enpitu


或阿呆の人生
kimko



 その5 がんばらなくっちゃね

今日は連れは1発目からだが自分は2発目からなのでゆっくりできる。とはいえ起きる時間は同じでぼけーっとしている時間が長いだけだが。遅刻厳禁な日々が続く場合は変に2度寝なんかすると泣きを見ることになる。下手するとそれだけ帰る日が遅くなってしまうわけで。飯は9時までなんで今日はパス。部屋でパンと即席のワンタンを食う。身支度をしてたら来客。とはいえ、掃除をしてくれるおばちゃんくらいしか来る人がいないのだが。足りないものはないかっていうので丁度今朝トイレットペーパーが切れてしまったのでどうにかしてくれという。そしたら頼んでおくとのこと。ないと困るものだしね。

いきなり学科。まあ、最初にすることが乗るのと学科とどっちがいやだかと言われたらなんともいえないところだが。とりあえず眠い。そのあと模擬試験。チャンスが全部で4回しかないとずっと思っていたが昨日の夜調査してみたところによると名前が紛らわしいものの受けられる枠があり、それを入れると結局チャンスは12回。一気に3倍である。昨日1回受けてるので3回中2回90点以上取れなんてプレッシャーが大きすぎる。連れはこの時間乗っているので1人。昨日の夜試験を受けた反省を踏まえていろいろ問題をやった成果かわからない問題が格段に減った。しかし、紛らわしくて悩む問題が多い。とりあえず提出してみる。すぐに採点されて返却されてくる。まあ、80後半くらいかと思っていたけど96点。チャンスが増えたとはいえやはり90以上取れたことで気が楽になった。

そのあと続けざまに乗る。練習コースはこの時間までで次からは応用コースらしい。教官いわく結構上手だというがなんとも比較対象がないので…でも、クランクS字でもっと苦労すると思っていたがそれほどでもなかったのは意外だった。そして昼飯。午後は5個連続なので結構しんどい。でも、これで学科は一気に消化できるし、うまくいけば2回目の90点以上で合格できるから収穫は大きくなるかもしれない。

学科1つはさんでまた試験。今度もさっきと似たような感じ。今度は94点。これでクリアだ。やっぱり1度90点以上を取るとそれからはどうしても80点台は取れないという気持ちが働くもので丁度いい緊張になる。本番はどうなることかわからないが。

そして次に乗る。応用コースを走ったのだがとにかく車が多い。最初に教官が手本で走ってくれたが時間がかかりすぎて1度しか走れず。やたら直線を走ったりコースが複雑になったり踏切通過も追加されたので大変だった。エンストも2回やってしまったが。とにかく、自分が運転するときも車が多くて大変だった。スピード出さなくてはいけないところで出さなくていいというのはいいかもしれないが、やっぱり流れというものがつかみにくい。明日の1回目はATに乗るらしい。せっかくMTに慣れてきたところなのになんだかなぁ、って感じ。2回目はあさって無線車に乗るので無線車用コースを走るらしい。隣に誰もいない、つまりコースを教えてくれる人がいないというわけで覚えられるのやら。やっぱりそれなりに複雑なわけで。そのあともう1発試験。さすがに4回目とも結構わかってくる。同じ問題も何問かあるし。連れははじめて90点突破。こっちは100点獲得。まあ、クリアしているのでこれ以上受ける必要はないといえばないのだが、問題をこなすという意味で受け続けようと思う。1日2回あるし。

そのあと飯食ってスーパーに買い物。牛乳が思いのほか消費できてないのでフルーチェ購入。どんぶりで無理やり作って食おう。卵も5個残っているがこれは牛乳と混ぜてミルクセーキにでもしよう。さすがにフライパンは買いたくない。砂糖がほしいとこだがばら売りはしてないから喫茶店に行ってパクってくるのがいいのだがあいにく発見できてない。ファミレスも。

帰ってから野球見てそのあとチャリで山を下って上って結構遠くまで行ってみた。が、きりがないので途中で引き返す。ようやく走るようなぼろいやつなので坂道を登るとどうもチェーンがはずれそうになる。結構急なので坂になると下りて。でも、下り坂は気持ちがいい。ただ、ちょっと不安はあるけども。

さて、明日は11時からなので結構余裕。やっぱり勉強かな、でも。

2003年08月27日(水)



 その4 なんとなく本番なのか?

今日も1発目から実車。よって7時には起きて遅くとも8時半には向こうに行って飯を食わなければいけない。やれやれ。とりあえず2人いるのでどちらもダメ、ってことはないと思うが…

今日から練習コースを走ることに。ここで確認とか合図とか面倒なもの追加。発進したり曲がるときにいちいち呼称しなければいけない。免許取ってまでやっている人はいないと思うが、でも、これをやらないと検定で著しく減点になるので、条件反射になるくらいにやらなきゃね。とりあえずまず教官が走ってみる。坂道発進まであるのはなんとも。かなりMT車で苦労するというのがクラッチの使い方と坂道発進だと聞いたことがあるからね。結構同じような車が多くてかなり詰まってしまい自分が運転する時間があまりなくなってしまった。ひととおり走ってみたもののコースはわからないし確認できないしでかなりいっぱいいっぱい。ふう。3時間目も乗るのだが2時間目が学科なので覚えている時間があるかどうか。たぶんない。とりあえずコンビニでコース図をコピーして重要だと思われるところに書き込みをしておく。学科中も結構その作業をしていた。

さて、3時間目は早速コースを回ることに。なんとか呼称というのにもなれてきた感じでまあまあといったところか?細かい合図の出し方やらコース図やらがあやふやではあるが。どうもまだハンドルの感覚やら車体の感覚がつかめ切れていないところは不安である。1日2時間までっていうのは絶対に少ないな。感覚をつかむにはもうちょっと乗りたいところ。

12時。次までは2時間ほど余裕があるので飯食って帰宅。とりあえずぼけーっとして過ごす。14時から学科が1つあってそしたらまた2時間空きというなんとも微妙な予定。学科が終わって、本屋に行って試験問題集を探してこようっていうことにしていたのでチャリを借りる。本屋が結構遠いところにあるので徒歩では無理っぽい。とりあえず地図でなんとなくの場所はわかっていたもののやっぱり時間がかかった。15〜20分といったところ?いたって普通の中規模っぽいところでよかった。ここでお馴染みの優柔不断さが出てなかなか選べず。先を見越して問題数の多いむずかしめのにするか、とりあえず基礎を固めるという意味でそこそこのにするかかなり迷った挙句後者のタイプを購入。帰ってきたら15時をちょっと過ぎたところだった。意外と時間は経っていないものだ。

そのあとは学科を2時間連続。そして、最後に修考という修了検定のペーパーテストの模擬試験のようなものをやる。学科はまだ全部終わってないしそれ用の勉強なんてまったくしていないので90点は無理だと思うがどうなることやら。でも、今週4回やるうち2回は90点取らないと修了検定が受けられないらしいので、つまりは帰りが遅くなってしまうのでかなりまずい。まったく急なもんだ。やっぱりやってないものは全然わからないわけで適当に書いたところもかなり多く。結果は76点。これってどうなんだろうか。とりあえず、明日もあるので勉強は一生懸命やらないとまずい。

飯食って20時半帰宅。明日は2時間目からだから少しは余裕がある、かもしれないがいっぱいいっぱいだな。

2003年08月26日(火)



 その3 海なし県人の悲しき性

休み明けで1時間目から乗る。とりあえず金曜に1度乗っているとはいえ忘れてしまっている部分も多い。1時間目はまあ、適当に復習みたいなことを。2時間目学科で3時間目に乗る。今度は断続クラッチとかいってクラッチを踏む量で速度を変えてクランクやらS字やらを通過する技術。うーん、まあ何度かエンストしたけどどうにかなりそうか。思ったよりも脱輪とかしなかったし。

とりあえず19時まで暇なのでいったん家に帰って洗濯してチャリ借りて買い物へ。放置チャリを探しに行くという目的もある100円ショップでとりあえず鍵を購入。それとどんぶり。これで袋ラーメンが作れる。そのあと本屋を探しにいったがあると思った場所にはなく。実は逆方面だったことが判明したがやる気なし。しかし、海に近い場所まで来たので暑くて家に帰るという連れを置いて自分1人で海に行くことに。

どのくらいかかるかと思っていたが坂道を下ったらすぐ。教習所からも10分くらいでこられるだろうか。すごい暑くて真っ青な空。それに海だから非常に気持ちがいい。ちょっと置くに行くと漁村みたいな感じになっててなおよい。砂浜があったのでおりてみて水をさわってみたがすごく暖かい。平気で泳げる。帰りに乗れそうな放置自転車を見つけたので鍵をつけて帰宅。そして回収しにいった。かなりガタがきててブレーキがほとんど利かなかったが乗れるのでよし。そのあとは暑かったし疲れていたので2人して昼寝。

そして最後に適性検査。心理テストやるのはわかっていたが、それ以外にいったいなにやられるんだろうと思っていたが、なんとも間違い探しから引き算までやらされる。まるでIQテストだ。あんなのずっとやってたら神経衰弱になりそうだった。ふう。変な結果が出なければいいけど。

飯食って帰宅して買い物。近所のスーパーへ。チキンラーメンやらパンやらいろいろ購入。まだ日が浅いから仕方ないのかもしれないが、どうも出費が多い。自分の貯金にはなるべく手をつけたくないがどうなることやら。21時からTVタックルを見て過ごす。そのあとは適当にいろいろやりながら1時くらいまでには就寝か?

2003年08月25日(月)



 その2 やっぱりこんなもんかね

日曜のため教習休み。1日やっていきなり休み、っていうのもなんだかなあである。が、とりあえずこれで生活に必要な物資を買いにいける。食料やらならは周辺で十分なのだが3週間近く生活するとなるとそれなりに食料以外のものも必要になる。9時半くらいに出発。最初は歩いてちょっと遠い100円ショップにでも行こうと思ったがあまりに暑くて断念。バスで市街地に出ることに。待ってたら結構すぐに来た。320円。まあまあといったところか。平日は第一行く時間がないが。結構九州の都市に多い構造といおうか佐世保も例に漏れず駅前はあまり店がなく少々離れているところが発展している。佐世保中央駅周辺か。ちなみに、この駅は松浦鉄道の駅だがうちら2人は「あやや鉄道」と呼んでる。松浦、だからあややだろう、ってどうでもいいことだけど。別にファンでもないし。

さて、駅から少々歩くとアーケード街。この規模の都市ではかなり立派なものだと思う。うちの地元の県庁所在地よりいい感じだ。入り口すぐくらいに100円ショップがあったのでコップと麦茶を入れるような容器を購入。その後ジャスコで休憩。太鼓があったので叩こうとしたがガキが占領しててなんとも気分悪し。南国だからかやたらと子どもたちの色が黒い。かといってママさんは白い。相当日焼け止めを使うんだろうなあとか思ったり。自分もかなり使っているが。なんか若いママさんはかわいらしい人が多い半面、おばちゃんは豪快な感じの人が多い気がする。これも九州という土地柄だろうか。

ちょうど24時間テレビがやっているのもあって、アーケードの中にある広場ではイベント広場みたいなのがあって募金もやってた。飯は今流行の讃岐うどんの店で。実は食うの初めてなんだけどね。安いのはいいと思った。そのせいか小学生と思われる集団もいたりしてまるでファーストフードの店だ。同じ値段が安いといっても小学生はなぜか牛丼屋にはいかないものだが。そのあとは電気屋でドライヤーを購入。やっぱりないと不便なものだ。1000円くらい。ヤマダやコジマならもっと安いのがあったのかもしれないけど、ベスト電器しかなかったのでどうしようもない。そのあとはPCのパーツショップなんかのぞいて。

それからバスで帰宅。途中で降りてスーパーで夜飯やらなんやら買って戻る。家に帰ったら洗濯。天気もいいのですぐに乾くだろう。とにかく暑くて参ったのであとは昼寝。2時間だか3時間だかぐっすり寝て飯食う。そのあとはよく覚えてないなぁ…やっぱり日が空くと難しい。リアルタイムで書き始めたのが26日からだからどうも記憶がね。

2003年08月24日(日)



 教習所奮闘記その1 いわゆるルームメイトか?

10時半には長崎空港にいなければいけない。遅刻は厳禁。というか、念には念を入れるくらいのことはやってもいいかもしれない。

てなわけで、起床は7時。起きたらほとんどすぐ飯。昨日駅前のミスドで買ってきたドーナツをいくつか食う。連れは朝から幕の内など食っていたが。恐れ入る。どうも連れは準備もかなりのんびりしているというかなんというか。どうもこういうことはてきぱきやる自分にとっては慣れない。昨日の長崎市内然りであったが。

8時には宿を出る。すぐそこにバスターミナルがあるので楽だ。切符買って待つ。どうも乗り場のそばがトイレで変に芳香剤のにおいがして気持ちが悪い。相変わらず暑いし。

バスに乗って海沿いを走る。大村線が併走している部分が結構多い。大村駅前を通ることがわかっていれば諫早ではなくて大村に泊まって大村までは列車に乗っていったのだがね。

1時間かからずに長崎空港へ。だいぶちゃちい。にしても、飛行機乗らないのに空港行くのは初めてだ。というより、空港自体が2回目だったりするのだが。にしても、1時間半くらい時間まである。連れはやたらと来てないかと言っていたが来てるわけない。

10時くらいになるとそろそろ周りをきょろきょろしだすわけで。たぶん警備員とかにとっては、1時間以上も乗らないのにロビーにいる連中はさぞかし不審だろう。おまけに大荷物だから迎えの人間でもない。何人か怪しい人たちがいたが全然違うようで10時20分を過ぎる。あと10分。

そのころになってようやく担当者が来た。空港に今日集まっているのはわれら2人だけというので早速出発。にしても、もうちょっと集合場所の変更はできないものだろうか。佐世保市内なんだから佐世保駅でもいいんじゃないかと思うのだけどね。

車はまた大村線に沿って走る。さすがに教習所といおうか、空いていてもスピードは出さない。当たり前か。意外と佐世保まではかかるもんだ。ハウステンボス通って行く。佐世保市内に入ると駅前には海。おまけに軍艦。米軍基地があったりする。基地の前にはやっぱりアメリカ人がいっぱい。そこからさらに10分くらい走ると九十九島観光の入り口。そこからさらに数分行ったところにそれはあった。環境的には結構いいかもしれない。

車を降りてしばし待つ。とりあえずまず飯を食いにいくことに。もう昼だし。で、食堂へ行ったわけだがどうも勝手がわからない。おばちゃんにいろいろ言われてようやく食う。他の人たちの前でかなり恥をかいてしまった。荷物多いし。さて、そしたらすぐに受付。視力検査をやらされる。いざというときに備えてメガネまで作っておいたがとりあえずクリア。なんか免許証の条件欄に書かれたくないのよね。それだけ。

さて、そのあと宿舎へ。ここは敷地内に宿舎があり、そのつもりでいたのだが車で行くとのこと。どうも勝手が違うようだが…どうなることやら。とにかく暑い。車で数分のところに普通のアパートが。たぶん人がいっぱいなのでこっちに住めということなのだろう。最初案内された部屋に入ろうとするとなぜかプーさん人形といかにも女性が暮らしてるなといった感じのにおい。部屋を間違えたらしい…さて、気を取り直して。中に入るとそれなりの家具が置いてあった。ポット、冷蔵庫、テレビなど。かなり新築。部屋は6畳よりも少しあるくらい?台所のほうとつながってるので実際よりも大きく感じるかもしれない。しかし、無線LANは使えないとのことなのでちょっとそれだけがね。

しかし、13時には説明があるのでゆっくりしているわけにもいかない。道がよくわからないので荷物だけ置いて早めに出発。裏道を通ると結構すぐに着くと言っていたのでその道を探すつもりでもある。まぁ、適当に近そうな道を歩いて到着。徒歩でも5分かからない距離だ。

13時に説明がはじまる。うちら2人だけ。学科の受け方とか教習の流れとかスケジュール表についてとかいろいろ。合宿でも結構余裕があると聞いてきたのだがだいぶ第2段階になると暇がない。第1段階でもそう遊んでる暇がない。まあ、うちらは離れた場所に完全に2人暮らしなので遊ぶことも変なやつに絡まれることもないと思うが。そんなこんなで説明終了。と思ったらすぐ1発目の学科。

まぁ、学科は教本にしたがってやるわけだが、説明はかなり丁寧だ。教科書自体が中学生が使うような感じだし。よくわからん無味乾燥な専門書ばかり読んでいる身としてはいいものだ。ただ、逆に教科書がこういう感じな分果たしてこれだけで試験に対応できるのかという不安がある。やはりここはあとで本屋に問題集を買いに行く必要があるだろう。そのあとは1時間空きでトレーチャーというシミュレーション装置みたいなのをやったあとにいきなり乗ることになっている。かなり詰め込んでるね。

その1時間の空きのときにコンビニで2か月分のプロバの金を払う。これでとりあえず帰ったときに利用が停止していることはない。そのあとは新聞でも読みながら時間をつぶす。無料PCコーナーは2台しか使えないのでいっぱいだ。かなりボロい感じがするが。あとは、無線LANが使えるほうの部屋に移動はできないかと頼んでおく。どうやらOKみたいだが。そして16時。ゲーセンにあるようなマシンに座ってエンジンのかけ方とかハンドルの回し方とかクラッチの扱い方などを練習。なんとなくわかったようなわからないような。とりあえず実際に乗ってみるしかないんだろう。

次の時間にいきなり乗る。説明のときに説明してくれた人だった。エンジンかけて発進してカーブ曲がって走る、というまあ、基本の基本の動作をやった。半クラッチの感覚がまったくもってわからなかったがとりあえずエンストはしなくてすんだ。ただ、やっぱり感覚がつかめないので発進がぎこちないね。

いきなり乗って疲れたところで終了。飯食って帰宅。洗濯物がたまっていたので早速洗濯。幸いながら洗剤もある。天気もいい。部屋の問題も話し合った結果このままでいこうということに。寮は敷地の中だがどうも自由が少ない。変なのもいる。ネットはその建物にPC持ち込めばできるという。それならばここでのんびりとマイペースで暮らしてるほうがいいだろう、っていう結論。

さて、洗濯物干して飯食いに食堂に行ったが、ついでに部屋のことを言おうとしたのだがもう担当者が帰ってしまったとのこと。月曜日にかけるしかない。飯食ってコンビニで食料など買って帰宅。疲れてしまったので風呂入って結構すぐに就寝。明日は休みなので買出しに行こう。

2003年08月23日(土)



 教習所奮闘記その−1 こんなことしててええんやろか?

起きると列車は肥前山口を過ぎていた。どうやら時間通りみたいだ。あとはぼけーっとしたり洗面所行ったり飯食ったり。隣の夫婦は別に何もしてなかったみたいで。まあ、列車の中じゃなかなかできないか。カシオペアスイートとかなら話は別だろうけど。朝からどこかのお子様が騒いで通路を走って他の個室のドアを開けたりしていた。親は結構年配だった。まったくそのくらいのことはちゃんとしつけてもらいたいものだ。

9時近くに長崎着。とりあえず本日は長崎観光して諫早あたりに宿泊したいと思っているが宿がまだ見つかってない。というより、面倒で予約行動を取ってなかっただけだが。っていうか、ネットで調べた範囲ではみんな満杯でやる気をなくしただけだが。

さて、何で回るかという問題だがメジャーな中ではやはり路面電車やバスである。が、どうも降りてから歩いたりするのが面倒なのでなぜか思いつきでチャリにすることにした。とはいえ、坂の街である長崎では普通のチャリではなく電動アシスト自転車がある。まあ、JR九州がやってる「楽チャリ」ってやつだが。とりあえずレンタカー窓口に申し込み。1日900円也。高いか安いかは微妙なところだが。そのあとレンタカーの事務所行って軽く説明受けて出発。アホみたいに暑いので日焼け止めいっぱい塗って。まあ、こんな天気でチャリでいこうなんて思うのも相当奇特だと思うのだが。

で、漕ぎ出してみると初速が速い速い。すごく楽。しかし、連れのこぐ速度が遅いのよねぇ…通常こいでる速度より遅い遅い。っていうか、どうして長崎ってこんなに車道から歩道にあがるときの段差がひどいのだろうか。すごい揺れるしカゴにいれた荷物が飛び出さんばかりの勢いだ。ノートPCやっぱりコインロッカーに入れてくればよかったかな。直射日光当たらないはずだからいれておいても熱にやられないと思うんだけども今更ね。

2人の意向で真っ先に原爆系のところを回ることに。まずは資料館。こういうものを金で測ってはいけないのだが、広島に比べるとかなり高い。展示内容も薄いというか。しかし、こういうものの悲惨さを死傷者の多さや現在の状況で区別してはいけないし、未だに後遺症が残っているのを考えると、米も北も核をちらつかせるのはいかがなものだと思う。

そのあとは平和公園へ。空に手を伸ばしてる平和の像がある場所である。ここももちろん自転車で登っていく。像の前では修学旅行生(時期的に合わないがあきらかに中学、高校生)が写真を撮っている。観光客も多い。もちろん誰一人チャリなんか乗ってない。その中で我々はやはり異様な存在だ。噴水も見て、別ルートで帰ろうとしたがなんともほかは階段だらけなので元きた道を戻って。今度は爆心地を見る。今はこんな晴れた穏やかな日なのに、なんて。時間も11時近い。あの日もこんな感じだったのだろうか。

そのあとは南へ。最終的な目的地はグラバー園だが、途中どこかに出るかも。もうアミノ式を1本消化。とにかく暑い。買ったばっかのジーンズはいてくるんじゃなかったとちょっと思いながら。道すがらに出島が。とはいっても、もちろん跡地だが。でも、当時の建物を復元したものがいくつか出来ている。金はかからないようだ。ミニ出島もあることだし寄ってみる。偉い人の部屋にはまったく和洋折衷といえないコーディネートがしてあった。せめて床くらいはフローリングにできなかったのだろうか。障子もなんともね。そのあとはミニ出島を見る。もはや周り全体を埋めたてたんだかなんだかで当時の面影は全然ないが。にしても、1年間も東の果ての島国まで来てこんな小さいところに閉じ込められて発狂しなかったのだろうかと思う。無料休憩所で少々休んでグラバー園を目指す。1人旅じゃなかったのでメモを取っておらず詳しい時間は一切不明…

コンビニで飲み物補給して、更に南に行くとグラバー園の案内が。市電を渡って行くと入口の看板があったがなんとその先の道は坂!しかも結構急。地元に住んでたら絶対経験するようなことない急なものだ。でも、下にチャリ置いて歩いて行くのは面倒なのでそのまま上ることに。もちろんチャリに乗ってる人なんかいないのでここでも注目の的となる。自分は一生懸命こいでたので周りが何言ってたかは知らなかったが連れによると「かわいいね〜」なんて言われてたみたい。チャリがかわいいのか必死こいてチャリをこいでる全然かわいいとは言えない2人組が滑稽に映ってのかは定かではない。チャリは赤くてかわいらしいデザインだけどね。

とりあえず坂をどんどんのぼる。石畳なのでのぼりにくいが。入口を過ぎてさらにのぼると駐車場があった。出口の前だ。造船所が目の前に見えた。が、どうみてもチャリを止めるような駐車場ではない。仕方なく坂をおりて入口と書いてある坂をのぼる。ハナからチャリの客を想定してないのか(当たり前か)駐輪場なんてものはない。が、他に置くところないし、駐輪禁止となってないし、下に行くのはめんどうなのでエスカレーターと階段のそばに置いておく。またのぼって入場券買って中へ。そうするとまたエスカレーターが。まぁ、動く歩道っていっていたけど。それでいちばん上まで行って下りながら見ていく寸法らしい。

上まで行くと、洋風の建物があり(まあ、みんな洋風なんだが)、2階から人がいっぱい景色を眺めていた。っていうか、裏口みたいな入口もあったが、こんなところから誰が入場するんだろうと思う。地元民はそう入らないと思うし。

とりあえず上にあがって見た景色は、どこかで見たような景色だった。とはいえ、デジャヴなんかではなく、よく観光ガイドブックなんかに載っている風景だ。三菱だかなんだかの造船所がよく見える。天気は本当に夏晴れ。地元のどんよりがうそみたいに。下の池には魚がいっぱい泳いでいた。

そのあとは、敷地内に点在する邸宅を見て回る。微妙な和洋折衷といった感じであろうか。やはり、グラバーさんのお宅がいちばん大きかった。そりゃそうか。他の人達は一戸建てで居候している、っていった感じか(謎)

そんなに焦らずそんなにゆっくりせずくらいの時間でグラバー園をあとにする。そのあとは飯でも食おうと言う事で中華街へ。やはりちゃんぽんなり皿うどんなりは食いたいものだ。が、途中でオランダ坂というのがあったのでそっちを登ってみる事にする…

が、坂のきついのなんの。おまけに、石畳なので振動がひどい。一応ガイドブックには観光地扱いされていたが観光客らしきものはいず、なんかの講座らしきものを終えたおばちゃん達が学校らしき施設から目一杯でてくるばかりであった。それでも走って行くと洋風の建物がいっぱいあるので人が歩くのがやっとくらいの道をチャリで走って見に行くが、どうも金を取られるらしい。その割には係員がいず、自販機が置いてあるだけだったが。しかし、カメラでも置いて監視されていたりしたらイヤだし、誰もいなかったのが不気味だったのでそのまま。帰りは20%という経験した事のない急坂を下っていく。ブレーキかけないで行こうと思ったくらいだ。まぁ、一種の運試しであり、ちょうど車が来たら避ける術なんてないのだが。

さて、中華街へ。それなりに人は多い。店はみんな中華料理屋で、値段もほとんど同じ。決め手が何もなく困る。橋の上でガイドブックを見て悩むがどうしようもないので適当に入って皿うどんを食う。普段スーパーで麺を買ってきて中華丼の具をかけてくうのとは比べ物にならないくらいうまい。春に長崎駅の駅ビルで食ったものよりもうまい。あっちは味が薄く、調味料が必要だったが、こっちはまったくそんなこともなく。甲子園は準決勝だった。

そのあとどうするか。時間はまだまだある。結局寺巡りでもするかということでなんとなく一番端にあり、有名っぽい崇福寺に行ってみる。同じ寺でも、京都とは全然違ってやたらとカラフル。南国調。ただ、あれだけであの拝観料はちょっとなぁ…

以下続く

2003年08月22日(金)



 教習所奮闘記その−2 旅立ちは独りきりで

起床6時。珍しく準備は前日にしてしまったので普通に飯食って出るだけだ。これが他なら急いでガチャガチャして、っていうふうになるが、そういうわけにもいかないわけで。6時40分におとんに駅まで乗せていってもらう。7時に半相方が見送りに来てくれるはずなのだがどうなることやら…

駅についてぼけーっとしてるが全然こない。多分寝坊してるんだろうなと思いながら。いったいオレってなんなんだろうとちょっと出かける直前だというのにセンチメンタルになってしまう。時間になったので改札に入りコンビニで飯を買う。バイト先の人がここもかけもちしていてこの時間結構いるのだ。案の定レジに立っていて入っていくと「いらっしゃ…」と言いかけてにっこりと。おにぎりと飲み物持ってレジへ。「がんばって取ってきてね」と送り出される。少し気持ちが軽くなった。しかし、やっぱり…

電車に乗ってちょっと泣き出してしまうけど人がいっぱいの通勤列車は他人になんか無関心だ。助かった。途中で連れと合流。涙なんか見せているわけにはいかない。しかし、寝る。あの人からメールがくるけど、寝坊したんだかわざと行かなかったのだかどっちとも取れる感じだ。3週間くらい逢えなくなるから仕方ないのか。ちょっとここで後悔した。

東京からは普通列車のグリーン車で熱海か沼津まで行くことにしていた。普通に払うかこの前見たデータイムグリーン回数券を使うか検討することに。みどりの窓口で時刻表を見て調べようと思ったがおっさんが占領していて断念。駅員に聞いてみる。なんともわからなかったのでとりあえず回数券。4枚2000円という破格。まぁ、2枚余るのだが…有効期限は1ヶ月だし。

9時43分沼津行きで出発。2階はやっぱり気分がいい。普通列車のグリーン車は10年くらい乗ってなかったので新鮮。寝たり起きたり風景見たり、快適な感じで熱海までおよそ2時間過ごす。時間を感じなくてよかった。回数券は熱海までしか使えないので普通車に移動して沼津へ。

そこから3両編成ロングシートトイレなしというろくでもない車両に乗り換え。静岡で下車。別に静岡に用があるわけでもないのだが、強いて言うなら静岡に連れの親戚が住んでいてなじみがあること、お昼にちょうどいい時間帯であることだろうか。静岡では311系が止まっていてびっくり。1日2往復しかこない(はず)だ。なんかこれに乗って浜松まで行きたくなってしまったが下車。

飯は駅ビルのとある洋食の店にした。まあ、ここは自分の好きな店であるのだが。食った後は市内をうろつく。連れが下がほしいとか言うのでライトオンに入る。が、そこでバーゲンをやっていて結局自分がジーンズを買ってしまった。9800円が5900円、悪くない。その後は静岡県庁でトイレだけ借り(地元の県庁すらないのに!)駿府公園見て新幹線に乗る。連れがこんなに写真が好きだとは思わなかったってくらい写真撮ってたな。下車しなきゃずっと下でいってちょうどいい時間に京都に着くくらいだが新幹線に乗らなきゃ間に合わず。最初は途中まで「ひかり」で行って新快速にでも乗り換えようとでも思ったのだが、なんかそれもめんどくさいので「こだま」でひたすらいくことに。そのほうが空いているだろう、っていう判断もある。今は新幹線はほとんど300系以降だ。300系も最初は「のぞみ」で華々しくデビューしたというのに今となってはローカル輸送。まだ10年くらいだというのに時代の流れは早いものだ。18時ちょっと過ぎに京都着。

さて、これから飯食って食料買い込んで、とやらなきゃいけない。駅構内から出るつもりはないし、京都駅はかなり大きいからなにかしらあるだろう。とりあえず伊勢丹へ。上にフードコートがあるというのでそっちへ。別に地下でお弁当買ってもよかったがそれでは時間が余りすぎる。

上にあがると石焼ビビンバの店やらマクドやらクレープ屋やらが。基本的にファーストフード系だが、石焼ビビンバの店があるっていうのが関西らしい?なんとなくそれもよかったが結局マクドで普通に食うことに。そのあとデザートでクレープを。あとは買い物だが駅前にほとんどコンビニがなく。3月に京都来たときにある程度駅の中身は把握していたつもりだが迷う。結構駅も大きいが駅ビルの店が結構曲者だったりする。どうやっていったかわからないくらいに適当に歩いてようやくわかるところに出て。東京や新宿のほうがわかりやすい。まあ、利用頻度が違うからそうなのかもしれないけども。なんとか八条口まで来て買い物。麦茶と発泡酒とお菓子と、そんな感じで。飯食ったばかりだし、といった感じで。

入線15分くらい前にホームへ。いまどき珍しく発車15分以上前に入線してくるのでうれしい。個室は2人用ツイン。デュエットと比べれば2000円くらい高いがその分居住性はいい、と思う。乗るや否や連れはさっさとカメラ持って撮影しに行ってしまった。つい数ヶ月前までは受験勉強をしていた身だから遠出がうれしいのだろうか。まあ、自分も結構うれしいけど、でもこれがメインじゃないわけで。

この個室は上段のベッドは作り付けで下段はソファーベッドみたいになっている。乗ったときはベッドになっていたので2人が向かい合って座れるようなソファーにしてその間にテーブルを出してそこにいろいろ並べて。2人でいろいろ偵察しにいったりしながら過ごす。なんか連れは1人で違う個室に入っていって写真を撮りまくっていたみたいだが…どうもそういう度胸は今はない。小学生のときだったらその限りではないと思うが。

飲んで食べてしてたら姫路を過ぎて、連れがそのまま寝てしまった。上に寝るか下に寝るか決める云々言っていた張本人が寝ていては仕方ないので起こしたのだが起きない。どうしようもないので上に布団しいて寝る準備して横になっていたが起きてきた連れが今度はこっちを無理やり起こす。なんてやつだ。自分が勝手に寝てたというのにこっちが上に寝てるとなると文句を言う。起こしたっていうのに。命を守る仕事をしようとしているから基本的にしっかりしていると思うし周りの評判もいいのだが、どうも浪人していたせいか勉強ばかりやってた感じで自分がいうのもなんだが自分以上に世間知らずな気がする。ある意味1人暮らししなくて正解だったかも。これから何度となくその生活感覚のなさにあきれることもあるような感じがするが…

結局じゃんけんに負けて自分が下に寝るわけになったがベッドにするのと布団をしくのはやらせた。ふんだ。たぶん0時くらいにいつの間にか就寝していた、気がする。最近は寝台車で寝るのは全然苦にならないのでぐっすりだ。

2003年08月21日(木)
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