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日本中を熱狂の嵐に巻き込んだ「宴」も終わり、今日から7月。 文月。私の生まれ月でもある。日記も、新しくした。 昨年の今頃は、シベリア行きをひかえて、旅行の支度などをしていたのだった。 あじさいが無惨に変色していくさまに、片想いのかなしみを重ねてみたり・・・。 旱梅雨で、暑い毎日だったように思う。 今年は、雨が多く、水不足の心配はなさそうだ。 昨日は、いつもの芝居友達と、「雨にもマケズ」という、ちょっと変わったものを見に行った。 詩の朗読と、パントマイムの組み合わせ、それにオカリナの演奏が加わり、倉庫のような小さな空間で、なかなかの熱演だった。 パントマイムというのは、じかに見たのは初めてである。 俳優の汗がしたたり落ちるのがよく見え、惹きつけられてしまったが、終わってから、役者が観客に挨拶したのは、蛇足だったと思う。 舞台は、最後まで虚構の空間であってほしい。 パントマイムといえば、まず心に浮かぶのは、もう遙か昔になってしまった「天井桟敷の人々」という映画での、パントマイムの場面。 フランスの誇るパントマイム役者、ジャン・ルイ・バローの演技のすばらしさである。 日本では、パントマイムというのは、あまり人気がないのか、都心からかなり離れた、このような空間でやるのが、精一杯なのかもしれない。 その2日前に見た、文学座の芝居も、同じ友人と一緒だったが、こちらは、信濃町アトリエでの、シリアスドラマ、「ロベルト・ズッコ」。 次々と殺人を犯す主人公の心情が、今ひとつ伝わってこなかった。 悪人を主人公に据えてのドラマは、説得力が必要である。共感できるものがないと、見ている方は、乖離してしまう。むずかしいものだと思う。 でも、舞台は、楽しい。 役者と観客、舞台の空間が一体化して、初めていい芝居が生まれる。ナマの魅力である。 今月は、贔屓役者、内野聖陽演ずるところの「藪の中」がある。 この人の舞台は、いつもチケットを手に入れるのがむずかしいのだが、芝居友達の尽力で、席が取れた。 芥川作品を、現代に置き換えて、どんな芝居を見せてくれるか、今から楽しみである。 2002年07月01日 15時03分43秒
ワールドカップの騒ぎを苦々しく思っている人もいるらしい。 それどころじゃない状況が、日本でも、世界のあちこちでも起こっているのに、ということだろう。 でも、そういう現実はそれとして、みんなが熱中しているサッカー、開催地でなければこれほど関心を引かなかったに違いないが、とりあえず、平和なこの国で、ワールドカップが行われたことを、私は素直に愉しんでいる。 今日は、学生時代の合唱団の同窓会に、連れ合い共々出かけるはずが、私は足の爪先を痛めたために、急遽、欠席、うちで一人で、韓国ートルコの、三位決定戦を見た。 通常だと、3位決定戦は、あまり盛り上がらないそうだが、韓国もトルコも、どちらも死力を尽くしての好試合だった。 スタンドは圧倒的に地元韓国の応援団で占められ、私はトルコに勝ってほしいと思っていたが、結果は3対2で、トルコが勝った。 終わると、トルコの選手が、韓国チームの一人一人の肩を抱くようにして、スタンドの声援に、ともに応えていたのが印象的だった。 明日は、決勝戦、ブラジル対ドイツ、私はブラジルを応援するが、どうなるか。 ひと月続いたスポーツの宴、明日で幕を閉じる。 2002年06月30日 00時41分05秒
「秘書」のところに、またウイルスが来た。ウイルスバスターが入り口で食い止めて、感染はまぬがれたが、困った話である。 発信元に、心当たりがあるので、調べたら、さる有名な政財界のセミナーに属する人だという。 「秘書」は、その人を直接には知らないので、やはりなりすましかということで、警告メールを送ったそうだ。本人が知らずに、アドレス帳から、あちこちにばらまかれているかもしれぬからである。 「秘書」は、ホームページに、ネット用のアドレスを表示しているが、今回のウイルスは、そのアドレスにではなく、標準アドレスの方に送られてきたということで、うっかり開けたら、アドレス帳に乗っている人たちに広がって、多大な迷惑をかけるところだった。 ネット社会は、原則匿名であり、どこの誰とも知らぬ人とも交流可能である。その利点を、よい方に持っていけば、限りなく世界が広がるし、知識も増え、別の人間を演じる楽しみもある。 しかし、一歩間違えれば、大きな危険も潜んでいる。時に、いろいろなサイトに見受けられる、トゲのある書き込み、個人攻撃、それらは、管理者によって、削除はされているにしても、見苦しいことである。 ルールを守り、礼儀正しくつきあっていれば、気持ちよく、参加できるネットの世界、自戒も込めて改めて考えさせられる。 ウイルスメールは、私も何度か、受けたことがある。いずれも水際で食い止め、被害はなかった。 ホームページには、ネット用のアドレスを表示してあり、時に、ウイルスメールかと思えるような、容量の大きいものがくることがある。 そのようなものは、送信者名や件名から大体わかるので、開かずに削除する。 サイトの中には、ウイルスが含まれているものもあるらしいので、このごろ私は、知らないホームページを開けたり、あちこちネットサーフィンすることも、控えている。 インターネットセキュリティも、中以上に設定してあるので、見られないサイトもある。危険を冒してまで、見たいものが、そうあるわけではない。情報量はぐっと減るが、私は、その程度で結構。 私のホームページは、サーチエンジンにも登録せず、自分が参加しているサイトの一部にしか知らせていないので、見に来る人も少ないし、リンクも最小限度にしているので、広がりもあまりないと思う。 ボードもメンバーを決めて愉しんでいる。 ネットを大いに愉しむと言うことには、ほど遠い代わり、危険は少ないし、私のページからウイルスで、人に迷惑をかけるということも、避けられていると思う。 ホームページの中には、ウイルスや、不愉快書き込みを懸念するあまり、はじめから必要以上に、警告や注意書きをしているものがあるが、せっかく覗いてみようかと思っている、善意の訪問者にとっては、あまり感じのよいものではない。 多少のことは覚悟で門戸を広げるか、安全第一で、限られた人たちと、その範囲で愉しむか、人それぞれのやり方があるだろう。 私は私のやり方でネットを愉しんでいたいが、それが通用しなくなったら、潔く、この世界とおさらばする。 2002年06月29日 10時09分03秒
木曜講座の帰り、本屋に寄った。 私のうちは、親の代からの書物で、家が傾きそうになっているので、なるべく本は買わず、図書館で借りてすませるが、それでも、時々、本屋に行く。 横積みにしてある本を眺めていると、世界の動きがわかるような気がするし、雑誌などは、目次と、書き手をみるだけでも、世の中の流れが想像できる。 雨の日などは、本屋の棚を片端から眺めて歩く。そして、やはり、文庫本の1冊くらいは、買ってしまう。今日は、1時間半ほど過ごした挙げ句、旅行の本、俳句の雑誌、それに井上ひさしの「作文教室」を買った。 昨日、パソコンが返ってきて、ファイルのインストールや、保存してあるデータを戻すのに、半日かかった。そのうちに、サッカーのトルコーブラジル戦が始まり、中断。 今日は、午前中かかって、メールソフトの復旧や、ホームページのメンテナンス、やっと正常に動き出した。やはり、ハードディスクが壊れていたようだ。メーカーは、取り替えたと言ってるので、一応信用することにして、今後は、なるべくまめに、記録を付けておくことにした。 1週間、連れ合いのpcから、ボードや日記に書き込んでいたが、お互いに、落ち着かないことであった。 自分の机に座り、リニューアルした自分のパソコンから、日記を書く次第。 2002年06月27日 23時21分52秒
ワールドカップ韓国ードイツ戦を見た。(テレビで) 韓国の勢いは、とどまるところを知らず、なんだか決勝にまで行きそうな気がしたので、私はドイツを応援した。 ところが、ドイツが勝ってしまった。 サッカーのスタイルが違うが、ドイツの方が、一枚上だと思った。韓国の粘りも、相当なものなので、いままで、熾烈な戦いを演じて、勝てない相手にすべて勝ってきているので、もしやと思ったが、やはり最後は、実力の差で結果が出た。 よく頑張った、お疲れ様といいたい。 最後は、ブラジルードイツで決するのだろうか。 新しい冷蔵庫が来るというので、朝から待ち、業者が運び終わるのに立ち会い、運転開始と庫内の掃除、使い方を飲み込むのに、一日費やした。 すべてが、順調に流れ出した頃、外出していた連れあいが帰ってきた。 主婦の仕事の中には、体を動かさなくてもいいが、ただ家に待機していなければならないという、仕事もあるのである。 最近は、女が大半仕事(報酬を伴った)を持つようになり、専業主婦は、役立たずのようにいわれる。テレビで、「専業主婦は、奴隷だ」といった人がいて、それが男の意見なら、敵だから仕方ないが、女がいうのだからあきれた。 だいたいが、大学教授とか、企業の管理職とか、偉そうな人たちである。私は、この種の女が嫌いである。 お金は一銭ももらわなくても、地域社会で昔から、子供や年寄りを支えてきたのは、普通の主婦たちだった。 ボランティアなどという言葉のない時代から、黙って、自分の愛するもののために、働いてきたのである。 いまは、少数派になってしまったが、私は、主婦1年生の頃から、その人たちの背中を見て、いろいろなことを教わってきたのだった。 声高に、自分のしていることの価値を主張しないからといって、主婦の年金を引き下げる必要が、何処にあるのだろう。 経済的効果で、人間の価値を計る社会というのは、潤いのない、ぎすぎすした世界のように思える。 2002年06月26日 00時40分16秒
10日前に冷蔵庫が壊れてしまい、修理を頼んだら、コンプレッサーがだめになってるので、取り替えねばならないが、部品、修理工事ともで6万円ほどかかるという。 「エー、なんでー」と思ったが、要するに寿命なのだそうだ。12年使ったのだから、寿命といわれれば、そうかと納得する。そして、コンプレッサーを換えても、いつまで保つか分からない、あまりお奨めしないという返事だった。 連れ合いは新しもの好きなので、そんな話を聞くと、すぐに買い換えたがる。 私は、あきらめるのに、時間のかかるタチなので、息子の部屋に残っている小型冷蔵庫に、その日その日の食料を買って、しばらく過ごしてきた。 しかし、買い物が忙しいし、氷がないと一日も過ごせないうちの飲み助が、やいやい言うので、今日電気屋に行き、新しい冷蔵庫を買った。 明日、届くそうな。いままでの場所と、サイズが合わず、幅が狭くなる代わりに、奥行きが深くなって、少し出っ張るというのが、気に入らないが、家電メーカーは、時々モデルチェンジしないと、営業が成り立たないのだろう。 電気屋の帰り、緑化センターというところで、鉢植えの花を買い、庭に移した。日々草と、サルビア。 昨日は、朝顔のプランターに、棒を立てたり、網を張ったりした。去年咲いたブルーの朝顔から、たくさん種が穫れたので、適宜土に蒔き、赤や白などのものを買い足して、いずれ、朝顔のネットができることを期待している。 昨年、ベランダに糸を張って、色とりどりの朝顔を楽しんでいるという人の話を聞き、来年は私もと、種を大事に仕舞ってあったのだった。 朝顔や秘めたることの秘めしまま 2002年06月25日 00時37分14秒
この数日、連れ合いのメールボックスに、ウイルスが立て続けに入ってきて、その送信元が、どういう訳か、連れ合いの古いメールアドレスになっているという。つまり、誰かが、連れ合いの旧メールアドレスを使って、あちこちにウイルスを送りつけているということになる。 これは、なりすましといって、誰かが別人のアドレスを借りて、その人になりすますというもので、今、流行っているそうだ。 連れ合いは、そのアドレスは変えてしまって、もう1年近く使っていないし、しかもネット上のものなので、標準アドレスと、ネットの旧アドレスの両方を知っていて、アドレス帳に入れている人でないと、送られてこないはずだという。 「いったい誰だろう、気味が悪い」と気にしながら、その都度駆除し、心当たりに問い合わせたりしている。 気味が悪いといえば、私もちょっと気になっていることがある。 私も参加しているあるサイトに、連句の書き込みをした人がいて、ハンドル名の下に下線が入り、名前の色が青くなっていた。 これは、メールアドレスを入力していることを意味する。カーソルを当てると、下のバーに、アドレスが表示される。 ハンドル名に覚えはないが、何気なくカーソルを当ててみたら、アドレスが表示されたが、そこに使われている英文字と数字は、私のホームページや、本名のアルファベットに、かなり一致するものだった。 偶然の一致かと思うが、ちょっと気味の悪い話ではある。 偶然でないとすると、誰かが私のホームページアドレスと、名前の一部を、自分のメールアドレスにしていることになる。 その書き込みの主は、一度登場しただけで、それ以後見ないが、誰だか分からないだけに、気にはなる。 サイトの責任者に問い合わせるわけにはいかず、問題のメールアドレスの主に、直接訊くのもためらわれる。 しかし他の人には、関係ないことであるし、何か被害を受けたわけでもなし、本当の偶然かもしれないので、静観することにした。 2002年06月24日 15時44分53秒
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