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朝顔や想いの丈は測られず みづき(8月11日江ノ島) 今朝、夫が大学病院に行くので、珍しく早起きした。 雨戸を開けると、南南西に向いた窓の傍に、朝顔が二十輪ほど開いている。今まで、あまり気づかなかったのは、起きるのが遅かったからだろう。 ついでに、ほかのところお調べてみたが、私の書斎の窓の下に、赤い花が二輪ほど。 南南東に面したベランダは、ちょっと勢いがなくて、ブルーが三輪。 ここは、上に大きな樹があるので、日当たりがよくないせいだろう。 しかし、蕾がたくさん付いているので、これから咲くかもしれない。 同じ頃に、まいた種が、いろいろの条件の違いで、開花に差がある。 色も、ブルー、赤、紫、絞りといろいろ蒔いたが、あまり計算せずにやったので、見た感じがよくないが、来年の参考にする。 朝食の支度をして、テーブルにつく前に、夫にデジカメで朝顔をとってもらう。 うまくとれたら、ホームページを飾りたいと思う。 昨夜、ホームページの改造に取りかかったが、ディスクと、ネットの具合が、あまりよくないので中断。 ソフトの中の原稿作成のみで終わる。 なにを表示し、なにを非表示にするかが、思案のしどころで、考えあぐねている。 とりあえず、今アップされているものと同じようなページを別サーバーに作り、公開用」と「非公開用」に分けてみる。 作ったファイルは、みなとってあるので、表示の問題のみだが、アップロードの方法にわからないところがあり、ソフトのメーカーに、問い合わせているところ。 新しく作るページには、いままでのものの一部に加えて、介護の問題を考えるページを入れるつもりである。 今日は、昨日に次いで暑くなりそうだ。 家事を能率よく片づけ、美容院に行かねば。 来週はじめは、佐渡に行く。楽しみである。 2002年08月30日 08時56分29秒
昨日、信州から東京に帰ってきた。 ひと頃に比べて暑さは和らいでいるようだが、やはり高原とは違い、今日は少々蒸し暑い。 風はあるが、さわやかとは行かない。 なんだか、ずいぶん久しぶりの暑さのように感じる。 出先では、思うようにインターネットが使えず、メールの返信などもそのままになっていたので、帰ってから、早速、返信。 元々私は、メールの送受信は少ないので、頂いたら、なるべく早く返すのを原則としている。 今日は、私のホームページを見てくれている人から、メッセージがあった。 社会的な広がりのない私の日記なども、読んでくれる人がいるのは嬉しい。 ひと月前、私のホームページに関して不快なことがあり、いっそ閉じてしまおうかとさえ思った。 でも、こうして、少ない数ではあるが、好意を持ってみてくれる人があることを考え、また、私自身も、せっかく一人で、半年がかりで、ここまで作ってきたのだからと思い直し、ページ全体を、この際、編成替えすることにしたのだ。 イヤなこと、それにからむ人間たちのことは、もう考えないことにした。 けろっと、何もなかったようには行かないだろうが、メソメソ嘆いても仕方がない。 所詮、偏見と悪意のあるところに、何かを求めるのは、無理なのだから・・。 折りも折り、だいぶ前にリンクの依頼をしたまま忘れていたサイトから、「掲載しました」との知らせがあり、もはや自分の感情だけで、簡単に消すことも出来ないなと悟った。 当初、私はホームページを、自分のメモ代わりに考えていて、サーバーに置いておくのは、銀行の貸金庫のようなもので、時々、取り出して、一人で愉しんでいれば十分と、思っていた。 でも、コンテンツが増えるに従い、自分だけで見ているのは、物足りなくなってきたのである。 さらに、連句のボードを設けてからは、連句関係のページだけは、関心のある人に、なるべく多く見てもらいたいと思うようになった。 しかし、世の中には、いろいろな人がいる。 こちらの考えが、そのまま受け入れられるとは限らない。 「坊主憎ければ袈裟まで」という言葉があるが、「あの人が作ったホームページなんか、見たくもない」という人がいてもおかしくない。 ネットは、虚構の世界、削除も、アップロードも、一瞬のうちに出来てしまう。 人間の気持ちより重く見ることはない。 ファイルは、保存しておけば、いつでも復帰が可能だが、傷付いた人間の心は、簡単には元に戻らない。 インターネットは、人間関係を豊かにするためのもの、それが大きな顔をしてのさばるようになったら、捨てた方がいいのだろう。 そう思いつつ、ホームページの更新に取りかかったところである。 2002年08月29日 20時09分10秒
木々の間を抜ける風の音を感じながら、持ってきた本のうち、三冊を読む。 高橋治「ひと恋ひ歳時記」、これは「俳句」という雑誌に連載されていたもの。 大庭みな子「楽しみの日々」、六年前脳血栓で倒れた作家の闘病とリハビリの日々を綴ったもの。 久世光彦「薔薇に溺れて」、この人の本は、車谷長吉と共に、愛読している。 それぞれ、興味深く、面白かった。 先月見た井上ひさし芝居「太鼓たたいて笛ふいて」のなかに、藤村の「新生」に絡む話がでてくる。 これは、今まで読んでないので、持ってきたが、ちょっと時間がない。 上九一色村にゴルフに行っていた夫が帰り、静寂は破られた。 明日、掃除をして、東京に帰る。雨になるとの予報である。 東京に帰ると、懸案事項がいろいろ待っている。 まずホームページを作り替える。 佐渡の小旅行。 深川の連句の会、俳句文学館の連句の会に行く。 短歌十首送る。 漱石「夢十夜」についての講座を聴きに行く。 初台に、オペラを見に行く。 小田急沿線の連句の会に行く。「いらっしゃい」と言ってくれるところを大事にしたい。 その合間に、夏物をしまい、暑さを理由に怠けていた家の中の整理整頓をする。 そろそろ、万一の時に備えて、身辺整理も、ボツボツ。 両親の顔も見に行かねば。 これだけのことを、九月中に全部出来るかどうか、自信がない。 パソコンの前に坐る時間を、今までの半分にするつもりだが、どうなるか。 この一ヶ月、私にとっては、大事なものをなくし、人に裏切られたつらい日々だった。 でも、時間の経過のすばらしさ!そして自然の治癒力! ほんの少しばかりだが、森が癒してくれた。 ともあれ、季節は確実に、秋になってきている。 2002年08月27日 21時56分51秒
今回の森の生活も、四日目。 昨日から、良い天気になり、日中は、太陽の下では暑いほどである。 昨日は、近くに来ていたY子さんが、こちらに寄ってくれることになっていたので、夫と共に、八ヶ岳農業学校に、迎えに行った。 ここは、学生が作った新鮮な野菜、果物、花などを、大きな売店で販売もする。 日曜日ということもあり、沢山の人達だった。 そこで、お仲間と別れたY子さんを乗せて、いったん我が家に落ち着き、あらためてドライブに出かけた。 湖のそばのレストランで昼食。 それから「マリー.ローランサン美術館」に行く。 白とグレイ、黒を基調にした作品を、テーマにしていた。 併設の野外彫刻も見て回る。 一番暑い時間で、すこし疲れたので、ほかには行かずに帰る。 夕飯は、家庭的なカレーライス。 巨人戦が気になる夫はテレビにお引き取り願って、Y子さんと私は、連句両吟を開始。 野外彫刻の中に、北村西望の作品がたくさんあったが、発句が刻まれた碑があったので、それをもらって脇起二十韻をはじめる。 打ち合わせもしなかったのに、2人とも、歳時記を持ってきていたのは、かなりハマッているというべきか。 夜10時。連日あまり寝てないというY子さんがコックリをはじめたので、半分で中断する。 今朝、夫は、一泊どまりのゴルフに出かけた。 朝食のあと、Y子さんと昨日の二十韻の続き。昼過ぎに終わった。 3時過ぎ、帰る彼女を散歩がてら、離れたバス停まで送っていった。 中央線特急は、幸いガラガラで、無事帰宅したそうだ。 たった1人になると、周りに、ほとんど人がいないことに気づく。 改めて、森の夏は、終わったのだという感じがする。 数日前から、隣のうちに、主の車があるくらいで、道を通る人もいない。 井上ひさし「わが友フロイス」を読む。 短歌の締め切りが迫っている。 前回は、とうとう欠詠してしまった。 連句の頭を、切り替え、これから31文字に、取り組まねば・・。 2002年08月26日 23時49分12秒
森は秋を迎えようとしている。 昨日はかなりの雨、今日も、朝のうちは曇っていて寒かった。 「紅葉しかかってる樹があるよ」と、家人が教えてくれた。 夏休み最後の週末と、テレビがさかんに言っている。確かに、来週の土曜で8月は終わりだから、そういうことになるのかも知れない。 夏の間だけ走る巡回バスも、明日で終わる。 明日、たまたま近くに来ているY子さんが、うちに来ることになっているので、今日は掃除や買い物。 最近、怠けていたので、久しぶりの客迎えのための、窓拭きやら、押入の整理などに精を出した。 以前は、来るたびに、念入りに掃除したものだったが、だんだん横着になる。 20年以上経過して、この山荘も、大分古くなった。 もはや木の香りもしなくなったが、外側の塗装、敷地内の樹木の枝落としや、草刈り、屋根の掃除などは、業者に頼んでいる。 10月半ばになると、水が凍るので、水抜きを頼んで、春まで、閉荘する。 来年は、インターネットも使えるようになりそうなので、夏は、なるべくこちらで過ごしたいと思う。 家人が、ホームページを全面的に変える準備をしている。 今までのサーバーにあるスペースを、95パーセント使ってしまったので、別のサーバーに変え、そこからリンクするやり方をすべく、作り始めている。 そこで私も、ホームページを、編成し直すことにした。 関心のある人に、なるべく多く見てほしい連句部門は、今までのまま置いておく。 それ以外の、「虚」の部分は、メビウスのかなたに、アドレスを移すことにした。 顔も名前も知らないから「虚」の世界を愉しめるのだが、いつの間にか、顔見知りの観客が増えてきた。 面識のある人のホームページを見る場合、暗黙のルールがあると思う。 「見てますよ」と、明言して訪問し、時には、感想やアドバイスを述べたり、参加型のものなら、積極的に参加する。 もう一つは、黙って見る代わりに、内容その他について、一切批評がましいことはせず、見ていることさえ伏せて、完全に「実」の部分と切り離した態度を貫く。 実生活の場で、話題にしたり、勝手に他の人にアドレスを教えたりしないのは勿論である。 どちらも私にとって、大事なお客さんである。 しかし、時に「虚」を理解しない人が、私のページの「その部分」を見た場合、現実との落差というのは、「有害」でしかないかも知れないので、目に触れないように、配慮すべきだと思ったのである。 これは、じつは皮肉であって、本当は、イヤなものは見ない自由があるはずなのだ。 それを、こっそり覗いているくせに、バツの悪さを隠そうとして「見せる方が悪い」などと、人のページに、ケチを付ける。 そういう観客は、ご遠慮願いたいからである。 ネット上でだけ知っている人は、そんなことはない。その方たちには、メビウスのかなたのアドレスを、ご案内すればよい。 東京に帰ったら、早速取りかかる。楽しい作業になるだろう。 2002年08月25日 01時12分25秒
この数日、涼しい日が続く。 先日の台風が、熱気を運び去ってくれたのだろうか。 夕方、シャワーを浴びて、いい気持ちになったので、ちょっと歩きたくなった。 暑いときは、あまり外を歩きたくないので、少し運動不足になっている。 連れ合いが「ソバを食べる会」というのに出かけたので、夕飯を作る手間が無くなり、それなら、散歩がてら、普段は自転車で行っているスーパーまで、歩いていこうという気になった。 片道1キロほどの距離である。 途中の郵便局にも、投函したいものがあった。 6時、まだ明るいが、すぐに日は暮れる。 黄昏時である。 郵便局に行くと、手前の市役所の中庭で、なにやら賑やかな音。 見ると、音楽に合わせて、阿波踊りの練習をしているのだった。 20人ぐらいだろうか。 テープの笛や太鼓の音に合わせて、輪を作って動いている。 そういえば、毎年、駅前の大通りで、阿波踊りがあり、町内会や、いろいろなグループで、踊りを競うのが、この10年ばかりの行事になっており、結構盛んなようである。 中庭で練習していたのは、市役所の若い職員らしい。 立ち止まって、少し眺めてしまった。 郵便物を出し、そのままスーパーに行き、自分一人用のいなり寿司など買い、外に出ると、すでに日は暮れていた。 市役所の中庭では、薄暗いなかで、まだ練習が続いていた。 ライトアップの設備はあるはずだが、市民の非難を恐れてか、明かりは付けないのである。 もっと堂々と、通りがかりの人たちも呼び込んでやればいいのにと思いながら、通り過ぎた。 湯上がりの体を、スーパーの冷房に冷やされたためか、少しのどが痛い。 夜更かしが続いている。今日は、早めに寝るとしよう。 明日から、また信州に行く。 2002年08月22日 19時48分28秒
日曜日、台風が来るというので、高速道路が閉鎖になっては大変と、予定を早めて帰ってきて、すぐに雨になった。 そのまま、昨日一日、風も吹いて、結構な降りだったが、今日は、快晴。 暑さも和らいで、秋らしい一日だった。 まだ8月だが、歳時記は、初秋である。 大洗濯をしながら、初秋の句でも一句ひねりたいところだったのだが、どうも、日常から、飛躍するのが、私は下手なようである。 ひょいと、神経を、どこかに飛ばせる遊び心がないと、洗濯しながら一句という具合に行かない。 あきらめて、庭の朝顔の様子を見に行った。 紫と、青、それに絞りの入った赤が、少しばかり咲いているが、蔓の伸びばかりが勢いある割に、花が今ひとつ。 「先の芽を少し摘まなきゃだめだよ」と連れ合いが言うので、そのようにする。 ベランダに張ったネットに、蔓が絡み始めているものの、まだ、蕾が見えない。 鉢に、輪をかけた方は、花が咲きそうである。 朝顔の時期というのは、いったい何時なのだろう。 熟年の人たちがやっているホームページの中には、花の写真が、載せてあるものがある。 写真自慢が多いようだ、季節季節の花を、大きな画面いっぱいに、載せて公開している。 時々、覗かせてもらって、愉しんでいる。 そして、礼儀として、そのサイトに掲示板があれば、「見せていただきました」とひとこと、ご挨拶をしておく。 昨日、見つけたある女性のホームページには、芙蓉の花が、まるで浮き上がってくるように、見事にページを飾っていて、思わず見とれてしまった。 5日ごとに、写真を換えるのだという。 これから、ちょくちょく、訪問して、花を愉しませていただこうと思う。 心が傷を受けたとき、いやしてくれるのは、こうした花と、美しい音楽である。 2002年08月20日 21時08分42秒
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