2025年06月14日(土) |
京都ALS嘱託殺人事件の私感 |
京都ALS嘱託殺人事件の裁判で上告が棄却されて、大久保医師に懲役18年という私からしたら理不尽な刑が確定した
残念でならない 最高裁までいって安楽死というものの議論をしてほしかった
私はこのことを事件とは思っていない ある意味、正当な医療行為だと思っている
亡くなられたの林優里さんの意思はどこにいってしまったのか
よくテレビで 難病に苦しむ方の頑張りをドキュメントとして放送するけれど、現実は生易しいものではない それにALSと診断された7割の方が人工呼吸器を拒否して亡くなられてるのだ
人は誰もが安らかに死にたいはずだ 安楽死に反対する人たちは生きること全てが人の手を借りなければならないとなったとき、死なせてほしいなんて思いません、と言い切れる人がどれくらいおられるだろうか
大久保医師が責められるとすれば ご家族やヘルパーの方々との話し合いが無かった点だろうか 林優里さんのお父さまは「このようなことが二度と起こらないように」と弁護士を通じて話されてるが、優里さんとお父さまは疎遠だった
優里さんの事情とは違うけれども 私はふと 久坂部 羊 の「善医の罪」という小説を思い出した
大久保医師の上告に当たって 裁判費用が足りないからと些少ではあるけれどクラファンに応募するくらい、私は大久保医師を無罪にしてあげたかった
本当に残念としかいいようがない
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