沢の螢

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あなたへ
2002年12月07日(土)

もしこころの掛け違いがなければ、そして私がもっと寛容な人間だったら、きょう、第一土曜日の午後、顔を合わせていたであろう場所に、あなたはいるはずだ。
その存在を、一日も忘れたことはないけれど、もはや、決して交わらない座標軸に、あなたと私がいる。
インターネットのサイトから、かすかに窺い知るあなたは、前と変わらず、元気に、自分の伝えるべきことを、発信している。
あなたのほうからは、私の姿は見えないが、その意志さえあれば、私も変わらずに、同じ発信をしていることがわかるはずだ。
それを、知りたいとは思わない。
やがて、お互いの記憶の中で、形を変えて、忘れ去られていくだろう。
二人の共同作品が、確かな形で残っているとしても・・・。


連詩の楽しみ
2002年12月05日(木)

夏に、ある女流詩人の連詩についての講座があった。
私は連句をやっているので、それに関連して、詩や句歌の連作というものに、興味がある。
詩については、20年以上前に、今は故人となった女流詩人について、2年ほど勉強しただけである。
受講生が合同で2冊詩集を出し、私もその中に6編ほど加えてもらった。
でも、私の詩は、散文的で、詩的精神に乏しいような気がして、そのまま遠ざかってしまったが、今、また興味が出てきている。
サイトには、連句用のボードを二つ置いて、常時付け合いをやっている。
これは、大変愉しいし、大体が知っている連句仲間なので、やりやすい。
連詩は、夏の三日間の講座で、一つの連作が出来た。
とても面白い経験だった。
機会があればまたやりたいと思うが、なかなか同士もいないので、試しにネットでやってみることにした。
そして一月になる。
今までに三編の作品が出来た。
たまたま、夏の連詩で一緒だった人に言ったら、参加したいというので、パソコンを持たない彼女からは、ファックスで投稿してもらった。
プロの詩人たちの間でも、連詩をやる人は、多くはないようだ。
詩人は、一国一城の主だから、共同作品などには、なじまないかも知れない。
どういうことになるのか。
細々と続けばいいと思っているが・・。


ブルーな気分
2002年12月04日(水)

昨日は、いい天気だった。
天気の日には、少しばかり働く。布団を干したり、掃除機をかけたり・・。
家事は、いくらやってもキリがない。さぼれば家の中は、どうしようもなくなる。
年末は、だんだん周りがあわただしくなるので、憂鬱である。

今朝、あるサイトを覗いて、ますます憂鬱になってしまった。
これは、夏頃まで私も参加していた俳句のページ。
句会がちょっと変わっていて面白いので、はじめから参加していた。
でも、このサイトの主と、あることで訣別してから、私は参加していない。
一度だけ、それとなく誘いのメールが来たが、私がピシャリと拒否してしまったので、いたくプライドを傷つけられたらしく、それきり何とも言ってこない。
「あら、どうも有り難う」とでも言って、受け流していれば済んだかも知れない。
ケジメのはっきりしないことの嫌いな私の性格が、そんなところにも出た。
昨年も、私はこの人とケンカして、そのときは、私のほうが悪いと思ったので、謝った。
すると「あなたは、ケジメのきちんとした人ですね。それはいいけど、へへへーと、さらっと話しかけてくれた方が、ニクめないですよ」と言うメールが来た。
今回も、向こうは、そんな風に流して済ませたかったのだろう。
しかし、昨年のことは、1対1の話。
今回は、第三者が絡んでいる。
1プラス1対1の話である。へへへーで済むことではない。
私が、一番怒っているのは、この点なのに、ちっともわかっていない。

だから、そんなサイトなんか無視して、覗かなければいいのだが、まだ、覗いてみたい私がいる。
ネットの上だから、誰が参加してもいいはずだが、顔が見えなくても、パソコンの向こうで拒否しているのがわかるので、眺めているだけである。
疎外されるのはイヤなものだ。
そう思いながら、指を銜えて見ている私がいる。
愉しそうな縄跳びの輪に入れずに・・・。
それを知って、これ見よがしに、私の知っている人たちを、くまなく勧誘して、ずいぶん思いやりのない人だと思う。

「自分が思うほど、人は他人のことは気にしてないから、イヤなことは忘れた方がいいよ」と、慰めてくれた人がいた。
その通りだと思いながら、気分はますます落ち込んでいる。



冬ぬくし
2002年12月03日(火)

午前中は暖かかったので、布団を干し、洗濯をする。
パソコンを付け、時々覗きながら。
連句の付け合いが始まったので、管理人としては、一日何回か、進行状況を把握したり、書き込んだりで、忙しい。
連句メンバーの一人が、「連詩」のボードを見たいというので、URLを教える。
「見るだけじゃなく、参加してね」と言っておいた。
夜、連れ合いは、呑み仲間との会へ。
私は、夕方のウオーキングを兼ねて、日用品の店に行き、ファイルブックや、洗剤などを買った。



二人だけの連句会
2002年11月23日(土)

祝日だが、連句会は、いつもの通りやりますと、当番の人が言ったので、出かけた。
少し遅刻したので、焦って会場に着くと、なんと、当番の人が一人、ぽつんといるだけで、まだ誰も来ないという。
「場所と時間がもったいないから、始めましょうよ。そのうち誰かくるかもしれないし・・・」と、始めたものの、結局誰も来ず、たった二人の連句会となった。
半分も進まなかったが、時間いっぱいまで、付け合いをし、会場を出た。
「おなかがすいたわね」と、新宿駅内のデパートのレストランで、食事した。
相方は、私より十年年上の男性。
この三ヶ月ほど、心にたまっていたあることを、黙って聴いてくれた。
少し、気が晴れた。


ひらめき
2002年11月21日(木)

メカに強い人なら、こんなことはひらめきでも何でもない。
WEB上からソフトの中に取り込めなくても、もしや印刷は出来るのではないか。
寝ているうちに思い当たり、今朝、早速問題ページを、ネットで開き、そこをコピーしてみた。
出来た!
紙に出てきたものがあれば、これをもう一度入力すればいい。
こんな簡単なことに気づかないなんて!
機械で取り込もうとするからいけないので、一手間かければいいのだ。
WEB上から、取り込み出来ないと言うことは、一方で、やたらに人に盗まれないという長所でもある。
でも、印刷は出来るわけだから、悪い人が、私のどこかのページをプリントアウトして、素知らぬ顔で、自分のものにしてしまうことは出来る。
またそういうことに長けている人なら、私が出来ないと思っている取り込みも、難なく出来てしまうのかもしれない。
ネットは、印刷物に比べ、著作権が今ひとつ、確立されてない世界である。
私のホームページなど、盗む対象にはならないだろうが、警戒はしておいた方がいいのかもしれない。
写真や画像など、あまり悪気なく取り込むケースはあるようだ。


連句の会
2002年11月16日(土)

今日は、神楽坂で、連句の会があるはず。
2,3日前に案内がきて、いくつもりでいたが、寒いのでやめる。
まだ、パソコンの状態があまり順調でないので、それも気になるし・・・。
夫は「インターネットは、君には向かないから、やめたら?」と言っている。
それを、そうだと思う気持ちも、正直あるが、まだ、捨てきらずに、こうして、書き込んだりしている。
ネットには、ネットのエチケットというのがあって、私は、実生活でのエチケットと同じ感覚でいるが、そうでない考えもあるらしい。
時に、そんなことを感じる場面に遭遇する。
あるサイトで、掲示板に書き込まれた言葉尻をとらえて、AがBにくってかかる場面があり、ネットは、実際より、難しいのではないかと思った。
限界を知りつつ、楽しむというのが、ネット生活のルールであろうか。
そして、あまり深い議論は、ネットには期待しないほうがいいのかもしれない。



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