こぺろの日記
こぺろ



 色あせた世界

君に会わないということは

私のドキドキが半減するということ

君の声を聞かないということは

私のドキドキは半減するということ

君に言いたかった言葉は

どんどん小さくなっていって

痛みも伴わない




君が去っていくということは

あの

冷たい空気の夜や

ふわりと飛ぶ飛行機

夕暮れの曲がり角や

超特急の帰り道が

記憶にかわっていくということ



私の愛おしい記憶達





小さく絡み合う目線
首筋で感じる吐息

大きな安心は小さな不安で

眠れぬ夜を何度過ごしたのだろう


嬉しくても
悲しくても
わけがわかんない時も

とにかく私はよく泣いていた


暖かい
暖かい
暖かい

暖かい気持ちはまだ私の中に
あるのか。














2003年12月10日(水)
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