こぺろの日記
こぺろ



 南天

目が覚めた時

外は雨で

冷え冷えとした庭には

赤く赤くぎっしり実をつけた

南天の木

雨露に濡れて

いっそう重たそうに枝をもたげて

小さく小さくきしんでいる


私はもう果てることのない
夜明けをむかえている場合ではないのです。

ただ、何となくという言葉はもう
考えないのです。

あの子もあの人も
皆が心地よく生きて行きたいだけなんです。

でも、私は私のやりたいように
生きて行きたいのです。
それは多くの事を失う事のなるのでしょうか?
それは私の価値を下げるのでしょうか?

私は
私は

途方もなく悩める渦の中に吸い込まれようとして
いるのでしょうか?



2003年11月29日(土)
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