのが一気に加速してあっという間に空へ。
どうもジェットコースターというか、そういう感じで。ぐるぐるしながらあっという間に大空へ。
飛行機も無事飛んだので翌日に回すか、ここで。



2003年03月12日(水)



 君といた日々は宝物そのもの その6

7時くらいに目が覚める。同室人の1人は早くも出ていった。というか、もう起きるモード全開っぽい状態になってたので荷物をまとめる。もう1人の同室人もさっさと出ていく。オレはちょっとぼけーっとして、それでも7時45分に出ていく。ちょっと知ってる子はあまりよくなかったといってたが、それほどでもないと思うがね。オレは。

とりあえず、市電の方面に歩く事にする。水前寺公園はもちろん開いてない。見るのも悪くないかなと思ってたが、そんな時間はあまりないようだ。とりあえず、今日の夜行で九州は脱出せねばいかん。一応始発の長崎から指定席は取ってあるものの、場合によっては博多からにもなりそうだ。でも、もう、ほとんど長崎まで行ってから乗ろうと思っている。観光する、という点では効率悪いんだけど、とにかく今回は交通費だけで6桁に近い金を使うし、観光で動くと疲れるし、もともと18キッパーなので電車に長時間乗るのは望むところ。別に移動だけでもどうにかなるのだ。おまけに特急に乗れるとありゃ文句はない。さて、とりあえず市電に乗って、中心部に向かう。まずは熊本城をおさえておかねば。植物園なんかもいいんだけど、1人だと少々イタイ。

8時50分、だいたい城の前にくる。もう疲れた。中心部は結構ちゃんとしてていいもんだ。確か福岡、北九州に続く九州第3の都市のはずだからな。ただ、昨日電車から見ていて思ったが、駅の周りはなにもなさそうだった。

とりあえず金払って中へ。正門(?)みたいなとこから入らなかったせいか、全然人がいない。天守閣ははるか遠くに小さく見える、って感じでどうにも味気ない。再建らしいし。どうも姫路城を見てしまって以来、城に対する評価が厳しくなった気がする。石垣はすばらしかったけど。

で、天守に入ろうとすると大量のコリアンが!なんか案内も日本語とハングルだしなあ、熊本にコリアンが大量集中するのだろうか?内部はたいしたことなし。最後の2フロアくらいは展示するものがなくて城のパネルだったしな。最上階はなぜかシルバーセンターの人いたけど。そのあと、当時のままの櫓見て城を出る。鎧かぶと姿のバイトらしきにいちゃんが何人か。

このあと博物館を見ようと思うがかなり疲れていたので三の丸広場というとこへ。たぶん大荷物を持っているのが原因だと思う。今回はコインロッカーは使わないつもりだから。なんかね、この広場はいい感じだった。広い芝生があって、美術館もあって、こういうのが街中にひとつあるといいな。幼稚園生がみんなで遊びにきてたり、親子連れがいたり、片や陸上部らしき練習があったり。もうちょっとあったかいということなしだけど。でも、すごいいい天気だ。気持ちいい。

広場から下に下ると博物館。市立博物館は地元にもあるが、こんな立派じゃない。そもそも、そんな語るべき歴史もないしね。存在知ってるのってほとんどいないんじゃないかな。それに比べてここは立派。今日はメンテで休みらしいけどプラネタリウムもある。無料コインロッカーがあったのでいれようとしたが入らない。丁度、小学生が社会科見学かなんかでいっぱいきてて、荷物を置いていたのでその場所に便乗しておいて置く。はしゃいだり、メモ取ったりする小学生に囲まれながら展示を見る。展示品もそれなりにしっかりしててよい。そのあと、バスに乗って市街地へ。

メールのやりとりで、黒豚を食って来い、というのがあったので、食べに行こうと思う。トンカツ食べるつもりだったけど、アーケード街をふらふらしてるとしゃぶしゃぶの店があり、ランチがあったのでそこに衝動的に入る。入ってみてびっくりしたが。バーみたいなとこでジャズが流れまくり。場違いな感じがしたが。とりあえず1680円の黒豚しゃぶしゃぶを。客はいなかったのですぐに来た。やっぱり量は少なかったのが残念だったけど。でも、味はうまかった。普段はこんな高級なとこでは絶対に食べないからね。

そのあとPARCOで時間つぶし。あの人が好きだといってた店があったので入ってみた。好きだっていうのがわかった。ほんとあの人の趣味そのまんま、って感じで。地元にあるはずなんだけど見た事ないな。そのあと市電で熊本駅へ。20分くらいかかったかもしれない。要するに、鹿児島以上に駅から中心が離れている。駅前はかなりしょぼかった。13時25分の特急で博多に行く。セミコンパートメントっていう4人1区画のボックスシートを1人で占領し、大きいテーブルが備え付けてあったので突っ伏して寝たり本を読んだり。15時くらいに博多に着く。すぐに長崎行きの特急が出るのだが、車両がハイパーサルーンで気に入らなかったので1本流す。やっぱり白いかもめでゆっくりしたい。

案内所のおねえさんに郵便局の位置を聞いていったが、駅出るとすぐにでかい郵便局があったので恥ずかしかった。金おろしてどうしたものかと思ったが甘い匂いに誘われてミニクロワッサンみたいなものを買ってしまう。おやつにしよう。そしてホームへ。さすがに30分前から並んでるようなのはいなかった。まあ、自分にとっちゃ地方での30分は待つうちに入らないのだが。これが東京だと5分でも長く感じるので変なもんだ。さて、階段の出口のところに並んで、階段のとこに座ってミニクロワッサンを食う。思いのほかうまくて、あっという間に食べ尽くしてしまった。

結構ぎりぎりで入線。待ってる時に頭の中で九州の地図を描いて、どっちが海側か考えた結果、左側だろ、ってことで狙うことに。っていうか、先頭だから楽に確保できた。中は白いソニックといっしょでレザーシート。すばらしい。今度はこれに2時間近くも乗れるのだ。デッキに大量の立ち客を乗せて出発。車内に入ってくる人はいないが。が、鳥栖で降り、佐賀で降り、あっという間に車内はがらがらに。半分くらいの乗車率になってしまった。九州はさかんに割引切符を売ってるし、定期券でも特急に乗れるから短距離利用が多いのだと思う。鳥栖まで20分、佐賀まで30分くらいだから、東日本人の感覚からいうと信じられない。まあ、東日本は会社がケチだからしょうがないか。そのあとは有明海に沿って走る。まだ日没には時間があるのでゆっくりと海を見る。17時56分長崎着。とはいえ、およそ1時間半後にはまたここを発たなければいけないが。

とりあえず駅ビルへ。せっかく来たんだからせめて皿うどんだけは食っておこうと思い、店へ。長崎はきれいな駅ビルだった。で、皿うどんを食って、服やCDを見て時間つぶし。結局、駅の敷地からは出なかった。19時くらいにお土産を売るような店に入って物色。バイト先への土産とビールを買って早めにホームに出て車両観察。九州って、見てるだけで楽しいのが多いのでいい。通勤型ばっか増やしてるどこかの会社は全然楽しくない。19時35分くらいに入線。予算節約のため今回は座席車。イメージ的には夜行バスだったけど、そんな感じで。ただ、やっぱりゆったりとはしている。出発前にリーマンとなぜか女子高生が乗ってくる。ミニラウンジもついているのだが、そっちには何故か親子連れが。意味不明だがとりあえず19時47分出発。

以下は翌日へ。だって、移動ばっかで書くことないから(笑

2003年03月11日(火)
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