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■ その19 老兵は死なず、しかし惨めなものである
今日はいよいよ卒業検定の日。っていうか、もうこっちに来てから3週間近く経ってるなんてね。月日の流れは早いもんだ。
今日も7時起床。いつもの通り学校に行く。荷物はまだまとめてない。たぶん、連れが終わるまではいられると思うんだけどね。連れは今日は朝から高速だがちょっと準備に手間取ってるので先に飯。出るときには雨が降っていなかったが予報では思いっきり雨なので傘を持っていく。
修検と同じようにまず教室に集まって説明を受ける。てか、今回は受検番号1番と来た。で、コースをくじで決めるのだがやっぱり1番である自分が引くことに。コース的は3コースあるんだけど、まあこれはどこでもあまり変わりはない。で、外を走った後中で縦列駐車か方向転換をやるのだがそれもくじ引き。これは2番の人がやったので問題なかったが。で、方向転換。一般的に縦列駐車のほうが簡単だと言われているので(個人的には別にどっちもあまり変わりないのだが)結構ため息が出た。そのあとはマイクロバスに乗ってゴールの目印置きに行くのを兼ねてコース説明。
10時くらいに開始。もちろん自分が最初にやる。と、この辺で雨が降り出してきた。まあ、雨だと速度出さなくても減点されないし、運転も慎重にならざるを得ないからいいといえばいいかもしれない。まず発進のときがいちばん緊張する。車によってクラッチの重さが違うので一気に半クラにした場合、重いやつだとエンストになってしまうことがあるから。まあ、この車は重くなかったので一安心。まず、一般経路といって決まったコースを走る。無難に走りきって次に自主経路。まあ、これはゴールが決まっていて、そこまでの道順を自分で決めていく、っていうものだが、経路的には簡単なものしかないのでだいたい答えは決まってくる。おまけに、比較的楽なところがあたったのでよかった。しかも、走る前にどのようにいくかを申告して、検定員がコースを案内してくれるのであまり意味がない気がするが…いろんなところからきているから不利にならないようにするための心遣いかな。
まあ、運転してるときに検定員が何回かチェック表出してやってたからいくつかは減点されたかと思ったが、無事に走りきって学校に戻る。そして今度は中で方向転換。右バックで入るのと左バックで入るのがあるのだが今回は左バック。基本的に自分の目で確かめられる右バックのほうがやりやすい気がするが、個人的には左のほうがすんなり入る。変なの。まあ、ミラー見ながら細かくハンドルを修正して入れるんだけども。幅寄せは自信がないので一度に入れないとね。で、練習どおり1発でうまくいって終了。進路変更の時の合図とか少し言われたが、方向転換はよかったと言われたのでこの時点で8割方いけるかな、って思った。そのあとは2番目の人がやっているのを後ろに乗ってみていた。彼も最後までやりきって、傍から見ても特に問題はなかったのでたぶん大丈夫だろう。雨はますます強くなってきて、バケツをひっくり返したようになり、かなり近いところに雷も落ちていた。今やってる人は大変だな、と思いながら待つ。
結構今回は時間がかかり、飯食っとけばよかったなあとか思いつつ13時近くなってようやく合格発表。なんと全員合格。むしろ天気が悪いときのほうが成績はいいのかもしれない。そのあと飯をようやく食って14時から本番と同じ100問模擬テスト。これで90点取れれば本番でも大丈夫らしく、今までの最高が98点だという。結構レベルが高いなと思いながらやって、さっさと出したところ98点。なんかあっけなかった。いくつかあいまいなところがあったので、90ちょいかなと思っていたんだけども。とりあえずこの成績でどうのこうのはないのでよし。15時からは書類書き。仕方ないといえば仕方ないのだが、長崎県の免許センターの話ばっかりでたいして書類を書くこともなく。15時半くらいに終了。
そのあと、果たして終わったあとも居残れるか、というのを聞きに行ったがおっさんのひとことでダメに。ったく、受付のおねーちゃんが今日に限っていない。おっさんは対応が悪くてどうもいけない。でも、そんなことは言ってられない。いられないとわかった以上荷物まとめて出なければ。しかし、いられると思っていたので帰りの予約も今日の宿も決めてない。まあ、部屋に戻る。連れが勉強していた。そのことを言うとびっくりしていた。これから2日はヤツは1人でがんばるのだ。連れは17時からあるので出る。家に電話をするが誰も出ない。とりあえず、荷造りをはじめるが、いろいろ買ってしまったのでしまい切れない。よって、以前スーパーでもらってきた段ボールに本とCDをつめて、ガムテープ借りてコンビニに持っていく。いくらかかるかわからんので着払いで出す。そのあと部屋に戻って荷物一式持ってスクールバスに乗って駅へ。だいたいこれで18時半。決まってからは早かった。まあ、最後に担当の先生に挨拶したし、ちょっと仲良くなった先生にも挨拶したし、それでよかったけども。
さて、駅に着いたがこれからどうするか。とりあえず大分に行きたいと思っているのでなんとか絡むルートを考えてみる。最初は久大本線で大分に行って豊肥本線で戻ってきてさくらのソロで帰ってこようと思っていたが、鳥栖と久留米の間がかぶってしまうので片道乗車券にならずに効率が悪い。とりあえず、鳥栖までは普通の乗車券でそこから同じようなルートで片道乗車券を買おうと思う。そのほうが合計しても2000円くらい安い。この間何十分かみどりの窓口の時刻表とにらめっこ。なんとも変だ。そして、窓口のおねーちゃんにさくらの個室があるか聞いてみたがなんと満席。普通のB寝台はいっぱいあるらしいがなんとも煮え切らない。で、困ったところで時刻表を見ると富士があった。すっかり忘れていた。しかもソロがある。ってことで、今度は富士のソロを見てもらう。なんと残りの1つ。おまけに偶数だから2階だ。最初から富士の存在がわかっていれば悩むこともなかったのだが。個室の人気はすごいみたいだ。乗車券もすっきりと久大本線から日豊本線を上っていくルートにした。だいたい3000円くらい安くなったし。日豊本線ルートは彗星しか頭になかったので助かった感じだ。
まあ、それはいい。で、そのあとはお土産を買う。バイト先にカステラを買っていこうと思ったが、値段の割りに量がないので断念。家にカステラを買うことにしてバイト先には「せんぺい」を。バイト人が増えまくったので質より量だ。これも着払いで出そうと思ったができないという。で、駅の中に宅急便取扱所があるからそこがあいてるか見てきたがなんと閉まっている。困ってしまったがおばちゃんが頼んでおいてくれるとのこと。これで安心して買い物ができた。結構まごついたけどのんびりしてていいね。そのあとは駅構内の店でとんこつラーメン。麺がくせがなかったのでまあまあうまかった。ただ、スープはとんこつというには薄い。なぜ喜多方ラーメンもあったかがわからんが。そのあとはまた駅の中にあるスーパーでうまかっちゃん5袋入りを買う。これも立派な土産だ。九州では普通にスーパーで売っているが全然東では見かけない。
まったく今日の宿が決まらないまま20時ちょい過ぎに特急に乗って佐世保を離れる。最後にもう1度海に沈む夕日を、夜ライトアップされた船をゆっくり見たかったものだが。名残惜しいけど仕方ない。一応鳥栖までの特急券を買ったので、鳥栖で見つからなかった場合博多あたりだったら安い宿があるからそこに泊まろうと思っていたが、そういや佐賀があるなと。はなわがあんな歌を歌ってるし、連れも全然栄えていないところだ、と言っていたが県庁所在地だけにどうにかなるだろうと思って下車。なんとも駅の作りがしょぼい、駅前の活気が全然ない。うちの地元と同じかどうか、って感じで。でも、さすがに県庁所在地だけあってホテルは多い。ふらふらと歩いていくとシングル4500円って書いてあるビジホがあったので入ってみる。飛び込みでホテルに泊まるっていうのははじめて。なんか電波少年のヒッチハイクの旅を思い出した。まあ、こんな時期だし、平日だしですんなりOK。税込みでも4725円だから全然問題なし。5000円以下ならいいかなと思っていたので。仮に、博多で3000円で泊まったとしても経路からはみ出してるから鳥栖までの往復で1500円近くかかるのでほとんど佐賀に泊まるのと差がない(別にシャレではない)やや古いかなって感じだが、風呂もあるし快適だ。今日は風呂に入れないかなと思っていたから。
さて、書いていたらいつの間にか23時を過ぎた。明日は早いのでもう寝ることにしよう。
2003年09月10日(水)
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